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  • 飲食店開業までに必要なもの最新総まとめ【2022年2月更新】

    飲食店開業までに必要なもの最新総まとめ【2022年2月更新】

    「飲食店開業」。誰しも1度は憧れたことがあるのではないでしょうか?
    しかし、飲食店を開業するにはメニュー開発や資金調達、物件探し、さらに資格取得や開業手続きまで、やらなければいけないことがたくさんあります。


    何から始めればいいのか、何が必要なのか、どのような流れなのか、そんな方のために飲食店を開業するまでの流れをそれぞれポイントと合わせて紹介していきます!

    飲食店開業準備に入る前に!最初に知っておくべきこととは?

    飲食店の開業を決めてからオープンまで、準備することがたくさんあります。
    事前にしっかりと準備をしていないと、開業できてもそのあとに失敗してしまう恐れがあります。


    失敗を防ぐために、まずは開業について理解を深めましょう!
    開業のベストタイミングや自分に合った開業方法を知っておくことで、より開業成功の道に近づきます。

    飲食店開業のベストタイミングはいつ?

    飲食店の開業には、良いタイミングと悪いタイミングがあります。世の中の情勢、コロナや自分自身の状況にもよりますが、一般的には9月から10月に開業するのがベストタイミングと言われています。

    逆に、悪いタイミングというのは12月から1月です。
    それは、クリスマスや忘年会、新年会などの行事により、飲食店が最も忙しくなる時期だからです。

    繁忙期に開業し、お客様に不慣れな対応をしてしまうのは避けましょう。
    最初の2、3カ月は仕事に慣れる時期として計算すると、9月から10月に開業するのがベストと言えます。

    また、自己資金がある程度貯まっているときも開業のタイミングです。
    開業後で一番大変なのは資金調達です。コロナの影響で大変な状況ではありますが、開業するからには飲食店は長続きしなくては意味がありません。

    独自開業?フランチャイズ経営?自分に合った開業方法とは?

    開業には主に2つの手段があります。
    それぞれの特徴を理解し、自分に合った開業方法を見つけましょう。

    独自開業

    何もない状態、0から一人で開業を始める方法です。

    ノウハウを持たない場合、物件や設備、資金など大きな労力や資金が必要になり、全て自分一人でやらなければならないため、苦労が多くなります。

    しかし、やることが多い分やりがいが大きく、利益も多く得ることができるという魅力もあり、全て自分一人での意志で決定することができ、自由度が高いため個性を出したい方におすすめです。

    自分一人で選択できるという点から、居抜き物件や中古厨房機器を使用することで多少の資金を抑えることができるため、資金面に関してはある程度工夫することができます。昨今資金ゼロからの開業などの記事もありますが現実的ではありません。

    フランチャイズ経営

    フランチャイズ本部企業と契約を結び、経営する手段です。
    フランチャイザーが築き上げた商標や商号を使用する権利を与える代わりに、フランチャイジーはロイヤリティーという対価を払うというシステム。

    フランチャイズ経営の魅力はなんと言っても、フランチャイズ本部の持つ商標、チェーン名称、商品、ビジネス、経営のノウハウなど活用して経営できることです!

    既に知名度があるため、開店当日からリピーターとなるお客様を招き入れることも可能です。
    ブランド力が活かせられるのは、独自開業とは異なる大きなメリットですよね。

    また、定期的な商品開発が行われるため、全国展開であればテレビなどの宣伝が威力を発揮することもあります。

    このように、未経験からオーナーとして活躍することができ、集客支援や社員育成のサポートも受けることができるため、安心して開業することができます。

    しかし、ブランド力を活かすことができるというのは、逆に悪い影響を受ける可能性もあるということです。

    また、希望の物件や内装など、自分の思い通りにならない点も出てくるため、自分の理想通りのお店を開業したい方にはおすすめできません。

    最低条件を決めて、自分に合った開業方法を知りましょう。

    魅力的な飲食店にするには?コンセプトの重要性

    コンセプトを明確に作成していないと、オープン後の経営の仕方や方針に影響したり、狙いたいターゲット層のいない立地に出店したり、資金繰りがうまくいかなくなったりという話を飲食店を経営するオーナーさんなら誰しもが聞いたことがあるのではないでしょうか?

    ここでは飲食店にとって重要なコンセプトの考え方について説明をしていきます。

    コンセプトの重要性

    コンセプトとは、概念、つまり基本的な考え方のことを言います。

    簡単に言うと「どんなお店にするか」ということであり、この軸がしっかりしていないと開店前も開店後も迷走、結果として「開業失敗」につながってしまいます。

    コンセプトは、来店されるお客様がお店に対するイメージや、どのような商品やサービスを提供しているのかを判断する材料にもなるのです。

    コンセプトの考え方

    飲食店におけるコンセプトは、「7W2H」の観点から考えていくことができます。

    「7W2H」に沿って、コンセプトを固めていきましょう。

    What(なにを)

    お店でどのような商品を提供するのか。メニュー・サービスの特徴。

    Which(どれを)

    どれを看板商品とするのか。お店のウリを明確にしましょう。

    Whom(だれに)

    ターゲット像はどのようなものか。
    メインターゲットとサブターゲット(次いで取り込みたい客層)を設定しましょう。
    ターゲットはお店周辺にどのくらいいると考えられるのか、どのようにアプローチをするか。

    Where(どこで)

    出店するお店の場所。自宅と同じ場所なのか、自宅とは別の場所なのか。立地条件やエリア、席数を設定し、調査をしましょう。
    この場合は「ターゲット」が関係してくるため、Whom(だれに)を踏まえた上で決定しましょう。

    Why(なぜ)

    創業目的、目標、夢。なぜお店を始めるのか考えてみましょう。
    また、お客様視点に立って、なぜ来店するのかも考えてみることで、より明確なコンセプトを決めることができます。

    Who(だれが)

    誰が開業するのか。一人で開業するのか、誰かと一緒に開業するのか。
    スタッフや雇用する予定の従業員数、スタッフはプロかアルバイトか等。

    How(どうやって)

    どのようにしてお店を世の中に広めていくか、どのようにして接客、サービスを提供するか。
    集客・販促・提供方法を考えましょう。

    How much/long(どのくらい)

    開業にかかる資金、設定する客単価、どれくらいの期間をかけて開業するのか。

    When(いつ)

    開業時期、営業時間、定休日。
    開業までの時間、いつまでに開業するか、どんな時間帯に利用してもらえるのか。

    売れるメニューを開発しよう!

    提供するメニューによって、集客や売上、来店されるお客様の満足度等、飲食店の命運が決まります。
    お客様が満足するようなメニュー、また、利益につながるメニューを開発しましょう。

    メニュー作成時のポイント  

    コンセプトを明確に!

    どのようなメニューを提供するのか、まずはメニューの基本方針を決めることが重要なポイントになります。

    ターゲットとなる客層を明確にし、店のコンセプトに沿ったメニューを用意することで、店の個性や統一感が出すことができます。

    メニューの種類

    メニューの種類によって、店にもたらす効果・役割が異なってきます。
    多くの飲食店で取り入れられているメニューの種類・効果には、以下のようなものがあります。

    「定番メニュー」
    同じジャンルの飲食店ならば必ずと言っていいほど置いてあるメニューのことです。
    顧客のニーズを満たしやすいことが特徴です。
    例:居酒屋=ビール、中華料理屋=餃子

    「看板メニュー」
    そのお店の看板、お店の顔となるメニューです。
    これを目当てにお客様が来店するため、店のブランディングや宣伝に繋がります。
    飲食店の競争が激しい中、他のお店にはないメニューを作ることで顧客の増加、リピート率向上にも効果があります。

    その他、原材料費や調理のコストがかからない「利益率の高いメニュー」、季節ごとの一品など一定期間で変わる「期間限定メニュー」など、それぞれバランスをよく取り入れることを意識しましょう。小さいお店、大きいお店に関わらず、これらのメニューを事前に決めておくことをおすすめします。

    こだわりを持つ

    顧客のニーズはその時代によって変化していきます。
    しかし、味を変えてしまうと、常連客が離れてしまう可能性もあります。
    何度でも足を運びたくなる、オリジナリティ溢れるメニューを日々追及し続けていきましょう。

    見た目

    料理の美味しさももちろん、見た目も重要です。
    盛り付けや色合いは、食指を動かすきっかけとなります。

    また、近年ではソーシャルメディアへの投稿が盛んになってきています。
    お客様自身が宣伝をしてくれることもあるので、見た目のインパクトや彩りはとても重要です。
    コンセプトで設定したターゲットの客層から料理の種類、ボリューム、器、盛り付け方を決めましょう。

    メニューブックの作成

    飲食店におけるメニューブックは、お客様が席について1番最初に目にするものです。
    メニューの伝え方がうまくいかないと、売れる商品も売れなくなってしまいます。

    メニューブックには様々な種類があります。
    自分のお店の雰囲気やコンセプトに合ったメニューブックを選び、より魅力的にメニューを提供しましょう。

    メニューブックの種類

    折り畳みタイプ
    1枚タイプに比べて、メニュー数は比較的多く掲載可能な分、コストがかかります。
    二つ折り、三つ折り、観音折りなどの種類があります。
    ラーメン店や定食店向けです。


    見開きタイプ
    お店のメニュー数に応じたメニューブックを作成することができます。
    レストランや居酒屋など多くのメニューを提供する業態向けです。

    メニューブック作成時のポイント

    イチオシメニューは大きく目立たせる
    お客様は、メニューブックを見て、一番目立っているメニューをお店のイチオシ商品だと認識します。
    だからこそ、一番注文してほしいメニューは、一目でわかるように一番大きく、一番目立つように配置しましょう。

    カテゴリを分けて表示
    「サラダ」「焼き鳥」「刺身」など、カテゴリを分けて掲載しましょう。
    バランスのよい注文や注文品数の増加にもつながります。

    写真は大きく・多く
    メニュー写真はプロにお願いするとより効果的です。
    費用はかかりますが、「美味しそう」な写真で紹介することで、売り上げに繋がります。

    テンポスではメニューブックの作り方からメニューブックの購入まで、飲食店を開業されるお客様をお手伝い致します。

    ●メニューブックの購入

    テンポスドットコム

    ●メニューブックつくりのご相談

    テンポス情報館

    ベストな仕入れ先を見つけるには?

    仕入れ先の探し方

    仕入れ先を探す方法としては、下記が挙げられます。

    ・インターネット
    ・お店の近所を探す
    ・知り合いから紹介してもらう
    ・展示会・市場で探す

    近年ではインターネットで仕入れ先を探す方が多い傾向にあります。
    また、飲食店を経験されている方は当時の繋がりやツテなどから仕入れることが多いようです。

    仕入れ先の種類

    仕入れ先は主に下記が挙げられます。

    ・通販サイト
    ・スーパー
    ・生産者
    ・業務用卸業者
    ・市場

    品質や価格は適切か、自分の店に合っているか、支払い方法や納品方法など、複数の仕入れ先を比較し、自分のお店にあった仕入れ先を見つけましょう。リスト化しておくことで将来的に仕入れ先を変更する時にも役立ちます。

    テンポスでは飲食店の仕入れのお手伝いを致します。

    ●仕入れ先開拓

    ミクリード

    ●酒類の仕入れ

    サントリー


    飲食店開業、気になる費用について解説!

    飲食店を開業するにあたって誰もが直面する開業資金問題。
    いざ開業するときに「資金が足りない」なんてことのないよう事前に知識をつけましょう。
    ここでは、必要な費用の概要と資金調達方法を紹介していきます。

    必要な費用とは?

    開業に必要な資金は主に以下の4つに分けられます。

    物件取得費
    物件を本契約して自分の物件として取得するために必要なお金です。

    店舗投資費用
    店舗としての体裁を整えるために必要なお金です。

    運転資金
    運転資金=FLコスト(食材費+人件費)+家賃 

    生活費

    開業時に使用できる?補助金・助成金って?

    国や地方公共団体から支出される資金として、「補助金」、「助成金」があります。
    こちらは返済の必要がないうえに、資金として活用できるのです。
    それぞれ審査があるので、しっかりと条件を満たした上で申請しましょう。

    資金調達方法

    自分で貯金をする

    約6割の企業が、飲食店を開業してから事業が軌道に乗るまで6ヶ月かかり、残り4割は6ヶ月以上の期間を要しています。
    そのため、最低6ヶ月分は運転資金を予測して準備しておく必要があります。コロナでの営業自粛、短縮営業などの可能性も考え少し余裕を持って準備を心掛けてください。

    最低でも3ヶ月分は自己資金としても用意し、あと3ヶ月分は「制度融資」「創業融資」「助成金・補助金」などの方法で資金調達するようにしてください。

    知り合いからの支援

    資金調達方法の中でも最もハードルが低く、負担が少ないです。
    信用次第で利息や返済日などが、金融機関と比べて融通が利きます。

    知り合いだからと曖昧にせず、返済義務の有無や返済期間、利子などについて明確に取り決めを行い、契約書まできちんと作成するようにしましょう。

    銀行・信用金庫からの融資

    資金調達をするにあたって、普段から利用している身近な存在ということもあり、銀行からの融資が真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
    しかし、事業主の過去の取引実績をもとに厳正な審査を行うため、意外にもハードルが高いようです。最初の自己資金ゼロの場合には銀行や信用金庫からの融資は非常に難しいと考えてください。

    飲食店成功の鍵!いい物件を見つけるには?

    物件は飲食店の成否を決めます。
    優良な物件を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。

    さまざまな物件がありますが、なかなか理想の物件に出会えないこともあります。
    たくさんある中から理想の物件を見つけるため、物件の探し方をお伝えしていきます。

    それぞれの特徴を理解して自分に合った探し方で見つけましょう!

    3つの調査方法

    ネット

    物件を探すにあたって、やはりネットで探すのがよりたくさんの情報を得られるでしょう。
    ただ1サイトだけから探すのではなく、複数のサイトに登録してこまめにチェックすることで、大体の相場が分かるようになっていきます。あらかじめ気になった物件をリストにしておくと便利です。

    サイトによって、公開している物件が違うところもあるので、よりたくさんの場所からチェックするようにしましょう。またコロナ禍では居抜き物件なども非常に増えていますのでいい物件を探し出せれば、初期費用を抑えることも繋がります。

    不動産屋

    ある程度のエリアが既に決まっている人は、そのエリアの不動産会社に問い合わせてみるのもいいでしょう。
    不動産会社によっては、その地域の建物のオーナーと繋がりを持っている可能性があるため、ネットには出回っていない物件を紹介してもらえる場合も少なくありません。

    また、不動産会社の担当者から、物件探しに有益な情報を得られたり、アドバイスをもらえる可能性もあります。

    自分の足で歩いてみる

    エリアが決まっている場合、不動産会社に訪れるだけではなく、自分の足でその地を歩いてみるのも大切です。
    その地域の雰囲気や人通り、競合店があるのかなど、直接感じることで気づくこともあります。自宅とは別の場所で開業する場合は時間を変えて何度か歩いてみるといいでしょう。

    実際にその地域を歩いてみて不動産会社を見つけたら寄ってみるのもいいですが、アポ無しで突然訪問するのは迷惑と感じる不動産会社の方もいます。なるべく事前に確認して話を聞くようにしましょう。

    厨房機器・備品を揃えよう

    まずは厨房に必要な機器をチェックしていきましょう。
    避けたいのは、先に厨房機器を購入してからレイアウトや動線を考えることです。
    この順序だと限られた配置・動線の確保しかできなくなるため、無駄が発生するリスクが高くなります。

    順番として、まずは配置や動線を決めてから、それに合わせて厨房機器や家具、備品を購入しましょう。特に小さいお店の場合には後から変更することが難しいため計画的に進めてください。

    厨房機器

    いざお店を開業してから「必要な機器が足りない」、「使わない機器を購入してしまった」なんてトラブルは避けたいところです。
    今回は業態にかかわらず、小さいお店の場合でも揃えておきたい厨房機器を7点ピックアップしました。

    冷凍冷蔵庫

    食材を保存するための冷凍冷蔵庫は飲食店にとって欠かせない機器になります。
    提供する料理の量や厨房の広さを考えて、冷凍冷蔵庫の容量やサイズを決めましょう。

    シンク

    シンクは調理前の手洗いや、食器や調理器具の洗浄のために欠かせない機器です。

    ガステーブル・ガスレンジ

    ガステーブル、ガスレンジは調理時間の短縮、作業効率が大幅にアップします。

    作業台

    作業台は、盛り付けをしたり、お盆へ料理をセットするときに必要です。

    コールドテーブル

    コールドテーブルがあると作業と保存をスムーズに切り替えることができます。
    温度管理に気を使うメニューを扱う店舗の必需品です。

    製氷機

    冷たいドリンクの提供や食材の保存には、氷が必要です。

    食器棚

    食器やグラスを清潔に保管するには、食器棚が必要です。

    食器・備品

    料理を演出する食器やグラス、カトラリーはお店の印象を決定づけます。
    お店の雰囲気を左右するテーブルや椅子などの家具は、デザインも重要ですが、お客様の使いやすさを第一に考えて選んでください。
    寸法を測って図面と照らし合わせ、イメージ通りの家具を揃えていきましょう。

    厨房機器は新品で揃えようとするとかなりの金額がかかってしまいます。
    中古機器も視野に入れ、コストを抑える必要があります。ぜひテンポスにご相談下さい。

    ●厨房機器・店舗用品の通販サイト

    テンポスドットコム

    忘れていませんか?飲食店開業手続き!

    開業の準備が整い、いざオープン!の前に、一番忘れてはいけないのが開業の手続きです。
    開業に必要な申請や資格を持っていないと、どれだけ入念に準備をしても開業できない恐れがあります。

    予め必要な手続きを確認し、スムーズに開業できるようにしましょう。

    必要な申請・検査・届け出

    開業に必要な申請・検査・届け出は主に以下が挙げられます。

    ・税金関係で必要な届け出「個人事業主の開業届出書」
    ・衛生上必要な届け出「飲食店営業許可」
    ・消防上必要な届け出「防火管理者選任届」
    ・従業員を雇用する上で必要な届け出「労災保険、雇用保険の加入手続き」
    ・お酒を提供する場合に必要な届け出「深夜酒類提供飲食店営業開始届出書」

    必要な資格

    ・食品衛生責任者
    ・防災責任者

    これらは飲食店を開業するにあたって必須な資格です。
    ちなみに、「調理師免許」の資格は不要です。

    この他にも「持っていると強みになる資格」が存在します。
    さらに集客や売り上げを上げたい方は、自分の業態に合った資格を取ってみるのもおすすめです。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    飲食店を開業するには、やるべきことがたくさんあります。
    しかし、一つ一つしっかりと準備することで成功の道に近づきます。

    重要なことは、開業の流れを予め把握できているかということです。
    開業後に後悔しないよう、余裕をもって取り掛かりましょう!

    テンポスドットコムでは、コロナ禍においても飲食店の開業をされる方に向けて、開業に必要な準備をお手伝い致します。

    また、各業種に絞った専門サイトを5業種オープンいたしました。

    各業種の開業に必要な機器、情報・サービスのご提供をしております。

    是非、お店を開業する際の参考にしてみてください!

    https://www.tenpos.com/c/special-contents1/open-guide

    ラーメン屋開業ドットコムはこちら

    カフェ・喫茶店開業ドットコムはこちら

    ケーキ屋・スイーツ開業ドットコムはこちら

    パン屋開業ドットコムはこちら

    ホテル・宿泊施設ドットコムはこちら

  • ここが違う!プロが運ぶ業務用冷蔵庫、ショーケースの買取現場

    ここが違う!プロが運ぶ業務用冷蔵庫、ショーケースの買取現場

    買取依頼された業務用冷蔵庫や冷蔵ショーケースはどうやって運ばれていくのでしょうか?
    今回は買取センターの買取現場をレポートいたします。

    徹底した見積り(でもスピーディー)

    お客様から買取依頼があったら内容をお伺いしたのちスケジュールを調整してお客様のお店に伺います。
    翌日~翌々日に伺うパターンが多いようです。当然お見積りは当然無料です。

    機器をリストに書き出し

    見積スタッフが商品の型式、年式、状態などを1機種毎に細かくかつ素早くチェックしていきます。
    営業中の場合は実温度を見れば正確に動作しているかどうかは一目瞭然です。
    現場で動作確認が出来ない場合は持ち帰ってからの動作確認となる場合もあるとの事でした。

    経験豊富なスタッフは業務用冷蔵庫や冷蔵ショーケースに標準で付属している棚板の枚数や排水タンクなどを熟知しているため短時間でリストに記入していきます。

    画像の例では営業も終了しており食材などもなくすっきりしていますが、実際はこんな現場ばかりではありません。
    営業時間内で調理真っ最中の現場、1ヶ月前に営業を終了して食材が残ったまま電気を止められてしまった現場・・・など様々です。

    冷蔵庫やショーケースの機種名や状態をチェック

    搬出経路を細かくチェック

    ひととおりリスト化したあとチェックするのは運び出すための経路となります。
    出入口の幅や高さはもちろん、多層階の場合はエレベーターの有無やエレベーター内の広さ、エレベーターが無い場合は階段や踊り場の状態、重量のある機器を運ぶため段差など細かくチェックしていきます。
    一見さっとチェックしているように見えてたくさんのポイントを押さえています。

    建物によっては養生が必要となりますので、養生部材の数量なども確認していきます。
    ここを見誤ると搬出当日えらい目に合います。

    特に階段手降ろしの現場などで人数足りないと・・・それはもう事故です。
    事故が起こらないよう見積担当者はより真剣にならざるを得ません。

    出入口の幅をチェック
    縦型冷蔵庫が通るか高さをチェック

    機器の取り外し

    お客様より見積金額に納得して頂けたらいよいよ搬出作業となります。
    使い込まれて汚れている厨房機器も数日後にはテンポスの店頭に並ぶ立派な商品です。

    スタッフは新品の厨房機器と同様に丁寧に扱っていきます。
    とはいうものの1日に数件の現場をこなすためにスピーディ―に作業します。
    例えば一人で10の作業ができるとすると二人では20どころではなく30~40くらいの作業ができてしまいます。声を掛け合いながら作業をすすめていきます。

    買取依頼をされた飲食店の方々はよく作業スピードの早さに驚かれます。

    排水設備や扉に注意して

    業務用冷蔵庫や冷蔵ショーケースは電源コード以外に排水の設備があります。
    機器を傾けて排水の設備を確認します。排水ホースや排水タンクをはずしていきます。

    冷蔵ショーケースのガラスは運ぶ前にかならず外します。傾けるとガラス戸が一気に片側によって破損するのを防ぐためです。
    あと電源コードなども誤って下敷きにならないように機器にテープで仮止めしておきます。

    搬出経路の広さがギリギリの場合は冷蔵庫の扉や上部の冷蔵ユニットまで分解することもあります。

    排水ドレンをチェック
    電源コードは本体に仮止め

    機器の搬出

    取り外しながらもどんどん店外に運び出していきます。基本2名で作業をすすめます。

    丁寧に運び出し

    厨房機器は重量物が多いので、基本的に台車に載せて運びます。
    狭い戸口もぶつけないように安全を確保しながら慎重に運び出します。
    ここで見積りの時の細かいチェックが生きてきます。

    外部スペースに余裕がある場合はどんどん出せば問題ありませんが、スペースに限りがある場合はすぐに車に積み込んでいきます。その場合は出す順番も非常に重要になってきます。車に積む順番を間違えてしまうと最終的に全部を車に積み込めず積み残しが発生してしまいます。

    台車に載せると出入口ギリギリに
    ガラスの扉は破損しないよう外して搬出

    ササっと積み込み

    物量に応じた車両に順序よく積み込んでいきます。
    重量物はパワーゲート(実は商標らしいです。油圧で荷物を載せたまま上下できるあれです)で持ち上げます。
    パワーゲートが付いてない車両の場合は毛布などを敷いて滑らせながら引き上げます。
    このやり方でもたいがいの機器は持ち上げることができます。

    車両に載せたあとに外しておいたガラス戸などをもとに戻して動かないように養生テープで固定しておきます。

    そのあと毛布などで養生しロープやベルトでしっかり固定します。

    スペースに無駄がでないように積み込み

    ガラス扉を取付て動かないように仮止め

    作業完了確認

    積み込みが終了したら現場に忘れ物はないか確認し、最後に清掃して完了です。

    まとめ

    今回は人気商品である業務用冷蔵庫や冷蔵ショーケースの実際の引揚げ現場について説明させていただきました。
    普段はなかなか目にすることのない裏側の世界ですが、この作業が中古厨房機器の店舗を支えています。

    業務用冷蔵庫や冷蔵ショーケースの買取依頼はこちら
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    テンポス買取ドットコム

  • 飲食店オーナー必見!7つの電気料金削減術で利益を増やそう!

    飲食店オーナー必見!7つの電気料金削減術で利益を増やそう!

    飲食店の経営で利益を上げていくには、売上を上げることと同様に、経費を下げることが大事になりますよね。その中でも電気代は飲食店の経費の一つである水道光熱費の大半を占めます。

    「飲食店の電気代は高い」と言われていますが、電気料金を抑える工夫は多くあります。この記事では電気料金を抑える方法と注意点を紹介します。すぐにできること、費用が発生するものなど、削減する方法はたくさんあります。できることから自分のお店に取り入れ、少しづつでも利益を伸ばしていきましょう。

    飲食店の電気料金は高い

    飲食店において、水道光熱費の約80%が電気代と言われています。この数値だけでも、電気代を下げる取り組みが重要と言えるでしょう。

    飲食店の電気料金が高い理由

    飲食店は業務用の冷蔵庫や空調設備など大型の機器を使用しているため電気代が高くなりがちです。また、使用量はそこまで多くなくても、契約している電力のプランが自分のお店の合っていない場合は電気代が高くなってしまいます。

    電気料金削減のメリット

    メリットは何と言ってもお店の経費が削減できて利益のアップにつなげられることです。月に1,000円でも下がれば、年間12,000円の削減になります。一つの取り組みではそこまでの削減にならなくても、いくつかの方法を組み合わせればより多くの削減につながります。

    また、これを機に電気代だけでなく光熱費(電気・水道・ガス)を見直してみてはいかがでしょうか。

    テンポスでは光熱費に関する記事も取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。

    [clink url=”https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/1186/”]

    電気料金を削減する方法

    それでは、電気料金を削減する方法を紹介していきます。

    電気をこまめに消す

    使ってない場所の電気はこまめに消しましょう。ランチとディナーの間のアイドルタイムで調理をおこなわない時間帯は換気扇も切っておき、電気を節約しましょう。

    従業員にも節電の意識を持ってもらい、お店全体で取り組むことが大切です。

    来店客にも協力してもらう

    トイレも使っていない時は電気を切り、節電しましょう。「節電にご協力お願いします」といった貼り紙を貼って、来店客にも節電の意識を持ってもらうことでさらに効果を上げていきましょう。

    契約している電気のプランを見直す

    契約している電力会社で新しいプランが出ることがあります。より自分のお店に合う料金プランで契約できる場合もあるため、こまめにチェックしましょう。

    契約している電力会社を変える

    昔は関東なら東京電力、関西なら関西電力といったように、エリアによって契約する電力会社が決められていました。今は電力自由化によって契約する電力会社を自分で決められるようになっているため、より自分のお店にあった会社を選ぶことができます。

    新電力の会社が増えたことによって価格競争が起こり、お得なプランやオプションが多くあるため、すでに新電力の会社と契約済みの場合でも、さらに割引きを受けられるかもしれません。定期的に見直すのがおすすめです。

    ただし、新電力は契約期間に縛りがあり解約金が発生することが多いため、契約の条件を確認することが必要です。

    テンポスでは新電力に関する記事も取り扱っています。

    ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

    [clink url=”https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/trend/943/”]

    電子ブレーカーを導入する

    業務用エアコンなど、電源が三相200Vの機器を使用している場合は、電子ブレーカーを導入することもおすすめです。電子ブレーカーは契約電力の基本料金を下げるために開発されたものです。

    機器などは起動する時に一番電力を使用します。電力を契約する時は、その設備の中で一番使用された状態で電気容量が決められます。電子ブレーカーはその起動時の電力を抑える機能を持っているため、基本料金が安いプランに契約を変えられるというしくみです。

    ただし、電子ブレーカーの中には違法のものがあったり、電力会社に申請を通さずに設置されてしまう場合もあります。そのため、JET(一般財団法人電気安全環境研究所)のPSEマーク(第三者認証マーク)を取得している商品を扱っているか、電子ブレーカーの取付け工事の際に電力会社に正式な申請を通すか、など安心できる会社かどうか確認したうえでお願いするといいでしょう。

    照明をLEDに変える

    LED電球は従来の白熱電球と比べて消費電力が約50%抑えられるため、電気代が節約できます。また、耐久年数も20~40倍と言われているため、お店の照明が白熱電球の場合は、LEDに交換するといいでしょう。

    レンタルの活用

    お店の照明を一度にすべてLEDに替えようとすると、電球の数にもよりますが、数十万円といった費用がかかってきます。大きな出費を抑えたい時は、支払いが月々の分割になるレンタルもおすすめです。

    レンタルなら初期費用無料で導入でき、契約期間中に壊れたりつかなくなってしまった場合に無料交換のサポートもあります。導入前にどのくらい電気代が削減できるか見積りもできるので、レンタルも選択肢の一つにしましょう。

    エアコンの清掃をおこなう

    飲食店は多くの油を使い、人の出入りも頻繁にあるためほこりも発生しやすいです。空調効率を保つため、定期的にエアコンの清掃をするといいでしょう。

    自分でも清掃可能ですが、夏や冬が来る前は細かい部分まで分解して洗浄してくれる業者にお願いするのがおすすめです。

    プロペラファンの取付け

    エアコンの下部分でプロペラファンがまわっているのを一度は見たことがあると思います。これは「ハイブリットファン」「エココプター」と呼ばれ、エアコンの風をフロア全体にいきわたらせることができる装置です。

    プロペラファンによって空調効率が高まり、消費電力を20%削減できると言われています。また、席ごとに暑すぎる、寒すぎるといったような温度差が生まれるのを防ぐことができるため、顧客満足度を高める効果にもつながります。

    室外機の周りを整理

    室外機はある程度決められた場所に置かれているため、難しい場合もありますが、なるべく直射日光を避けるようにしましょう。周辺に荷物などが置かれている場合も空調効果を下げるので、片づけるといいでしょう。

    省電力タイプの機器に替える

    冷蔵庫や製氷機などは飲食店にとって必須アイテムですが、新しい機器は古い機器と比べて消費電力が抑えられます。

    厨房機器メーカーは常に開発をおこない、商品をアップデートさせているため、10年以上同じ機器を使用している場合は入れ替えも検討しましょう。

    電気料金削減に取り組むときの注意点

    ここまで電気料金を削減する方法を挙げましたが、注意点もあります。場合によっては顧客満足度を下げることにつながるので、削減に取り組む際に考えるべきことをご紹介します。

    費用対効果に見合うか考える

    電気代を抑える方法には初期費用や月額費用など、料金が発生するものがあります。お店に取り入れる前には削減効果が見合うかの確認をおこないましょう。

    業者にお願いすれば導入前に削減シミュレーションや見積りをおこなってくれることが多いため、必ず費用対効果も考えるようにしましょう。

    環境が変わると使用量も変わる

    シミュレーションや見積りは、現在のお店の環境や電気の使用量をもとに計算されます。実施する前と後で新たな機器の導入など設備が変わると使用量も変わるので、思うように下がらないと感じることがあるかもしれません。

    同時に複数の方法に取り組む場合は注意しましょう。

    サービス低下につながらないか注意が必要

    エアコンの設定温度を1度変えるだけで電気の使用量が大きく変わります。電気料金が削減できても、それによって来店客が暑い、寒いと感じると顧客満足度の低下につながります。

    電気料金を削減することはとても大事ですが、サービスの低下につながらないよう最適な方法を取るようにしましょう。

    まとめ

    電気料金を抑えることは利益を上げることにつながるため、メリットが多くとても大切な取り組みです。実施する時にかかる費用やサービス面を考慮し、うまく自分のお店に取り入れていきましょう。

    テンポスフードプレイスは飲食店向けに電気料金削減のサービスをおこなっております。テンポス特別割引きが適用可能で、ほかにもガス料金や水道料金の削減サービスもあるため、お気軽にご相談ください。

    電気料金削減について詳しく見る

    ガス料金削減について詳しく見る

    水道料金削減について詳しく見る

    ▼水道光熱費削減についての記事はこちら

  • なぜ、みんなは焼肉店を開業したがるのか?本当に儲かるのか?

    なぜ、みんなは焼肉店を開業したがるのか?本当に儲かるのか?

    今、焼肉店用の機器を探す人、焼肉店居抜き物件の問合せをする人が増えています。なぜ、焼肉店開業を目指す人が増えているのでしょうか?

    このコーナーでは焼肉店を開業するメリットや注意点について考えていきたいと思います。

    ※開業に関して少しでも興味がある方におすすめ!「メインコンセプト・だれに・どこで・いくらで・いつ・何を・なぜ・だれが・どのように」の9つの項目を簡単に整理できる「開業コンセプトシート」と「記入例」を「無料」でダウンロードできます。

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    「開業コンセプトシート」はこちらからダウンロード

    (※上記ボタンをクリックし、ぜひダウンロードして活用してください!)

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    【人気の記事】焼肉業態に見る6つの成功キーワード~これから伸びる飲食店の共通点とは~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    みんなは焼肉店を開業したがるのか?

    たくさんある外食の業種のなかで、なぜ今焼肉店なのでしょうか? この時流に乗って大丈夫なんでしょうか?
    数多くの飲食店の出店、退店のお手伝いをしてきたテンポスグループの社員の目から考えていきたいと思います。

    みんな焼肉が大好き

    みなさんは「焼肉」というとどんなイメージを持たれますか?

    「スタミナ」「牛肉」「ホルモン」「食べ放題」「バーべキュー」「にんにく」「たれ」「にぎやか」・・・なんだか力強さやたくさん食べるイメージですよね。また前向きなイメージも多いのではないでしょうか?

    ハレの日に選ばれやすい

    運動会や試合など体を動かしたあと食べたくなるのも焼肉が一番人気だそうです。

    そうです。みんな焼肉が大好きです。そして必ず楽しいイメージがついてきます。
    とここまでは焼肉店の開業に関してのプラスのイメージばかり述べてきましたが、もう少し数字の面や時期なども考えていきましょう。

    客単価が高い

    焼肉は、コースやセットメニュー、サイドメニューを注文されることが多く、ドリンクの注文や追加も受けやすいため、他の業態と比較すると圧倒的に客単価が高い業態と言えます。「和牛〇〇〇円!」「カルビ〇〇〇円!」などの薄利なキラーメニュ―を販促のために前面に押し出してもセットメニューやサイドメニューが利益をカバーしてくれます。

    時期にあっている

    焼肉業界はコロナ下で他の飲食に較べ影響を受けにくかったという記事を多く目にしました。
    これは「換気」が問われる時に焼肉店はダクトで空気を吸い込み店内の空気は常に新しいものになっているからと言われます。

    また個食、黙食がクローズアップされるこの時期に一人での焼肉というスタイルも出てきました。

    本当に儲かるのか?

    では焼肉屋は本当に儲かるのでしょうか? 人件費や原材料の視点から考えていきたいと思います。

    少人数でできる

    焼肉のいいところは調理の大部分をお客様が自ら行うということです。

    ごくまれに「フルサービス」を売りにしている焼肉屋がありますが、ほとんどの焼肉店は焼く作業はお客様が担当します。
    本場の韓国でも以前は店員が焼くパターンがほとんどでしたが、日本式が逆上陸して人気を博していると聞きます。

    店側は下調理食材と環境を提供するだけでお客様は自分の加減で焼いて食べます。ですから無責任な言い方をするようですが、肉の調理に関してはお客様の自己責任となります。


    焼く工程をお客様にお願いすることによって他の飲食店に比べ厨房での作業を大きく減らすことができます。

    オーダーもタッチパネルにして徹底的に少人数化している店舗もふえてきました。初期投資は必要ですが、人件費高騰の打開策、注文増とういう観点で経営者から 注文の手軽さ(特に若年層に)、店員との接触回数減という観点でお客様から支持されています。実際にここ数年急速な店舗展開をしている焼肉チェーンはこの営業スタイルです。

    フードロスがでにくい

    焼肉のいいところは食品ロスが少ないところです。

    牛肉は捨てるところが無いとよく言われるように色々な部位で提供できます。とういうことは・・・稀少部位などを日替わり限定メニューにすればいくらでもロス回避が可能となり結果トータルの原価率を下げることができます。

    また他の業種に比べてメニュー数が少ないので使用する食材も自ずと減ってきますので管理が楽になります。

    押さえるポイントがシンプル

    焼肉屋に関する色々なブログやページで出てくるのが「焼肉店は押えるポイントがシンプル」というところです。
    そのシンプルなポイントとは「肉の品質」と「メニュー」のふたつだと言っても過言ではありません。

    【こちらもチェック】焼肉店を開業し、繁盛させるには?~開業手順や仕入れ、販促のノウハウを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    注意したい点

    なんだ簡単じゃないかと思われたかたもいらっしゃるかと思いますが、ここで注意点が数点あります。

    ニオイの問題

    お客様を呼ぶには良い焼肉の香りですが、食べたくないものからするとマイナスなニオイでしかありありません。焼肉が重飲食に分類され家主から嫌がられる所以です。
    上に一般住居がある物件に入ろうとすると障害となることが多くあります。無駄に時間を費やさないよう先に確認しておきましょう。

    設備にお金がかかる

    焼肉店でお金がかかるのがダクト設備です。充分な換気のためにはしっかりした設備が必要です。
    みなさんは排煙機能が不十分な焼肉店って行かれたことはありませんか?

    私が経験したのは排煙設備が不十分(吸いが甘い)なうえに冬場で暖房のため窓を締めきって営業されてるお店です。しかも炭火+ホルモンと最悪な状況でした。テーブルや床ぬるぬる、目はしばしば、食事どことではありませんでした。服や髪の毛にもニオイが付着し非常に残念な気持ちになりました。

    特にコロナ下で不十分な換気状況での営業となればお客様は見向きもしてもらえません。しっかりした設備でお客様をお迎えしたいものです。

    飲食店の内装工事費用って業種によって変わるの?焼肉店とか高そうだけど

     

    食中毒の問題

    「焼肉✕食中毒」のキーワードで調べるとたくさんの事例がでてきます。「腸管出血性大腸菌O157」、「カンピロバクター」、「サルモネラ」・・・などです。

    お客様が焼いて食するので加熱不足や箸、トングの使い分けなど危険な要素が出てきます。
    食中毒は工程を分解していけば危険なポイントは数箇所しかありません。一つずつ確実につぶしていきましょう。

    衛生管理に関しては別の記事で詳しくお伝えいたします。

    【人気の記事】焼肉業態に見る6つの成功キーワード~これから伸びる飲食店の共通点とは~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか? 焼肉店の人気の理由についてまとめてみました。今の時流に乗っている業態への変更や新規出店も一つの手です。

    ▼テンポスではフランチャイズでの開業支援も行っております。まずはお気軽にご相談ください

  • そば・うどん屋を開業、メニュー作成はどこに注意すればいい?

    そば・うどん屋を開業、メニュー作成はどこに注意すればいい?

    短時間で調理でき食べることのできるそば・うどんは昼食メニューとして大人気です。昼食や夕食、お酒の締めにも人気のメニューです。

    蕎麦やうどんはメニュー数が限られていますので、ターゲット層や立地条件をしっかり考えましょう。

    メニュー考案、構成のしかた、価格の設定方法など、メニュー作成は売上の要になりますので、物件を決める前から時間をかけてじっくり決めることが大切です。

    コンセプトに基づいて

    大事なのはコンセプトに沿っているかどうかです。
    開業のコンセプトで設定したターゲットの客層からそば・うどんの味、量、器、盛り付け方を決めていきます。

    ターゲット別:例

    女性向け
    ・健康志向や美容を意識したメニュー構成・・・有機野菜使用・野菜をたっぷり・コラーゲンたっぷり・十割そばなど
    ・量は少なめに設定
    ・彩りのよいおしゃれな盛り付けや器で興味をひく
    ・低カロリーメニュー提案やカロリー表示を打ち出し

    ファミリー向け

    ・広い客層に受け入れられる最大公約数的なおいしさ
    ・メインメニュー、サイドメニューやデザート品を用意してメニュー数多めにする
    ・お子様向けメニューの提案

    若い男性向け

    ・安価な料金設定
    ・ボリューム満点、分厚いチャーシューなど高カロリーメニュー
    ・丼ものメニューと「麺+丼」セット

    サラリーマン

    昼・・・すぐに食べられる・回転率を優先・セットメニュー
    夜・・・お酒の後にも食べたくなるあっさりした蕎麦やうどん・お酒やおつまみも用意する

    フリーク(愛好家)

    うどんやそば一本で勝負

    などターゲットにより準備するメニュー構成が変わってきます。

    ターゲットは「20~40代の働いてる女性」、「子育て中のお母さんと幼児」、「男子学生と食欲旺盛な男性」「近隣の会社の30~50代のサラリーマン」など細かく設定し行動傾向を調査してください。そうすることで、何を提供すべきか、どのようなサービスが必要かが見えてきます。

    最初から幅広い層をターゲットにするのは危険です。メニューの数が増えてしまい、手が回らなくなってしまう恐れがあります。メニューの数が多いと必要な食材が増えますので、食材のロスもその分増えてしまうというデメリットがあります。

    また、厨房のスペースによっては、設置できるコンロ数や機器に制限があるため、考え通りのメニュー数に対応できない場合があります。
    そうした場合は、トッピング等で差別化するなど工夫をしてください。

    立地別

    駅前・繁華街などのお店

    ・インパクトのあるメニューを打ち出す
    ・品数は少なめにし回転率を上げる
    ・「おすすめ商品」など、注文メニューの種類を集中させて効率を上げる
    ・デザートなど滞在時間が長くなるメニューの提供はピーク営業時間帯控える
    ・夜の飲み客も期待できる場合は、お酒の品揃えを増やしたり、おつまみを用意したりする

    ロードサイドなどの郊外店

    ・広い客層に受け入れられる最大公約数的な美味しさを狙う(やさしい味)
    ・刺身や寿司、天ぷらのセットなど高めの価格設定帯の商品を用意し顧客満足度を上げる
    ・サイドメニューやデザート類で、客単価UPを狙う

    メニュー作り

    そば・うどん

    こだわり

    味が良くなくてはいけないのは当然といえます。しかし、感激度の高すぎる味というのは毎日食べるには重すぎ(インパクトがありすぎ)、飽きられやすいものです。「毎日食べても飽きの来ない味付け」でなければ、お客様のリピート回数を増やしていくことは難しくなります。もちろん「こだわり」がなければ足を運んでいただくことができません。こだわりと、普遍的な味のとのさじ加減が重要になってきます。

    また、顧客ニーズというものはその時代時代によって変わってくるものです。しかし、味を変えてしまうと、常連客離れにもつながりかねません。

    何度でも足を運びたくなる、オリジナリティ溢れる蕎麦を、日々追求し続けていく姿勢が必要といえます。

    つゆと麺のバランス

    基本は「濃いそばつゆには冷たい麺」「薄いそばつゆには温かい麺」という組み合わせです。

    絶対的な決まりがあるわけではないので、独自の組み合わせを研究することで既成概念を覆すような味にたどり着けるかもしれません。実際に讃岐うどんの全国ブームにより「ひやあつ」などの組合せも市民権を得ています。

    地域性

    日本全国には多種多様の「ご当地そば」や「ご当地うどん」あり、その地域に受け入れられやすい味というものがあります。事前の調査を行うことは、エリアごとの「好まれる味」を知る重要な手がかりとなります。使用する醤油などはもっとも地域性が出やすいと思われます。

    流行

    爽やかな「すだち蕎麦」、どっさり肉を盛った「肉うどん」、見た目が真っ白な「白いカレーうどん」など、その時々のトレンドが存在しています。トレンドを取り入れた期間限定メニューを扱うなどお客様を飽きさせない工夫も必要となります。

    独創性

    最近の健康志向の中で、塩分の摂りすぎや、カロリー制限、栄養バランスの偏りといった点での関心が高まっており、オーガニックやグルテンフリー、ビーガン(ヴィーガン)、低糖質、無化調など、新しい視点での商品づくりが求められています。

    盛り付け

    昨今はSNSでの拡散効果が大きな集客を生むことから、見た目のインパクトは意識したほうがよいでしょう。トッピング・薬味の色味や配置に気を配り、トッピングに特徴がある場合は、主役となる食材が引き立てる盛り付けをしましょう。

    温度

    出来上がったらすぐに提供するということは大前提です。器の温度にも注意し、最も美味しい状態で食べられる温度で提供してください。

    見た目

    盛り付けや色合いは、食指を動かすきっかけとなります。また、近年ではソーシャルメディアへの投稿が盛んですので、お客様自身がカメラマンとなりご自店の宣伝をしてくれますので、見た目のインパクトや彩りはとても重要です。店名の入った丼なども効果があります。

    限定メニュー

    看板メニューとは別に、流行や季節感を取り入れた「季節限定メニュー」や「数量限定メニュー」を据えることで、顧客動向を追っていくことができます。

    つゆ(だし)

    つゆ(だし)

    つゆの味は地域によって好まれる味や風味が異なります。
    関東では、だしに濃口しょうゆなどで味付けしたものを「つゆ」と呼び、関西では、だしに薄口しょうゆなどで味付けし「だし」と呼びます。

    つゆは、味の決め手となる「かえし」と「出汁」を合わせて作ります。
    そばつゆは、そばの強い風味に負けないよう、醤油の味わいがしっかり利いているのが特徴です。
    『甘口で濃厚』『しっかり辛め』 など、そばの特徴に合ったゆつに仕上げます。

    うどんには麺自体に塩分が含まれていているため、そばのつゆよりも出汁の割合を高めて薄めに作ります。
    味のキーとなるつゆ(だし)は、地域差が大きいのものでその地域の好みにあった味付けが必要です。
    顧客の反応や市場傾向に注視して作る必要があります。

    出汁

    関東のうどんつゆは、鰹節のだしを主な原料として、昆布や煮干等は補助的に使います。関西のうどんだしは、鰹節、煮干、イリコ等の魚系の材料と昆布の両方を使う特徴の違いがあります。
    節の種類として鰹節、鯖節、宗田節などがあります。一般的に厚削り節を使用します。一緒に昆布の出汁をとる店が多いようです。
    「うま味」と「香り」がそばつゆの決め手となります。

    かえし

    かえしには醤油を加熱する「本がえし」と、醤油を加熱しない「生がえし」があります。
    本がえし・・・醤油の角が取れ、まろやかな味わい
    生がえし・・・醤油を加熱しないため、醤油の味が引き立つ

    基本は醤油、砂糖、みりんで作ります。砂糖とみりんの使用量は店によって大きく異なります。
    砂糖の種類も上白糖やザラメなど、どのような味わいにしたいのかによって異なります。

    うどん、蕎麦の中心となるのが麺です。シンプルな分非常に奥が深いものです。

    そば

    一般的に「蕎麦」とは「そば粉」を原料とした麺のことを指します。
    「そば粉」「小麦粉」「水」を使用して作ることが多いですが、そば粉の種類やつなぎの配合などによって、色も香りも異なるそばになります。
    「そば粉」には一番粉、二番粉、三番粉、四番粉の4つの種類があります。それぞれ蕎麦の実を製粉した回数によって呼び名が変わってきます。

    そば粉の種類

    一番粉・・・そばの実を製粉して一番初めの粉で、実の中心部分の胚乳のさらに中心部分です。でんぷんが主体で更科粉とも呼ばれています。
    二番粉・・・胚乳と胚芽で構成され、香り高く風味も栄養価も高いです。
    三番粉・・・暗い青緑色で甘皮も含まれています。栄養価が高く、香りも強いです。繊維質が多いため、食感は荒くなります。
    四番粉・・・風味や色が強いが、食感が悪いため、乾麺の製造に使用されることが多いです。

    麺の種類

    二八そば・・・そば粉8割、小麦粉2割の配合。蕎麦屋のメニューに載っている一般的な蕎麦がこのタイプです。
    田舎そば・・・そば粉をそば殻をつけたまま使用するため、麺の色が濃く太い麺が特徴です。蕎麦の香りも強いです。後述します更科そばの対極の位置づけとなります。
    十割そば・・・そば粉100%で打ったもの。強い蕎麦の香りと風味が特徴ですが、つなぎを一切使わないため麺が切れやすいです。
    更科そば・・・一番粉を使用したそばで、でんぷんを多く含みます。蕎麦の香りは少ないですが、ほのかな甘みと白いことが特徴です。
    変わりそば・・・一番粉と小麦とは別に、他の材料を混ぜ込んで打ったものです。茶、柚子、ゴマ、桜など、季節を楽しめる蕎麦になっています。

    他にも全国にご当地そばがあり、食べ方やつなぎの種類によって呼び名が変わってきます。

    麺の量

    1人前の量は、150g~200gが平均的です。麺の種類によって茹で上がり後の数値が異なりますので、それを考慮した上で決めてください。

    うどんは小麦粉を練って麺状にしたものの総称で、形状についてはある程度の幅や太さがあれば良く、明確に定義されているわけではありません。元々米があまり取れない時の代用として食べられており、古来より日本全国で親しまれている食品です。

    うどん

    うどんの麺は、基本的に「水」、「小麦粉」、「食塩」で作ります。生地に食塩を加えるのは、麺にコシを与えてくれるグルテンの形成を、促進させるためです。
    麺を選ぶ時には、つゆとの相性や地域特性を考慮する必要があります。
    麺を決めていくには、「太さ」、「水の分量」、「1玉の量」、「麺は自家製か仕入か」を決めなければなりません。

    項目ごとに説明していきます。

    麺の太さ

    切刃番手 (きりはばんて)
    幅30mmのめん帯から何本の麺を切り出すかの基準を日本工業規格(JIS)で定められています。
    うどん 7番(4.29mm)~16番(1.88mm)
    きしめん 4番(7.5mm)~6番(5mm)
    そば 18番(1.67mm)~24番(0.94mm)

    水の分量

    うどんの麺は、塩水と小麦粉の配分量によっても違いがでてきます。麺に含まれる塩水の重量が多いものを「多加水」、少ないものを「低加水」と言います。加水率は45%前後が一般的です。

    多加水麺
    多加水麺は、弾力がありもちもちした食感、喉越しの良さが特徴です。
    また、水分を多く含んでいるためのびにくい反面、つゆが絡みにくいと言えます。

    低加水麺
    低加水麺は、弾力は低めになり硬めの食感となりますが、その分小麦粉の風味を感じやすいのが特徴です。 加水率が低いほどのびやすくなりますが、つゆ絡みはとても良いです。

    麺の量
    1人前の量は、150g~200gが平均的です。麺の種類によって茹で上がり後の数値が異なりますので、それを考慮した上で決めてください。

    トッピング

    トッピングには、海苔、温泉卵、おろし、とろろ、肉などがあり、その店の特徴を出しやすいアイテムとなります。
    活用の仕方次第で売上UPにつながります。ご自身のお店のコンセプトをよく見つめ直し、マッチするものを選んでください。

    トッピングのもたらす効果は以下のようなものがあります。

    1.見た目
    蕎麦のトッピングはビジュアルのインパクトを高めるだけでなく、その蕎麦のコンセプトを分かりやすく伝えられるアイテムともいえます。トッピングや薬味の選び方次第で、味も見た目もグレードアップしてくれます。一見ボリュームが無さそうに見えるラインナップも肉系を追加するとボリューム感が出ます。

    2.オリジナリティを出しやすい
    トッピングをアレンジするのは、オリジナリティを加えるには一番簡単です。
    変わり種の蕎麦は話題になりやすいため、オリジナリティ溢れるものを考案してみるのもよいでしょう。

    3.客単価UP
    蕎麦という単品商品に彩りをつける大事な商品であると同時に、客単価を上げる手段でもあります。
    特に天ぷらや肉系は強めの価格設定しやすいアイテムです。

    サイドメニュー

    顧客満足度UP・客単価UPを目指すなら一品メニュー
    「お客様満足度UP」「客単価UP」を目指せるのが一品メニューです。うまく活用すれば、強い武器となるでしょう。
    一品メニューとしておすすめのメニューを以下にご紹介します。ご紹介するメニュー以外でも、名物となるような一品メニューの開発をなさってみてください。

    おススメのサイドメニュー

    そばがき
    蕎麦屋でしかなかなか食べられないということで人気のメニューです。素朴な味でヘルシーな一品です。

    だし巻き玉子
    そばつゆにも使用するだしで作るふわふわのだし巻きは女性にもお子様にも人気の高いメニューです。

    ミニ丼
    その店独自の食材を使ったミニ丼が多数存在します。ミニ丼に秘められた可能性は無限大です。すでに用意したメニューの組み合わせで、知る人ぞ知る美味いオリジナルミニ丼が生まれるかもしれません。蕎麦とセットメニューにしてみてもいいですね。

    鴨焼き
    柔らかくジューシーな鴨は、お酒のつまみにもぴったりの一品です。

    天ぷら盛り合わせ
    蕎麦と天ぷらは相性抜群です。春夏秋冬、それぞれの季節の食材を提供するのも良いですね。

    デザート類
    住宅街やロードサイド、ショップインショップなどの立地や、ファミリー層や女性をターゲットとした店舗では、デザートを用意しておくと、食後の追加注文やアイドルタイム時間帯での集客が期待でき、客単価UPにつながります。

    アルコール類
    繁華街や近隣に居酒屋があるなど、立地によっては夜のメニューにお酒をおくと、客単価UP・集客を狙えます。
    一緒に、おつまみも用意できるとなおよいでしょう。

    注意の必要なサイドメニュー
    デザートやアルコールなどは、滞在時間が長くなり回転率を落としてしまうため、導入する場合は提供時間帯を区切ったり客単価との兼ね合いを考えて扱うようにしてください。

    セットメニュー
    『おそばと天ぷら』や『おそばと丼』、立地や店舗規模によっては『刺身』や『寿司』などのセットメニューを作り、顧客満足度のUP・客単価UPにつなげましょう。

    限定メニュー
    旬の食材を使った季節限定メニューや、トレンドを取り入れた期間限定メニューを用意し、顧客を飽きさせない工夫をしましょう。

    テイクアウト・デリバリー
    テイクアウトやデリバリーは売上UPの材料となります。特にターゲットが周辺州民や周辺勤務者の場合は、デリバリー需要が大きい場合がありますので、顧客獲得が見込まれる場合は導入を検討してください。

    玉子焼きや唐揚げなどはテイクアウトメニューとしても展開しやすく、顧客の幅も広げることができます。
    また、蕎麦は乾麺などを、お土産や贈答用として店頭販売やネット販売することも可能です。
    乾麺は長期保存ができ、非常食や保存食としても利用できます。

    生麺の場合、保存はききませんが、お店でのクオリティをご家庭で感じたいというお客様もいらっしゃいます。 客単価のUPや新規顧客の獲得にもなりますのでご検討してみてはいかがでしょうか。

    価格

    300円程の立ち食い店から、1000円以上の専門店まで、販売価格には幅があります。
    1000円を超える価格で提供する店舗もありますが、1000円以上の値を付けて勝負できる店舗はほんの一部にすぎません。
    有名店の価格はだいたい800円前後、格安のチェーン店で500円前後、口コミサイトでの人気店での相場も800円前後です。

    価格設定のポイント1

    価格の設定は、「業態」の相場、「周辺エリア」の相場を元に決定

    「業態」の相場
    ご自身のお店の業態と立地・雰囲気・サービスなどが近い同業態の飲食店の相場を調査しましょう。

    「周辺エリア」の相場
    出店エリアでの周辺店舗やライバル店となりそうな店舗の数と質、量、サービス、価格帯、入店状況などをチェックしましょう。

    その上で、地域に受け入れられる価格を考える必要があります。

    価格設定のポイント2

    トータルの客単価から考える
    メニュー価格を決定する際は、単品価格と併せて、総額の客単価も検討する必要があります。
    トータルの客単価を考慮せず、メニュー単品の価格を決めていくだけでは、トータルの客単価がコンセプトから大きく外れてしまうこともあります。
    トータルの客単価が原価率30%前後なるように設定するのが理想的です。
    メニュー価格は『目玉商品』『利益がでやすい商品』の両面から考えます。

    お客様に喜んでもらえる原価率の高いメニューと、利益を生み出す原価率の低いメニュー、この両方の商品を組み合わせ、適切な原価率をはじき出しましょう。

    自店の看板商品にはこだわりを持ち、競合店との差をつけたいところです。

    しかし、粗利率の高いメニューへの注文が予想以上に集中してしまい、トータル原価率が40%に近くなってしまうと経営を圧迫し、立ち行かなくなってしまう可能性もあります。安易に原価率を下げると、蕎麦の質の低下へとつながりお客様離れを招きかねません。

    原価率を高く設定した場合は、原価率を抑えた他のメニューを一緒に注文してもらえるような仕組みやメニュー構成を考え、トータルの原価率を30%程にできるようにしましょう。

    価格設定のポイント3

    価格はそろえてわかりやすく
    商品価格がバラバラで統一感がない場合、お客様は選ぶのに悩んで時間がかかってしまいます。悩むほどに注文点数は下がる傾向にあるといわれています。
    『シンプルにわかりやすく』を念頭に、価格をそろえたり、下2ケタを統一したりと見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。

    ※端数価格効果の利用

    端数価格効果とは消費者心理に基づいた価格設定で、末尾を『8』に揃えるテクニックです。
    90円と88円、1000円と980円など末尾を『8』にすると、価格差以上に安いイメージを持ってもらう心理的効果があります。

    まとめ

    いかがでしょうか。うどんと蕎麦のメニュー作りについてまとめてみました。是非ヒントを参考に売れて儲かるメニューを開発してください。

  • 焼肉屋の閉店サポート年間500件の男が教える8つのポイント

    焼肉屋の閉店サポート年間500件の男が教える8つのポイント

    現在、飲食店業界ではコロナ禍によって閉店する店が増えています。
    「お店の閉店が決まったけど、やり方がわからない・・」そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

    ここではお得にスムーズに閉店ができるよう、焼肉屋の閉店サポート年間500件以上実績のある男が、閉店時に注意したいポイント8つをご紹介していきます。

    閉店サポートとは?

    私たちは、閉店に伴う様々なお悩みをサポート致します。

    開店時同様、閉店する際も様々な手続きが必要です。
    「お金をかけずに閉店したい」「機器や備品を買い取ってほしい」「閉店した後の就職先が心配」など、閉店や移転に関するお悩みは様々でしょう。

    そんな飲食店の方のために、テンポスでは「得する飲食店閉店」をサポートしております。
    テンポスだからこそできるサポートが可能です。

    焼肉屋を閉店する際の注意すべきポイント

    それでは、焼肉屋閉店時に注意すべき8つのポイントをご紹介いたします!
    ぜひこの記事を参考に焼肉屋閉店時のポイントを押さえておきましょう。

    ①無煙ロースター

    煙の嫌だというお客様が多い中で、無煙ロースターを使用していた方も多いのではないでしょうか。

    ロースター設置時に排気ファンとダクト管をつなぐ作業がありますが、それと同様に撤去する際もダクトを外す作業が必要となってくるため、工事費がかかります。
    別途見積りになることを頭に入れておきましょう。

    ②名入れされた食器

    2つ目の注意するべきポイントは、名入れの食器類です。

    お店を早く覚えてもらえるよう、ロゴマークや店名を皿やグラスに入れているお店も増えています。
    しかしそのような食器は違う店では使用できないため、買取の査定外となってしまいます。

    焼肉屋閉店時には、よくあるケースですので事前に把握しておきましょう。

    ③網用の洗浄機(ロストルクリーナー)

    焼肉店の洗い場の作業効率をアップさせてくれるロストルクリーナー。
    しかし、使用頻度が多いと能力が落ちるというわけではありませんが、使用期間が5年以上経過しているとお値段がつきません。

    使用状況によっては年式に関係なく、5年以内でも買取できない場合もありますので注意しましょう。

    ④焼肉用たれ入れ・ソース入れ

    各テーブルに必ず置いてあるたれ入れ。

    自家製のたれを長年いれていたものは、匂いや汚れが落ち切っていないことが多いです。
    その場合、引き取りは可能ですがお値段がつかなくなってしまいます。
    事前にしっかりと洗浄をして、値段がつくようにしましょう。

    ⑤冷蔵庫・冷凍庫

    焼肉屋では、肉の塊を仕入れて保存している場合が多いでしょう。

    生肉は腐敗が早く、冷蔵庫や冷凍庫に匂いが強く残ってしまいます。
    そうならないためにも、閉店が決まったら仕入れ量の調整をしましょう。

    また、買取の際に食材は持っていけません。
    万が一肉が余っていたら、肉の事前処分は必ずしてください。
    冷蔵庫や冷凍庫内に匂いが残っている場合は、減額されてしまいますので注意しましょう。

    ⑥七輪・炭つぼ

    買取の際、消耗品は買取値はつきません。
    一度でも使用した七輪・炭つぼも同様に、消耗品ですので買取不可となります。

    ⑦ミートスライサー

    大型のミートスライサーは長期間使用されていることが多いです。
    使用年数が10年を超えていると買取値がつきませんので、事前に年式を確認しておくようにしましょう。

    ⑧リース・レンタル機器

    リースやレンタル機器は買取対象ではありません。
    レンタル品は必ずレンタルした場所に返却してください。
    返却の手続きをせず処分した場合、料金が発生する場合もあります。

    また、居抜きの場合レンタル契約がそのまま引継ぎ出来る可能性があります。
    解約期限に猶予がある際は、居抜きを検討してみてください。

    買取だけじゃない!ご紹介サービス

    居抜き譲渡・事業譲渡

    テンポスでは通常閉店よりもお得な、居抜き譲渡や事業譲渡、会社ごと売却する際のサポートが可能です。
    居抜き譲渡であれば、不動産への解約後家賃、原状回復を行う際の回復費などの費用を発生せずに済みます。
    閉店サポートのプロがお客様にあったご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

    特に焼肉店は設備にお金がかかるため居抜き物件を探されてるかたが多くいらっしゃいます。是非検討ください。
    ※居抜きの譲渡先を見つけるためには3か月以上はかかります。

    退店予告前にぜひご相談ください!

    転職先探し

    閉店した後の就職先探しも、テンポスグループにおまかせください!

    テンポスの飲食業界において取引いただいているお客様の数は、34万人を超えています。
    その強みを生かしたご紹介を行っており、他社人材紹介業者よりも好条件でのご紹介が可能です。

    閉店後の就職先探しもテンポスグループでサポート可能ですので、お気軽にご相談ください。

    買取品目

    主な買取品目をご紹介します。
    高価買取事例もまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

    高価買取商品

    ・製氷機 
    例:福島工業/2017/FIC-A25KT2 80,000円

    ・ブラストチラー
    例:ホシザキ/2011/HBC-6TA3 114,000円

    ・冷蔵コールドテーブル
    例:パナソニック/2020/SUR-K1861SB 45,000円

    ・4ドア冷凍冷蔵庫
    例:福島工業/2018/URN-091PM6 80,000円

    ・ガステーブル
    例:タニコー/2019年/TSGT-0921 25,000円

    ・作業台
    例:マルゼン/BW-126N 10,000円

    ・1槽シンク
    例:マルゼン/BS1-066 10,000円

    ・真空包装機
    例:トーセイ/2020/V280A 185,000円

    スタッフの閉店サポート裏話

    焼肉屋の閉店サポート年間500件の男が実際に体験した、出張買取や閉店サポートでの裏話をご紹介します。

    処分に困った!肉の塊を・・・

    原則、厨房機器の撤去時には食料はお客様自身で処分していただきます。

    しかし、どうしても2kgの肉の塊の処分に困っているお客様がいらっしゃいました。
    厨房機器と一緒に持っていくわけにはいきません。

    どうしたものかと悩んでいたその時、業者の知人が犬を飼っていることを思い出しました。
    知人に連絡したところ、なんとその2kgの肉の塊を引き取ってもらえることに!
    もちろん消費者は犬です。

    大喜びで食べてくれたそうなので、無駄にならずにすみました。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    以上が焼肉屋閉店時に注意すべきポイント8つとサービスのご紹介でした。

    開店と同様、閉店時にも多くの悩みがあるでしょう。
    テンポスではお客様に合ったお悩み・ご希望に沿った閉店サポートを行っております。
    WEB・お電話でのご相談が可能ですので、ぜひお問合せ下さい。

    ▼詳細はこちら

    ▼閉店にかかる費用も無料で診断できます

  • できる従業員を育てる!飲食店におけるスタッフ・アルバイトの人材育成の方法

    できる従業員を育てる!飲食店におけるスタッフ・アルバイトの人材育成の方法

    近年の飲食業界の人手不足は年々深刻化しています。採用した従業員がすぐに辞めてしまうことも少なくありません。

    人手不足を解消するためには、正しい人材育成の方法で従業員にとって働きやすい環境を作って行くことが大切です。

    今回は多くの飲食店が悩んでいる人材育成について、失敗する原因や効果的な取り組みについて紹介します。

    飲食店における人材育成

    飲食店を運営・管理していくに上で従業員の人材育成は重要課題の1つです。
    従業員の質が店舗の売上に大きく関わってくるためです。
    そのため、正しい人材育成の方法でできる従業員を育てていくことが大切です。

    多くの従業員はすぐに辞めてしまう

    日本国内最大手の信用調査会社である「帝国データバンク」が2019年1月が行った調査の結果によると、飲食店の84.1%が人手不足と感じていて、人材育成・教育に課題を感じていることが多いです。

    「給与が安い」、「労働時間が長い」、「肉体労働で大変」などの負のイメージがついている飲食業界では、正しい人材育成を行い辞めない従業員を育てることが大切です。

    従業員がすぐに辞めないように正しい人材育成と働きやすい環境を作って行きましょう。

    出典 人手不足に対する企業の動向調査(2019年1月) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

    人材育成を行うメリット

    正しい人材育成を行うことで多くのメリットがあります。
    今回は、主な得られるメリットを3つ紹介いたします。

    サービスの質の向上

    正しい人材育成を行うことで従業員一人一人の能力やスキルが上がり、お客様へのサービスの質も向上されます。
    接客態度やビジネスマナーなどの研修や教育を行うことでサービスの質に大きく向上します。
    飲食店におけるサービスの質は売上や評判に大きく影響するため、研修や教育を必ず行うことが大切です。

    人材育成を怠っている場合、悪い接客態度やビジネスマナー、お客様からの注文に時間がかかるなどでクレームや信用の低下につながることもあります。
    結果として、サービスの質が低いことで客数の減少や評判の低下になります。

    コストの削減

    従業員の人材育成を行うことでコストの削減を行うことができます。
    最初は、新しく入った従業員に業務を教えるのは、時間もコストも多くかかりますが、その従業員が育つことで行える業務の幅が広がり長期的に考えるとコストの削減になります。

    お店の中で教育担当者を決めることで人材育成にかかる時間もコストも削減することができます。
    教育担当を予め決めておくことで、新しく入った従業員が業務の質問がしやすい環境やサポートのしやすい環境を作ることができます。
    また、教育担当者を決めることでその従業員自体の能力やスキルを向上させることもできます。
    人は自分が理解していないことは他人に教えることができないため、教育担当者の能力やスキルを向上もすることができるかもしれません。

    モチベーションの維持

    正しい人材育成を行うことでモチベーションの維持を行うことができます。
    「とりあえずやってみて」や「先輩のやり方を見てやってみて」など具体的な指示がなく放置に近い状態では、新しく入った従業員は不安を感じモチベーションの低下とともに早い段階で辞めてしまうことがあります。

    新しく入った従業員は不安を抱えていることが多いため、必ず専任の担当者や先輩従業員をつけてしっかりと人材育成ができる環境を整えましょう。
    まずは、しっかりと業務を教え安心感を与えることで、モチベーションの維持を行いましょう。

    人材育成に失敗する原因

    正しい人材育成を行わないとかえって時間もコストもかかってしまいます。
    人材育成を行う際、陥りやすい失敗する原因について紹介します。

    ルールが定まっていない

    Aさんに聞いた時は○○と言われ、Bさんに聞いた時は××と言われたなどお店の中でルールが定まっていないと従業員間でのトラブルにもつながります。

    業務内容に関するルールは予め定めておき、共有することが大切です。

    また、いつでも誰でも確認できるように従業員の見やすい位置に貼っておいたり、ノートにまとめておくことも大切です。

    時間をかけていない

    新しく入った従業員に業務を教えるのは、かなりの時間がかかってしまいますが、これを怠るとその後の業務に大きな支障が出てきます。
    そのため、最初は時間をかけてでも新しく入った従業員が慣れるまでサポートする環境を整えましょう。

    最初は、接客態度やビジネスマナー、お店のコンセプトやメニューについてなど基礎的なことから教えていくことがいいでしょう。
    それから、先輩従業員が横につきながら徐々に業務の幅を広げていくことが大切です。

    人材育成に効果的な取り組み

    できる従業員に育てるためには、正しい人材育成を行う必要があります。
    人材育成に効果的な取り組みについて4つ紹介いたします。

    マニュアル・ToDoリストの作成

    飲食店であれば大きく分けて「キッチン業務」と「ホール業務」があります。
    2つの業務ごとに基本的なマニュアルを作成することでサービスの質を一定に保つことができます。

    業務ごとのマニュアルを作成することで新しく入った従業員に対しての育成の時間の短縮と効率化を行うことができます。
    まずは、マニュアル通りに業務を行っていただき徐々に様々な業務を教えていくことが大切です。

    また、ToDoリストを作成することも効果的です。
    マニュアルをもとに日頃の業務から期限のある業務などのToDoリストを事前に作成しておくことで不安の解消ややり忘れを防止することができます。

    正しい評価制度

    正しく評価されることでモチベーションを高めることができます。
    反対にいくら頑張っていても正当に評価されない場合、モチベーションの低下になり離職する原因にもなります。

    個人の成長や頑張ろうとしている気持ちに対して、しっかりとほめて評価することが大切です。
    昇給や表彰など目に見える形で従業員のモチベーションを上げることもいいでしょう。

    研修・教育制度

    従業員の成長やスキルなどに合わせて研修や教育を行っていくことが大切です。
    適切なタイミングで研修や教育を行うことでさらなる能力やスキルの向上を行うことができます。

    また、定期的に面談を行うことも大切です。
    面談で従業員の業務に対するフィードバックやヒアリングを行うことでモチベーションの向上と意思疎通を図ることができます。

    【人気の記事】できるスタッフがグングン育つ!3ステップ人材育成法
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    以上が、飲食店における正しい人材育成の方法や失敗する原因などのまとめでした。

    近年の飲食業界では人手不足が年々深刻化しているため、正しい人材育成の方法で従業員にとって働きやすい環境を作り辞めない従業員を育てて行くことが大切です。

    また、正しい人材育成を行うことでコストの削減やサービスの質の向上などを行うこともできますので、是非自分のお店に合った方法で人材育成の方法でできる従業員に育てていきましょう。


  • 飲食店を開業する人必見!気になる融資や補助金について

    飲食店を開業する人必見!気になる融資や補助金について

    飲食店開業の準備をするにあたって、誰もが直面する開業資金問題。
    中古の厨房機器を使用したり、居抜き物件で開業するなど、開業資金を抑える手段はいくつかありますが、資金調達方法として「融資」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

    しかし、資金調達の手段は「融資」ばかりではありません。
    国や地方公共団体から支出される、返済の必要がない「補助金」、「助成金」も資金として活用できるのです。

    この記事では、飲食店を開業したいけど資金が足りない、「補助金」と「助成金」の違いが分からない、そんな人に向けて、補助金と助成金の特徴やおすすめの融資先、融資を受ける方法、さらに、融資を受ける際の注意点を紹介していきます。

    関連記事はこちら▼

    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/1709/

    融資次第で飲食店開業の方針、運営が決まる?!

    飲食店の開業において、足りない資金は「融資」、「補助金」、「助成金」に頼るといっても、それぞれ何が違うのか分からないという方も少なくありません。
    ここでは、それぞれの特徴や違い、注意点など、詳しく解説していきます。

    そもそも融資、補助金、助成金、何が違うの?それぞれの特徴を解説!

    融資

    金融機関からお金を借入することです。そのため、利息の支払いと返済義務が生じます。
    審査が通れば開業前に資金を得ることができるといった特徴があります。

    補助金 

    補助金とは、開業や事業を成長させるための設備投資をサポートすることを目的に、個人事業主や企業に支給されるお金です。経済産業省が管轄し、私たちが納める税金を財源としています。

    地方公共団体、民間団体から支出されるもので、原則は返済不要です。


    審査に通った場合のみ、受け取りが可能で、基本的に前払いではなく後払いになります。

    補助金は募集期間が年に数回のみという場合が多く、予算が決まっているため倍率も高く、申請してももらえない可能性もあるので注意が必要です。

    補助金によって補助率や上限金額は異なり、事前の審査や事後の審査によって金額が変動するため、この点も注意が必要になります。

    助成金

    助成金とは個人事業主や企業に支給されるお金のことで、厚生労働省が管轄し、各事業主が国に納入する雇用保険料を財源としています。

    補助金と同じで国や地方公共団体、民間団体から支出されるもので、原則は返済不要、後払いです。
    審査は無く、必要な条件を満たし、認められれば受け取りが可能です。
    募集期間が比較的長く、補助金と違いスケジュールに余裕をもって申請することができます。

    利用可能な融資・補助金・助成金とは?

    まずは自分に合った融資先、補助金・助成金を知りましょう。
    紹介しているもの以外にも、様々な制度があります。

    利用したい制度が決まったら、まずは運営元を調べ、それぞれ条件や募集期間を確認することを忘れずに!
    申請する際は、各制度のホームページから申請書をダウンロードし、必要事項の記入、そして運営元へ提出という形になります。

    補助金と助成金は後払いのため、その点も注意が必要です。

    創業補助金

    創業時に必要な資金の一部を国や地方公共団体が支援してくれる制度のことです。

    支給額:最大200万円
    対象者:創業を行う個人、中小企業、小規模事業者等
    補助対象経費:店舗借入金・設備費・人件費・広報費等
    運営:中小企業庁

    新規開業賃料補助制度

    創業当初の経営が不安定な時期に賃料に一部を助成し、区内における新規開業を支援してくれる制度です。最寄りの自治体のホームページを確認しましょう。

    支給額:月額5万円
    対象経費:店舗賃料、事務所賃料
    対象者:該当地区で創業した法人・個人

    小規模事業者持続補助金

    開業後に利用できる補助金です。
    販路開拓に取り組む費用として利用することができ、ホームページやチラシの作成にも活用することができます。

    支給額:最大50万
    対象経費:広報費、開発費、機械装置費等
    対象者:製造業、小売業、サービス業等に属する事業者。サービス業の場合は従業員数が5名以下が条件。
    運営:全国商工会連合会

    日本政策金融公庫

    日本政策金融公庫とは、以前は「国金」と言われていた政府系金融機関です。
    日本全国に融資先が88万社あり、1先あたりの平均融資残高は約703万円、その内無担保融資割合が85%を超えているという、飲食店開業希望者にとって、本当にありがたい存在です。

    日本政策金融公庫に融資を申請するためには、まず「創業計画書」というものを作成した上で融資申請や窓口に問い合わせをする必要があります。

    信用保証協会融資

    自治体・信用保証協会・金融機関の提携による融資制度です。
    信用保証協会による保証を受けた状態で、金融機関を通し、各自治体の資金を借りるという仕組みになっています。

    融資を受ける際に気を付けるべきポイントとは?

    融資を受ける前に、自分が審査に通ることができるのか一度確認しましょう!
    確認事項として、以下の4つのポイントを押さえておくことが重要です。
    制度によって審査基準が異なるため、希望の制度の審査基準を確認し、通過できる可能性を高めておきましょう。

    支払いの滞納を解消しよう

    融資を受けるためには、公共料金・家賃・税金の滞納が無い状態が必須条件になります。
    公共料金には水道光熱費や電話料金なども含まれます。

    もし、融資を受けようと考えている場合、全て支払いが終わってから申請するようにしましょう。
    支払いが残っている状態で審査を通過できる可能性はほぼ無いといってもいいでしょう。

    過去の信用情報はクリアになっている?

    審査では、過去の信用情報がクリアであることも確認されてしまいます。
    そのため、消費者金融から借り入れがあったり、過去5年以内に債務整理を行った方の場合、審査に通過するのは難しくなります。

    貯金と支援金の合計が300万円以上

    飲食店融資の申請をする場合、貯金と支援金の合計が300万円以上あることが望まれます。
    親族に金銭的支援ができる人がいることを確認するために、自己貯金額は100万円以上、親族からの支援金を含めて300万円以上である必要があります。

    創業計画書・事業計画書は充実している?

    飲食店融資を申請する場合、創業計画書や事業計画書が必要な場合があります。
    矛盾がなく、将来的に軌道に乗ることが明確であることが分かる内容であることが重要です。
    売上・利益・返済のバランスに矛盾が生じないよう、的確なビジネスプランを作成しましょう。

    借りすぎに注意!

    必要以上に融資を受けてしまうのはとても危険です。
    事前に金額を確認して、必要な分だけ借り入れるようにしましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    資金調達には「融資」だけでなく国や地方公共団体から支援される返済不要の「補助金」や「助成金」があります。
    開業するにあたって、まずは事業計画をしっかり立て、必要な分だけ調達するようにしましょう。

    新型コロナウイルス感染症対策と助成金・融資関連情報について

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    テンポスドットコムでは、飲食店の開業をされる方に向けて、開業に必要な準備をお手伝い致します。

  • 飲食店開業資金の相場はいくら?開業の流れも含めて解説!

    飲食店開業資金の相場はいくら?開業の流れも含めて解説!

    「飲食店を開業したいけど、資金がいくら必要かわからない」「飲食店の開業までの流れを知りたい」という方は多いのではないでしょうか。中でも、飲食店の開業する際の大きなポイントである金銭面について不安もっている方は多いと思います。

    そこで、本記事は飲食店を開業する際に必要となる資金額の相場や開業までの流れについて解説します。

    ※開業に関して少しでも興味がある方におすすめ!「メインコンセプト・だれに・どこで・いくらで・いつ・何を・なぜ・だれが・どのように」の9つの項目を簡単に整理できる「開業コンセプトシート」と「記入例」を「無料」でダウンロードできます。

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    (※上記ボタンをクリックし、ぜひダウンロードして活用してください!)

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    あなたは知っている?開業費用の相場

    飲食店を開業する際の資金と聞いたときに、どれほどの資金額が必要とされると思いますか?

    実は、飲食店の開業費の相場については、日本金融政策公庫という金融機関による2020年度の新規開業実態調査が行われています。調査結果によると2020年度は開業費用の平均額は989万円、開業時の資金調達額は平均で1194万円でした。

    どちらの調査も日本金融政策公庫が始めて以来の最少額であり、年々開業資金は減少しつつあります。資金の調達先としては、金融機関からの融資が平均で825万円、自己資金が平均で266万円となっています。

    参考:日本政策金融公庫2020年度新規開業実態調査

    開業資金の内訳

    開業資金の内訳に関しては、日本政策金融公庫が2012年に発行した「創業の手引き+」という資料に記述されています。

    当時の開業資金の平均額883万円(不動産を購入した企業を除く)のうち、約40%が内外装工事費、約20%が機会・什器・備品費、約20%が運転資金、約17%がテナント貸借費として計上されています。

    また、飲食店開業資金額の平均額1066万円(不動産を購入した企業を除く)のうち、約55%が金融機関からの融資、約30%が自己資金、約10%が親族からの資金となっています。

    これで安心!資金調達の方法

    前述したとおり、自己資金のみで飲食店の開業費用を賄うことは難しく、多くの人が金融機関から融資や助成金、補助金を利用して開業をしています。以下では、日本政策金融公庫から受けることができる融資について解説をします。

    日本政策金融公庫から融資を受ける

    日本政策金融公庫とは、新たな事業の創出や地域活性化を目的としており、中小企業や事業者などに向けて融資を行っている金融機関です。融資の他にも経営上の課題に対するコンサルティングや財務評価、情報の提供が行われています。

    新規開業資金

    新規開発資金では新たに事業を始める方や事業開始後7年以内の方を対象者としています。

    特徴としては、「地域おこし協力隊の任期を終了していること」や「Uターンにより地方で新たに事業を始める方」を特別利率の条件としており、地域活性化に貢献できる事業者に向けた制度となっています。

    女性、若者/シニア起業家支援資金

    女性、若者/シニア企業家支援資金では事業開始後7年以内の女性の方や35歳未満か55歳以上の方を対象者としています。

    特徴としては、名前の通り、女性やシニアの事業者に特化した融資制度であることが挙げられます。

    新創業融資制度

    新創業融資制度とは、新たに事業を始める方を対象として無担保で融資を受け取れる制度です。

    過去の記事でも解説しているため、こちらをご覧ください。

    【こちらもチェック】【最新版】いま、飲食店が使える補助金&助成金
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    実際の開業までの流れを解説!

    前項では融資の種類や特徴について解説しました。以下では、開業までの流れの概要を解説します。

    開業までの流れとは

    大まかに事業計画書の作成、必要資金の調達、物件の契約、必要資格の取得をしてから飲食店を開業するという流れになります。

    事業計画作成

    事業計画書を作成する上で注意する点としては、事業の方向性が第3者に対して分かりやすく、かつ返済可能な現実的な事業計画として設定することです。事業におけるどの部分にどれだけ資金を使うかを細かく計画することで、実現可能な事業であると思わせることが重要です。

    もちろん融資資金は事業計画書に記述した、資金用途のみに使用しなければならないため、注意が必要です。場合によっては、返金や融資を拒否されることもあるため、適切な事業計画書を提出しましょう。

    物件契約

    物件の契約は、「物件探し」→「内見」→「申込」→「審査」→「契約」といった流れになります。

    特に重要なのは物件探しです。自身の事業計画と照らし合わせて、めぼしい物件を探し、経営予定時間の通行人数やターゲットとする顧客層などを加味しつつ、下見をする必要があります。

    また、審査の際にはオーナーに事業計画書を提出しなければならない場合もあるため、事業計画をしっかり立ててから、申込みに進みましょう。

    資格の取得

    次に資格の取得についてです。
    飲食店開業に必要な資格は、2つあります。

    1つ目は食品衛生責任者と呼ばれるもので、食品衛生学などに関する講義を受講することによって、取得が可能です。

    2つ目は防火管理者と呼ばれる資格です。こちらは、30名以上の収容人数の飲食店を開業する際に必要となります。

    上記の2つの資格の他にも業種によって、取得していた方が良い資格もあります。自身の業種に応じて、取得できるものは取得してしまいましょう。

    オープン

    遂にオープンとなります。オープンしてからは当分、常連客の確保のために、力を入れていくことになるかと思います。SNSやホームページなどを作成して、効率良く情報発信していきましょう。

    今すぐできる!開業資金を抑えるコツとは

    最後に、今からでもできる開業資金を抑える方法について解説します。

    開業資金を抑える方法

    開業資金を抑えるにあたって、重要なことは、自身にとって妥協できる点と妥協できない点を明確にして事業計画をたてることです。以下では、開業資金を削減できる5つの要素を紹介します。

    事業計画の見直し

    まず初めに、事業計画の見直しです。開業費が高くなる理由の一つとして、適切な事業計画が建てられていないということが挙げられます。

    1つ1つが事業を始める上で本当に必要なものであるかを再検討することで、開業費を節約できます。自分自身ではどこに無駄があるか、分からないことも多いため、第3者に見てもらうことをお勧めします。

    中古品の導入

    次に中古品の導入についてです。開業費の中で金額を抑えやすい部分です
    テンポスドットコムでは中古の厨房機器を多数取り扱っています。
    新品に対してこだわりがない場合は、一度中古のものと新品のものを比較してみるのも良いかもしれません。

    物件の選び方

    物件を契約するにあたって必要な資金は物件取得費用と言われています。

    物件取得費用は居抜き物件にするかスケルトン物件にするかで大きく変わってきます。

    居抜き物件とは、前の利用者の設備を残したままの物件を指し、スケルトン物件とは建物の内装と外装を除いた躯体だけの物件を指します。

    当然スケルトン物件の方が内装外装工事をする必要があるため、費用がかさみます。物件取得費用を削減したい場合は、居抜き物件を契約しましょう。

    居抜き物件での開業について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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    DIYで改装

    DIYとは「Do it yourself」の略称で、自ら物を作ることを指します。
    自身で作成するため、スケルトン物件の場合でも、内装外装費を節約することができます。
    また、自分の好きなように店舗をアレンジすることができるため、オリジナリティ溢れる見た目にすることも可能でしょう。

    DIY内装工事のご相談はこちら

    補助金の利用

    各自治体によって、開業後の家賃を負担してくれる制度や、新規開業者の資金的な援助など様々な制度があります。各自治体のHPなどを確認して、利用できるものは利用しましょう。

    【人気の記事】飲食店必見!どうする?インボイス~制度概要やメリット・デメリット、申請方法、注意点を紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    まとめ

    本記事では、開業費の内訳と飲食店開業の流れの概要について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

    まとめとして、開業資金の内訳としては、内装外装の工事費用が最も高く、次いで厨房機器などの設備資金が高く、平均で1000万近い開業資金が必要となります。そのため、多くの新規開業者は金融機関から融資をもらうことが多いです。

    融資金額も大事ですが、それだけに頼らずに、自身でできる事業計画の見直しや中古品の導入などを検討して、無理のない事業計画を立てていきましょう。

    下記URLでは、飲食店の開業にあたり、「開業の資金の相場と流れ」について深堀し、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる飲食店開業時に必要な届け出の連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。
    合わせてチェックしてみてください。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!全国10地区版の「飲食店開業時に届け出が必要な連絡先に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

    ダウンロードは下記10地区のご希望の記事リンクをクリックし、該当記事上部からダウンロードしてください。

    【北海道地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8982/

    【東北地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9307/

    【関東地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8805/

    【甲信越地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8977/

    【北陸地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/9310/

    【東海地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8972/

    【近畿地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8872/

    【中国地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8987/

    【四国地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8995/

    【九州・沖縄地区】飲食店開業資金の相場、開業の流れ|コンセプトシートのダウンロード可能
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8892/

  • 飲食店を開業する人必見!居抜き物件にかかる開業資金とは?

    飲食店を開業する人必見!居抜き物件にかかる開業資金とは?

    飲食店の開業を決めたはいいものの、「開業資金が足りない!」とお困りの方も多いのではないでしょうか?
    そんな方におすすめなのが「居抜き物件」です。


    前店舗のものをそのまま使うことで初期費用が大きく削減される居抜き物件は現在多くの飲食店で活用されています。しかし、どこの物件を取得するかで飲食店の成否は大きく決まります。


    そこで、これから物件を探される方、悩んでいる方のために、居抜き物件のメリット・デメリット、居抜き物件を選ぶまでの流れや必要なもの、さらに注意点やポイントも併せて解説していきます。

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    そもそも居抜きって?

    居抜き物件とは、前に営業されていた店舗の機器や設備、内装などがそのまま残っている状態のことを言います。

    しかし、厨房機器だけ、または内装のみの場合も居抜き物件として扱われていることがあるので注意が必要です。
    居抜き物件での開業は、開業資金を抑えられるのが大きな特徴ですが、いいことばかりではありません。どこを重要視するのかは人それぞれです。

    ここでは、居抜き物件のメリット・デメリット、そして「スケルトン」との違いについても紹介していきます。

    費用が抑えられるだけではない?!居抜き物件のメリット

    開業資金を大きく削減できる

    居抜き物件の最大のメリットは、開業資金を抑えられる点です。前店舗の厨房機器や備品、内装や設備をそのまま引き継ぐことで、費用を大きく削減することができます。
    資金を抑えることで、仕入れや設備の強化にも力を入れることができ、経営の安定につながります。

    早期開業が可能

    費用が抑えられるだけではなく、オープンまでの期間を早めることも可能です。
    内装・外装工事や、厨房機器や家具を選ぶ時間もいらないため、数カ月かかる負担を減らすことができます。

    前店舗の認知度を維持できる可能性も!

    前店舗も飲食店であれば、前に利用されていたお客様を呼び込める可能性もあります。
    認知度がそのまま残るので、ゼロから飲食店を始めるより有利になります。

    デメリット

    機器や設備の老朽化

    前店舗の機器や設備をそのまま使用するということは、全て中古品を使用するということです。
    突然故障したり、修理が必要になったりする恐れがあるので、いつから使われているのか確認するようにしましょう。

    厨房機器などに関しては、リース契約を受けているのか確認を取っておくのも重要です。
    設備の所有権を前もって確認をしておくことが大事になります。

    前店舗の評判の影響を受ける

    メリットの紹介で、前店舗の認知度を引き継ぐことができると言いましたが、逆に前店舗の評判が悪いものであったら、その影響を受けてしまう可能性もあります。
    運営者が変わったことをアピールし、新しいイメージを作りましょう。

    店のデザインを変えにくい

    設備や内装、家具などがそのまま残っているほど、自分の理想に合ったお店を作ることは難しくなります。
    前店舗が自分のコンセプトに近いお店であるのかは事前にチェックが必要です。

    スケルトンとの違いとは?

    スケルトンとは、機器や設備、内装などが一切ない状態の物件のことを言います。
    スケルトンという言葉は英語で「骨格」を意味します。そのため、建物の骨組みしかないということです。

    スケルトンで飲食店を開業する場合、自分の理想に合った内装やレイアウトを決めることができます。また、物件も多く、居抜き物件よりも選択肢が広がります。

    しかし、居抜き物件のように機器や設備が無く、全て0からのお店作りになるため、多大な費用がかかってしまいます。

    居抜きとスケルトン、それぞれの特徴を理解して自分の条件に合った方法で飲食店を開業しましょう。

    早い者勝ち?!良い居抜き物件の探し方

    居抜き物件で開業を決め、いざ物件探し!しかし、物件は飲食店の成否を決めます。
    優良な物件を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。

    さまざまな物件がありますが、なかなか理想の物件に出会えないこともあります。
    たくさんある中から理想の物件を見つけるため、物件の探し方や探すときの注意点をお伝えしていきます。

    それぞれの特徴を理解して自分に合った探し方で見つけましょう。

    物件を探す前に、まずは条件決め!

    物件を探す前に、まずは希望の条件を決めておきましょう。
    条件が多かったり細かすぎると、理想の物件に出会えない可能性もあります。

    何を優先するのか、事前に決めておくことでより良い物件が見つかりやすくなりますよ。

    エリア

    どこの地域で開業するのかというのは、飲食店を開業するにあたってとても大事な項目です。
    飲食店に人気の地域でも、「人通りは多いが競合店も並んでいる」など、必ずしもメリットばかりではありません。

    また、「〇〇の隣、〇〇通り」などピンポイントで決めてしまうと、逆に当てはまる物件は少なくなってしまいます。まずは市や町で絞って決めておくのがベターです。

    広さ

    物件を決めるにあたって、開業するお店の売上目標に達することができるサイズであるかどうかが非常に重要になっていきます。

    広い店舗を希望するとなると家賃は高くなり、席数が多ければ多いほど人件費も高くなっていきます。まずは自分がどのようなお店にしたいのかを考え、それに適応した広さである物件を探しましょう。

    また、駐車場が必要な場合は、車が止められる場所が近くにあるのかも確認しておきましょう。

    店舗の大きさは基本「坪数」で表されます。1坪=2畳とされていますが、正直どのくらいのサイズなのか想像がつかない人もいるでしょう。

    希望の広さを考える際、坪数ではなく「自分のやってみたいお店のイメージと近い店舗と同じくらいのサイズに合わせる」という考えをおすすめします。実際にそのお店に行って直接広さを聞いてみるのもいいでしょう。

    予算

    飲食店の開業で1番苦労するのが資金です。

    安く済ませたいからと言って、あまり安価な予算を伝えると、不動産屋に手を抜かれる可能性もあります。まずは大体の予算と上限を決めて探しましょう。

    独立店舗or施設内物件

    独立店舗とは、一軒が独立して立っている物件のことで、施設内物件とは、ビルやマンションの中に飲食店があったり、似たようなお店が連なっている施設型の物件のことを言います。

    どうやって探す?物件探しの手段

    インターネット

    物件を探すにあたって、やはりネットで探すのがよりたくさんの情報を得られるでしょう。

    ただ1サイトだけから探すのではなく、複数のサイトに登録してこまめにチェックすることで、大体の相場が分かるようになっていきます。

    サイトによって、公開している物件が違うところもあるので、よりたくさんの場所からチェックするようにしましょう。
    また、居抜き物件はスピード勝負です。最近の飲食店では居抜き物件を利用して開業する人が増加してきています。さらに、居抜き物件は普通の物件よりも数が少ないのです。

    そのため、登録しているサイトから新着情報が届いた際には、すぐチェックするようにしましょう!

    不動産会社

    ある程度のエリアが既に決まっている人は、そのエリアの不動産会社に問い合わせてみるのもいいでしょう。不動産会社によっては、その地域の建物のオーナーと繋がりを持っている可能性があります。

    そのため、物件がネットに掲載される前に、情報を得ることができるチャンスもあります。

    居抜きを専門としている不動産会社もあるので、そのエリアの近くにある場合は一度話を聞いてみるのもおすすめです。また、電話での問い合わせでも情報を入手することができます。
    不動産会社だけでも、自分に合った手段を選んで物件を探しましょう。

    自分の足で探す

    エリアが決まっている場合、不動産会社に訪れるだけではなく、自分の足でその地を歩いてみるのも大切です。その地域の雰囲気や人通り、競合店があるのかなど、直接感じることで気づくこともあるのです。

    インターネットや不動産会社からの紹介で居抜き物件を決めた場合でも、最終的には実際にその地を歩いてみることは非常に重要です。

    実際にその地域を歩いてみて不動産会社を見つけたら寄ってみるのもいいですが、アポ無しで突然訪問するのは迷惑と感じる不動産会社の方もいます。なるべく事前に確認して話を聞くようにしましょう。

    いよいよ内見!確認すべきこととは?!

    内見をする際、厨房やホールの広さ、レイアウトなどを確認するのももちろん重要ですが、居抜き物件の場合は厨房機器や設備の品質、状況を確認することが必須です。
    前店舗がどのように使用していたのかは分かりません。

    開業できてもすぐに故障してしまったり、修理が必要になってくる可能性もあります。そのため、どのくらい劣化しているのか必ず確認するようにしましょう。

    前店舗の業態や業種により、内装が変わってきたり、必要な設備と不要な設備が出てきます。
    また、トイレの場所や扉、駐車場の有無など、客層を考えながら確認しましょう。

    気になる開業資金と内装譲渡代について

    開業資金が抑えられるといっても、やはり費用は気になります。
    飲食店の開業には大きく分けて物件取得費と内装・外装などの店舗投資費がかかります。

    それぞれ、どのような費用が含まれているのか確認しておきましょう。

    また、居抜き物件ならではの「内装譲渡代」についても解説していきます。

    物件取得費

    ・敷金
    ・礼金
    ・仲介手数料
    ・前家賃
    ・保証金
    ・内装譲渡代

    ※物件の規模や条件によって変わります。

    居抜き物件とはいっても、一般的な不動産屋と同じように敷金や保証金も費用にかかります。
    また、ここで特徴的なのは「内装譲渡代」です。

    次の項目で説明がありますが、居抜き物件の場合は内装譲渡代がプラスされることがあります。無償の場合もあるので、事前に確認が必要です。

    また、立地が人気であればあるほど内装譲渡代は比例していきます。費用の面で居抜き物件を検討している方は、上記の費用の合計が希望の金額内に収まるのか、一度考えてみてください。

    店舗投資費用

    ・外装工事
    ・設備工事費(水道、電気、ガス)
    ・内装工事
    ・厨房機器
    ・家具・備品
    ・販促費
    ・求人費
    ・店舗クリーニング費用

    ※物件の規模や条件によって変わります。

    設備・内装工事、厨房機器や家具など、前店舗が残していったものはそのまま利用できる場合があります。しかし、居抜き物件とはいえ、ある程度の費用を前もって準備しておくことは大切です。
    前店舗のものを使用するということは、中古ということです。

    また、開業したばかりの飲食店は、最初の数カ月は赤字のお店がほとんどです。
    それでも費用を抑えたいという方は、壁の色や装飾などの内装を自ら行い、内装工事の節約に挑戦してみてください。

    DIY工事でコストを抑えての開業をお考えの方はこちら

    内装譲渡代(造作譲渡代)とは?

    内装譲渡代とは、前の借主に対して内装や厨房機器、設備などを一式買い取る金額のことで、造作譲渡代とも言います。居抜き物件を利用する際に発生する費用です。
    内装譲渡代は無料のものから1000万円以上かかるものもあります。相場は50~300万程度です。

    しかし、内装譲渡は前店舗のオーナーによって、全て譲渡する方も、居抜き後も自分で利用したいもの、売りたくないものを譲渡から外す方もいます。

    交渉次第で値下げや無料にすることもできるようですが、費用を抑えたい方は内装譲渡代無料という条件に絞って物件を探しましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    居抜き物件には開業資金を大きく削減できるという特徴がありますが、必ずしもメリットばかりではありません。
    しかし、事前に知識を付けておくことで、居抜き物件での開業の失敗を防ぐことができます。

    自分の優先順位を明確にし、希望の居抜き物件を見つけ出しましょう。

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  • 開業資金が少なくても大丈夫!飲食店開業の手順とオススメの方法

    開業資金が少なくても大丈夫!飲食店開業の手順とオススメの方法

    飲食店を開業する上で必要不可欠でありながら、多くの方々が用意することに苦労するものの一つに開業資金があります。これから飲食店を始めようとしている方のなかには、「開業資金を出来得る限り抑えたうえで、飲食店を開きたい」という方々も多いのではないでしょうか。

    この記事では、これから飲食店を開業しようと考えている方に向けて、飲食店を開業するのに必要な資金額や、飲食店を開業するための手順についてご紹介します。

    開業資金とは

    開業資金は、設備資金と運転資金に分類されます。以下の記事では資金ごとの特徴や平均金額について解説します。

    設備資金とは

    設備資金とは、名前の通り店舗を開業する上で必要となる設備や厨房機器、調理道具等を購入するための資金を指します。

    設備資金の内訳

    設備資金には物件の購入費用、内装外装の工事費用、厨房機器、備品の購入費用などがあります。設備資金として融資を受ける場合はそれぞれの見積書が必要となります。

    また、設備資金は年々減少しており、2020年の設備資金の平均値は989万円と日本政策金融公庫による調査開始以来、最も少なくなっています。設備資金の内訳としては、500万円未満での開業が47.3%となっており、500万円~1000万円未満が27.3%を占めています。500万円未満での開業の割合は日本政策金融公庫の調査が開始されて以来最も高くなっています。

    参考:日本政策金融公庫2020年度新規開業実態調査

    運転資金とは

    運営資金とは店舗を開業した後に必要とされる資金を指します。

    運転資金の内訳

    運転資金の内訳としては、食材や備品の仕入れ代金、人件費、家賃、水道光熱費、広告宣伝費などがあります。運転資金については、毎月の売上でまかなうことが出来ると考えている方も多いのではないでしょうか。

    しかし、クレジットカード決済の場合は、現金取引と異なり、売り上げの発生日にはすべて売掛金として処理されます。一方で運転資金のように買掛金として支払いが後日に発生する場合、必要な時に手元に資金が残らないことも考えられます。

    このように売掛金が入金されるまで、必要な材料費などを補うために運営資金があります。

    開業資金ゼロとはどのような状態か

    開業資金ゼロというのは、上記で触れた開業資金及び運転資金が枯渇している状態を指します。ほとんどの場合は、開業資金がゼロの状態では店舗の運営どころか開業すらままなりません。

    そこで役立つのが、日本政策金融公庫や地方金融機関から融資を受けることです。組織によって、様々な融資条件がありますが、条件を満たしていれば、飲食店の開業に必要な資金を借りることができます。

    以下では、日本政策金融公庫による融資の種類と融資条件について解説します。

    意外と知らない!?融資を受けて開業する方法!!

    日本政策金融公庫の融資を受ける

    日本政策金融公庫とは日本経済の成長や地域活性化への貢献を目的として、創業される方や中小企業・小規模事業へ融資を行っている政策金融機関です。

    融資先数は4.4万企業、平均融資金額は102百万円、融資の約5割が融資期間5年と返済計画の立てやすい長期融資となっています。

    この他にも財務診断やSWOT分析などの経営に役立つアドバイスや同業他社の成功事例といった経営をするうえで役立つ情報の提供も行われています。

    新創業融資制度

    新創業融資制度では新たに事業を始める方に対して事業開始後に必要となる設備資金や運転資金のために幅広く融資が行われています。担保・保証人については原則として不要ですが、対象者と自己資金の要件が設定されています。

    メリット

    新創業融資制度を利用することで、無担保・無保証で最大3000万円までの融資を、申し込みから1ヶ月程度と早い期間で受け取れます。また、通常の金融機関からの融資と比較すると金利が安く、返済までの期間が、設備資金の場合は20年、運転資金の場合は7年と長期間に設定されています。

    デメリット

    通常の金融機関の融資制度と比較すれば利率は低くなることが多いですが、日本政策金融公庫における他の融資と比較すると無担保である分、利率が高くなります。

    融資の要件について

    新創業融資制度では2つの融資要件が設定されています。

    1つ目の要件は「新たに事業を始める方または開業後2年以内の方」です。なお、新しく事業を始める場合は、適正な事業計画を作成しており、審査の際に事業を遂行するための能力が十分であると認められる必要があります。

    2つ目の要件は「新たに事業を始める方または開業後1年以内の方を対象とした自己資金要件」です。この条件に該当する場合は、融資金額の10分の1以上の自己資金を用意する必要があります。

    ここで問題となるのが自己資金が指す範囲です。どこまでを自己資金とすることができるかを知らなければ、融資の際に要件を満たさない事業者として審査の際にマイナスの印象を与えてしまいます。

    自己資金とは

    自己資金として認められるには、出所が明確であることと、第3者へ返済する必要がないことが大前提です。出所が明確でない資金は審査の際に細かく確認されるため、注意が必要です。自己資金の具体例としては以下のものが挙げられます。

    ・通帳に記載されている貯金

    ・退職金

    ・生命保険の解約金

    ・自己資産(不動産など)を売却して得た現金

    融資を受ける際の注意点

    新創業融資制度を受ける際に注意することはいくつかあります。

    1つ目は前述の自己資金についてです。家族や友人から贈られた資金だとしても借入金とみなされる可能性があります。自己資金の中に出所が不明の資金があれば、金融機関からの信用にもかかわるため細心の注意が必要です。

    2つ目は融資の金額についてです。融資を受けるためには「その資金がなぜ必要か」「どのような用途で使用するか」を明確に説明できる必要があります。融資金額を適当に決めれば、計画性がない事業と判断され、審査に落ちる可能性が高まります。

    3つ目は融資の用途についてです。受けた融資は、必ず金融機関に申請した事業に使用しましょう。融資金額の使用先について金融機関に報告する際に、別の用途に使用していれば、融資の返還を求められる可能性があります。また、信用にかかわる問題であるため、今後の融資を受けられなくなる可能性もあります。

    新規開業資金

    新規開発資金では新たに事業を始める方や事業開始後7年以内の方を対象者としています。

    特徴としては、「地域おこし協力隊の任期を終了していること」や「Uターンにより地方で新たに事業を始める方」を特別利率の条件としており、地域活性化に貢献できる事業者に向けた制度となっています。

    女性、若者/シニア起業家支援資金

    女性、若者/シニア企業家支援資金では事業開始後7年以内の女性の方や35歳未満か55歳以上の方を対象者としています。

    特徴としては、名前の通り、女性やシニアの事業者に特化した融資制度であることが挙げられます。

    まだ間に合う!!開業費を抑える方法とは

    店舗開業費を抑える方法

    飲食店を開業する多くの人は融資を利用していますが、本記事で紹介した新創業融資制度は毎月の返済を求められます。融資を受ければ、毎月の返済額も増加します。融資も大切ですが、開業費や運転費を抑えるためにできることを実践していきましょう。

    物件選び

    物件には大きく分けてスケルトン物件と居抜き物件があります。

    スケルトン物件とは建物の内装や外装を除いた躯体だけの物件を指し、居抜き物件とは設備を残したままにしてある物件のことを指します。

    開業費を抑えたい場合は、当然ですが居抜き物件を選ぶべきです。スケルトン物件では内装、外装費や厨房設備やその他備品など自身で用意するものが多く、余計に資金が必要になってしまいます。

    厨房設備

    居抜き物件にすれば、前の使用者が使用していた厨房設備を利用することもできますが、故障していることもあるため、ある程度は自前で厨房設備や備品を用意することを念頭に置いておいた方がいいでしょう。

    厨房設備の購入費を抑えるには、テンポスドットコムなどの中古厨房機器を取り扱っている店舗やウェブサイトから購入することをお勧めします。

    まとめ

    まとめとして、開業資金ゼロで飲食店を開業するのは難しいですが、ある程度の自己資金を用意することができれば、日本政策金融公庫などの金融機関から融資を受けることが可能です。
    そのためには融資に必要な自己資金や事業計画書などを用意する必要があります。

    また、融資だけに頼らず「開業費を抑えるために居抜き物件を利用する」「中古品やリース商品を利用する」「内外装費の工事を自分で行う」ことで開業費を抑え、返済に困らない事業計画を立てていきましょう。

  • 飲食店のロゴの重要性!お客様に覚えられるロゴ作りとは?

    飲食店のロゴの重要性!お客様に覚えられるロゴ作りとは?

    開業準備で内装、厨房、人材、販促を勧めていく中で忘れてはいけないのがロゴ作成!ロゴを作っている店舗は少なくなく、大手飲食チェーン店でも新業態を作っていく上での重要なポイントにもなってきます。

    ここではロゴを作成するメリットと、重要性、作成の時のポイントなどを説明していきます。

    飲食店にとってのロゴの3つのメリット

    外食をするときの店選びでロゴを確認して、知っているお店だったら特はいることが多いのではないでしょうか?

    店舗のロゴというのは大手飲食チェーン店だけさればいいのではなく、小中の飲食店でも非常に重要なポイントになってきます。

    ここではロゴの重要性やメリットについて説明していきます。

    お店を覚えてもらいやすい

    大手店飲食チェーン店や、コンビニエンスストアなどのロゴは、そのお店の名前やブランドなどを口にするとそのロゴを思い出すのではないでしょうか?


    人間というのは文字や言葉をそのまま覚えるよりも、絵や写真などの画像にしたほうが認識しやすく、記憶に残りやすいという性質を持っています。


    人間の構造上、絵や写真などの画像は感情や直感等を管理している右脳で処理をしている関係で覚えやすいと言われており、そのため店のイメージや、雰囲気などを伝えるには、右脳で処理させる画像などのロゴで作るとお客様には自分の店を覚えてもらいやすいです。

    店の雰囲気が分かりやすい

    ロゴの多くは、店舗の屋号と自店の雰囲気をイメージしたシンボルマークで作成していることが多く、そのロゴがお店のイメージを決めることもあります。画像を認識する右脳で処理されることもあり、文字とマークで構成されているロゴは記憶に残りやすく直感的に人の脳裏に焼き付けます。

    来店したお客様は、提供する商品や味や、サービスなどと一緒にロゴも記憶へと結びつけることにもなり、より飲食店を覚えてもらうことにもつながります。


    また、ロゴの雰囲気を表現することで自店に来店する客の年齢層や、ターゲットなどをコントロールすることもできます。

    集客に繋がりやすい

    来店してくれたお客様が写真を撮ってインスタ、Twitterなどに投稿した際に、ロゴをお店の消耗品やTシャツなどにプリントしておくことで、お店の宣伝につながることが多く見られます。


    これにより、お店を知ったお客様がそのロゴで名前を知り、店に来店するといった事にもつながってくるので、備品関係にロゴをプリントすることをお勧めします。
    また、お店によってそのロゴを使ったグッズ化することで多くの人の目に入ることも期待されます。

    飲食店のロゴの作り方

    ここまでは飲食店がロゴを作成するメリットを説明していきましたが、ここからはロゴの作り方を説明していきます。

    しかし、いざロゴを作成するといっても「どうやって作っていけばいいかわからない・・・」という方のためにその作成の仕方、注意点などをまとめていきます。

    ロゴ作成のWEBサイト・アプリで作成する

    ロゴ作成は素人でも作成することができますが大半の人が「そんな知識がない」、「デザインの知識やソフトの使い方がわからない」などという人は多くいるでしょう。しかし、近年それを可能にしてくれたのが、WEBサイトや、アプリといったサービスで簡単に作成できるものが多数リリースされています。

    ある程度のパソコン、スマホ操作ができ、ロゴのイメージが固まっていればこのサービスを使用してロゴ作成は可能です。

    しかし、ここで気をつけなければいけないのは、無料のサービスと有料のサービスがあるということです。サービスによってははじめから有料のもの、無料のもの、一部無料のものなどが存在し、作成した後にデータダウンロードは有料版に切替なんてこともあるので、よく調べて利用しましょう。

    ロゴ作成を依頼する

    専門の業者やプロのデザイナーに金銭を支払い依頼することでロゴを作ってもらう一般的な方法です。

    ロゴ作成を依頼する際に、最初に担当者と打合せをおこないヒアリングをしてもらいます。その打合せにご自身のお店のイメージ、コンセプト、使用方法などを伝えて置く必要があります。また、イメージしたロゴを伝え3、4パターンは提案してもらうように交渉しましょう。

    ロゴの製作費は数千円から数万など様々です。依頼する内容とデザイン会社の技術力によって異なります。下記は依頼先別のロゴ作成の金額の相場です。

    クラウドソーシングを利用し依頼する

    金額相場:5,000円~10,000円

    フリーランスや在宅ワークで仕事をしたい人と、仕事を依頼したい人を結ぶ、クラウド上の仕事のクラウドソーシングサービスを利用し依頼する方法です。「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココなら」等があります。


    作成して欲しい金額でロゴ作成を依頼することができます。5,000円~10,000円で仕事を委託している人が多いようです。この金額感の場合、デザインのラフ案は2~3案のみ、修正は3回まで、それ以上の修正は追加料金がかかる場合がほとんどです。あまりデザインはこだわらないけど、それなりの物を作りたい人向けにお勧めします。

    デザイン会社に依頼する

    金額相場:10,000~50,000円

    一般的なデザイン会社にロゴ制作をする場合、デザイン相場は30,000円~50,000円となります。
    デザイン会社の良いところは、開業する店舗のターゲットや、雰囲気、価格帯、創業へのオーナーの想いを汲み取りデザインを行ってくれるため、よりオリジナリティーのあるロゴを作成することができます。
    なお、ブランド設計から何までサポートするデザイン会社にお願いする場合は、軽く5万円は超えるでしょう。

    知人に依頼する

    金額相場:5,000円~30,000円

    友人や知人などにそのような業界で働いていた人や、学んでいた人などがいる場合は率先してお願いしてみましょう。ビジネスですが、気兼ねない関係であれば、自分の意見や、イメージを伝えやすくなり、依頼される側もデザインや構成なども伝えやすいでしょう。


    ただ注意しないといけないのは相手の時間を使って作成してもらっているので、義理を通すためにも報酬をしっかりと渡すようにしましょう。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?ロゴといってもお店のブランディングになるぐらい重要だということや、作成の方法にしても様々な作成の仕方があることが分かっていただければと思います。


    これから飲食店を開業していく中で様々な準備を進めていくと思いますが、ロゴ作成に使う時間も忘れずに、お客様が親しみを持ってもらい、忘れられないロゴを作成していきましょう。

    テンポスではあなただけのロゴを格安で作成いたします。

    ロゴ作成について詳細を見る

  • オープン前の総仕上げ!プレオープンをやったほうがいい理由と方法

    オープン前の総仕上げ!プレオープンをやったほうがいい理由と方法

    夢にまで見た自分のお店のオープンで開業までに様々な準備をしてきたと思います。

    しかし、オープンしてからオペレーションがうまく機能していなかったり、在庫が足りない、従業員の対応などのトラブルが起こりオープンしてからマニュアルなどの改善をしていくといったことなどをよく耳にするのではないでしょうか。

    そのようなトラブルに対処するためのプレオープンです。ここではそのプレオープンをするメリットと、その方法などを説明していきます。

    なぜプレオープンが大事なのか

    『プレオープン』ってよく聞くけど、どうしてやったほうがいいのか?また、とりあえずやっているけど意味あるのか?という飲食店オーナーは多くいるのではないでしょうか?
    実はプレオープンはオープン前の準備で一番大事なんです!

    ここではそんなプレオープンの説明と、そのメリットについて説明していきます。

    そもそもプレオープンってなに?

    プレオープンとは英語では【preopen】と書き、【Pre】とは「前に」「前もって」「代わりに」、といった意味を持ちます。直訳すると「オープン前のオープン」という意味であり、簡単にいうところの練習での営業をするということになってきます。

    プレオープンでは、知人や、関係業者などを集め本番営業同様の状況を作り、店舗のオペレーションが機能しているかなどの確認などを判断しており、飲食店をなどの店舗での営業をしていく方はほとんど実施しています。

    このプレオープンをやらずにグランドオープン後に料理の提供が遅れたり、店舗でトラブルなどが起こると、せっかく来店してくれたお客様からレッテルを張られ集客が困難になることもあります。

    プレオープンで自分のお店の『粗』を見つけることで、お客様から見たグランドオープン後の『質』が変わってくるので本番と変わらないプレオープンをしましょう。

    知っておこう!開業前のプレオープンのメリット・デメリット

    プレオープンの大事さは上の記事を読んで分かったと思いますが、実際にプレオープンをして何が分かるの??という方はいるのではないでしょうか?
    ここではそんなプレオープンのメリット、デメリットについて紹介していきます。

    プレオープンのメリット

    接客オペレーションの見直しができる

    本番同様の状況を作ることで、接客のオペレーションや、動線、対応などの確認をすることができます。ここで重要なのは忙しくなっても店舗を回転できるオペレーションになっているかということが重要です。
    また、忙しい状況をわざと作ることによってスタッフの接客態度などがマニュアル通りに接客でき、臨機応変に対応できるかなどの確認もできます。改善の余地があるのであればここで改善しておきましょう。

    機器・設備トラブルの確認できる

    オープン時によくあることとして、機器や、設備のトラブルです。居抜きで使われていた部分を整備せず、そのまま使用してると、ごくまれに故障などのトラブルが発生することもあります。
    そのため、本番同様などの状況を作ることで未然にこれを防ぐことも可能です。

    お客様目線での意見が聞ける

    本番と同じ状況でやることにより、少なからず「粗」が生じます。そこで、実際に来ていただいたお客様にアンケートなどを取り、来店後の意見を聞くことも大事です。
    この意見を集めてオープンまでに改善することで、お客様の満足度に繋がってくるので、しっかり意見を集めましょう。

    キッチンのオペレーションやマニュアルが機能しているかを確認できる

    キッチンでオープン後によくあるトラブルが、忙しくなると味付けが変わったり、盛り付けが写真と違ったり、料理の提供などの悪評が挙げられます。
    プレオープンでキッチンの回転、オペレーションや提供スピードなどを確認する事で、マニュアルの変更や配置人数の変更などを見直すことが可能です。

    飲食店でお客様が一番期待するところでもあるので、入念チェックする必要があります。

    オープン関係者へのお礼ができる

    開業するために関わった施工業者、厨房業者、食材業者などへのお礼をすることができます。また、友好な関係を作ることで2店舗目などをオープンさせる際にも協力してくれます。

    今後のことを考えても業者さんを招待することは大事なことです。

    プレオープンのデメリット

    狙っているターゲット層ではない

    プレオープンではもともと作成していたコンセプトシートのターゲットとは大きく変わることが多々あります。
    例えば若い女性をターゲットとした飲食店を開業する場合だと、男性の多い業者さんだと、ターゲットに大きくズレが生じます。このような場合は業者さんの家族や友人なども含めて招待することをお勧めします。

    赤字になるリスクがある。

    プレオープンでは招待したお客様から代金を頂かないか、半額だけもらうなどのケースが多いです。
    オープン前にお祝いで開業までに関わった業者さんや、マスコミ関係の方を招き、新しいお店のお披露目会でもあるので、ある程度出費するということを念頭に置いておきましょう。

    しかし、見栄を張り、盛大にするなどの無理は今後の経営に響いても来るので要注意です。

    トレーニング次第で悪評に繋がる可能性がある。

    従業員の教育が不十分なままプレオープンを迎えてしまうと、接客が悪くなってしまったり、料理の提供が遅かったりなど、せっかく来てくれたお客様ががっかりして帰ってしまうこともあります。

    そういった事態が起こらないように従業員の教育は時間がかかってもしっかりするようにしましょう。

    意外と知らないプレオープンの準備とその方法

    『プレオープン』をやると決めたけど、いざ準備といっても何をすればいいかわからない人が多いのではないでしょうか?
    ここではその準備の方法などを説明していきます。

    準備

    開催スケジュールの確定

    プレオープンの日程はオープン前日~1週間前を設定するようにしましょう。プレオープンの回数ですが、オープンまでに2回以上やることをお勧めします。
    プレオープン後には、出てきた問題点などを改善する話し合いなどをするようにしましょう。

    招待客の選定、告知

    自分の身内や、友人の招待であれば、電話やメールなどでの招待でいいですが、物件を借りてる物件のオーナーさんや、修行先の恩師などであれは招待状を用意するようにしましょう。

    店舗アンケートの準備

    招待したお客様にはアンケートをし、自店の料理や接客などの意見を集めるようにしましょう。これを集めるか集めないかでグランドオープン後の店舗の質が大きく変わってきます。
    また、記述式でのアンケートだと適当に書かれる恐れがあるので、選択式にすることがお勧めです。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?プレオープンのやり方や、方法などはここに書いてあるだけではないですが、少しでもプレオープンの知識の手助けになればと思います。

    プレオープンはグランドオープン後の模擬練習です。ここでプレオープンだからといってやるからには本気で抜かりなくやるように準備をしていきましょう。

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  • ラーメン屋の閉店サポートを年間500件の男が教える7つの注意点とは?

    ラーメン屋の閉店サポートを年間500件の男が教える7つの注意点とは?

    本記事では、ラーメン屋の閉店サポートを年間500件以上実績のある男が、閉店時に注意しておきたい7つのポイントについてご紹介いたします。
    「閉店」と言っても、それぞれ状況はさまざまです。そこで閉店する上でも、よくある事例やスムーズに行うために注意すべき点について、得する閉店術を一挙ご紹介いたします。

    私たちは 閉店する飲食店も全力でサポートいたします!

    いざ閉店といっても、開店時同様やるべき作業も多く時間とお金がかかります。
    私たちは、そんな閉店時にお悩みの飲食店様を全力でサポートいたします。
    できるだけお金はかけたくない、買取依頼や解体工事など閉店時に飲食店オーナー様が抱えているお悩みをスムーズに対応いたします。

    テンポスでは、閉店引き上げ依頼数が年間12,000件を超える実績も持っております。そんなテンポスだからこそできる「得する飲食店閉店」をサポートしております。

    ラーメン屋閉店時に注意点すべきポイントとは?

    それではラーメン屋閉店時に注意すべき7つのポイントをご紹介いたします。ぜひこの記事を参考にラーメン屋閉店時の注意点を押さえておきましょう。

    1.寸胴鍋などの使用状態に注意?

    1つ目の注意点としては、寸胴鍋などの使用状態についてです。
    もはや、ほとんどのラーメン屋さんは使用しているといっても過言ではない調理器具ですね。
    そんな買取も多い寸胴鍋ですが、底面の傷や臭いなどによって査定が異なります。他にも使用年数関係なしに、鍋のへこみや臭いの状態によっては価格が付かないケースもあります。
    買取の際には事前に確認しておきましょう。

    2.食器に名入れはありませんか?

    2つ目の注意点は、名入れされた食器類についてです。
    ラーメン丼や食器等に、店舗の屋号などがある場合は買取の査定外となります。ラーメン屋閉店時には、よくあるケースなので事前に把握しておきましょう。

    3.券売機にお金などが残っていませんか?

    3つ目の注意点は、券売機にお金が残っていないか必ず確認をしましょう。
    ラーメン屋では、券売機を導入しているお店も多いのではないでしょうか。そんな券売機ですが、鍵が不足してしまい開けられなくなっていませんか?鍵がなく開けられない場合は、鍵部分を壊して開けることになります。
    ここで注意しておきたいのが、その場合の買取査定金額は0円となります。
    説明書や鍵などの付属品が揃っていると、買取価格も上がるため、買取前には用意しておくことを強くオススメします。

    また、金庫などをお持ちの場合は事前に鍵・暗証番号の確認をお願いいたします。

    4.製麺機など大型の機器について

    4つ目の注意点は、製麺機など大型の機器の搬出についてです。
    開店時に大型機器を搬入したものの、その後カウンターや壁などを作られていませんか?壁を壊さないと搬出できない場合は、別途費用がかかってしまいます。
    過去には製麺機が入り口から出すことができず、2階からロープで降ろして搬出を行ったケースもあります。
    ご自店の場合の搬出はどうなのか、事前に確認をしておきましょう。

    5.酒類・おしぼり等の解約通知はどうされていますか?

    5つ目の注意点は、酒類・おしぼり等の解約通知についてです。
    必ず仕入れ業者へ酒類・おしぼり等の解約通知は行いましょう。
    解約通知は1ヶ月前に行われるケースがほとんどの為、事前の解約通知、その後のトラブルにならないよう必ず注意しましょう。

    6.厨房内に臭いや油汚れなど多く残っていませんか?

    6つ目の注意点は、厨房内の臭い・油汚れについてです。
    厨房内は臭いや油などが残ることが多く、新規のお客様が入る前にクリーンを入れる必要があるため、別途費用が掛かる可能性があります。
    また、買取時に機器に油汚れや臭いが残っていることで、査定に影響が出るケースもあります。
    事前に厨房内、機器はきれいにしておきましょう。

    7.店舗以外の倉庫などに備品や食材、機器などは残っていませんか?

    7つ目の注意点は、店舗以外の場所に備品や食材、機器は残っていないか事前に確認しましょう。
    機器の付属品などあった場合は、その分買取価格が上がるなど、買取査定ができる可能性もありますので必ず確認しておきましょう。

    テンポスでは閉店する飲食店様にお得なサービスを提供します!

    閉店時の費用をできるだけ抑えて解体工事がしたい、厨房機器や備品などの買取も合わせて行いたい。そんなお困りのお客様に向けて、テンポスでは解体工事と買取をセットで行うことでスムーズかつお得にご対応いたします。
    テンポスにご依頼いただくメリットとして、窓口がテンポス1つで済むので手間がかかりません。
    他にも、解体費用を安く抑えられる、見積もり前にご相談いただければ、解体と厨房の見積もりを同じ日にご対応いただけます。

    実際に起こった閉店の裏話

    最後に、ラーメン屋閉店作業を年間500件もの実績がある男が経験した、実際に起こった裏話をちょっぴりご紹介いたします。

    券売機を搬出してた時のこと…

    それは出張買取中、いつものように搬出作業を行っている時でした。
    券売機を搬出していると、底面から大量に何かが出てきました。慌てて確認すると、なんと大量の釣り銭だったのです!その後、そのお金はちゃんとお客様にお渡ししました。
    お客様からは「そんなに落ちてたんだ!ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。
    券売機買取の際はくれぐれも、お金が入っていないか確認しておきましょう。

    閉店後の店舗に行った際のこと…

    これは閉店後、数ヶ月放置されていた店舗に撤去に行った時のことです。
    いざ作業に入ろうとすると、電気がつかず、なんと食材もそのままでした、、
    夜逃げ現場や電気を止めて食材はそのままなど、このようなケースは多々あるそうです。中でも注意していただきたいのが、閉店日に食材は処分していただきたい点です。
    腐った臭いが機器に強く移ってしまうと買取金額が下がったり、付かなくなる場合もあります。また居抜きの場合は、悪印象を与えてしまいます。
    くれぐれも閉店の際には注意しましょう。

    まとめ

    いかがでしょうか。ラーメン屋閉店時における7つのポイントとお得なサービスのご紹介でした。
    他にも閉店時のお悩みがある方はご相談ください。テンポスでは、お客様に寄り添った閉店サポートをご紹介いたします。
    閉店ご検討中の場合でも、是非お問い合わせください。

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  • 飲食店でリピート率をあげる方法とは?店のファンを作るポイントをご紹介!

    飲食店でリピート率をあげる方法とは?店のファンを作るポイントをご紹介!

    飲食店を経営するにあたって、新規の顧客を獲得することは大切ですが、それ以上に重要となるのが、リピーターのお客様を獲得することです。

    しかし、「なかなか2回目に繋がらない」「リピーターができない理由がわからない」という方も多いのではないでしょうか。

    本記事では、顧客のリピート率をあげる方法を紹介していきます。

    リピーターの重要さ

    まずはリピーターの重要とされる理由について説明していきます。

    効率的に売上UP

    飲食店の売上は「客数×客単価」によって決まります。
    顧客は「新規顧客」と「リピーター顧客」に分かれますが、一般的にリピーター顧客を獲得するためには5倍のコストがかかると言われています。

    もちろん新規顧客の集客対策もきっちり行わなければいけませんが、低コストで売上を上げる近道なのはリピート顧客の獲得と言えるでしょう。

    新規顧客を連れてきてくれる

    新規顧客の集客はコストがかかりますが、リピート顧客が新しいお客様を連れてきてくれると、集客コストを抑えることが可能です。

    直接お店に新規顧客を連れて来店する場合や、直接でなくてもSNSなどの口コミも間接的な広告作用があります。

    流行に左右されない

    SNSやメディアなどで取り上げられて話題となるのは、店舗にとって喜ばしいことです。
    しかし、当然トレンドは移り変わるものなので、一時的な売り上げ増加は見込めるものの、中長期的な売り上げ向上としては期待できません。

    安定的に売り上げを確保するには、「何度も通ってくれるリピーターをいかに獲得し、リピート頻度を高めていくか」を考えることが重要です。

    リピーターが多い店の特徴

    飲食店の価値というものは、お客様の期待を超えるほど高まります。
    お客様がお店に対して価値を感じるポイントがいくつかありますのでご紹介致します。

    料理が美味しく、コスパが良い

    お客様が飲食店を選ぶ際に重要視する点として多く挙げられるのが、「料理が美味しいこと」と「コストパフォーマンスが良いこと」です。
    当たり前のことですが、提供されるものが美味しくないとお客様の二度目の来店はあり得ません。

    価格と提供される料理やサービスが合っていないとお客様に判断されぬようにしましょう。

    接客態度が良い

    飲食店を選ぶ際にスタッフの接客態度が良いからという理由で、リピーターになる人も多くいらっしゃいます。

    細かい気遣いをしてくれる、要望にも快く対応してくれて気持ちよく食事を楽しめるといった、心理的要素が大きな割合を占めます。

    どの業種においても、「あのスタッフさんがいるから」という理由で、何度も足を運ぶ人がいらっしゃいますよね。飲食店でも、居心地のよいお店作りを徹底しているお店は、お客様のリピート率も高い傾向にあります。

    お店が清潔

    お店の床やテーブル、トイレなどの清潔さも重要です。
    せっかく食事を楽しもうときてくれるお客様でも、店内が清潔でないと食事に集中できません。

    店内が汚いという理由でお客様を遠ざけてしまうのは大変もったいないので、毎日の清掃を怠らないようにしましょう。

    リピーターを増やす方法

    「リピーターの重要さは分かったけど、具体的な改善案がわからない」という方もいるでしょう。
    そこで、リピーターを増やすための方法を5つご紹介致します。

    ①メニューの工夫

    リピーターを増やすためには「このお店の○○が美味しい」という定番メニューを作ることが大切です。
    その時期の旬の食材を使用した料理やデザートを取り入れるなどをして、お客様に飽きさせない工夫をしましょう。

    また、季節の中でもクリスマスやお正月といった、ビッグイベント限定のメニューをプラスすることで、家族や友達を連れてきて新たなリピーターを増やすことに活用できます。

    ②ポイントカード・クーポン券

    飲食店でも多く導入されているポイントカードは、リピーターを増やすのに効果的な施策です。
    ポイントを貯めたらドリンク1杯無料など、お客様が「得をした」と実感できる特典をつけましょう。

    お店によっては、一定の来店回数を超えるとグレードの高いポイントカードに移行するところもあり、割引率が上がったり、特典が豪華になったりします。

    グルメ外食総研によると、昼食のリピート率は81.2%とかなり高いです。
    その中でも40歳以上の男性のリピート率は80%以上ですので、ポイントカードを使ってリピーターを増やすなら、男性をターゲットにするのもオススメです。

    また、初めて来店したお客様が、次に使いたくなるようなクーポン券を作るのも一つの方法です。
    例えば、「会計時10%OFF」や「ボトル1本プレゼント」などお客様がまた来たいと思えるような、魅力的なクーポンを作成しましょう。

    ③ダイレクトメール

    集客対策には、テレビやチラシ、SNSなどで定期的にお店を宣伝し、店舗の認知度を高めるというやり方が一般的です。
    しかし、リピート顧客を増やすことに関しては、お客様にダイレクトに情報を届けるやり方が効果的です。

    誕生日やクリスマスなどの特別の日に、キャンペーンやプレゼントなどの特典を付けてDMを送ると再来の可能性が高まります。
    なんとなく店に行かなくなった、というお客様に対して、思い出してもらうためにDMを送って再来店のきっかけ作りをしてみましょう。

    ④顧客と仲良くなる

    お客様の顔を覚えて仲良くなることで、その方がリピーターになる可能性が高まります。
    特に女性の場合は、口コミで気に入ったお店を友達にシェアや発信をするため、新規顧客を連れて来店してくれるという相乗効果も狙えます。

    ただし、お客様の中には「声をかけられるのが苦手」という方や「距離感を保ってほしい」という方もいます。
    お客様それぞれに見合ったコミュニケーションを心がけることも大切です。

    ⑤SNSを利用する

    FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSは集客対策に有効的で、複数のお客様へ同時に情報発信ができる使いやすさが特徴です。
    いずれもアカウント開設が無料で導入コストがかかりません。
    メインのユーザー層が様々なので店舗のターゲット層に適した情報発信をするのも良いでしょう。

    特にリピート顧客の獲得におすすめなのがLINEの活用です。
    LINEの利用者は多く、公式アカウントは開封率も高いため、チラシの配布よりも効果的です。
    友達追加をしてもらい、店の情報やお得なサービスを定期的に送るなどしてリピーターを獲得しましょう。

    また、LINEのトークでは電話をせずに予約をしたり、混雑状況を確認したりと従来の予約システムより手軽にお店とコミュニケーションが取れるので、リピートしやすくなるのです。

    詳しい販促方法についての記事はこちら

    [clink url=”https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/328/”]

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    飲食店において、リピート顧客が大事な存在であることをお分かりいただけたでしょうか。

    一度目の来店からリピート客にするには、新規顧客の集客方法よりワンランク上の施策を考えなければなりません。リピーターを増やす施策はどれも難しいものではありませんので、自分のお店に合った施策を取り入れてみてください。

    飲食店は料理の味はもちろん、人との繋がりで成り立っている部分もあります。
    顧客のニーズを理解し、心地よい接客で満足感を与えられる「また行きたくなる店」を目指しましょう。

    テンポスドットコムHP

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  • 東京で厨房機器の買取を依頼したい場合はどこにすればいい?

    東京で厨房機器の買取を依頼したい場合はどこにすればいい?

    コロナ下で増える飲食店の閉店。テンポスにも閉店の相談や買取の依頼などを毎日ひっきりなしに受けています。
    今回は買取の状況から買取の流れをまとめていきます。また特に問合せの多い東京にもフォーカスしてみたいと思います。

    増え続ける厨房機器の買取 

    コロナ下で相次ぐ時短要請や休業要請を受け多くの飲食店が苦境を強いられている2020年~2021年。
    外食企業の大手でも閉店や業態転換を行うところが相次いでいます。
    以下は帝国データバンクの倒産推移をまとめたものです。
    2020年は過去最高の780件となっておりました。

    ※引用 帝国データバンク

    東京都内の厨房機器買取状況


    全国でもっとも影響を受けたのが東京の飲食店ではないでしょうか?
    他の地域と比較して賃料などが高く固定費が大きくのしかかってきて経営を圧迫しています。
    当社の調べでも東京都内からの問合せが軒並み増えています。

    実際の見積、買取までの日数

    「お見積ご依頼後、最短1営業日でお見積いたします!」とテンポスの買取案内サイトでは謳っていますが、コロナ下では依頼が集中してしまうとどうしても翌日になってしまうケースが増えてきました。
    買取に関しても件数が増えれば人工や作業車の手配が追い付かずに1週間後になってしまうことも増えてきている状況です。

    テンポスに頼むメリット 

    では実際にテンポスに買取を頼むメリットはどこにあるのでしょうか?

    全国60箇所の店舗と12箇所の買取センター

    全国規模で中古の厨房機器を買取、販売しているのはテンポスだけです。

    店舗

    テンポスは全国に60店舗の販売拠点をもっています。
    しかもこの拠点は販売だけでなく買取を行います。
    単品の厨房機器や調理道具、食器などを持ち込んでいただければ、その場で買取させていただいております。
    また見積依頼や閉店相談も受けつており、直接従業員と話をしていただけます。

    東京都内では新宿、アキバ、立川、足立厨房センターの4店舗と隣接している川崎、川口、松戸などが便利です。

    店舗について詳しく

    買取センター

    買取専門の買取センタ―は全国に12箇所あります。特に東京エリアの買取は新宿、松戸、戸塚の3センターから見積や買取作業に駆けつけます。社内でもきちんと連携しているため見積や買取のスピード化をはかれています。

    自社で整備して販売

    テンポスの買取は他社とはちょっと違います。
    買取専門を謳う他社は買取のみを行いオークションや中古の市場などで他の業者に販売していきます。
    しかしテンポスは買い取った商品を自社の買取センター内で再生し中古商品としてテンポスの店舗に出荷し販売します。
    つまりすべて自社内で完結させるため余分なコストがかかりません。他社より高く買い取れる秘密はここにあります。

    中古厨房No1

    中古の厨房業界でシェアナンバーワンのテンポスグループ、他社を圧倒する販売数量を誇ります。

    全国60箇所の販売拠点 

    店舗の項目にもありましたが、中古の厨房業界で全国に販売拠点をもっているのはテンポスだけです。

    中古厨房機器はネットでも販売

    中古の厨房機器はもとより家具、調理道具、食器までテンポスドットコムではインターネットを通じて販売しております。店舗ではなかなか売り先が見つからない「こんなものだれが使うんだ?」という物でも全国からインターネットを通じて見ることができるので意外と売れています。

    厨房機器の買取の流れ 

    では厨房機器(家具や備品も含む)の買取を依頼する際の流れや注意点を確認していきましょう。

    見積依頼

    まずはテンポスに連絡をしていただきます。

    電話

    もっとも多いのが電話による問合せです。受付時間が平日の9:00~17:00となりますのでお気をつけください。
    後述の必要事項を確認の上お電話いただけるとスムースです。

    電話はこちら ⇒ 03-6386-5151

    お問合せフォーム

    お問合せフォームに入力頂けますと翌営業日にこちらから連絡を差し上げております。
    入力はもちろん24時間可能です。
    フォームには画像や商品リストなども添付いただけますのでやり取りが簡略化できます。

    FAX

    FAXで依頼される場合は買取依頼シートを印刷していただき用紙内にある番号までお送りください。

    FAXでの申し込み

    LINE

    テンポス買取ドットコムと“友だち”にっていただくことで、買取センターと直接やり取りが可能になります。
    直接持ち込みたいけど店舗まで遠い、忙しくていけない、時間がない、という方にお勧めの買取サービスです。
    ご使用中の厨房機器やイス、テーブル、調理機器、食器などをスマホで撮影いただき、一括査定依頼することができます。

    LINEでの申し込み

    店舗へ

    もちろん直接店舗に問い合わせいただいてもかまいません。店舗スタッフが対応いたします。
    また商品の持ち込みも可能です。

    お伺いする内容

    お客様の基本情報に加えて
    ・買取を希望される商品の内訳(商品名、使用年数など)
    ・商品のリストにリース、レンタル商品が無いか
    ・居抜き売却の希望有無
    ・解体工事の希望
    などお伺いいたします。

    見積

    お見積りは無料です。お約束した日に担当者が伺い査定いたします。
    厨房機器から調理道具、食器、家具類にいたるまでしっかりと記録していきます。
    また商品の搬出のための経路や作業可能時間についても併せて確認させていただきます。

    お見積りの結果はFAXやメール等お客様の希望される連絡方法にてお知らせいたします。
    お見積り額に納得頂けましたら、改めてご連絡お願いします。

    ここに注意

    厨房機器に標準で付いている付属品、例えばフライヤーのフタ、冷蔵庫内の棚、吊戸棚の扉など別の場所に置かれてる場合は確認できる状態にしておいてください。紛失している場合は査定が下がる場合があります。

    商品買取

    事前に打ち合わせた日時にお伺いして買取させていただきます。
    搬出のプロ集団がお邪魔しますので作業時間は短時間です。
    最後に現場をチェックしていただき完了となります。
    ※事前にご用意頂くもの ⇒身分証(免許証・保険証などのコピー)

    お支払い

    お見積額が、2万円以下の場合は撤去完了後に現地にてお支払いが可能となります。
    それ以上の金額の場合、後日お振込みでのお支払いとなります。当日お振込口座をお知らせ頂きますようお願い致します。

    まとめ 

    いかがでしたでしょうか? ニーズの高い関東、特に東京都内の中古厨房機器の買取に関して説明させていただきました。少しでも早く買取り、少しでも多くのお金がお客様に残せればと思い書かせていいただきました。

  • 居酒屋の閉店サポート年間500件の男が教える7つの注意点!

    居酒屋の閉店サポート年間500件の男が教える7つの注意点!

    ここでは、居酒屋の閉店サポート年間500件以上実績のある男が、閉店時にありがちな注意点を7つご紹介していきます。
    今回は、閉店の際に、費用をかけず、閉店をスムーズに行うための注意点、得する閉店術を7つご紹介致します。

    私たちの仕事

    私たちは、閉店時のお悩みを全力でサポートしています。お金をかけずに閉店したい、事業を譲渡したい、買取をしてほしいなど閉店や移転に関するお悩みを解決致します。


    年間12,000件を超える閉店引き上げ依頼の実績をもとに、そんなテンポスだからこそできる「得する飲食店閉店」をサポートしております。


    今回は居酒屋閉店の際に注意すべきポイントを7つにまとめましたので、ぜひ下にスクロールしてご覧ください。

    居酒屋閉店時の注意すべきポイント7つ!

    ここから本題に入っていきます。居酒屋閉店時にありがちな注意すべきポイントを7つご紹介します!

    1.リースやレンタルの機器は注意!

    リースやレンタルの機器は買取対象から外れてしまいます。レンタル品は必ずレンタル元に返還しましょう。
    返却の手続きをせず、もしレンタル品が処分されてしまった場合には、料金が発生する場合もあります。
    厨房機器のリース、ビールサーバーやタオルウォーマーなどのレンタル品は事前に清算を行うことが必要です。


    また、居抜きの場合などはそのままレンタル契約が引継ぎ出来る可能性があるので、解約期限に猶予がある場合は、居抜きを検討してみてください。

    2.食材や調味料、フライヤーの油の残りには注意!

    食材や調味料、フライヤーの油などは棚や冷蔵庫に残さないようにしましょう。買取や引き取り時、機器の中にある食材の処分は行うことが出来ません。


    また、機器に匂いが残っていると、査定に影響がでることがある為、事前に食材や油残りは処分し、機器はきれいにしておきましょう。

    3.別場所で保管している部品をチェック!

    フライヤーの蓋や冷蔵庫の棚板など別の場所で保管している部品はないか事前に確認しましょう。
    付属品があった場合の方が、買取価格はその分上がります。
    逆に付属品がないと本来の買取価格から減額となってしまうので、買取前は必ず確認が必要です。

    4.お客様の個人情報の取扱いには十分注意!

    発注書や注文書などの個人情報は、退去前には適切に廃棄、消去しましょう。
    個人情報は塗りつぶす、シュレッダー処理するなどして、個人が特定できないようにする必要があります。


    お客様の個人情報を残したまま退去するとその後のトラブルになる可能性があります。利用目的が終了したものから余裕を持って廃棄・消去しておきましょう。

    5.レジの中は必ずチェック!

    レジの中は意外と見落としがちです。
    中に、現金が残ったままになっていないかを事前に確認しましょう。
    併せて、その他重要なもの、個人情報の書いてある紙がないかなど確認し、レジの中は何もない状態にしておきましょう。

    6.解約通知はしっかり行いましょう

    各行政機関への解約通知のほかに、酒類やおしぼりなどの仕入先業者への解約通知も必ず行いましょう。
    解約通知は1か月前に行われるのがほとんどです。
    仕入先業者には事前に解約通知をし、退去後のトラブルにならないよう最終的な支払いや契約を確認が必要です。

    7.装飾品や高額食器について

    装飾品や高額の食器・壷などは、まず骨董品の買取専門店に事前に買取見積りをすることをおススメします。
    テンポスでは骨董品の査定はできないため、お店で使用していた高額の食器や、壷などは一度お近くの骨董品店で見てもらいましょう。

    ここまでやります!ご紹介サービス

    解体業者のご紹介

    テンポスでは、厨房機器・備品買取のほかにスケルトン解体工事も承っております。
    店頭看板や、駐車場の案内などの片付けに併せて、解体工事の御見積書も併せて承ります。

    受付窓口が1つであるためスムーズに完了できます。全国48箇所にそれぞれ指定業者がいるためとても安心です。同時に不用品の処分も致します。

     

    居抜き譲渡のご紹介

    損するどころか得をする?そんな居抜き譲渡もテンポスではご紹介しております。
    通常閉店であれば、不動産へ解約通知後の解約後家賃、原状回復を行う際の回復費など費用が発生するのが普通です。


    ですが、一番お得な方法で、居抜き譲渡を選択することにより、多額のお金を受け取ることができ、通常閉店より断然お得な閉店ができます。


    もちろんテンポスへの相談費用は0円です。また手続きなどもすべてテンポスで行います。
    まずはご相談から閉店サポートのプロがお客様にあった閉店サポートを致します。

    ※居抜きの譲渡先を見つけるためには3か月以上は必要になります。退店予告前にぜひご相談ください!

    まとめ

    以上、居酒屋閉店時に注意すべきポイント7つとテンポスが手掛けるサービスのご紹介でした。
    テンポスではお客様それぞれのお悩み・ご希望に沿った閉店サポートを行っております。
    WEBからでもお電話でもご相談可能です。


    どんな些細なお悩みでも、せひお問合せ下さい!

    お問合せはこちら

    ちょこっと閉店裏話

    最後に、出張買取や閉店サポートで実際に起こった裏話をちょこっとご紹介します。

    食器引き取り作業中・・・

    それは、ある出張買取にて引き取り作業中の事でした。

    食器を引き取ってる際、グラスの中から何かが降ってきました。

    降ってきたのはなんと10枚の1万円札でした。

    なぜそこに入っていたのかはわかりませんが、その後きちんとお客様の元へ返却しました。

    お客様からは「ありがとう、わざわざ教えてくれてまじめな会社ね」と感謝の言葉を頂きました。

    撤去当日・・・

    いつものように、撤去のお約束日に、お客様の出張先へ向かいました。

    しかし、現場に到着してもお客様の姿はみえず、その日は作業に入れませんでした。

    翌日お客様よりご連絡があり、「忘れていた」とのことだったので、別日に撤去を行いました。

    (別途、業者経費などキャンセル料が発生してしまいました。)

    閉店時は、解約通知やその他やらなければならないことが多くある為、スケジュール管理は大切です。

  • ラーメン屋開業の機器・什器・備品の選びかた~製麺機と圧力寸胴編

    ラーメン屋開業の機器・什器・備品の選びかた~製麺機と圧力寸胴編

    ラーメンづくりのかなめとなる麺とスープ。
    いうまでもなくラーメンはシンプルなメニューです。シンプルだからこそそれぞれが非常に重要になります。
    ここでは自家製麺による麺づくりと圧力寸胴鍋によるスープづくりについて詳しく解説していきます。

    自家製麺を導入しよう~メリット

    街中で目にする「こだわりの自家製麺」「製麺所併設」などの看板。見ているだけで美味しそうなイメージが湧いてきます。
    本当に自家製麺はメリットがあるのでしょうか?

    1.納得がいくまで追求した麺作りが可能

    ラーメンにとって、麺はスープと並んで主役の一人です。
    製麺機を使えば、 材料にも仕上がりにもこだわった麺をお店で使用することができます。

    2.店のこだわりをアピールしやすい

    「自家製麺を使用」と訴求できるため「あっ、この店はラーメン専門店だな!」と周囲から見られます。堂々と自家製麺のアピールができます。

    3.顧客ニーズに合わせることができる

    常にお客様のニーズにあわせて麺を作り変えることがでるようになります。
    例えば麺の太さや柑橘系を少し加えたさわやかな麺など、閃いたらすぐに実践して製麺できるようになります。

    4.生麺の販売も可能

    今、流行りのラーメンの持ち帰りですが、こちらも簡単に出来るようになります。
    持ち帰り用に仕様を変えた麺も作れます。

    5.商品開発がしやすい

    期間限定などの新メニューを開発する際、思い立ったらすぐに製麺機で開発・研究・実験が可能です。
    期間限定メニューも必要な分だけ作ることが可能です。

    6.仕入れ麺よりコストを抑えられる

    仕入麺よりもコストを抑えることができます。

    自家製麺を導入しよう~テンポスオリジナルの製麺機


    「製麺機がいいのはわかった。でも種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」ですよね。
    ここではテンポスオリジナルの製麺機に絞ってみていきたいと思います。

    格安の秘密は、商品数を絞った集中生産

    テンポスオリジナルは、2タイプのみの開発に注力することにより低価格を実現しています。

    テスオリジナル製麺機は2タイプです。ミキサーの有無のみの違いとなります。
      ミキサー付き:150万円
      ミキサーなし:125万円
     ☆おすすめはミキサー付きです。

    ご購入いただいたお客様の多くは1年半〜2年ほどで機械代を償却できる計算です。

    熟成期間を含まず製麺のみですと約1時間程度で100食〜150食の製麺が可能です。
    通常の大きさのラーメン屋であれば充分な生産能力と言えます。

    麺づくりを全力でサポート

    製麺機導入には開発から携わった専門スタッフが担当いたします。
    粉の配合や熟成、圧延までのすべての工程レシピを提案させていただきます。
    レシピがあれば誰でも作ることができ、常に安定した品質を保つことが可能になります。

    動画をチェック!

    製麺機 導入までの流れ

    では実際の導入する場合の流れをみてみましょう。

    1.問い合わせ
    ラーメン屋を開業予定の方や、既に開業済で仕入れ麺から自家製麺に変えることを検討中のかたなど、麺のことや製麺機導入について、是非一度 お問い合わせください。

    2.作りたい麺の相談
    どんな麺を作りたいのかお客様の理想の麺についてお聞かせください。
    粉の選定からスタートして お好みの麺、太さ・細さ、スープに合わせて、加水率など細かな部分まで相談しながら決めていきます。 気に入っているお店を教えていただくことも理想の麺づくりの近道となります。

    3.サンプル麺の調整・試食・決定(製麺デモ)
    製麺デモは、在庫の製麺機で製麺したり、製麺機メーカーのテストキッチンで製麺したり・・などの方法をとりながら確認していきます。

    4.購入製麺機の選定
    製麺機を置けるスペースを考慮し、ロール式・手打ち式・押し出し式などの機器選定やミキサーなどの周辺機器の有無、価格と、使いやすさなども検討しながら最終決定していただきます。

    5.製麺機納品
    搬入導線、設置環境など事前に現調したうえで日程調整後、納品いたします。

    6.アフターケア
    導入後も製麺相談や機器のメンテナンスなどを行っております。

    圧力寸胴を導入しよう~メリットは?

    時間のかかるラーメンのスープづくりですが、圧力寸胴の導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
    圧力寸胴を使用してのスープづくりはメリットがたくさんです。

    調理時間の圧縮

    従来の寸胴鍋を使ったスープ作りでは、1日に10時間以上スープを煮込む必要がありました。しかもときどかき混ぜながらの作業ですので大変でした。 しかし、圧力寸胴なら 沸点120℃で調理するので4時間で旨味の凝縮されたスープを作ることができます。 営業中にスープを炊く場合も作業に気を取られず営業に専念できます。

    人件費、光熱費も圧縮可能

    沸騰して圧力がかかるまでは強火ですが、いったん圧力がかかってしまえば、後は弱火で調理するのでガス代を抑えることができます。
    また、調理時間も約1/4の時間(※1)で済みますので、ガスの使用時間から考えてもガス代が安くなります。
    作業にかかる人件費やエアコンなどの電気代も削減できコスト削減につながります。

    ※1 通常の寸胴でのスープ炊き込み時間を15時間で計算しています。

    骨も粉砕できるほど高圧調理!

    通常の寸胴で10時間以上炊いた高濃度スープ、これが圧力寸胴を使えば1時間程で抽出が可能になります。
    圧力寸胴に入れたガラ用の骨も簡単に細かくすることができます。
    骨も軽くつつくだけで粉々に砕けるので通常の生ごみとして廃棄できます。
    スープは専用ホースで別の寸胴に移すことができるので手間いらずです。
    出来上がったスープは何時間もかき混ぜたように乳化させることができます。

    お手入れが簡単

    本製品では汚れの落ちやすいステンレスを採用しております。
    アルミ寸胴に付いてたしつこい汚れともオサラバです。
    ステンレス製は手入れが簡単で、金タワシで洗えるのも本製品の特徴となります。

    安全性:日本ボイラ協会 小型圧力容器 検定合格済!

    圧力鍋って怖い印象を受けられる方が多いと聞きます。
    きちんとした検査をうけているのでご安心ください。
    日本ボイラ協会の「小型圧力容器」の検査・検定を受け、合格済みの安全性が確認された商品となります。

    格安レンタル料金

    他社では月額45,000円~70,000円が相場です。
    テンポスでは、一番汎用性のある90Lに特化しており月額¥35,000を実現しました。
    ※契約料10万円/2年契約のプランになります。

    圧力寸胴鍋で作れる料理例

    白湯スープ、豚骨スープなどのラーメンのスープはもちろんですが他にもチャーシュー(焼豚)、 スペアリブ・薬膳スープ、煮豚なども作ることができます。

    レンタルのメリット

    毎年機器の点検に伺い消耗品の交換など行います。
    7年経過した時点で丸ごと新品に交換しています。(他社ではやってません)

    実際に導入いただいたお客様の声

    ラーメン屋を数店舗展開してますが今回白湯スープの新メニューの投入にあたって導入しました。
    3気圧の他社製品と比べましたが、時間的にもあまり変わらず口当たりなど総合的に2気圧のほうがよかったので選びました。悩みましたが担当の方が親切で頼りになりました。
    (東京都・ラーメン屋オーナー様)

    新メニューで豚骨スープを始めるためにレンタルで申し込みました。
    細かい味の調整の相談にも乗ってもらえたので大変ありがたかったです。
    (福岡ラーメン屋オーナー様)

    動画をチェック!

    圧力寸胴を導入しよう~導入の流れ

    1.テストキッチンの予約申し込み
    お電話やメールなどにて受付ております。ご希望日時などをお伺いし、デモ日程を調整いたします。 受付の際に、スープ・具材・濃度などどんなスープを作りたいかをヒアリングいたします。
    現在の使用中のスープをお持ち頂いて確認させて頂く場合もございます。

    2.圧力寸胴でのスープ作りデモ
    事前ヒアリング内容を前提にして再度念入りに打ち合わせた上で、ご希望に沿った具材で、圧力調理を行い確認いたします。同時に、圧力寸胴の使用方法・使用上の注意点・圧力調理の方法・乳化の度合いなどもご説明させていただきます。

    3.ご利用の申し込み・ご契約のご説明など(納品前までに)
    ご契約金・レンタル料(リースご契約ご希望の場合はリース料)のお支払い方法(振込・口座振替など)、及びご契約内容全般の説明をいたします。

    4.圧力寸胴の納品
    お客様のご使用店舗に当社担当が直接搬入設置を行います。設置時は、再度、使用説明を詳細にさせていただきます。

    5.レンタル開始
    実際に使用しながらレンタル料のお振り込み(初回または2回目)、レンタル料の口座振替(口座振替書類の申請により2回目以降)をお願いいします。

    6.アフターケア
    都度スープ作りのアドバイスや機器のメンテナンス(年1回のメンテナンス)などをいたします。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか? 今回はラーメン屋の自家製麺と圧力寸胴についてまとめてみました。
    お客様が追求される麺づくりとスープづくりのお手伝いが出来れば幸いです。

  • 多くの飲食店が悩む人手不足はどうすれば解決できる?その原因と対策について

    多くの飲食店が悩む人手不足はどうすれば解決できる?その原因と対策について

    少子高齢化や新型コロナウイルスによる景気の不透明化などの影響よって飲食店の人手不足は年々深刻化しています。
    人手不足を解消するにはその原因を正しく把握し、対策していくことが重要です。
    今回は多くの飲食店が悩んでいる人手不足の原因と解決方法を紹介します。

    飲食店における人手不足

    まず最初に飲食店における人手不足についてです。

    多くの飲食店が人手不足で悩んでいる

    日本国内最大手の信用調査会社である「帝国データバンク」が2022年7月に行った調査の結果によると、飲食店の73%が非正規社員不足で、業種別では飲食店がトップで全業種で唯一の7割台と深刻な状況が続いています。

    全業種での平均が28.5%で前年同月から6.0ポイント増加しているものの、飲食店の人手不足は他の業種と比べるとかなり高い数値です。
    出典 人手不足に対する企業の動向調査(2022年7月) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]

    離職率が高い

    農林水産省が20218年に公表したデータでは、全産業の平均離職率が32.2%に対して、飲食サービス業の離職率は50.2%と他の産業に比べて高い傾向があります。

    出典 外食・中食産業における 働き方の現状と課題について |  農林水産省食料産業局

    人手不足によって起こる問題

    飲食店では人手不足によって、多くの問題が起きます。
    今回は、人手不足によって起こる可能性のある問題を3つ紹介いたします。

    サービスの質の低下

    人手不足によって、お客様からの注文に迅速に対応できなかったり、注文を受けても料理を提供するまでの時間が長くかかってしまいクレームになることもあります。

    また、お店の空席状況を把握できておらずお客様をすぐに席に通すことができなかったりなどサービス自体の質が低下とともに機会損失も起こってしまうかもしれません。

    さらには、人手不足によって新しく入った従業員への教育に時間をかけることができず、サービスの質を低下させてしまうこともあります。

    結果として、お客様からのクレームや信用の低下につながり、客数の減少することもあります。
    また近年では、インターネットの普及に伴い、サービスの質が悪いことをSNSや飲食店の口コミサイトに悪評として書かれることもあります。そうなると飲食店としては致命的なダメージとなります。

    負の連鎖

    人手不足では、従業員一人一人に対する業務量が多くなる傾向があります。
    そのため、いくら一生懸命に働いても業務に追われ、体力的にも精神的にも疲弊してしまうこともあります。

    一人の従業員が辞め、辞めた従業員の業務を他の従業員が引き継ぎ、その業務量に耐えられなくなった従業員がまた辞めるという負の連鎖が起こる可能性があります。

    従業員一人一人の業務量を考え、人員を補充していくことが大切です。

    廃業に追い込まれる

    最悪の場合人手不足によって、お店を運営していくことが難しくなり、廃業に追い込まれる飲食店もあります。

    上記のように人手不足の状態では、サービスの質の低下に加え従業員の一人一人の負担が増えさらに離職を促進させ、飲食店の営業もままならない状況にもなりえます。

    人手不足になる原因

    なぜ、飲食店はこんなにも深刻な人手不足が起こっているのでしょうか。
    人手不足になる理由として、主な4つの原因を紹介します。

    労働環境

    飲食業界は、競合他社も多く競争が激しいため、お客様を獲得するために低価格化や営業時間の拡大などを行う飲食店が多いです。

    しかしながら、深夜営業や24時間営業、年中無休などの営業時間の拡大ではお客様にとっての利便性は上がりますが、それに伴った従業員に対する労働環境の改善を行えているところは少ないです。

    また、営業時間の拡大によって従業員の一人当たりの労働時間や業務量が増加します。
    そのため、休みも取りにくく労働時間も長いため、自らのワーク・ライフ・バランスを取りにくくなりさらに労働環境の悪化につながります。

    雇用形態

    飲食店での従業員のほとんどがアルバイトやパートなどの非正規雇用で占めていることも多くあります。
    そのため、正規雇用の従業員と同じ仕事をしたとしても、賞与や退職金がでないことが多いなど給与や待遇面で短期的に離職する人もいます。

    また、飲食店では福利厚生もあまり充実していない場合もあります。
    基本的に忙しい飲食店では、○○休暇制度などがなく長期的な休暇を取ることが難しい傾向にあります。

    採用が難しい

    飲食業界には、「給与が安い」、「労働時間が長い」、「肉体労働で大変」などのマイナスなイメージがついてしまっているため、求人を出しても長期的に雇用することができる人材が集まらないことがあります。

    また、少子高齢化によって労働者人口も低下しているため、マイナスなイメージがついてしまっている飲食業界には人が集まりにくい傾向にあります。

    そのため、働きがいのある職場ということをアピールすることが大切です。

    人手不足の解消方法

    人手不足の解消を怠ると最悪の場合、廃業に追い込まれる場合もあります。
    そういったことを未然に防ぐために、人手不足を解消する方法についてお伝えします。

    労働環境の改善

    人手不足を解消するためには離職者を減らし、新しく入ってくる従業員の定着率を上げることが重要です。
    そのためには、現在の労働環境を見直し、働きやすい環境を整える必要があります。
    休みが取りやすいシフトや業務量に合った給与体系、新人の教育などの改善を積極的に行うことが大切です。

    また、お客様の来店数が少ない時間帯の営業時間の短縮など思い切った方法を取ることも解決策の一つです。

    福利厚生

    飲食店には少ない福利厚生を取り入れることも人手不足の解消方法の一つです。
    飲食店ですと特に自店舗で使える割引券やまかないなどが多いです。

    また、飲食店では珍しい長期休暇制度や住宅手当、小さい子供のいる従業員への子育て手当などを導入することで競合他社との差別化を図ることができ、離職率を低下させることができるかもしれません。

    労働の効率化を図る

    今いる人数で対応していくためには、労働効率を上げることが重要です。
    注文から配膳までを速くするために動線の見直しや店舗内のレイアウトの変更などが挙げられます。
    また、ITツールなどを導入することでも労働効率を上げることができます。
    食材の発注システムやタブレット端末やスマートフォンを使ったセルフオーダーシステム、予約管理システム、キャッシュレス決済など様々なITツールを使うことで労働の効率化を図ることができます。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    以上が、飲食店における人手不足の現状や原因、その解消方法などのまとめでした。

    新型コロナウイルスの影響で現在の人手不足は減少傾向にありますが、今後収束した際はこれまで以上の人手不足が予測されています。
    そのため、今のうちに人手不足を解消し収束時に備えることが大切です。

    また、人手不足を解消することで売上のアップやサービスの質の向上などを行うこともできますので、是非自分のお店に合った方法で人手不足を解消していきましょう。

    記事を読んで少しでも人手不足解消したいと思った方は、是非下記よりお気軽にお問合せください!

    飲食コンサルタントマッチング

  • あなたのお店は大丈夫?飲食店を開業する前の準備と、失敗しないお店づくり

    あなたのお店は大丈夫?飲食店を開業する前の準備と、失敗しないお店づくり

    飲食店の開業準備で立地、内装、厨房などの準備をしてようやく開業したお店。しかし、開業したのもつかの間、売上や、集客、教育などに悩む飲食店のオーナーさんは少なくありません。ここではそんな開業しても失敗しないお店づくりの方法や、開業時に抑えとかなければならいことなどを紹介していきます。

    焦りは禁物! 物件選びは慎重に!

    開業時、物件選びというのはとても重要です。飲食店の売上のほとんどが物件で決まるといっても言われている重要ポイントでもあります。


    焦って決めた物件でよくあるのが「味は一流なのに客が全然入らない」、「トレンドを取り込んでいるのに客が来てくれない」などは立地が影響していることが少なくありません。ここではそんな物件選びの3つのポイントを紹介していきます。

    物件を決める前に必ず立地調査をしないといけない??

    お店に入ってくれる物件なのかを調べる「通行量」の調査

    「通行量」を調べるといってもただお店の前を通った人を数えるだけではありません。お店の前を通る人数も大事ですが、自分の店のコンセプトにあった客が入るか、どんな人が通っているのかを調べるターゲットの確認や、歩行者がどこに向かって歩いているか、その目的地までに自分の店を通るのかを調べる動線が重要となってきます。

    自分のライバルは誰なのか調査する「競合店舗」の調査

    出店した立地で飲食店をしているのは自分だけではないことがほとんどです。近くの競合となる店舗は何なのか、またその競合店舗にどのくらいの客が入っていて、その客を奪える相手なのかを調査することも大事です。


    また、似たような業態をしてる店舗を調査し、競合に足りないものを取り入れる事も必要です。そもそもは客が入ってないならその立地では人気のない業態なのかもしれないなど判断基準にもつながります。

    遠くからでも気づいてくれるか「看板」の調査

    出店しても道を歩いている客に自分の店がどこにあるかがわからないとお店に入ってくれません。
    お店の位置を示してくれる看板は必要不可欠です。また、その日入店されなくてもその看板に興味を持ってくれた歩
    行者が別の日に客として来店してくれることもあります。
    看板の設置は建物にもよりますが、可能であれば遠い位置からでも分かるような看板にしましょう。


    また、他の店の看板にかぶるようならA型看板などの設置も検討して、歩行者の目に入るようにしましょう。

    開業前のコンセプト作り込み次第でお店の命運が分かれる!?

    「どんな飲食店にするか」「お店でどういったサービスを提供するか」「どういう雰囲気で過ごしてほしいか」など、客にとってどういうお店であるかが大事になってきます。コンセプトが明確になっていることで経営での迷走をすることがなくなります。


    コンセプトを明確にしていない店づくりをおこなった場合、経営難や、軸とはズレのある経営をしてしまい失敗してしまうこともあります。そうならない為にもコンセプトは明確に作りこみましょう。

    飲食店におけるコンセプト「7W2H」とは??

    飲食店におけるコンセプトは、What(なにを)、Which(どれを)、Whom(だれに)、Where(どこで)、Why(なぜ)、Who(だれが)、When(いつ)、How much(いくらで)、How(どうやって)の2Hから成る「7W2H」から考えていくことができます。

    What(なにを)

    提供したいと考えている、メニュー・サービスの特徴のこと。「だれが、どのように利用するのか」、「どのようにサービスを提供するのか」を考えることです。客が来店するシーンのイメージが大切になってきます。

    Which(どれを)

    個人店や小規模飲食店が開業後に生き残るために必要な目玉商品を準備しましょう「このお店の料理がまた食べたい」「あの店の料理が食べたい」など客が興味を持つメニューを考えましょう。来店動機につながる高い看板商品を作ることでお店のイメージにもつながるでしょう。

    Whom(だれに)

    だれがターゲットか明確にしましょう。タイミングでターゲットが変わる場合もあります。メインターゲットが誰なのか、またサブターゲットが誰なのかを具体的に設定することが重要です。

    Where(どこで)

    作ったコンセプトにあった立地なのかを考えます。どこで店を開業していくかなどをここでは明確にしていきます。

    Why(なぜ)

    明確な動機をここでは考えていきます。「どうしてお店を開きたいか」、開業するにあたって「何をしていきたいのか」を洗い出しましょう。

    Who(だれが)

    ひとりで経営していくのか?従業員を雇って経営するのかなどを明確化しましょう。また社員、アルバイト、パート人で運営していく場合、各々のスキルだけでなく年齢や給与を想定することで、採用活動や、どういう人と働くかが明確化できます。

    When(いつ)

    自分がいつ開業するのかを明確にします。物件や、内装、人材採用ではスケジュール通りに進むことは100%ありません。スケジュールを明確にし、余裕をもって計画しましょう。

    How much(いくらで)

    どのくらいの費用で開業するのか。また、集客をどのくらいの費用でやっていくのかを考えていきます。店舗の備品をネットや実店舗で調べて開業にどのくらいの費用がかかるか、また、物件の契約資金、従業員のお給料をいくら払うのかを明確化していきましょう。

    How(どうやって)

    客にどうやってサービス、料理を提供するかを考えていきます。そのほかに、どのようにしてお店を経営していくのかを明確化していきます。

    お金の管理は最も重要!飲食店で失敗しないお金の抑えるべきポイント

    ようやく開業したものの、売上や経費の管理などできず、資金繰りもうまくいかず閉店をした失敗談はよく耳にするのではないでしょうか?ここでは飲食店で失敗しないお金の抑えるべきポイントを紹介していきます。

    失敗する人はお金の動きが分かってない!?

    売上の推移は毎日確認、分析!

    レジ締め精算を飲食店では毎日行う業務フローですが、業務として行っているだけではダメです!何がどのくらい売れて、何時ぐらいに売上が上がったなど分析する必要があります。


    売上を分析することによって売上の下がり始めを早期に発見でき、対処できることもできます。また、売上の兆候を掴むことによって売上アップにもつながるので毎日確認しましょう。

    売上に対してどのくらい経費を使っているか?

    売上は申し分ないのになかなか利益が残らないなど失敗談はよく聞きます。利益を残したいのであれば使っている経費に敏感にならなければなりません。


    消耗品や、電気代、水道代などの変動費をどれだけ抑えれるか、また固定費は月にどのくらい使っているかなどを把握することが大事です。また、損益分岐点を把握することでどのくらい売り上げなければならないかを知ることもできます。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?以上が、飲食店を開業する前の準備と、失敗しないお店づくりのポイントでした。開業・経営していくにあたり、失敗は少なからずあると思います。しかし、上記のポイントを抑えることで失敗が少ない店舗づくりをしていきましょう。