カテゴリー: 出店・開業

  • そば・うどん屋開業時の厨房レイアウトのポイントをご紹介!

    そば・うどん屋開業時の厨房レイアウトのポイントをご紹介!

    厨房を配置する際には、厨房内のレイアウトがとても重要となってきます。
    厨房レイアウトは後での変更が難しいため、作業効率が良く生産性の高いレイアウトをしっかりとシミュレーション行って決めるようにしましょう。

    厨房レイアウト

    厨房のレイアウトによって、作業効率・生産性が大きく変わってきます。
    しかし厨房区画内の設備やり直しは、後でやり直しがききません。
    限られた厨房スペースを有効に使うためには、余計なものを省き、メニューに必要な機器を最低限揃えることが大切です。

    厨房レイアウトを内装業者や厨房屋などの業者に全て任せっきりにして、後悔している飲食店様は数多くいらっしゃいます。
    どなたにも、自分流のやり方や動きやすい動線、使いやすい位置などがあるはずですので、イメージを重ね、使いやすいレイアウトを作ることが重要です。

    繁盛店を研究するなどして、生産性が高く効率の良い厨房を目指しましょう。

    種類

    まず、厨房の種類についてご紹介します。
    一般的な厨房として、次の3種類が挙げられます。

    ・オープンキッチン
    ・クローズドキッチン
    ・セミオープンキッチン

    それぞれ特徴や、お店の業種との相性もありますので、メリットやデメリットも考慮しながら決定しましょう。

    オープンキッチン

    オープンキッチンの特徴は客席から厨房内が見え、調理している姿が見えることです。
    昔から親しまれてきた厨房の形態ともいえます。
    調理する様子を間近で見ることができるので、香りや音などエンターテイメントとして楽しむ事ができます。

    また、調理過程をオープンにしておくことで、お客様に安心感を与えることもできます。

    メリット
    ・厨房と客席が近い為、少人数のスタッフで開業できる
    ・お客さんとの会話が生まれるので、リピーターが増えやすい
    ・調理過程を楽しんでもらえる
    ・料理の準備や提供のタイミングがとりやすい

    デメリット
    ・キッチン内のディスプレイや見栄えにも気を遣う
    ・初期投資が高くなる
    ・客席のお手入れが大変になる
    ・新人スタッフへの教育がしにくい

    クローズドキッチン

    クローズドキッチンは客席から厨房内が見えない形態です。
    そのため、客席の照明を落として雰囲気を作り出すこともできるフレンチレストランや、イタリアンレストランでは多く見られる形態です。

    厨房と客席を完全に区切ることで、お客さんは食べることや一緒に来店した人との時間を楽しむことに集中できます。

    メリット
    ・厨房のことを気にせず、客席の雰囲気を作り出せる
    ・料理人が調理に集中できる
    ・調理中の汚れが厨房の外に出ていきにくい
    ・厨房内の設備にこだわらなくても、客席の雰囲気を損なわない
    ・新人スタッフへの教員が実践の中で行える

    デメリット
    ・料理ができてから運ぶまでに時間がかかる
    ・料理を出すタイミングが分かりにくい
    ・料理を運ぶスタッフが必要になる 
    ・厨房内の整理整頓が疎かになりやすい

    セミオープンキッチン

    セミオープンキッチンはオープンキッチンとクローズドキッチンの長所をいいとこ取りした形態です。
    完全にオープンするのではなく、厨房の一部だけをお客様から見えるようにしたり、空間の区切りをガラス張りにしたりするセミオープンキッチンスタイルのお店が増えてきました。

    メリットは多いですが、両方のデメリットも多少引き継いでいるため、セミオープンキッチンを採用する場合は、店舗のコンセプトをしっかりと考えましょう。

    パターン

    厨房は、お店の顔となるメニューを生み出す場所です。
    メニューの内容によって、「限定型」と「フルライン型」の2つに分けることができます。

    限定型

    こちらは、限られたメニューに特化している厨房です。
    ラーメン店やハンバーガー専門店などでよく見られるスタイルで、居抜き物件の場合、前の店舗が限定型だと、改修工事が必要になる可能性があります。
    同じ業態で営業する場合は、工事にかける費用を安くおさえられるでしょう。

    フルライン型

    さまざまな業態に対応可能なため、レストランや居酒屋など多くの飲食店で使われている、基本のスタイルです。
    店舗の規模やスタッフの数などによって、必要な厨房機器を選定・配置しましょう。

    スタッフの少ない飲食店で広すぎる厨房にしてしまうと、無駄な動きが増えたり、客席を狭くした分の売り上げを落としたりすることに繋がることもあり、反対に厨房を狭く作ってしまったために、スタッフを増員した際に効率が落ちてしまうこともありますので、気をつけましょう。

    まずはお店の規模、スタッフの人数、提供するメニューについて計画立てをしてから、レイアウトを決める必要があります。

     厨房機器設置ポイント

    厨房のレイアウトが決まったら、厨房機器の配置場所を決めましょう。
    厨房機器の配置次第で、作業効率をさらにアップさせることができます。

    食器棚

    食器を収める棚は、頭がぶつからず、手が届く高さに配置しましょう。
    155~170cmほどの高さに食器棚を配置すると、作業の邪魔にならず、取り出しやすくなります。

    調理機器

    包丁は安全で取り出しやすい場所に配置し、使用頻度が高いまな板を置くためのスペースも確保しましょう。
    忘れてしまいがちなのが、フードプロセッサーなどの電化製品を使うためのコンセント位置です。
    コンセントに水が跳ねると漏電し危険なため、防水仕様のコンセントを用意しましょう。

    熱機器はなるべく1ヶ所のダクトフードにまとめて設置することで、ダクト工事費用を安く抑えることができます。
    調味料の置き場所は、手の届きやすいところに配置することが必要です。

    基本的なことですが、これらを確実におさえることで、食事の提供スピードも変わります。
    細かい箇所までこだわりを持って配置しましょう。

    ディッシュアップ台

    配膳をするためのディッシュアップ台は、料理を提供するための動線と下膳するための動線がぶつからないように、一方通行になるように配置しましょう。

    複数の料理を同時に配膳できる広さがあると時短に繋がります。

    洗い場

    フライパンや鍋釜を洗うシンクの大きさは、狭すぎない広さを確保しましょう。
    洗い場は、食洗器用と洗い用と、それぞれに湯沸かし設備があると便利です。

    下げたお皿などをためておくためのスペースも、きちんと確保しましょう。
    閉店間際に洗い場が食器で溢れかえらないよう、十分なスペースが必要です。

     まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    厨房のレイアウトの種類やポイントについてまとめました。
    後からの変更がききませんので、妥協せず、効率を重視したレイアウトにしましょう。

    テンポスでは、そば・うどん屋開業のための厨房機器はもちろん、開業のトータルプロデュースをしております。
    そば・うどん開業についてのご相談・物件・内装などにお困りの際は、是非テンポスへお問合せください。

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  • 焼き鳥屋開業は儲かる?焼き鳥屋開業のメリット・デメリットを解説!

    焼き鳥屋開業は儲かる?焼き鳥屋開業のメリット・デメリットを解説!

    焼き鳥屋開業

    焼き鳥屋は、飲食店の中で、初期投資が比較的少なく利益率が高いなどの理由から、比較的開業しやすく新規開店数の多い業態です。

    今回は焼き鳥屋開業のメリット・デメリットと開業資金について解説していきます。

    ※開業に関して少しでも興味がある方におすすめ!「メインコンセプト・だれに・どこで・いくらで・いつ・何を・なぜ・だれが・どのように」の9つの項目を簡単に整理できる「開業コンセプトシート」と「記入例」を「無料」でダウンロードできます。

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    焼き鳥屋の現状

    焼き鳥の市場は約2,000億円と言われており、売上は年々増加している業態です。
    店舗数は全国に20000店舗以上あると言われています。

    現在焼き鳥屋は様々なところで見かけます。焼き鳥居酒屋の形態であったりテイクアウト専門店だったり多種多様なスタイルで営業され、活気づいているように見える業界です。

    近年では、制限時間付きの食べ放題があるコースであったり、高級地鶏を使用した焼き鳥屋など様々な新しいスタイルのお店も増えてきています。

    逆に言えば、その分ライバルも多い業界です。そのため、曖昧な対策になってしまうと、他との差別化ができず、経営不振に陥ってしまう場合があります。

    他業態以上に準備・調査が事前に必要です。事業計画、コンセプトの明確化、メニュー作成をしっかり行い、他との差別化を図っていきましょう。
    焼き鳥の種類・味などの分析・調査、市場規模、参入障壁など現状を把握し焼き鳥屋開業の戦略・方向性を立てていきましょう。

    焼き鳥屋開業資金

    焼き鳥屋は、他の業態と比べ、初期費用は少ないですが、それでも都内30坪くらいで、約500万~800万前後はかかります。平均の客単価が2~5000円程度の焼き鳥屋で利益を上げるには、収支バランスをしっかりと考えておくことが必要です。

    オープンから1か月ほどは、目新しさで集客はできますが、2、3ヶ月目頃からは客足が落ちてきます。ここからリピーターを増やしていくには運転資金がどれだけ残せているかで決まります。

    新規オープンの際には、居抜き物件を探したり、厨房設備を中古で探したりなどイニシャルコスト(開店のための初期費用)抑える工夫をしていきましょう。

     焼き鳥屋開業メリット・デメリット

    メリット・デメリット

    ここでは焼き鳥屋開業の際のメリット・デメリットについて解説していきます。

    メリット

    幅広い人気

    焼き鳥は子供から大人まで広い層で人気があります。
    お店のスタイルによっては、団体客も見込めるため、集客はしやすい業態といえます。

    他の業態と比べて低コストで開業できる

    焼き鳥屋は、10席ほどの小さなお店でも受け入れられやすいので、物件費や内装費など少ない初期投資で開業することが可能です。

    また、焼き鳥は他の肉料理と比べると原価が安く、アルコール類の注文も入りやすいため、高い利益率が見込めます。

    利益が上がれば上がるほどダイレクトにつながる

    オーナーになった場合、従業員への給料や原材料費、その他費用を差し引いても、月収300万以上を稼ぐ焼き鳥屋オーナーも沢山います。

    まずは、客層のターゲットや、取り扱うメニューなど明確なコンセプト設定から、他店との差別化が必要になります。

    デメリット

    ライバルの多さ

    焼き鳥屋は開業しやすい業態という一方、その分ライバルが多く存在します。
    また、焼き鳥屋は1年以内に4割の焼き鳥屋が閉店し、3年以内には7割も閉店するというデータが現実にあり、他との

    差別化、その時々の環境の変化への対応力がないと生き残りの厳しい業態とも言えます。
    他業態以上に近隣の事前準備・調査が必要です。

    メニュー作成と価格

    焼き鳥

    ここでは焼き鳥屋のメニュー考案、価格設定などメニュー作成作成までのポイントを項目ごとに紹介していきます。
    メニュー作成は売上の要であるため、物件を決める前段階から時間をかけて決めておきましょう。

    メニュー作成

    まずはコンセプト

    まず大切なのは、コンセプトで設定したターゲットから焼き鳥の味、ボリューム、器、盛り付けなどを決めていきます。

    ターゲット別

    ターゲットが女性であれば、美容や健康を意識したオーガニック野菜の串やアボカドなど美容や健康に良い食材を使い、量は少なめ、彩の良いおしゃれな盛り付けが好まれやすいでしょう。

    逆に若い男性やサラリーマンがターゲットであれば、こってりとした味でお酒にも合う料理、ボリューム満点で、ご飯もの、丼ものなど最大公約数的なおいしさが求められます。

    ファミリー向けであれば、子供用のサイドメニューやデザート品などメニュー数を多くし、広い客層に受け入れられるメニュー構成が求められます。

    ターゲットは「20代~30代の働く女性」「会社が近くの20代~40代のサラリーマン」など細かく設定し行動傾向を調査してください。
    それにより、どんなメニュー、サービスが必要か見えてきます。

    立地別

    駅前や繫華街など人が多く行き交う場所はピーク時は回転率を上げるよう、品数は少なめにし、「おすすめ商品」に、注文メニューの種類を集中させ、効率を上げる工夫が必要になります。
    夜の飲み客が期待できる場合は、お酒の品揃えを増やしたり、おつまみ、一品料理を充実させるなどが必要です。

    ロードサイドなどの郊外店であれば、幅広い客層に受け入れられるよう、品数を多めにし、サイドメニューやデザート類を充実させる工夫が必要です。

    ロードサイドで車での来店が多い場合は、アルコールの提供が減る為、事前の調査が必要になります。

    価格設定

    ここでは、価格設定のポイントを解説していきます。
    有名な焼き鳥屋の価格は1本100円~200前後、高くても300円くらいが相場です。
    また、地域によって80円~350円前後と多少の開きがあるものの、100~250円くらいであることが多いようです。

    価格設定のポイント1:「業態」の相場、「周辺エリア」の相場を元に決定

    自身の出すお店と立地、サービス、雰囲気の近い他のお店の相場を調査しましょう。
    また、出店エリアでライバル店となりそうなお店のメニュー、価格帯、入店状況などチェックしましょう。
    その上で、その地域に受け入れられる価格を考えていきましょう。

    価格設定のポイント2:トータルの客単価から考える

    メニュー価格はトータルの客単価が原価率30%前後になるように設定するのが理想的です。
    メニュー価格は「目玉商品」と「利益が出やすい商品」の両面から考えます。

    お客様に喜んでもらえる原価率の高いメニューと、利益を生み出す原価率の低いメニューを組み合わせ、適切な原価率を出しましょう。
    自身のお店の「看板メニュー」にはこだわりを持ち、他との差をつけたいところです。
    しかし、粗利率の高いメニューへ注文が集中すると、トータルの原価率が40%近くになり、経営を圧迫してしまいます。

    「看板メニュー」の原価率を高く設定した場合は、原価率を抑えたメニューを一緒に注文してもらえるような仕組み、メニュー構成を考えることが大切です。

    価格設定のポイント3:価格は揃えて分かりやすく

    商品の価格がバラバラであると、お客様は選ぶのに時間がかかってしまいます。お客様が悩めば悩むほど、注文される点数は下がる傾向にあるので、まずは「シンプルに分かりやすく」を念頭に価格を設定することが大切です。

    そのために、価格は揃えて表示したり、下2ケタを統一したりと、パット見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。

    【人気の記事】目的を明確化し、店の成長につなげる! 戦略的会議のススメ
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    まとめ

    テンポスでは、焼き鳥屋開業のための厨房機器はもちろん、開業のトータルプロデュースをしております。
    焼き鳥屋開業についてのご相談・物件・内装などにお困りの際は、是非テンポスへお問合せください。

    下記URLでは、焼き鳥屋開業にあたり、重要な資格のひとつ、これがないと開業できない「食品衛生責任者」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」と「開業コンセプトシート(記入例もあり)」をご紹介します。
    合わせてチェックしてみてください。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!全国10地区版の「食品衛生責任者取得に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

    ダウンロードは下記10地区のご希望の記事リンクをクリックし、該当記事上部からダウンロードしてください。

    【北海道地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9406

    【東北地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9441

    【関東地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9341

    【甲信越地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9401

    【北陸地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9449

    【東海地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9396

    【近畿地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9384

    【中国地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9409

    【四国地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9420

    【九州・沖縄地区】焼き鳥屋の集客に役立つコンセプトシートの活用法
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9391

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    番外編:焼き鳥メニュー一覧

    鳥、豚、牛に野菜と様々な種類の串があります。その素材にあった味付けで提供しましょう。

    ■鳥の部位

    ねぎま
    モモ肉やムネ肉をネギと交互にはさんだもの。鶏ネギ、ハサミなどとも呼ばれる。塩、タレどちらでも。

    つくね
    食感を楽しむため、軟骨を混ぜるなど、さまざまな工夫をこらすことができ、店の特色が一番出せるメニュー。形も小判や団子など、まちまち。

    ささみ
    さっぱりしているため、大葉や明太子、梅シソ、山葵などを加える店もある。塩焼きがメイン。

    手羽
    先を切り落とした手羽先部分をつかうことが多い。塩焼きで味わう。

    もも
    骨つきで焼くため、時間がかかる。香川県の骨付鳥、宮崎県ももも焼きなどの名物もある。


    ネギマなどでつかった肉の残りの皮をつかう。襞に串刺す店がほとんどだが、拡げてつかう店も。愛媛県今治では鉄板で焼き、一風変わった味わいが楽しめる。

    小肉
    スキミ、セセリ。首部分の肉をとると首小肉、首ツル、ネックなどという。よく動く場所の肉なので深みのある味だ。

    はつ
    ハツとはハートの転訛。ココロ、ヤサキ(形状が矢の先に似ていることから)とも。塩、タレどちらでも。

    きも
    レバ、レバーともいう。鮮度により、旨味が違い、刺身でだす店もある。好き嫌いの差がはげしいため、タレで味わうことが多い。

    砂ぎも
    スナズリ、ズリともいう。鶏の内臓の中でも人気が高い。塩焼きが多い。

    ムネ軟骨
    三角形の形からヤゲンとも呼ばれる。ヒザ軟骨ヒザ部分の軟骨。

    ぼんじり
    ボンボチ、ペタ、トリゴンボ、テールともいう。

    玉ひも
    チョウチンともいう。仕入れが大変なので、メニューに取り入れる店は限られる。

    とさか
    カンムリともいう。出す店は余り多くない。

    ■鶏以外の鳥

    すずめ
    国内では、雀の狩猟期間が11月~2月と定められているため、この期間以外は冷凍品か輸入物となる。

    うずら
    野鳥焼き用に養育されているものが多い。

    あいがも
    濃厚で脂が強い。高級メニュー。

    しゃも
    薩摩若しゃもなど。古来、闘鶏用に飼われていた鶏。

    地鶏
    比内地鶏、名古屋コーチン、はかた地とりなど、地鶏や銘柄鶏をつかう店も多い。

    ■豚肉の部位

    豚バラ
    バラ肉をつかう。豚精、正肉とも呼ばれる。塩、タレどちらでも。野菜焼きの場合、バラ肉で巻いて供することが多い。

    カシラ
    歯ごたえとコクがあり、人気が高い。

    ハツ
    心臓を小切りにしたもの。タレで焼かれることが多い。

    タン
    牛よりもさっぱりしている。

    レバー
    臭いが気になる人のためにタレ焼きが多い。

    ガツ
    臭みが少なく、塩焼きでも食べる。

    シロ
    小腸や大腸の串。串に刺す前に熱湯を駆ける。タレをつけて焼かれることが多い。

    軟骨
    喉や食道部分の軟骨。こりこりした食感を楽しむ。

    テッポー
    直腸のこと。

    コブクロ
    柔らかく淡白な味わいで、脂肪が少ない。

    ■牛肉の部位

    カルビ
    牛バラ肉。一般的に牛肉は高級店や串焼き店でつかわれる。

    ロース
    風味のある部位で、人気が高い。

    ハラミ
    焼き肉用としてよくつかわれる。

    サガリ
    適度に脂肪があり、やわらか。九州の屋台でよくつかわれる。

    レバー
    タレ焼きが多い。

    タン
    ほとんどの店が塩焼き。

    ミノ
    焼肉屋や串焼き店でつかわれる。

    ハツ
    こりこりした食感を楽しむ。

    ■野菜

    ねぎ
    東京ネギの白い部分をつかう。形状からいかだともいう。

    たまねぎ
    素焼き、または中心部にミンチをつめる。

    なす
    素焼き、またはミンチをつめる。

    ししとう
    素焼きで供されることが多い。

    ピーマン
    素焼き、またはミンチをつめる。

    ぎんなん
    銀杏の種からとり、串に刺して供される。

    アスパラ
    素焼き、またはベーコンや豚バラで巻いて供される。

    しいたけ
    そのまま焼いて供されることが多いが、裏にミンチをつけることもある。

    しめじ
    素焼き、または鶏肉で挟んで供される。

    えのき
    ベーコンや豚バラで巻いて供される。

    ポテト
    ゆがいたジャガイモにベーコンなどを巻いたり挟んだりする。

    トマト
    ベーコンや豚バラで巻いて供される。

  • そば・うどん屋開業時に必要な機器・家具・食器とは?選び方をご紹介!

    そば・うどん屋開業時に必要な機器・家具・食器とは?選び方をご紹介!

    そば・うどん屋を開業時に必要な厨房機器、調理道具、家具、食器などをご紹介!
    あなたのお店のコンセプトに合ったものを選びましょう。

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    厨房機器

    厨房機器は設備の中で多くの資金を必要とします。
    搬入したら「サイズが間違っていた!」というようなことがないように、しっかり確認して購入しましょう。

    熱機器

    まず熱源をガスにするか電気にするかを決めます。
    ガスの場合は、プロパンガスか都市ガスかの確認をしましょう。
    都市ガスの場合は12A・13Aなどもあわせてご確認ください。

    そば釜・うどん釜

    かまどに置いて使用します。
    底が丸く、胴のまわりにつばをつけた形になっており、鉄やステンレスや熱効率の良いアルミの素材も一般的です。
    点火はマッチで点火棒に火をつけ種火、バーナーに点火します。
    お客様を待つ間は、種火だけの燃焼で待機します。

    フライヤー

    ・据え置きタイプ
    揚げ物メニューがあるお店は、スタンダードな据え置きタイプを導入しましょう。
    揚げ物メニューがよく出るお店では、13Lタイプや、一斗缶を全て使い切れる18Lタイプがおすすめです。
    スタンダード型は、コックをひねるだけでフライヤーの下部の油缶(フライヤーの付属品)に油を排出できます。
    ※毎日使用する場合、油の交換目安は2,3日です。

    ・卓上タイプ
    コンパクトタイプでヒーターユニットを取り外して掃除ができます。
    油の交換は、電源を切り、油の温度が下がってから行ってください。
    機器によって変わりますが、一般的な油の容量は約7Lです。

    ・注意点
    隣にシンクがあると、水が入ってしまった時に油が飛び跳ねて大変危険です。
    付属の油切板を取り付けて、シンクとの距離をあけるようにしましょう。
    水洗浄した後も、完全に乾かした後に油を入れて 油の飛び跳ねの原因を防ぎましょう。
    電気タイプの場合は、タコ足配線にならないように注意してください。

    鋳物コンロ

    大きさ、火力などたくさんの種類があります。 ガスホースをつなぎますので設置場所は自由です。
    大きい寸胴を使用する時は、低めの台に設置すると中も見やすいです。

    ・羽根の有無
    「羽根つき」の場合、炎が斜め45度に出て、目詰まりしにくいというメリットがあります。
    「羽なし」の場合、鍋の平底に効率よく炎が当たるように設計されているので、炎がまっすぐでます。

    ・種火の有無
    「種火あり」はバーナーから常に火を出している状況にすることができます。
    長時間使用する場合に向いているので、常に煮炊きする場合は、「種火あり」がおすすめです。
    「種火なし」はチャッカマンやライターなどで都度火を付けるタイプです。
    一般的に「種火なし」の方が比較的安価で、需要も高いです。

    ・注意点
    不完全燃焼の可能性があり、一酸化炭素中毒の危険がありますので、コンロのサイズ以上の鍋を使用しないでください。
    最大使用可能鍋直径を、必ず確認しましょう。

    ガステーブル・ガスレンジ

    ・外管式
    外管式はヘダーにノズル付のガス栓があり、そのガス栓を手動で空けて点火します。
    自動消火の安全装置はついていませんが、コックで火力調整することができ、火加減の微調整が可能です。
    昔ながらのタイプで、着火は着火棒やチャッカマンで手動でつけます。
    ガスレンジの下部のガスオーブンは、自動で温度設定はできませんので、オーブン用の温度計など使用してください。

    ・内管式
    内管式は圧電点火式で、つまみを回すと自動的に点火します。
    安全装置が装備されているものがほとんどですが、火力調整はポジションごとに異なっており、外管式のような火力の微調整はできません。

    下部のガスオーブンは、100℃~350℃での温度設定が可能です。
    庫内の熱風をファンで循環させるコンベクションタイプもあり、 料理をムラ無く短時間で調理できるメリットがあります。

    ローレンジ・スープレンジ

    大きな寸胴を使った調理がしやすいよう、ガスコンロの高さが低く設計された業務用レンジです。
    大きいサイズの鍋が置けるよう強度・耐久性が考慮されています。
    また、超強力な強火がでるようになっているので、大量のつゆを一気に温めることができます。
    バーナーは、目詰まり防止構造により、煮こぼれによる立ち消えもなく安全です。

    炊飯器

    ・電気
    使い勝手が良く、オーソドックスです。
    3升タイプは通常のコンセントでなく、200Vの電源が必要です。
    ~2升については、家庭用と使い方は変わりません。
    炊飯してから保温するまでを1台でまかなうことができます。

    ・ガス
    表面はしっかり、中はふっくらおいしく炊けます。
    ガス栓があり、フードの下に設置する制約があります。
    基本的に保温はできないので、保温ジャーが別途必要ですが、1升~2升はジャー機能付き商品もあります。

    ・保温ジャー
    炊きあがったご飯を保温するための商品です。
    ガス炊飯器には、基本保温機能はついていないため、ガス炊飯器にて炊いたご飯は保温ジャーに移し替えて保温するのが一般的です。

    冷機器

    冷蔵庫

    冷蔵庫の目的はある程度の期間を冷やしながら保管することです。冷蔵ショーケースに比べ密閉性が高く、細かな温度設定も可能です。
    扉を開けた時でも冷蔵庫の場合は約3分、冷凍庫の場合は約6分で元の設定温度に戻る様に設計されています。

    ・強制対流式
    業務用冷蔵庫の大半は強制対流です。
    冷却器で作られた冷気をファンで強制的に循環させて冷やすため、冷却能力が高いのが特徴です。
    扉を開けた時に庫内の冷気が一気に流れ出てしまうため、庫内の温度が上がりますが、短時間で元の設定温度に戻る様に設計されています。
    扉の開閉が多いお店は強制対流のタイプをお選びください。

    ・自然対流式

    庫内の背面に冷却板があり、この冷却板の冷気が自然な空気の対流によって庫内温度を下げる方式の冷蔵庫です。
    直接食品に冷気が当たらないことから、食品が乾燥しにくいため鮮度保持には優位といえます。
    また、ファンを使わないため運転音が静かです。
    強制対流と比較すると価格は安価ですが、冷却能力が低く、庫内温度にムラが生じやすいです。
    ドアの開閉をあまり行わないようなお店や、補助的な使用、ドリンクの保管に使うことをおすすめします。

    ・注意点
    レイアウトの際には、冷蔵庫のユニット(コンプレッサー)と熱機器は極力離して置きましょう。
    機械下部にあるトラップからホースを使って排水溝へ流すため、近くに排水が取れる場所がベストです。
    排水溝が近くにない場合は排水工事が必要となる場合もあります。
    排水設備がない場合は、オプションの強制蒸発皿を付けるか、バットなどの受け皿を使用するなどの対処ができます。

    バットで受ける方法は衛生的ではありませんのでご注意ください。
    必ず一日に一回程度、受け皿の確認をするようにしてください。
    フィルター掃除を週一回行ってください。

    製氷機

    1日あたりの製氷能力が25kgの製氷機の場合、貯氷量が13kg程度と半分くらいしかありません。
    貯氷量が13kgに達すると製氷機は運転停止の状態になります。
    そのため、一度に大量の氷が必要な場合は製氷能力だけでなく、貯氷量もチェックしてください。
    20席のそば・うどん屋の場合35kgタイプがおすすめです。

    ・アンダーカウンタータイプ
    コールドテーブルや作業台などと天板の高さを揃えることができます。
    天板部分を作業スペースとして使えますので、作業効率が高いです。

    ・バーチカルタイプ
    高さが高い分、省スペースに設置できます。
    氷の取り出しが簡単で、腰をかがめることなく楽に作業を行うことができるタイプです。
    小規模飲食店から中型店まで、幅広く対応しています。

    ・注意点

    氷が山の形に貯まっていくと、落下口を塞いでしまうため製氷運転が停止してします。氷を平らにならすようにして、最大貯水量まで貯められるようにしましょう。

    氷が足りない時の応急処置として、営業開始前に満タンになった製氷機の氷を清潔な袋に移して、冷凍ストッカーで保管しましょう。 設置後は、電源を入れてから60分以内で製氷できます。
    初めはきれいな形にできないので何回か様子を見てください。

    冷蔵ショーケース

    ・小型ショーケース
    温度帯は3度から10度のドリンク専用の冷蔵ショーケースです。
    肉や魚には温度が高すぎるため、保管に使用できません。
    上部が作業台として使えるタイプもあります。

    ・リーチインショーケース
    高さが1900mm程度あるショーケースです。お客様から見える位置に置いたり、カウンター内に置いたりしても演出効果バツグンです。

    ・4面ガラスショーケース
    お客様への商品のアピール力がバツグンです。
    フレッシュさをアピールしながらフルーツジュースやデザートの販売にもおすすめです。
    扉は前面だけでなく、背面も開く機種があり、対面販売におすすめです。

    冷凍ストッカー

    冷凍ストッカーは、ゲンコツ ガラ等 スープ食材 チャーシューなどの肉関連の保存や氷不足時のための製氷機の氷のストックや、冷凍された食材のストックなど重宝されます。
    容量の選び方は、仕入先の定期配送に合わせてどれだけストックしたら良いかを考えておく必要があります。 

    ・チェスト式
    冷気が逃げにくい、扉を上に開くタイプです。
    コンパクトサイズの機種から500Lを超えるサイズまで幅広くあります。
    ストッカーの上部に扉を開けられるだけのスペースが必要です。
    食材を整理しにくい・取り出しにくいという点がデメリットとしてあげられます。

    ・スライド式
    カウンターの下などのように、ストッカー上部に隙間がない場所でも使用が可能なスライド扉です。
    45L~60Lのコンパクトサイズが特徴です。
    デメリットとして食材を整理しにくい・取り出しにくい点があげられます。

    ・アップライト式
    前面の扉が前に開くタイプで、食材を整理しやすく、取り出しやすいです。
    冷気が逃げ出しやすく、大きさに比べ内容量が少ないです。

    ・超低温タイプ
    庫内温度が-60℃以下の製品で、食材の鮮度を長期間保つことができます。
    一般的な-20℃のタイプですと2~3か月が鮮度を保てる期間です。
    -60℃以下では、タンパク質の酵素分解や、脂肪の酸化、微生物の繁殖も防ぎますので1年以上保存可能です。

    ・注意点
    故障の原因となる為、生ものを凍らせたり、水を凍らせたりしないで下さい。
    温度調節を「強」で長時間使用しない下さい。
    温度帯は-20℃前後ですが、庫内表面に霜が付くと冷えが悪くなります。
    霜取りの方法は、運転を停止させ自然解凍させるか、付属のスクレーパー(へら)を使用してください。
    金属製のものや、アイスピックの使用はやめましょう。

    調理道具

    寸胴

    スープ類を作るのに⽋かせないのが⼨胴です。
    寸胴鍋の特徴は、底が平らで熱伝導が良いことです。
    そば・うどん屋でのスープの量は300~500mlが一般的です。
    繁盛店になることを踏まえ、大きめの寸胴を複数用意しておきましょう。

    ・アルミ
    アルミ鍋の熱伝導の良さは、熱が鍋全体に伝わり、鍋の上部と下部で温度差が少なく調理をしやすい点です。
    酸やアルカリに弱いため、食品の長期保存には不向きです。
    耐久性にはやや欠けますので、過熱・空炊きにはご注意ください。

    ・ステンレス
    オールマイティさと丈夫さで、飲食店で最も広く普及しているのがステンレス鍋です。
    多層鋼による熱伝導の改善、軽量化、電磁調理器(IH)の普及により、主流となっています。

    ・モリブデン鋼
    ステンレスの種類にモリブデンが含まれた、高級ステンレス素材です。
    ソース・しょう油・各種タレなどの酸性や塩分が強い液体にも非常に強いのが特徴です。

    濃度計・温度計

    ・塩分濃度計、めんつゆ濃度計
    めんつゆ、だし汁、 醤油、ソース、ケチャップ、たれなどに使用できます。
    実際の味と、測定値との関係を調べ、体調や個人差に左右されない味を確保できます。
    目盛で計測するアナログタイプと、数値で表示するデジタルタイプがあります。
    計測する食材により、自動温度補正機能や防水機能の有無を選択しましょう。

    ・中心温度計
    中心温度計はセンサーを刺す長さに注意しましょう。
    センサーの先端に温度を感知する部分があるので、そこが完全に食材に刺さるようにセンサーの太さの15~20倍を挿入しなくてはなりません。

    ・油酸化計
    油の劣化を計測判断する計測器です。
    正確な交換時期の判断が誰でも可能になり、油の有効活用が可能です。

    家具

    椅子

    ・スタンダードタイプ
    背もたれが無いスツールタイプや和風イスなど、そば・うどん屋は席数確保のためコンパクトタイプが多く導入されています。

    ・スツールタイプ
    背もたれがないので省スペースのお店に最適です。
    木製の角タイプや、金物の丸タイプなど種類も豊富です。

    ・座り心地重視の大きめタイプ
    お客様をゆったり座らせたい、とお考えの方は少し大きめの椅子を用意しましょう。

    テーブル

    テーブルの形には金物脚角ベースタイプや木製棚付き対立タイプなどがありますので、ご自店の雰囲気やコンセプトにあったものを選びましょう。

    ・メラミン化粧板
    色や柄を印刷した化粧紙に、メラミン樹脂を含浸した素材を表面の仕上げに使用したものです。
    そこに合板やMDFなどを貼りつけ、テーブル天板に仕上げます。
    キズ・熱に強く長持ちするので飲食店では70%のシェアがあるといわれています。

    ・集成材
    木材のひき板あるいは小角材を圧縮し、大きな板材に加工したものです。

    ・突板
    突板とは、薄くスライスしたベニヤ板やMDFなどの合板に貼り付けたものをいいます。
    集成材・突板はともに天然木ですので木の風合いを生かしレトロ調・アンティーク調なテーブルに仕上げたいお客様にオススメです。
    ※ただし天然木のためキズ・熱に弱いというデメリットもあります。

    食器

    そば・うどんの盛り付けは、普通の⽫を使うよりそば器を使うことでより⼀層雰囲気が出ます。すのこを引くことで余分な⽔分を落としてくれる役割も果たしてくれます。

    セイロ

    様々な形がありますが、一人前のサイズですと、7~8寸の大きさでの提供がおすすめです。

    ・プラスチック製
    ⼀番お店で使われていますのがプラスチック製です。蕎⻨だけでなく、天ぷらやお寿司の盛り付けも様になります。
    洗い物なども簡単に済ますことができます。⼤量購⼊を考えるなら、安いプラスチック製がおすすめです。

    ・木製
    本格的な⾒た⽬をだしたいのであれば、⽊製がおすすめです。⾃然な⼿触りと⽊の温もりを感じることができます。
    ただし、極端な温度変化に弱いためひび割れやカビに注意が必要です。

    ・陶器製
    陶器製は三つの中で⼀番個性を出しやすいものとなっています。飽きのこない⾊味や質感を楽しむことができます。
    重く、割れやすいため、丁重に扱う必要があります。

    箸の種類は、「割り箸」、「樹脂製箸」、「木製箸」の三種類が一般的です。
    食器洗浄機を使用するお店で「樹脂製箸」、「木製箸」を選ぶ際には、食器洗浄機可能か、耐熱温度は何度かなどの確認をしましょう。

    ・割り箸
    割り箸も様々な材質の違いがあります。比較的安価なものだとアスペンや白樺が一般的です。

    ・樹脂製箸
    「エコ箸」とも言われ、シェアが広がっています。コストなどを考えた上で決めましょう。
    樹脂製箸を選ぶ際は、ノンスリップを選んでください。グリップがしっかりしているものは更におすすめです。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    そば・うどん屋開業に必要な機器や食器などは、様々な種類があります。
    特に厨房機器は何度も買い替えられるものではないので、慎重にサイズなどを確認してください。
    厨房のレイアウトやオペレーションに合わせて、商品を選ぶようにしましょう。

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  • 飲食店開業に向けての事業計画とは?準備と作成方法について

    飲食店開業に向けての事業計画とは?準備と作成方法について

    事業計画書とは、どのように事業を経営していくのかを具体的に書面にしたものです。金融機関からの事業資金を調達するための鍵となる重要な書類となります。
    ここでは、飲食店開業における事業計画についてご紹介いたします。

    飲食店開業における事業計画とは?

    コンセプトが決まったら、作成したコンセプトに具体的な数字を落としこんでいき、事業計画書を作成していきます。売上目標や今後の流れなど、具体的にまとめ第三者にも伝わる事業計画を作成しましょう。

    開業計画

    飲食店の開業には「売上計画」や「収支計画」を含む、具体的な「開業計画」が必要となります。

    売上計画

    店舗の立地や業態、規模などの特性を踏まえて、売上の見通しを立てます。計画通りに売上があがらないと開業後に経営困難になってしまう可能性が高くなります。そのため平日、土日祝で来客予想数を変えるなど、細かく作成していきましょう。
    ■売上
    売上 = 1日の来客数 × 客単価 = 席数 × 客席稼働率 × 回転数 × 客単価
    売り上げを上げるには下記3つの方法があります。
    ・客数(集客)を上げる
    ・客単価を上げる
    ・回転率・稼働率を上げる

    シミュレーション

    下記のポイントに注意して、実際にシミュレーションを行ってみます。
    ・売上につながる部分(客単価など)を過剰評価していないか
    ・計画にズレが生じた場合の資金調達手段などの対策はしているか
    ・毎月の運転資金が、計画より上回る可能性はないか
    立地条件によっては、平日や土日祝、時間帯によって客層が異なるため、その差も考えることが必要です。
    そのため売り上げを考える際には、週単位で考える必要があります。

    収支計画

    収支計画は、「収入」と「支出」、「借入」と「返済」などの関係を長期わたって予測することです。
    収支計画書とは「収入」と「支出」を表にして、どのくらい利益が出るのか表したものを指します。
    飲食店にかかる主な費用
    ■人件費・・・・・・売上の30%以内
    ■家賃・・・・・・売上の10%以内
    ■原料費・・・・・・・売上の30%以内
    ■水道光熱費・・・・・売上の5%以内
    ■その他の経費・・・・売上の10~15%以内
    人件費・家賃・水道光熱費は、コントロール次第では金額も大きく変動するため、利益が左右されることもあるので注意が必要です。

    損益分岐点

    損益分岐点とは、売上高と費用の額が等しくなるラインのことを言います。損益分岐点を計算する事で、「使った費用に対していくら売れば回収できるか」がわかります。
    損益分岐点=固定費÷(1-変動費÷売上高)
    変動費:売上に比例して増減する費用のこと。(原材料費・仕入原価・販売手数料など)
    固定費:売上の増減にかかわらず発生する一定額の費用のこと。(人件費・家賃・水光熱費・リース料など)

    FLコスト(FL比率)

    FLコストとは、「食材原価(Food)と人件費(Labor)の合計金額です。
    FL比率とは、飲食店の売上高に占める、FLコストの比率のことを言い、飲食店を経営する上で重視すべきポイントとなります。
    FLコストとFL比率の計算式については下記のように求められます。
    ■FLコスト=食材費+人件費
    ■FL比率=(食材費+人件費)÷売上

    市場調査

    開業したい店舗エリアの目星がついたら、次はそのエリアの競合店の立地調査を行います。
    開業予定の店舗と似たようなコンセプトとなる競合店については重点的に調査分析します。出店予定の店舗の周りにどんな競合店があるのか、周囲にどのくらいの人がいるかなど、環境的な事情を調べておくことはとても重要です。周囲の他店状況次第では、どれだけ良いお店を開業したとしても利益が見込めないケースもあります。

    商圏分析

    商圏とは自身のお店を出店する際に、来店を見込める顧客が集客できる地域のエリア範囲です。
    商圏範囲はその店の業態、店舗の距離、競合店の存在、出店エリアの人口、顧客の移動手段など環境によって変わってきます。店舗付近に駅がある場合は、時間帯ごとに駅の乗降客数や年齢別人口を調べるのもいいでしょう。実際に足を運んで店舗前まで通行量調査を行い、年代や性別など時間帯によって人数を調べるのも有効です。店舗前での通行量調査は土日祝、天候、朝・昼・晩と様々な条件で行うこともおすすめします。
    この調査ではターゲット層、顧客の行動も把握することができるため、商圏範囲を設定する際に大切なポイントとなります。

    店舗の場所、建物

    店舗は場所や物件によって、集客数や毎月かかるコストが異なります。事業計画・コンセプトをもとに、物件探しの諸条件をしっかり固めることが重要です。家賃を支払えないことが原因で閉店する店舗もあるため、店舗の立地は慎重に選びましょう。

    内装、外装

    内外装を決めるうえで、やはり重要となるのがコンセプトです。コンセプトを意識して、店舗に必要な内装・外装を選びましょう。

    飲食店内装工事のお問合せはこちら

    厨房設計

    厨房設計では必要な設備や広さ、レイアウトを決定していきます。提供するメニューによっては、必要な機器が異なりますので注意しましょう。

    店名(屋号)

    お店のネーミングで重要なのは、覚えやすいことです。長い店名は人の記憶に残りにくいものです。長い店名だと言葉に出しにくい上、インターネットで検索の際に入力の手間もかかります。魅力が十分に伝わる店名にするために、コンセプトやターゲットを考え、そこに見合った店名を付けるようにしましょう。

    資金計画

    資金計画は、開業するときに必要な資金に対して計画することです。資金計画には次の4つを盛り込みます。

    1. 投資計画を立てる

    まずは飲食店を開業するために、何にいくらお金をかけるのかが重要です。主に物件費用、内装工事費用、厨房機器やテーブル、椅子などの備品、販促費、仕入れ、運転資金、人件費など、何にいくらお金がかかるのか数字で示します。

    2. 利益計画を立てる

    利益計画とは、売上高、費用の目標といった毎月の儲けがいくらかかるかを計画書にまとめたものです。営業を開始する前には、利益計画を立てる必要があります。

    3. 資金調達計画

    資金調達とは資金調達方法を企画・計画することで、どこから調達するか具体的に計画を立てていきます。

    資金調達方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

    [clink url=”https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/open/273/”]

    4. 返済計画

    返済計画では借り入れたお金を何年で償却するのか、返済方法や返済期間、返済金額などを明確にしていきます。

    店開業にかかる費用

    飲食店を開業するためには、物件費用、内装工事費用、厨房機器やテーブルなどの備品、人件費、販促費など様々な費用が必要になります。

    各費用の内訳
    開業資金は下記のように区分され、開業資金は状況によって異なりますが1000~1500万円程度は必要となってきます。
    ■家賃
    ■物件取得費
    ■内装工事費
    ■厨房機器・備品代
    ■初期仕入代
    ■宣伝広告費
    ■運転資金
    ■人件費
    ■原材料費
    ■水道光熱費
    ■借入金返済

    コスト削減のポイント

    ■中古品を利用
    ホールから見えない厨房機器・備品を中古品で揃えることで費用を抑えることができます。
    ■居抜き物件
    もしラーメン屋を開業するのであれば、以前ラーメン屋だった物件で、使用された機器・備品などを使用することで大幅にコストカットが見込めます。
    ■リース
    厨房機器をリース契約にすることで、初期費用を抑えることができます。しかし、所有権はリース会社が持っているため、リース契約が終了した後も所有権は移りませんので注意しましょう。
    ■広告・宣伝費用は外注コストの削減
    広告・宣伝にあたっては、広告作成費用や送付、掲載費用等が発生します。
    SNSの活用や自ら広告案を出したり、チラシの配布を自ら行うことで、外注コストの削減も可能です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?以上が事業計画の目的や計画内容などについてのまとめでした。売上計画・収支計画などあらゆる計画を立てていくことで、そこから売上が足りない場合の原因や問題点、対策がしやすくなります。シミュレーションは何度も行って、開業に備えるようにしていきましょう。

    事業計画書について

  • ラーメン屋開業メニュー作成時に大事な、コンセプトと価格設定方法とは?

    ラーメン屋開業メニュー作成時に大事な、コンセプトと価格設定方法とは?

    ラーメン屋開業メニュー作成時に大事な、コンセプトと価格設定方法とは?

    ラーメンは今や「国民食」として日本では親しまれており、年齢、男女問わず人気のメニューです。また、ラーメン屋以外にも、居酒屋やレストランでもラーメンを取り入れるお店が増えてきています。

    ここ最近は、独創性のあるラーメンを提供している、他店との差別化を図るお店も増えてきています。

    メニュー制作、構成、価格の設定など、メニュー作成は、売り上げに直結する「売上の要」ですので、時間をかけて決めておきましょう。
    ここではラーメン屋開業のメニュー作成時に大事なポイントを紹介します。

    1.コンセプトに基づいて

    ラーメンのメニュー作成の際、まず大事なポイントがコンセプトです。

    コンセプトを設定した上で、ターゲットの客層からラーメンの味、量、食器、盛付け方を決定していきます。
    コンセプトを決める際、ターゲットによって、ラーメンの種類、サイドメニューが変わってきます。


    ターゲットの例として、健康志向や美容を意識した「20代~40代の働く女性」、安い料金でボリューム満点、高カロリーを意識した「サラリーマンや食欲旺盛な20代~30代男性」など、様々です。
    上記のように、どんなコンセプトで提供するか、サービスをするかは、ターゲットを細かく設定し、行動傾向を調査する事が必要です。


    また、コンセプトを決める上で、立地条件もメニュー作成に大きく関わってきます。
    駅前や・繁華街などの比較的店が密集する立地では、個性、強いインパクトのあるメニュー、品目は少なめにし、逆にデザートなどの滞在時間が長くなるメニューの提供は避け、店内の回転率を上げる工夫が必要です。

    逆に夜の飲み客が期待できる時間帯のみ、お酒、おつまみ、デザートなどメニューの種類をふやすのが効果的です。
    ロードサイドなどの郊外の場合は、家族連れなど老若男女問わず受け入れられるために、品数を多めにし、幅を設けることが大切です。サイドメニューやデザートで、1人当たりの客単価のUPも狙えます。

    ※ロードサイドの注意点は、車で店に訪れる客層が多い場合、アルコールの提供が難しいため、アルコールを仕入れる際は、事前に行動の調査をしておくことが必要です。

    2.価格設定と原価率を抑える

    全国から見たラーメン1杯の価格は700円~800円であることが多い一方、最近では、1000円を超える高価なラーメンを提供するお店も増えてきています。また、格安チェーン店では、500円前後と値段は様々です。

    価格設定のポイント1:「業態」「周辺エリア」の相場を元に決定

    価格の設定は、「業態」「周辺エリア」の相場をもとに決定します。
    まずは、自身のお店に近い「業態」の立地、雰囲気、サービスの飲食店を調査しましょう。その他、出店エリアで、ライバルになりそうな店、その数と質、サービス価格などの「周辺エリア」の店をチェックしましょう。

    価格設定のポイント2:トータルの客単価から考える

    メニューの価格を決定する際は、トータルの客単価から考えるのがポイントです。

    単品のメニューを決めるだけでは、コンセプトから大きく外れてしまうため、トータル客単価は、原価率30%前後になるよう設定するのが理想です。

    メニューの価格は、「目玉商品」と「利益が出やすい商品」の2つから考えます。
    目玉となるラーメンの原価率は、平均で30%~35%程度と少し高めです。他の料理と比べると材料費がかかるため、ラーメンと合わせて、利益が出る原価率の低いメニューを組合せ、適切な原価率を出しましょう。

    安易に原価率を下げると、ラーメンの質の低下を招き、お客様離れにつながりかねません。しかし、粗利率の高いメニューへの注文が予想以上に集中し、トータルの原価率が40%近くになってしまうと経営を圧迫し、立ち行かなくなる可能性もあります。

    ラーメンの原価率を高く設定する場合は、原価率を抑えたほかのメニューを併せて注文してもらえるような見せ方、メニューの構成で、トータル原価率を30%程にできるようにしましょう。

    価格設定のポイント3:価格はそろえる

    メニューの価格がバラバラの場合、選ぶのに時間がかかり、悩むほどに注文点数は下がる傾向にあると言われています。価格は「シンプルに分かりやすく」というポイントを抑え、価格を揃えたり、下2桁を統一したり、わかりやすい価格設定にしましょう。

    原価率を抑える方法1:食品ロスを減らす

    食品ロスが起こる原因としてよく言われるのは、保存や管理の仕方と調理ミスによる食品ロスです。

    保存や管理については、あらかじめ食材の保管場所を確定し、先に仕入れたものから使用していく「先入れ先出し」を徹底することが大切です。また、貯蔵庫に食材を詰め込みすぎない、開閉時間をなるべく短くし、温度管理に注意しましょう。衛生管理についてはマニュアル化徹底しましょう。

    調理ミスを防ぐためには、あらかじめ注文の受け方や動線の確保、異物が混入していないかなど事前に準備、管理しておくことが必要です。

    原価率を抑える方法2:オーバーポーションしないよう気をつける

    ポーションとは「一人前」という意味で料理では言われます。オーバーポーション(決められた量より多めに盛り付け、しようすること)により、原価率を挙げてしまうことにつながります。
    オーバーポーションを防ぐには、あらかじめ量を決め、仕込み時に計測してわけておくと簡単です。

    原価率を抑える方法3:効率の悪いメニューの廃止

    時間や手間のかかる効率の悪いメニューを廃止にし、ランチタイムなど回転率を早くしたい時間帯は、効率のより
    良いメニューに集中させることで、少ない人員でお店を回すことができます。

    3.仕入先

    メニューが決まれば、次は仕入です。
    決まったそれぞれのメニューで、手作りする分、仕入れる分を決定します。
    その後は、仕入れ方法や調達ルートなど確保する必要があります。

    食材仕入れ先の開拓

    飲食業界.comは、食材、厨房設備、サービスなど、料理人と卸業者を結ぶマッチングサイトです。飲食店の仕入れのお手伝いを致します。

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  • 飲食店開業にコンセプトって必要?コンセプトの重要性と作り方

    飲食店開業にコンセプトって必要?コンセプトの重要性と作り方

    飲食店に限らず、お店やものには必ず「コンセプト」が存在します。
    これを明確にしておかないと、どんな店なのか、何を売りたい店なのかがお客様に伝わらず失敗に繋がってしまいます。
    自分の店のこだわりを十分に伝えるためにも、「コンセプト」を決めることは必ずすべきことです。
    そこで今回は、飲食店開業に向けてコンセプトをの作り方をお伝え致します。

    コンセプトの重要性

    まずはコンセプトの意味、作ることの重要性についてご説明していきます。

    コンセプトとは

    コンセプトとは、概念、基本的な考え方のことです。
    簡潔に言うと「どんな飲食店にするか」という意味です。お客様からすると「そのお店がどんな価値を提供してくれるのか」ということが入店のきっかけになります。この軸であるコンセプトがはっきり明確になっていないと、開業前も開業後も目的が定まらず、お客様に十分な価値を伝えられず、失敗に繋がってしまいます。

    お客様がどんなお店かすぐにイメージでき、分かりやすい言葉にすることが大切なポイントです。他店との明確な差別化ができているとなお良いでしょう。「お客様がお店に行きたくなる理由」を考え決定し、それから価格帯、料理のジャンル、店内の雰囲気、場所などの方向性を決めていくとスムーズに進みます。

    7W2Hに沿ってコンセプトを決める

    「コンセプトの意味はなんとなく理解できたよ。でも実際にどうやって考えたらいいの?」と悩まれるかたも多いと思います。
    そこでとっておきの考え方を紹介させていただきます。それが「7W2H」に沿った考え方です。

    7W2Hとは

    ビジネスでよく用いられる「7W2H」とは、「Why」「When」「Where」「Who」「Whom」「What」「Which」「How」「Howmuch」のことです。お店の目標を細分化して考える思考法です。
    これをおさえることにより、戦略やアイディアの幅が広がり、新しい発想にも繋がります。

    What(なにを)

    提供したいと考えている、メニュー・サービスの特徴です。

    サービス・・・面白み、サービス向上の仕組み、他店との差別化
    メニュー・・・味勝負か価格勝負か、こだわる点はどこか

    このお店でお客様が得られること、喜ばれることを考え出しましょう。

    Which(どれを)

    お店が自信をもっておすすめする看板メニューを明確にしましょう。
    ウリにするメニューを作ることでリピーターと新規客を増やせます。

    注意点
    ・お店自体のコンセプトと合致するようにする
    ・分かりやすいネーミングにする

    Whom(誰に)

    ターゲットの設定をしましょう。

    メインターゲット・・・ファミリー、主婦、サラリーマン、OL、学生向けなど
    サブターゲット・・・次に取り込みたい客層

    例:メイン→学生、サブ→20~30代食欲旺盛なサラリーマン
    例:メイン→20~40代OL、サブ→ファミリー

    時間帯や曜日、立地による客層の違い、顧客行動の違いを考慮しましょう。
    ターゲットに合わせた味、量、見た目、サービス、内装外装などの店舗作りをする必要があります。

    Whehe(どこで)

    出店する店舗のエリア、立地の調査と決定をします。

    ・立地条件
    ・沿線、最寄駅からの距離、最寄り駅の乗客数
    ・看板・建物などの視認性
    ・座席数
    ・店舗の間口
    ・ターゲットによる営業時間、定休日の設定

    場所選びにはターゲットを踏まえて決定します。
    例えばターゲットが学生なら通学沿い、サラリーマンなら駅前やオフィス街などです。
    競合店がやっていないポイントを狙ってみるのもいいかもしれません。

    Why(なぜ)

    開業理由、創業目的、目標を明確にすると共に、お客様の来店動機も考えましょう。
    必ず曖昧にせずに、強い意志を持つことが大切です。

    経営者
    ・なぜ開業するのか
    ・なぜそのメニューを打ち出すのか

    お客様
    ・なぜ来店するのか(仕事帰り、料理のおいしさ、雰囲気、安さなど)

    Who(誰が)

    必要な従業員数、スタッフはプロかアルバイトかなど誰が開業に関わるのかを考えます。

    ・個人店かFCかVCか
    ・調理スタッフがプロの料理人かアルバイトか
    ・社員かアルバイトか
    ・何人での雇用するのか

    When(いつ)

    開業時期と営業時間を決めましょう。
    開業までにかける時間、いつ開業するのか、タイミングを見誤らないようにしましょう。
    開業スケジュールを組むことでいつまでに何をやらなければならないのかが分かります。資金集めや物件探しなどスムーズに行えるようにしましょう。
    また、ターゲットによって営業時間・定休日の設定も行いましょう。

    How(どうやって)

    一から開業するとなると、まずお客様にその店の知名度を広めなければなりません。接客、サービス、集客、販売促進、提供方法の手段を考えましょう。

    集客方法:HP、SNS、ポイントカード、フリーペーパーなど
    販促方法:期間限定商品、タイムセール、クーポンなど
    提供方法:セルフサービス、テイクアウト可など

    How much(いくらで)

    開業にかかる資金や設定する客単価を決定しましょう。このとき想定する回転数も一緒に考えましょう。

    開業資金
    例:ラーメン屋開業資金1000万(物件取得費、内外装工事費、厨房・備品代、運転資金など)

    客単価
    例:ラーメン屋
    ランチ800円×10席×8回転=6.4万円
    ディナー1000円×10席×6回転=6万円
    売上12.4万円

    コンセプトシートの作り方

    上記の「7W2H」を決めるのに使えるのがコンセプトシートです。
    ダウンロードもできるので是非活用してみてください。

    コンセプトシート例

    例を元にコンセプトシートを作成してみましょう。
    ここでの注意点はメインコンセプトと周りの8つのコンセプトが矛盾していないか見直すことです。ご自身が考える理想のコンセプトになっているか確認しましょう。

    コンセプトシートのダウンロードはこちら

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    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    飲食店を開業するにあたり、コンセプトを明確にすることはもっとも重要なことの1つです。
    お店の魅力がお客様にはっきりと伝わることは、その分長く愛されるお店になるということです。
    お店のファンを増やし長く愛される飲食店づくりを目指していきましょう。

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  • 飲食店開業で内装・外装を進める上で抑えておきたいポイントとは?

    飲食店開業で内装・外装を進める上で抑えておきたいポイントとは?

    飲食店開業で内装・外装を進める上で抑えておきたいポイントとは?

    お客様を迎え入れるお店の外観、食事をする雰囲気や、居心地の良さなど開業時に設定した内装・外装で、来店する客数が左右されることがあります。

    ここでは、内装・外装を決めていく上でのコンセプトの作り方や、施工をしていく業者選びから費用感、スケジュールなどの内装・外装に関するポイントを解説していきます。

    選び方でお店の雰囲気が左右される!?開業時の施工業者の選び方

    「どうやって施工業者を選べばいいのか?」「住宅などを手がけている業者でもいいのか?」など初めての飲食店で内装・外装の施工業者の選び方をここでは紹介していきます。

    内装・外装工事会社の種類

    内装・外装の会社には、デザインを行う「デザイン・設計会社」、施工のみを行う「施工会社」、デザインと施工両方行う「設計・施工会社」の3種類あり、この3種類それぞれメリット・デメリットがあります。

    1.デザイン・設計会社

    デザイン・設計会社はお店の設計やデザインを手がけ、施工は別会社に依頼します。

    メリットとしては、デザインのプロであるため、デザインのクオリティが高いという点です。また、デザインと施工が別になるため、数社から見積をとって価格の比較をすることができます。デザインと設計、施工で分担がはっきりするため、きちんとした工事管理が期待できます。

    逆にデメリットとしては、デザイン・設計と施工で分担するため、その分業者選びに時間がかかる点です。また、やり取りする業者もその分増えるため、やり取りの手間も発生します。

    デザインにこだわりたい、スケジューリングにある程度余裕がある場合はこちらがおすすめです。

    2.施工会社

    施工会社は基本的に自社内でデザイン設計は行わず、職人さんを管理する会社です。

    メリットとしては、施工を直接職人さんに依頼するため、費用を抑えることができます。また、居抜きで内装をそのまま使う場合は、早いスピードで、オープン費用を抑えることが可能です。

    逆にデメリットとしては、デザイン設計も受注している施工会社は、デザインを外注する場合も多く、その手間が発生するうえ、自分で外注先は決められないため、じぶん好みのデザインにならない場合があります。

    3.設計・施工会社

    設計・施工会社は店舗のデザイン・設計だけでなく、施工も自社で行うことができます。

    メリットとしては、窓口が一つの為、設計から工事がおわるまでの打合せがスムーズで、工事期間を短縮することが可能です。デメリットとしては、先に記述した1や2に比べ、トータルの工事費が高くなる可能性があります。

    メンテナンス時の連絡を簡単にしたい、開店までの時間を短縮したい場合はこちらがおすすめです。

    4.注意点

    施工業者を選ぶ際には、必ず飲食店の設計・施工の経験が豊富なところを選ぶようにしてください。
    飲食店の内装は、専門的な知識が必要になるため、知識が経験の浅い業者を選ぶとトラブルの発生原因につながります。

    また、見積もり後、工事中に追加工事が必要になる場合は、必ず相談してもらうこと、料金提示することをあらかじめ伝えておきましょう。

    工事する店舗の状態と費用を理解しよう!!

    内装・外装工事をおこなう際に店舗の状態によって工事の費用が変わってきます。

    ここでは、その店舗の状態の種類と、施工にかかる相場などを紹介します。

    スケルトンの物件の場合

    15坪程のスケルトン物件の場合、1坪当たりおよそ30~50万というのが相場とされています。

    飲食店は、これに厨房設備がかかるため、坪45~60万が一応の目安になります。坪単価は一律ではなく、規模が大きくなるほど単価は低額になる場合があります。

    居抜きの物件の場合

    居抜き物件は、電気、ガスなどの設備工事が不要なため、大幅に費用を削減することができます。

    しかし、物件によっては業種によって電気熱量が足りない、ガス火力が弱すぎるなどの不具合から、追加工事が必要な場合があります。

    内装工事の場合

    内装工事は、改装工事費と設計・設計監理費がかかります。
    改装工事は一坪当たり平均で20~50万、設計費・設計監理費は工事費の5~15%程かかります。

    1.デザイン設計

    30~70万程。デザイン設計は、デザイン設計専門の業者に依頼する場合と施工会社が一緒に行う場合とあります。

    2.設計監理

    25~50万程。

    3.内装工事

    50~150万程。デザイン設計の業者と違う業者の場合、設計と一致しているかをこまめに確認することをおすすめします。

    4.厨房工事

    30~300万程。業態によって設備が大幅に変わるので、工事費用にも幅があります。

    外装工事の場合

    外装工事は、外壁の塗装・張り替え、正面のデザインや看板工事などがあります。お店の広さやデザインによって差はありますが、外装工事の相場としては、約100~200万と言われています。

    店舗の外観は大事な集客ツールの一つであるため、集客の見込める看板、正面デザインを考えることが大切です。

    造作譲渡費用

    造作譲渡費用とは、以前に飲食店や、店舗として運営していた業種のままの造作や、備品が付帯する店舗物件には、保証金や礼金のほかに内部の造作・備品への譲渡料が伴う場合があります。

    減価償却

    減価償却は、固定資産の購入費用を使用可能期間にわたって、分割して費用計上する会計処理です。

    設備や機械装置、器具、備品といった年月の経過とともに価値が減少する資産のことになります。減価償却資産は、使用可能期間にわたって分割して購入費用を計上する必要があります。基本的には一度に経費として計上することはできません。

    施工前のスケジュールが重要!?外装・内装のスケジュールとその内訳

    内装工事にかかる期間は、着工から2・3週間~2ヶ月ほどと一般的には言われていますが、物件の規模、状態によってより多くの日にち、時間を必要とすることもあります。中には、夜間にしか工事ができない物件の場合もあるため、事前に内装・外装の施工業者との調査が必要になります。

    1.内装業者との打ち合わせ

    まずは自分の作り¥たい店舗のコンセプトの提示です。
    お店の場所、設備器具の状態、想定する回転数、客席、メニュー、店内の雰囲気などのコンセプトを細かく、はっきり伝えます。
    上記を伝える際は、写真や画像なども提示し、より相手にイメージが分かりやすいようにしましょう。また、融資などを受ける場合、その旨を伝え、予算を融資先に提示します。

    2.パース(完成予想図)や見積書を提示してもらう

    内外装のコンセプトに応じ、パース(建物の外観、店内を立体的に描いたイメージ図)やお店のレイアウトの制作してもらいます。
    物件の内見時に、内外装業者の同行の元、現地調査をし概算の見積りを出してもらいます。
    概算の見積りは1社だけではなく数社からとり、金額、工事内容を比較します。
    ※後のトラブルを避けるため、あらかじめ見積りを検討する際には、追加の工事がないことを確認しておきましょう。

    3.業者を決定

    十分に検討後、施工会社を決定したら、工事請負契約書などを締結します。
    契約時に費用の半分支払い、残りは竣工(完成)後に支払うのが一般的です。

    4.着工

    契約が締結したら、デザイナー、施工担当者、依頼主で打合せを行い着工に移ります。
    着工前に、消防署、保健所に前もって相談しておきましょう。
    工事を始める7日前までには「防火対象物工事等計画届出書」を管轄の消防署に提出が必要です。

    5.完成・引き渡し

    工事引き渡し前に、消防と保健所の検査があり、検査合格後引き渡しとなります。
    工事完成後、施工会社立会いのもと点検を行います。
    汚れや傷の有無、壁のクロス浮きや、塗装の剝がれなどチェックし、必要であればその場で修繕してもらいます。その後引き渡し、開業前に残りの費用支払いとなります。

    保健所・消防署の検査
    保健所の検査は、場所、業態によりチェック項目が異なります。
    消防署の検査は、消火・警報・避難設備、消防活動用設備が中心になります。
    こちらの手続きは、施工会社に代行してもらうことができます。

    自分が納得する店舗デザインにするための下準備とその方法

    1.開業店舗のコンセプト

    デザイン会社との打ち合わせでは、コンセプトを細かく設定し、しっかり伝えましょう。

    2.参考資料を集める

    完成イメージ時に近い店舗の写真や図面を見える形で用意しましょう。目に見える形で伝えることにより、イメージ相違のトラブルを避けることができます。

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  • カフェを開業し経営するために必要となる 資格や申請は?

    カフェを開業し経営するために必要となる 資格や申請は?

    資格、申請というとほとんどのかたが苦手意識をもたれるのではないでしょうか?でも大丈夫です。この記事では これからカフェを開業し経営しようと計画中のみなさんのために一つ一つの資格の注意点や申請方法丁寧にお届けしていきます。

    まずは必ず抑えておかなくてはならない資格と申請です。必要となる資格は『食品衛生責任者』で必要な申請は『飲食店営業許可申請』です。

    カフェ開業で必ず必要となる資格や申請は?

    現在、調理師免許や栄養士免許をお持ちのかたは、新たに取得する必要はありません。また、飲食店の開業のためには、調理師免許は必須ではありません。

    『食品衛生責任者』は必須

    カフェに限らず飲食店を開業し経営するなら必ず取っておかなくてはならない資格です。逆を言えば最低限「食品衛生責任者」の資格があればカフェのオープンは可能となります。

    「食品衛生責任者」の責務は、食中毒や食品衛生法違反を起こさないよう管理運営をすることです。各都道府県の食品衛生協会が開催している、公衆衛生学、衛生法規、食品衛生学など6時間ほどの短時間の講習を受講することで取得できます。

    受講料は受けられる都道府県によって異なりますが、おおむね1万円前後です。養成講習会の受講後は、受講修了証として「食品衛生責任者手帳」が配布されます。食品衛生責任者の資格は日本全国共通なので、どの都道府県で取得しても全国で開業できます。

    基本的にはお店に常駐する人が取得します。そのため、複数の店舗を運営する場合は、店舗数と同じ数の資格保有者が必要です。

    飲食店のオープンには『飲食店営業許可申請』は必須

    資格とは異なりますが、上記の食品衛生責任者に関連してカフェをオープンする際には必ず『飲食店営業許可申請』を管轄の保健所に提出しなければいけません。ここで注意したいのが各保健所によって確認事項が異なるということです。事前に管轄の保健所に相談に行きましょう。

    申請には『食品衛生責任者手帳』や『調理師免許』などが必要となります。実際に保健所の担当者が店舗を訪れ所定の設備をチェックします。内装のスケジュールや厨房機器の設置予定日を考え早めに(目安としては店舗が完成する10日前くらい)申請しましょう。

    カフェ開業で営業形態により必要となる資格や申請は?

    では他の資格はどうでしょうか? お客様が出店するカフェの営業形態により必要となってくる資格がありますのでご確認ください。

    収容人員に応じて『防火管理責任者』

    防火管理者とは、火災による被害の予防、防火管理を行う役割を持った責任者のことです。収容人員が30人未満の飲食店では不要となります。

    収容人員が30人を超える飲食店を開業する場合のみ必要な資格です。延床面積が300平米以上であれば「甲種防火管理者」、300平米未満の場合は「乙種防火管理者」を選任します。資格取得のためには、各地域の消防署などが実施する講習会を受講する必要があります。講習期間は甲種が2日、乙種は1日、受講費は3,000~5,000円程度です。

    アルコールを提供する場合は?

    「カフェでアルコールメニューを提供したいんだけど大丈夫かな…」答えはOKです。飲食店営業許可証のみでアルコールメニューの提供は可能となります。

    ただし条件があり、深夜0時以降もアルコールメニューを提供する場合には、「深夜酒類提供飲食店営業開始届出書」を所轄の警察署に提出しなくてはなりません。この時にお店のレイアウト図、営業許可証、賃貸契約書のコピーなどが必要になります。

    ただ、酒以外に丼やパスタなどの主食を提供している場合、届出は不要とされています。「接待」を行う場合には風俗営業許可が必要となりますので注意してください。

    『開業(廃業)等届出書』はお忘れなく

    あらたに独立開業されるかたは『開業届』の提出が必要となります。こちらは開業してから1ヶ月以内に所轄の税務署となります。開業後はバタバタしがちです。あらかじめ予定をいれておき忘れないようにしましょう。

    カフェで有ると役立つ資格は?

    他にもカフェを開業し経営する上で役に立つ資格があります。ご自身の必要に応じて取得を検討されてみてはいかがでしょうか。

    コーヒー専門の資格

    コーヒーやカフェに関する国家資格は存在しません。しかし民間や協会で行ってる検定や資格はあります。

    コーヒーインストラクター検定

    全日本コーヒー商工組合連合会が制定している検定で、コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上を目的とする資格認定制度です。資格は コーヒー鑑定士、コーヒーインストラクター1級~3級とあります。3級は講習会の受講のみで資格取得できるものとなっています。

    JBAライセンス

    日本バリスタ協会が制定しているライセンスで、バリスタという技術者(提供者)が、高品質なコーヒーやその他の商品を提供することを目的としています。資格はレベル1、レベル2、レベル3とランクUPしていきます。

    コーヒーマイスター検定

    日本スペシャルティコーヒー協会が制定、コーヒーに対する深い知識と基本技術の習得をベースにして豊かなコーヒー生活が提案できるコーヒーマンを育成認定します。全国で5,692名の方が活躍されています。(2020年12月現在)

    コーヒープロフェッショナル

    UCCコーヒーアカデミーが認定する資格制度です。ベーシックコース、プロフェッショナルコース、スペシャリストコースがあり細かくサポートされています。

    調理師免許や栄養士は?

    飲食を開業されるかたでよく勘違いされがちな『調理師免許』の取得ですが、こちらはカフェの開業では必要ありません。しかし持っていれば前述の『食品衛生責任者』を取得する必要がなくなります。

    栄養士の資格に関してもカフェでは必要ではありませんが、昨今のヘルシーメニューが好まれる流れから所持しているとメニューに打ち出しは可能になりセールスポイントとなります。もちろんこの場合も『食品衛生責任者』を取得する必要はありません。

    まとめ

    カフェを開業し経営するための資格や申請をまとめて紹介しました。お客様がオープン予定のカフェの営業形態によって必要、不必要な資格や申請がお分かりいただけたかと思います。

    『食品衛生責任者』は早めの取得をおすすめします。その後の『飲食店営業許可申請』も内装や機器納品のスケジュールと調整しながら早めに日程を決めておきたいものです。