カテゴリー: 外食トレンド

  • 普段からのチェックと備えが大切!大地震に備えよう

    普段からのチェックと備えが大切!大地震に備えよう

    首都直下型地震発生の確率や、南海トラフによる大地震の発生の可能性など、大地震関連のニュースが多く取り上げられています。
    過去20年で震度6弱以上の地震は34回、5強以上では92回にも及んでおり、6弱以上は1年に2回弱、5強以上は1年に4回以上発生する計算になります。

    今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率は、水戸・根室で80%、高知・徳島で75%、根室・静岡で70%、その他太平洋側を中心に60%~70%の地域が多く、発生により関東・関西の首都圏も大きな被害が出ると予想されています。

    地震への備え

    まずはお客様と従業員の安全確保が最重要です。お客様、従業員が安全に避難できるよう、事前の備えや日ごろの準備が大切です。
    ではどのような備えと準備が必要か、地震に対応するために取るべき対策について、詳細に説明していきます。
    すでに対策をしている人も再度チェックをしてみてください。

    厨房機器、食器、照明

    地震による負傷者の30%~50%は家具や食器、照明等の転倒、落下によると言われています。
    厨房の食器棚やグラスは落ちやすい棚になっていないか、頭に落ちてくる位置にないかを確認し、可能であれば引き戸付きの棚などの買い替えを検討してみましょう。

    その他にも、収納棚や縦型冷機器などにすべり止めや耐震ラッチを付ける、客席の照明は落ちやすい物を使わない、お客様の席近くに縦型の収納棚や食器、絵画を置かない事も重要です。

    建物の耐震設計と点検

    まず地震対策の基本は、建物の耐震設計と定期的な点検です。
    自分の店が地震に強いように設計されているかを確認し、耐震補強工事などの予定があるか、建物がどのくらい安全かを知ることにより、地震発生時にどこに避難をするかを理解することが重要です。

    また、定期的な点検が実施されているかを確認し、行われていない場合は管理会社に相談するなど、地震時の被害を最小限に抑えることができるよう確認しましょう。

    避難経路と非常口の確保

    飲食店内に避難経路と非常口を明確に表示し、スムーズな避難を促進しましょう。
    お客様の席はどこからでもスムーズに避難できるように配置し、また厨房から従業員が非難する際の導線も確認し、従業員には地震発生時の避難経路を事前に全員に共有しましょう。

    非常口は近くや前に物を置かず、常に開閉可能な状態に保ち、避難経路が障害物でふさがれていないことを確認します。
    従業員にはお客様や自身の避難経路や非常口の位置を把握させ、定期的に訓練を実施し、地震発生時に迅速に行動できるようにすることも重要です。

    設備の点検と保守

    飲食店内の設備は、地震時に危険を引き起こす可能性があるため、定期的な点検と保守が必要です。
    消火器や非常灯、避難用の備品などを定期的に点検し、必要なメンテナンスや買い替え、交換を行います。
    非常灯や避難用の備品はどこに保管しているかを従業員全員に共有し、非常時に誰が準備するかを普段から決め、非常訓練時と併せて動きの確認をしましょう。

    また、ガスや電気などの設備は地震後に火災やガス漏れを引き起こす可能性があるため、漏電やガス漏れの定期的な点検も必要です。

    危険物の適切な保管

    飲食店では、火災や爆発の原因となる危険物(例:ガスボンベ、化学薬品)を扱うことがあります。これらの危険物は地震時に特に注意が必要であり、適切な保管と管理が欠かせません。
    地震に備えて保管場所を見直し、引火しにくい場所に移動し、地震時に危険を最小限に抑えるようにしましょう。

    貴重品の保護

    店舗内にある貴重品や重要な文書は、地震に備えて防災用品としての封筒や箱に入れて保護します。特に金銭や重要な契約書などは、地震時に流失したり損傷したりする可能性があるため、適切な保管対策が必要です。

    緊急連絡先の確認

    地震が発生した時に備え、従業員とお客様に対して緊急連絡先を明確にしておき、地震発生時には迅速に連絡を取ることができるようにします。
    また、緊急時の連絡手段や情報提供方法を定めておくことも重要です。

    地震発生時の動き

    地震が発生した際には、迅速な対応が必要です。地震が発生した際に重要な行動は3つです。

    1.お客様の身を守るための行動を第一に考え、揺れている間はテーブルの下への避難やクッションなどで身を守ってもらう事が必要です。動きと案内役をあらかじめ決めておきましょう。

    2.厨房ではガス漏れや漏電による火災の発生の確率が高まります。地震が起きたら
    ①ガス栓を閉める
    ②停電したらブレーカーを落とす
    この2つに対し、誰が指示を出して、誰が対応するかを決めて、普段から定期的に動きの確認をしましょう。

    3.また地震による揺れにより、フライヤーの油がこぼれる可能性も考え、フライヤーの隣に火器を置かない、停電に備え、停電時の懐中電灯の保管場所の全体共有をする、など細かい事にも準備が必要です。

    避難場所への誘導

    地震により交通機関が止まり、お客様や従業員が帰宅出来なくなる事も考えられます。
    普段からハザードマップによる避難経路の確認や交通情報の収集方法などが確認できるよう準備しましょう。

    その他

    大きな地震でなくても、停電などにより営業が出来なくなる可能性もあります。
    レジが動かず会計ができない、予約のお客様の受け入れができない、食事途中でサービスを提供できなくなる事などを想定し、予約のお客様への連絡や、レジが動かない際の会計法、サービス途中のお客様への会計はどうするかなど、決まりや対応方法、担当をあらかじめ決めておきましょう。

    予約を受けられないお客さまや、サービス途中のお客様に対しては、次回の割引やクーポン配布など再びご来店いただくための工夫も必要です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    普段から準備をしている方も多いと思いますが、事前の対策は多いほど安心です。
    一度振り返ってみて不足しているところがないか確認してみてください。
    また、いくら準備してもいざ発生した時に決めた通り動けないと意味がありません。

    従業員への共有と書面によるマニュアル化、定期的な動きの確認が重要です。
    まず、自身で倒れやすい棚や家具から見直してみましょう。

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  • 夏がやってくる!賑わいを取り戻したビアガーデンを楽しもう!

    夏がやってくる!賑わいを取り戻したビアガーデンを楽しもう!

    だんだん暖かくなってきたなぁ…なんて思っていたら、気付けばもうすでに初夏のような汗ばむ陽気が続いていますね。そうなると頭によぎるのは、心地よい風に吹かれながら、つめたいビールで乾杯!
    そう、ビアガーデンの季節が到来します。

    コロナが落ち着いてきて、今年から営業を再開するという会場も多いのではないでしょうか。
    暑い日に開放的な屋外で飲むビールは格別ですよね。
    そして、ビールのお供に欠かせないのが「おつまみ」の存在です。

    みなさんはどんなおつまみでビールを飲むのが好きですか?
    今回はみんなが好きなビールのおつまみをランキングでご紹介したいと思います。

    第5位 「焼き鳥」

    様々な部位や味付けが楽しめる焼き鳥。

    幅広い年代からの人気が高いメニューでしたが、特に30代以下の若者からの人気が高いようです。片手で食べられる気軽さに加え、ここ最近では健康志向な若者が増えているらしく、胸肉などヘルシーな部位やたんぱく質を多く取れる食事を外食事にも心掛けている人が多いのだとか。

    その反面、好きな焼き鳥の種類を調べてみると、3位は「ぼんじり」、2位は「鶏皮」、1位は「もも」と比較的カロリー高めな部位が上位に並びました。頭では分かっていても、ついつい高カロリーなものを食べてしまう…、すごく分かります。

    第4位 「えだまめ」

    こちらは特に40代以上の方からの人気が高いメニューでした。
    シンプルながら茹でたてのえだまめは豆の味と塩気が引き立ち、ついついビールが進んでしまいますね。食べだしたら止まらず、気が付いたら無くなっているという方も多いのではないでしょうか。

    また、えだまめもたんぱく質を多く含む食品として健康を気にする方でも安心して食べられるメニューとして人気が高いようです。美味しくて栄養満点なのは嬉しいですよね。

    第3位 「ソーセージ」

    最近では本場のドイツ仕込みのソーセージが注目されていて人気が高まっていますね。
    一言でソーセージと言っても、味付けや調理方法も様々でハーブを練りこんだ爽やかなものや、お肉を粗く挽いて肉々しさを残したものなど種類が豊富なのも魅力の一つです。

    焼きたて茹でたてのソーセージは皮がパキッと弾けて中から肉汁があふれ出る。そこに冷えたビールを流し込む…、想像しただけで最高ですよね!

    第2位 「餃子」

    ビールに合うといえばこれ!の定番の餃子が第2位でした。
    近年では毎年各地で様々な人気店の餃子が食べられる餃子フェスが開催されるなど、餃子は今や日本人のソウルフード、国民食と言っても過言ではありません。

    定番の物から変わり種まで、中の具材を変えることで色々な味が楽しめるので、飽きる事がありません。調理法も焼き餃子、揚げ餃子、水餃子などバリエーションが豊富。
    また、しっかり味が付いていてビールのお供に最適ですが、中身はほとんど野菜というものも珍しくなく、意外にもヘルシーに楽しめるのも魅力の一つです。

    第1位 「からあげ」

    納得の第1位はみんな大好き、からあげでした!
    ごはんにももちろん合いますが、ビールとの相性はもう言うまでもありませんね。
    揚げ物とビールって、なんでこんなに相性がいいのでしょうか…。

    ついつい食べ過ぎ&飲みすぎてしまいますね。
    暑い夏の日に、熱々のからあげを頬張りながらの冷えたビールはまさに1日のご褒美にふさわしい最強タッグと言えるでしょう。

    進化するビアガーデン 2023年のトレンドは?

    近年ではビアガーデンのスタイルにも様々なものが取り入れられています。
    今トレンドのビアガーデンとは一体どのようなものなのでしょうか。

    都心で楽しむアウトドアスタイル

    コロナ渦に密を避けて楽しめる遊びとしてキャンプがブームとなりました。それを背景に、今都心でも「アウトドア気分」が味わえるスタイルのビアガーデンが人気なのだとか。アウトドアブランドとコラボしたビアガーデンなどもあり、海風を浴びながら食べるバーベキューなどに人気が集まっているようです。

    また会場はホテルなどでありながら、あえてキャンプグッズとしてテントやランタンなどを配置し、都心にいながらもキャンプやピクニック気分を楽しむことができ、美味しいお酒と食事を楽しみながら心のリフレッシュもできる事間違いなしですね。

     スイーツも楽しめるビアガーデン

    ビールやアルコールは少し苦手・・・でも、ビアガーデンみたいなところで友達とわいわい楽しみたい!という人には、スイーツ系の甘いカクテルやデザートに力を入れている「スイーツも楽しめるビアガーデン」がおすすめです。人気のスイーツブランドとコラボしたビアガーデンなどもあり、女子会での利用も多いのだとか。

    もちろんビールやカクテルの種類も豊富なので、お酒好きの方もそうでない方も一緒に楽しめるのが嬉しいポイントですね。オシャレなデザートやカクテルは写真映えすることも間違いなく、これまでのビアガーデンのイメージを覆す新たなスポットとして今後さらに人気が高まりそうです。

    まとめ

    皆さんは今年のビアガーデンの予定はもうお決まりですか?
    人気の会場は早い段階で予約がいっぱいになってしまうので、ぜひ早めに予定を立ててお好みのスタイルでおいしいビールとフードを楽しんでくださいね。

    今年も熱い夏がやってきそうですが、ビールで乾杯!を楽しみに乗り越えましょう。

    ビアガーデンメニューにも大活躍。食材仕入れのご相談はこちら

  • 【最近売れてます】えっ!?こんな商品知らなかった♪おすすめ厨房グッズ紹介。

    【最近売れてます】えっ!?こんな商品知らなかった♪おすすめ厨房グッズ紹介。

    (この記事は2023年6月時点の情報に基づき作成しております。)

    テンポスの売れ筋商品から役立つ商品をご紹介

    こんにちは!テンポスドットコムの自称データ分析担当ことハカセです。テンポスドットコムには2022年7月から在籍しています。もともと飲食店検索サイトを運営する会社でデータ分析の仕事をしていたので、データに基づいて議論するのが好きで、データをおかずにご飯を食べられるほどの自称データ好きです。

    今回は、直近半年間のテンポスドットコムの販売データの分析結果から、人気の売れ筋商品を紹介します。人気商品はあると便利だったり、他社サイトで購入するより安くかったり、購入メリットの大きい商品です。これから機器を揃えようとお考えの皆様は、ぜひ参考にしてみてください。

    今回はちょっとユニークな商品を3つ紹介します。なくても良いけど、あるととても便利なもの。スペースもさほど取らないのでおすすめの商品たちです。

    スーパーソニックスクラバー 電動お掃除ブラシ&パッドセット

    シンクの汚れ、コンロ周りの汚れ、気になりますよね。たわしやふきんで洗うのもなかなか大変。そんなときに便利なのがこの【スーパーソニックスクラバー 電動お掃除ブラシ&パッドセット】です。

    こちらの商品は、本体(硬質ブラシ、単三乾電池4本)、硬質山型ブラシ、パッド用ヘッド、替パッド3種類がついていて、高速で振動するブラシやパッドを使用してお掃除を行うため、手作業に比べて効率的に汚れを落とすことができます。振動や回転するブラシの力で、頑固な汚れや付着物を簡単に取り除くことができます。

    しかもその速度は毎分8,000回の高速反復回転!汚れにくかった部分にもスリムなヘッドとブラシで効果を発揮します。しかも多機能性があって、スーパーソニックスクラバーは、さまざまな表面や素材に対応するために、異なる種類のブラシやパッドを交換することができます。この多機能性により、タイル、シンク、浴槽、床、キッチン用品など、さまざまな場所やアイテムのお掃除に利用することができます。

     商品としては非常に安価なのですが、これで時間と労力が激的に節約できます。スーパーソニックスクラバーの高速な振動や回転は、手作業でのお掃除に比べて格段に楽です。お掃除が簡単なので、毎日のルーチンとしてこなすことができるので、、キッチンを長く美しく保つことができます。

    商品名:スーパーソニックスクラバー 電動お掃除ブラシ&パッドセット HT-JP 
    サイズ:幅40×奥行30×高さ255(mm)

    スーパーソニックスクラバー 電動お掃除ブラシ&パッドセット HT-JPはこちら

     洗えてたためる発酵器mini

    飲食店で食べられる美味しいパンの秘訣はしっかりとした発酵にあります。パンの出来上がりを大きく左右する大事な工程である発酵。この発酵器をつかうと温度と湿度を一定に保ち、パン生地を適正な状態で発酵させることができます。もちろん天然酵母づくりにもご使用いただけます。あるとパン作りがとてもはかどります。

    発酵器がほしいけど置き場所がないという方には、このコンパクトなサイズがとても良いです。発酵器ミニはコンパクトで省スペースなデザインです。キッチンの限られたスペースでも問題なく使用できます。

    また発酵の温度を保つことも大切ですが、本商品は自然な庫内対流を起こすために、本体下部には新鮮な空気を取り込むためのわずかな隙間が出来るように設計をしています。付属のコンベクションボードを最下段に取り付けることにより、庫内の温度が均一になりやすいような工夫をしています。

    発酵プロセスの制御やタイマー設定など、必要な機能が備わっていますし、パン以外にも、ヨーグルトなど、さまざまな食品の発酵に利用することができます。一つの機器で複数の用途に対応できるので、便利です。しかも消費電力は抑えめです。あると便利なひとしなです。

    商品名:【業務用】洗えてたためる発酵器mini【ホイロ】 PF110D【日本ニーダー(KNEADER)】
    サイズ:幅360X奥行350X高さ310 mm

    洗えてたためる発酵器miniはこちら

     タオルウォーマー おしぼり

    新型コロナウイルスの広がりとともに、おしぼりの需要が急増し、その後もおしぼりは定着した感があります。飲食店はもちろん、美容室・シニアホーム・エステサロン・ゴルフ場・ジムなどジャンルを問わず幅広いお店で使われるようになりました。タオルウォーマーはコンパクトで場所も取らず、これだけでおしぼりが50~55本入りますので、大勢のお客様にも対応できます。

     たかがおしぼりですが、これがあるかないかでお客さんの満足度が大きく変わるようになりました。入店後すぐに手洗いすることは難しい中で、感染症予防と衛生意識の高まりから、おしぼりには依然として高い需要があります。温かいタオルは、快適な感触やリラックス効果を提供し、使用者に心地よい体験をもたらしてくれます。

     またエステティックな利用として、タオルウォーマーは、スパやエステサロン、美容院などで広く使用されています。温かいタオルは、フェイシャルやボディトリートメントの一環として使用され、顧客に高級感と贅沢感を提供してくれます。

    商品名:タオルウォーマー おしぼり 12L 50~55本用 前開き扉仕様 TBTW-50M
    サイズ:幅420×奥行275×高さ290(mm)

    タオルウォーマー おしぼり 12L 50~55本用はこちら

    まとめ

    いかがでしたか?
    今回はテンポスの売れ筋商品の中からあると便利な商品をピックアップして紹介しました。
    どれもあると便利なものばかりですので、これから厨房機器のご購入を検討の方は参考にしてみて下さい。

    その他にもテンポスでは、多数商品を取り扱っております。きっとあなたのほしいものが見つかるはず、ぜひご覧ください。

    テンポスドットコムはこちら!

  • 【売れ筋商品紹介】野菜カッターで激的に調理が捗ッター♪

    【売れ筋商品紹介】野菜カッターで激的に調理が捗ッター♪

    (この記事は2023年6月時点の情報に基づき作成しております。)

    テンポスの売れ筋商品から役立つ商品をご紹介

    こんにちは!テンポスドットコムの自称データ分析担当ことハカセです。もともと飲食店検索サイトを運営する会社でデータ分析の仕事をしていたので、データに基づいて議論するのが好きで、データをおかずにご飯を食べられるほどの自称データ好きです。

    今回は直近半年間のテンポスドットコムの販売データ分析から、人気の売れ筋商品を紹介します。人気商品はあると便利だったり、他社サイトで購入するより安くかったり、購入メリットの大きい商品です。これから機器を揃えようとお考えの皆様は、ぜひ参考にしてみてください。

    今回は野菜カッターメインでご紹介します。飲食店で満足度が高かったお店の話でよくあるのが、美味しい野菜がたくさん食べられたこと。でも野菜は事前の下準備が大変なので、すこし敬遠されがち。そんな中でも今回ご紹介する商品を使えば、野菜提供がとても簡単になります。ぜひお試しください。

    キャベツスライサー キャベツくん

    まずご紹介するのはキャベツスライサー「キャベツくん」です。必要な時に手軽に使えて後始末も楽なコンパクトな設計の手動式キャベツスライサーです。ハンドルと一体型のシャフトをキャベツに挿入して、あとは切り揃える厚みを調整したらハンドルを回すだけです。独自の刃物スライド機構により「おいしい」 キャベツの千切りがすぐにつくれます。

    キャベツくんを使うと、千切りキャベツづくりが時短できて効率的です。キャベツくんは、手作業でキャベツを切る手間と時間を大幅に節約します。独自の切削メカニズムによって、瞬時に均等なスライスを作ることができます。それに安全です。鋭利な刃は本体にしっかりと固定されており、指などを切ってしまう危険性もありません。

    また、滑り止めの付いたハンドルや安定したベースも備わっているため、安定した操作が可能です。
    しかも、均等にスライスできます。均等にスライスされたキャベツは味が安定しますし、料理やサラダの見た目も美しくなります。

    さらに掃除も簡単。そしてキャベツくんの魅力は他の野菜のスライスにもつかえること。お値段もリーズナブルですし、これがあるだけでサラダづくりが楽しくなりますし、おすすめです。

    キャベツスライサーキャベツくんはこちら

    ネギカッター 電動式 ネギ平ジュニア

    ネギをきるなら白ネギ専用の電動式ネギ切り機「ネギ平ジュニア」です。この商品は、薬味切りとハス切りを一台でできるのが特徴です。二つある投入口を使い分けることで、薬味切り、ハス切りが一台でできます。小型で軽量、取扱いが非常に楽で、鋭い刃物が高速回転で切っていきますので、全くストレスがありません。

    この商品があるとネギ切りはすぐに終わります。手では時間や手間のかかるネギの切り作業もなんのその。電動式なので、ボタンを押すだけでネギを均等な厚さでスライスすることができます。均等なスライスができるので、食感も味わいも安定しますし、見た目もきれいです。安全性もばっちり。刃は本体にしっかりと固定されており、指などを切る危険性もありません。

    操作も簡単で安定しており、初心者でも安全に使用することができます。ネギは旬の時期に大量に購入し、ネギ平をつかって大量にカットしておき適宜真空包装機などでパックして長期保存することも可能です。毎日ネギをカットする労力からも開放され、作業は格段に効率的になるでしょう。

    もちろん日々手でやってもよいですが、一度体験してしまうとなかなか手作業には戻れないようです。

    ネギカッター 電動式 ネギ平ジュニア

    かつらむき器 ピールS

    かつらむき器「ピールS」は、果物や野菜の皮を簡単かつ効率的にむくことができる便利なキッチンツールです。「ハンドルを回すと左右にスライドする刃物は、包丁でむいたようなみずみずしいツヤを生み出し、美しい盛り付けをあなたのものとします。」と千葉工業所のキャッチコピーにあるように、みずみずしいかつらむきができるのが魅力です。

     そしてとにかく早い!ピールSは、鋭い刃と効果的な設計により、果物や野菜の皮を迅速にむくことができます。手作業に比べて時間と労力を節約できるため、料理の準備時間を大幅に短縮することができます。しかも操作性がよく、誰でも簡単に扱うことができます。

    手にフィットするようなグリップやスムーズな刃の動きにより、使い始めからストレスフリーです。もちろん安全性も保証されていて、指を守るための安全機構を備えています。安心して使うことができる安全設計です。
    一度試したらわかると思いますが、ピールSの刃は細かく設計されており、果物や野菜の皮をきれいにむくことができます。均等で滑らかなむき剥きができるため、見た目の美しさを保ちながら調理することができます。

    かつらむきといえば大根のイメージが強いでしょうが、人参などもきれいに剥けます。またつまを作りたければ、つまきりアダプターセットをお買い求め頂くなどすれば、つまもすぐにつくれます。厨房の調理がスムーズになり、料理の準備や仕上げをより楽しく効率的に行うことができるでしょう。

    かつらむき器 ピールSはこちら

    まとめ

    いかがでしたか?
    今回はテンポスの売れ筋商品の中からあると便利な商品をピックアップして紹介しました。

    どれもあると便利なものばかりですので、これから厨房機器のご購入を検討の方は参考にしてみて下さい。その他にもテンポスでは、多数商品を取り扱っております。きっとあなたのほしいものが見つかるはず、ぜひご覧ください。

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  • トレンドを先取り!「まるごと」スイーツって何?

    トレンドを先取り!「まるごと」スイーツって何?

    毎年様々なトレンドを更新していくスイーツ。
    昨年で言うとピスタチオがトレンドだったように感じます。
    2023年はどんなスイーツがトレンドになるのでしょうか?
    この記事では、今年のトレンド予想「まるごとスイーツ」についてご紹介します!

    1.  フルーツを「まるごと」使用したスイーツがトレンドに!

    「まるごとスイーツ」の中でも、今年はフルーツをまるごと使用したスイーツがトレンドに予想されています。
    フルーツの自然の甘さや栄養価を最大限に引き出し、フレッシュ感満載な味わいを楽しむことができる画期的なスイーツです。

    美味しさだけではなく、まるごとフルーツを使用している鮮やかなビジュアルもトレンド予想されている理由に挙げられます。
    どんなスイーツがあるか、一緒に見ていきましょう!

    2. どんなスイーツがあるの?

    タルト・ゼリー

    まず、フルーツを「まるごと」使用したスイーツとして「フルーツタルト」と「フルーツゼリー」をご紹介いたします!

    サクサクのタルト生地に果物が美しく盛り付けられたフルーツタルトも、透明でプルプルとした食感と、フレッシュな果物の風味が楽しめるフルーツゼリーもとっても魅力的ですよね!
    また、季節によって様々な果物を使用し、そのシーズン限定のタルトやゼリーを食べるのも醍醐味です。

    春ならサクランボ、夏ならメロンや桃。秋なら栗やりんご、冬ならみかんなどが旬のフルーツとして楽しむことができます。
    フルーツの鮮やかな見た目の美しさだけでなく、ビタミンや食物繊維もたっぷり摂取できるので、健康面でも注目されるのではないでしょうか。

    本稿では「あさくまファーム」で販売しているフルーツタルトとゼリーをご紹介します!

    あさくまファーム 鬼盛りフルーツタルト

    ・あさくまファーム 【スタイル】 鬼盛りフルーツタルト 4,356円(税込)

    あさくまファーム【スタイル】鬼盛りフルーツタルトはこちら

    こちらのフルーツタルトは、
    ・いちご
    ・みかん
    ・若桃
    ・マンゴー
    ・洋梨
    といった5種類の果物がふんだんに使用されています。
    中でも若桃が気になる方は多いのではないでしょうか。
    若桃とは「早摘みの白桃」のことで、食感は梅、味は桃といった特徴的な果物です!

    あさくまファームで販売しているタルトは、全て完熟のフルーツ厳選して使用しています。
    そのため、フルーツ本来の甘味をしっかりと味わうことができるんです!
    どの果物も「まるごと」と言わんばかりに大量に盛られており、これ以上ないほどにフルーツタルトを満喫することができます。

    「フルーツがいっぱいのケーキが食べたい!」そんなお声にお応えするために作られたタルトです。
    お誕生日などのお祝い事にもピッタリのタルト、食べてみませんか?

    あさくまファーム 涼菓 フルーツゼリー5種セット

    ・あさくまファーム 【shirokane sweets TOKYO】涼菓 フルーツゼリー5種セット 3,348円(税込)

    あさくまファーム 【shirokane sweets TOKYO】涼菓 フルーツゼリー5種セットはこちら

    こちらのフルーツゼリーは、・ブラッドオレンジ
    ・桃
    ・ライチ
    ・りんご
    ・ぶどう
    といった5種類のフルーツゼリーがセットで販売されています。

    さっぱりとした味わいで、夏に食べるのにピッタリです!
    和と洋の素材を組み合わせており、お子様からご年配の方々までさまざまな年代の方にお楽しみいただけます。
    夏の疲れを爽やかな酸味とたっぷりのフルーツ果汁で吹き飛ばしませんか?

    3. フルーツだけじゃない!「まるごと大豆カフェ」をご紹介

    SOYBREAKまめcafe

    『SOYBREAKまめカフェ』は、渋谷にある国産大豆を「まるごと」使用した、大豆スイーツ専門のカフェです。
    皮ごと大豆を使用したオリジナルペースト「SOYBASE(ソイベース)」を、ソフトクリームやワッフルなど、全てのメニューに使用して販売しております。

    本稿ではイチオシメニュー2品をご紹介!
    渋谷に「まるごと大豆スイーツ」を食べに行きませんか?

    大豆をまるごと使用したドリンク「ソイリッチ」

    ※掲載写真は”黒蜜ふわとろきなこ”です。

    こちらのドリンクは、大豆を丸ごとペーストした「SOYBASE(ソイベース)」を使った、『SOYBREAKまめカフェ』オリジナルドリンクです。
    青臭くなく、スッキリとした甘さで大豆を存分に堪能できるドリンクです!

    味は
    ・無調整(ヴィーガンメニュー)
    ・調整
    ・黒蜜ふわとろきなこ
    ・黒糖抹茶
    ・カラメルプリン
    ・チョコばなな
    と美味しいフレーバーが勢揃い!
    その日の気分に合わせて楽しむことができます。

    大豆とフルーツをまるごと食べれる!季節フルーツソイパフェ

    『SOYBREAKまめカフェ』でも「まるごとフルーツ」が楽しめます!

    こちらのパフェのクリームやソフトクリームにも、もちろん「SOYBASE(ソイベース)」がふんだんに使用されています。
    季節のフルーツは毎月異なり、6月の季節フルーツはメロンが使用されています。
    熊本県産クインシーメロンを、「まるごと」1個、贅沢に堪能できるなんて魅力的ですよね。

    メロン好きな方には大満足の一品ではないでしょうか?
    暑くなるこれからの季節、果物がまるごと使用されている「フルーツソイパフェ」は見逃せません!

    ・SOYBREAKまめcafe 公式ホームページ

    SOYBREAKまめcafe 公式ホームページ

    ・SOYBREAKまめcafe 公式Instagram

    SOYBREAKまめcafe 公式Instagram

    ・SOYBREAKまめcafe 公式通販サイト

    SOYBREAKまめcafe 公式通販サイト

    4. まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    あさくまファームも、SOYBREAKまめcafeも同じ「まるごとスイーツ」ですが、それぞれの個性が違った魅力を生み出していますよね。
    紹介したスイーツ以外にも沢山の商品が掲載されているので、ぜひ双方のサイトをご覧ください!

    ・SOYBREAKまめcafe 公式ホームページ

    SOYBREAKまめcafe 公式ホームページ

    ・あさくまファーム 公式通販サイト

    あさくまファーム 公式通販サイト

  • 健康効果も!飲食店で使える大豆料理・スイーツメニューのご紹介

    健康効果も!飲食店で使える大豆料理・スイーツメニューのご紹介

    味噌や豆腐、納豆など、日本人の食生活に古くから親しまれてきた大豆。

    しかし近年、20代の若年層を中心に、大豆の摂取量が減少してきています。
    厚生労働省が2000年にスタートした「21世紀における国民健康づくり運動」では、豆類摂取は「1日100g以上」とされていますが、実際の摂取量はその数値を大きく下回る「平均59.4g」となっています。

    豆腐や味噌、醤油など、私たちの日々の食生活に馴染み深い大豆。この大豆をもっと活用したい、と考えている方も多いのではないでしょうか。

    そこで本記事では、様々な飲食店の方に役立つ、大豆を使った意外なレシピやスイーツなどをご紹介します。メニュー開発に悩む方の参考になれば幸いです。

    大豆の健康効果

    大豆一粒の中には、様々な栄養素が含まれています。
    タンパク質をはじめ、糖質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB1、などなど、たくさんの栄養素を豊富に、しかもバランス良く摂れる食材です。

    この章では、そんな大豆に含まれる栄養素と健康効果の中から、主なものを4つご紹介します。

    1.心血管への効果

    大豆には、コレステロールを下げる効果が期待できます。
    大豆イソフラボンや食物繊維は、LDL(悪玉)コレステロールの低下や血管の健康維持に寄与するのに加え、大豆製品の摂取は、心臓病や高血圧のリスクを減少させる可能性も示唆されています。

    2.骨の健康維持

    大豆にはイソフラボンと呼ばれる化合物が含まれており、女性の更年期障害に伴う骨密度の低下を軽減する効果があるとされています。
    また、大豆製品にはカルシウムやマグネシウムも含まれており、骨の健康維持に貢献します。

    3.糖尿病の管理

    大豆には低GI(グリセミックインデックス)の特性があり、血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。
    このため、大豆製品の摂取は、糖尿病の管理や予防に役立つと考えられています。

    4.女性の健康

    大豆イソフラボンは、女性の更年期症状の緩和に効果があるとされています。
    ホルモンのバランスを調整し、ホットフラッシュや骨密度の低下といった症状の軽減が期待できます。

    味噌や納豆だけじゃない!大豆レシピ

    一言で大豆といっても、豆腐、納豆、醤油など、様々な使い道が思い浮かびますよね。
    この章では、一風変わった大豆料理を3品ご紹介します。

    大豆のクリスピーロースト

    オーブンでローストしたクリスピーソイビーンズは、おつまみやサラダのトッピングとして最適です。
    大豆を水で戻し、よく水気を切ってからオーブンでローストします。
    お好みの調味料(塩、こしょう、パプリカなど)を加えて焼き上げると、香ばしくてサクサクとした食感のおいしいスナックになります。

    大豆ハンバーガー

    大豆を使ったヘルシーなハンバーガーもおすすめです。
    大豆をミキサーでペースト状にし、パン粉や調味料(ニンニクパウダー、玉ねぎパウダー、塩、こしょうなど)と混ぜ合わせます。
    その後、形を整えてフライパンで焼きます。ハンバーガーバンズに挟んで、好みのトッピングと一緒にお楽しみください。

    大豆ディップ

    大豆を使ったディップは、クリーミーで栄養価も高く人気のある料理です。
    茹でた大豆、ギリシャヨーグルト、オリーブオイル、レモン汁、ニンニク、塩、こしょうをブレンダーで混ぜ合わせます。

    必要に応じて水を追加して、好みのなめらかさに調整します。チップスや野菜のスティックと一緒にお楽しみください。

    世界の大豆レシピ

    大豆を工夫して食べている国は、日本だけではありません!世界の様々な地域で、独自の豆料理が食べられています。
    日本の豆腐や納豆に飽きてきてしまった・・・もっと他のアレンジが知りたい!といった方は、世界の豆料理を参考にアレンジしてみるのもよいですね!

    中国の大豆料理

    ・麻婆豆腐(マーボードーフ): 辛味噌と香辛料を使ったピリ辛の豆腐料理で、ご飯と一緒に食べられます。

    ・豆漿(ドウジャン): 大豆から作られる豆乳で、朝食時によく飲まれます。

    ・豆腐花(ドウフゥファ): 柔らかく滑らかな豆腐プディングで、甘いシロップと一緒に食べるのが一般的です。

    インドの大豆料理

    ・ダール: スパイスで味付けされた豆の煮込み料理で、主にご飯やナンと一緒に食べられます。

    ・チャナマサラ: スパイスとトマトソースで炒めた大豆(チックピース)の料理で、カレーやロティと一緒に食べられます。

    メキシコの大豆料理

    ・トルティーヤ: 大豆の粉を使って作られる薄いパンで、タコスやエンチラーダの外側の皮として使われます。

    ・フリホレス: 大豆を煮込んだ料理で、一般的に朝食に食べられます。

    スイーツにも大豆!

    ここまで、日本や世界各国の様々な大豆の料理法をご紹介してきました。

    大豆は、料理だけでなく、スイーツとしても楽しめます。
    近年では、大豆スイーツを専門にしたお店も増えてきています。大豆スイーツレシピもぜひお試しください。

    大豆アイスクリーム

    大豆ミルクをベースにしたヘルシーなアイスクリームも試してみてください。
    大豆ミルク、甘味料(メープルシロップや蜂蜜)、バニラエキスを混ぜ合わせ、アイスクリームメーカーで凍らせます。
    自家製の大豆アイスクリームは、濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。

    大豆プリン

    大豆をベースにしたプリンは、ヘルシーでなめらかな食感が特徴です。
    大豆ミルクや豆腐を使用して作ることができます。
    甘味料やバニラエッセンスを加えて、お好みの風味に調整してお楽しみください。

    大豆ブラウニー

    大豆粉や豆乳を使用して作るブラウニーは、ふんわりとした食感と豊かな風味が楽しめます。
    通常のブラウニーレシピに大豆粉を加えたり、豆乳で液体を置き換えたりすることができます。

    渋谷にオープン!大豆スイーツ専門店

    渋谷にオープンした『SOYBREAKまめカフェ』は、国産大豆を丸ごと使用した大豆スイーツの専門店です。

    大豆を皮まで使用したオリジナルペースト「SOYBASE(ソイベース)」を、ソフトクリームやワッフルなど、ありとあらゆるメニューに使用しています。
    ソフトクリームにまで大豆を練りこんだソイソフトは、これからの暑い季節にピッタリです!

    【大豆皮まで丸ごとオリジナルペースト「SOYBASE」】

    【ソイソフト】

    SOYBASEは店頭でも販売しています。なんと水200ccを混ぜてミキサーにかければ、家でもソイリッチの再現ができるそう!

    自宅で大豆ペーストを使って色々なレシピを開発するのも楽しそうですね!

    SOYBREAKまめcafeの
    公式ホームページはこちら

    まとめ

    いかがでしたか?

    すでにたくさんの料理に使われている大豆ですが、現代的な食生活の中で、もっともっと工夫できる余地はありそうですね!今日ご紹介したレシピ、ぜひ試してみてくださいね!

    テンポスドットコムでは、厨房機器を販売しています。大量の乾燥大豆を料理する圧力鍋や大豆ペーストと水を混ぜるミキサーにフードプロセッサー、豆腐製造機など、大豆料理に使う機器は、ぜひテンポスでお買い求めください!

    テンポスドットコムへの
    お問い合わせはこちら

  • 新しいメニュー開発にも役立つ!?新潟の五大ラーメン豆知識!

    新しいメニュー開発にも役立つ!?新潟の五大ラーメン豆知識!

    みなさん新潟には「五大ラーメン」というものがあるのをご存じでしょうか?
    新潟の有名な食べ物と言えば、お米、笹団子、日本酒などなどが挙げられると思いますが、実はラーメンがとても有名で、2021年にはラーメンの支出額が日本1位になるほど、新潟県民はラーメンが大好きなんです!

    今回は、この新潟五大ラーメンについて詳しい内容を交えて説明していきたいと思います!
    ラーメン好きの人はラーメンの豆知識として、ラーメン屋の開業を考えている方やすでにご自身で営んでいる方には、メニュー開発の助けになれば幸いです!

    新潟ラーメンの一番の特徴は?

    なんといっても、地域によって異なる豊富なラーメンの種類です!
    ラーメンは、例えば神奈川だったら横浜家系ラーメン、福岡だったら豚骨ラーメン、と県によってラーメンの特徴が異なることが多いと思います。

    しかし、新潟のラーメンは「地域によってラーメンの特徴が異なる」のです!
    いくつものラーメンが生まれたのには理由があります。

    なぜそんなに新潟ではラーメンが食べられているのか?

    新潟は冬になると非常に寒くなる地域です。
    そのため、温かいラーメンが人々にとって心地よい食べ物として定着しています。
    ラーメンは温かいスープと麺が組み合わさった料理であり、寒い冬には身体を温めるのに適しています。

    このあとご紹介する新潟五大ラーメンの一つである「燕三条背脂ラーメン」や「長岡生姜ラーメン」は、主に体を温めるといった目的から生まれたラーメンです。

    新潟五大ラーメンをご紹介!

    それぞれに特徴的なスープや麺、トッピングが存在する五大ラーメン。

    「新潟あっさり醤油ラーメン」
    「新潟濃厚味噌ラーメン」
    「燕三条背油ラーメン」
    「三条カレーラーメン」
    「長岡ショウガ醤油ラーメン」

    の5種類になります。
    以下に、それぞれのラーメンの説明を簡潔にまとめてみました!

    新潟あっさり醤油ラーメン

    新潟県全域で親しまれるスタイルで、さっぱりとした醤油ベースのスープが特徴です。
    麺は細縮れ麺でトッピングにはチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔などが使われます。

    こちらのルーツは定かではなく、新潟市内にあった屋台で提供されていたラーメンがこのスタイルだったとされています。誕生のきっかけは、屋台で人を待たせられないという理由と火力が不十分であったという理由から細縮れ麺になったとのこと。

    その麺に合うように作られたスープがあっさり醤油スープだったということから、「新潟あっさり醤油ラーメン」が誕生しました。

    長岡生姜醤油ラーメン

    長岡市を中心に広まったスタイルで、生姜風味が特徴です。
    醤油ベースのスープに生姜を効かせ、深いコクと風味を持たせます。中細の縮れ麺が一般的で、トッピングにはチャーシューやメンマ、ネギ、海苔、ほうれん草などが使われます。

    元祖は新潟県長岡市にある「青島食堂」。生姜ラーメンというスタイルを広めました。東京の秋葉原でも味わうことができます。
    誕生のきっかけは「寒い冬でもラーメンで体をもっと温めてほしい」というご主人の想いから、生姜を入れたスープが完成したそうです。

    燕三条背油ラーメン

    燕市周辺で人気のあるスタイルで、特徴的なスープは背脂をたっぷりと使用しています。
    豚骨ベースのスープに背脂を溶かし込み、濃厚な味わいとコクを生み出します。
    中太のストレート麺が一般的で、トッピングにはチャーシューやメンマ、ネギ、海苔などが使用されます。

    元祖は新潟県燕市にある「杭州飯店」。誕生のきっかけは「出前注文が多かった」から。
    燕市は金物産業が盛んな街で、職人の街とも言われています。当時、高度経済成長を迎えていた燕市では夜遅くまで工場が稼働し、工場から大量のラーメンの出前が入るようになりました。

    そこで、工場の労働者たちのために、時間が経ってもスープが冷めないようにと、背脂をたっぷりと浮かべ温かさを閉じ込めました。
    また時間が経っても麺も伸びにくいようにと、うどんのような太さの麺になり今の燕三条背脂ラーメンが完成しました。

    新潟濃厚味噌ラーメン

    新潟県内で広く愛されるスタイルで、新潟産の赤味噌と全国の味噌を配合した濃厚でコクのある味わいが特徴です。
    スープには豚骨や鶏をベースにした濃い味噌ダレが使用されており、じっくりと旨味が凝縮されています。

    風味が強く、少し甘味が感じられることもあります。麺は太麺で、 具材にはキャベツやもやしの炒め野菜、きくらげ、ひき肉などが使用されており、 スープとの相性が良く、食べ応えのある一杯となっています。

    最大の特徴は、スープの味が濃いため、別の器に「割り出しスープ」がついてくることです。
    元祖は新潟県新潟市にある「こまどり」。誕生のきっかけは居酒屋を営んでいた店主が濃厚味噌の原型となるラーメンメニューを加えたのが始まりだそうです。

    三条カレーラーメン

    新潟県三条市を中心に広まったユニークなスタイルで、カレーとラーメンが融合したラーメンです。
    スープは濃厚なカレー味で、スパイシーで深いコクがあります。
    麺は中太のストレート麺が一般的で、カレーとの相性を考慮しています。トッピングには具材のカレーソースのみです。

    実は最も歴史が古く、誕生のきっかけは東京の洋食店。小麦粉を練って作るイギリス式のカレールーの製法を取得した職人が、地元三条の食堂でラーメンと合わせたのが始まりです。

    そして、燕三条背油ラーメンと広まり方が似ています。燕市の隣にある三条市は金物産業が盛んで工場が多く、食事を作る時間がないほど多忙だったため、カレーのとろみで時間が経っても冷めにくいカレーラーメンが地元職人の間で流行って広まったと言われています。

    まとめ

    新潟五大ラーメンは、それぞれ異なる特徴と味わいを持ち、新潟のラーメン文化の多様性を反映しています。
    地域の特産品や食材を活かした独自のスタイルが人気を集め、地元の人々や観光客に愛されています。

    今後新しいメニューを考える際の良いアイデアになったのではないでしょうか?

    おいしい料理を考えるためのアイデアとしてはもちろん、気候や保温方法など、別の視点から新メニューを考えるといったアイデアの判断材料になればと思います。

    新潟を訪れる際は、地元のラーメン店やグルメガイドを参考にして、ぜひその独自の味わいを堪能してみてください。

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  • 迷っている人必見!父の日おすすめギフト特集

    迷っている人必見!父の日おすすめギフト特集

    2023年6月18日は父の日です。皆さんは父の日にプレゼントを渡していますか。

    「毎年同じものになってしまう」「贈り物を気に入ってもらえるかわからない」と悩んでいませんか。
    そんな迷えるあなたに、父の日におすすめのギフトをご紹介します。

    父の日の由来は?

    そもそも、父の日はなぜ誕生したのでしょうか。
    きっかけは、ソノラという女性の嘆願によるもの。

    男手ひとつで育ててもらったソノラは、「母をたたえる日があるのなら、父をたたえる日もあるべきだ」との思いから、教会へ父の日を嘆願したことから始まりました。

    その思いが伝わり、父の日が制定されることとなるのですが、ソノラの父の誕生日が6月だったことから、父の日は6月になったそうです。

    父の日ギフト 相場は?

    父の日に贈るプレゼントの予算は3000〜5000円が最も多く、母の日と同額くらいと考えているようです。
    もちろん、無理して奮発する必要はありません。大切なのは、金額よりも「感謝の気持ち」をこめること。

    父の日 おすすめのギフト7選

    父の日はお父さんと一緒に過ごす!というわけにはいかない方も、通販サイトを活用してギフトを届けるなら、気軽に贈ることができるのではないでしょうか。

    本日は、通販サイトから贈れる「父の日におすすめのギフト7選」をご紹介します。

    甘党のお父さんには…

    【華緑園本舗】吉野葛すいーつ(吉野葛水・くずぷりん)詰合せ2段

    高級品として知られる吉野本葛を使用し、独自製法で作り上げた半生タイプのくず餅です。
    独特の粘りと舌触り、のど越しの良さを楽しむことができます。

    吉野葛は消化によく、栄養が豊富で低カロリー。
    これからの暑い夏を、お父さんに元気で過ごしてもらうのにもってこいです。

    →【華緑園本舗】吉野葛すいーつ(吉野葛水・くずぷりん)詰合せ2段←

    和食派のお父さんには…

    【東農園】紀州五代梅の夢想 10粒

    フルーティーで香りが高い紀州産南高梅のA級品のみを使用した、贅沢な梅干しです。

    甘みと旨味の贅沢な「はちみつ梅」とこんぶの旨味をメインに酸味を抑えた「うす塩こんぶ梅」の2つの味を楽しむことができます。

    お父さんの朝ごはんを少し贅沢に彩ってみませんか。

    →【東農園】紀州五代梅の夢想 10粒←

    お肉派のお父さんには…

    【南給】鹿児島黒豚しゃぶしゃぶセット(500g)/薩摩公兵衛/肩ロース/豚バラ

    「鹿児島黒豚」の肩ロースと豚バラ肉が各250g入った、絶品のしゃぶしゃぶセットです。

    鹿児島黒豚の特徴は、歯切れがよくうま味がたっぷりなこと・脂肪の質がよくさっぱりとした食味・引き締まった肉質。
    黒豚の良さをしっかりと味わえるしゃぶしゃぶセットで、ワンランク上のしゃぶしゃぶをぜひご堪能ください。

    →【南給】鹿児島黒豚しゃぶしゃぶセット(500g)/薩摩公兵衛/肩ロース/豚バラ←

    【ぐるめくにひろ】ぐるめくにひろトップ6

    ぐるめくにひろのトップ6を詰め合わせたセットです。全て無添加、素材、製法にこだわって作られています。

    ソーセージの本場であるIFFAドイツ国際コンテストゴールドメダル受賞商品をはじめとした、コンクール受賞商品が数多く入っており、ビールやワインが好きなお父さんには特におすすめです。

    味の異なるソーセージだけではなく、ベーコンスライスやレバーペースト等バラエティ豊かに入っており、最後までお楽しみいただけます。

    →【ぐるめくにひろ】ぐるめくにひろトップ6←

    【絆屋】九州博多ごまさば・ごまかんぱちセット

    ごまさば・ぼまかんぱちは、甘い醤油に漬け、胡麻を乗せて食べる九州博多の郷土料理です。

    プリプリとした魚の食感と九州ならではの甘じょっぱいたれ、ゴマの風味が食欲をそそる味に仕上がっています。
    ご飯にのせて食べるのはもちろん、お茶漬けやおつまみとして、お酒が好きなお父さんにもぴったりです。

    →【絆屋】九州博多ごまさば・ごまかんぱちセット←

    いろいろ楽しみたいお父さんには…

    【福本製麺】蕎麦づくし

    3種類の蕎麦と自家製蕎麦つゆ、そば粉のパンケーキミックスと韃靼そば茶がセットになった、そばを堪能できる詰め合わせです。

    そば粉は、群馬県赤城山麓で無農薬栽培された玄蕎麦を丁寧に石臼で挽いています。
    蕎麦は二八蕎麦、ほうじ茶蕎麦、抹茶蕎麦の3種入り。添付の自家製つゆでお蕎麦を堪能できます。

    さらに、デザートにはそば粉パンケーキと韃靼そば茶を楽しむことができます。
    さっぱりとした食べ物がお好きなお父さんや、お肉等重いものを控えているお父さんにもおすすめです。

    さまざまな食べ方で、香り高いそばの風味を楽しんでもらいませんか。

    →蕎麦づくし←

    【中水食品工業】海山お惣菜5種セット

    帆立うま煮、つぶうま煮、にしんうま煮、牛肉しぐれ煮、ひとくち昆布巻の5点セットです。

    袋から開けてそのままお召し上がりいただけるため、調理の手間がなくお父さんにも安心。
    食べたいときにすぐ食べることができます。

    おつまみとしてはもちろんですが、ご飯に混ぜ込んで混ぜご飯としても楽しむことができます。

    →【中水食品工業】海山お惣菜5種セット←

    お父さんにぴったりのギフトは見つかりましたか?

    毎年贈っている方も、普段は忘れてしまいがちな方も、日頃の感謝の気持ちを込めて、ぜひプレゼントを贈ってみてください。

    父の日特集はこちら

    まとめ

    お父さんにぴったりのギフトは見つかりましたか?

    毎年贈っている方も、普段は忘れてしまいがちな方も、日頃の感謝の気持ちを込めて、ぜひプレゼントを贈ってみてください。

    あさくまファームでは、他にも全国各地のこだわりの特産品や珍しい商品を集めています。

    また、「ステーキのあさくま」でおなじみのハンバーグや大人気のコーンスープなどもお家にお取り寄せして召し上がっていただけます。
    ちょっとした贅沢や贈り物にいかがでしょうか?ぜひご覧ください!

    お取り寄せ商品を探してみる!↓

    あさくまファーム サイトはこちら

  • 【チーズ好き必見】若者に人気のチーズボールとは?

    【チーズ好き必見】若者に人気のチーズボールとは?

    新大久保などで若者に人気のチーズボールについて解説していきます。

    チーズボールとは?

    チーズを甘いパン生地で包みカラッと揚げたおやつ感覚の揚げ物です。

    近年、ファッション・コスメや音楽だけではなく、インスタ映えしそうなインパクトのある韓国発の「トレンドフード」に注目が集まっています。

    韓国料理への”チーズちょい足し”も流行っていますが、チーズそのものを使ったメニューもSNSで注目を集め、瞬く間にブームになっています。

    その中でも話題沸騰中なのが、もちっとした食感が病みつきになる【チーズボール】です。

    飲食店で新メニューの開発で迷ったら

    インスタグラムのグルメジャンルで上位にランクインしている「チーズ」

    農林水産省の調査によると、平成21年のチーズ消費量は約25万トンでしたが、10年後の令和元年では約36万トンにまで成長。この10年間で右肩上がりに消費量が増えており、チーズへの熱量の高さが反映された結果となっています。

    これから飲食店を開業される方や、新メニュー開発で迷っている飲食店のかたにはチーズを使ったキラーメニューの考案をオススメします。

    作り方

    もちもちの生地と、とろーりチーズがクセになる、チーズボールのレシピです。
    チーズはお好みで、「モッツァレラチーズ」や「チェダーチーズ」などアレンジもできます。

    材料

    白玉粉 100g
    牛乳 100ml
    ホットケーキミックス 50g
    (A)溶かし有塩バター 20g
    (A)砂糖 大さじ2
    ピザ用チーズ 50g
    揚げ油 適量

    手順1)

    ボウルなどに白玉粉・牛乳を入れ、混ぜ合わせます。

    手順2)

    ホットケーキミックスと(A)を加えて、なめらかになるまで混ぜ合わせます。

    手順3)

    16等分にし、ピザ用チーズを包み丸めます。

    手順4)

    揚げ油を170℃に熱し、手順3)を入れ、こんがりするまで約3分くらい揚げます。

    手順5)

    きつね色に色づき火が通ったら取り出し油を切り完成です。

    安全に揚げるコツ

    ・一度にたくさん揚げると油の温度が下がり、油はねする可能性があるため家庭で作る場合は2〜3回に分けて揚げましょう。揚げ鍋はなるべく深い鍋を使用しましょう。

    ・揚げ油の温度は必ず守り、揚げすぎには注意しましょう。

    ・万が一、生地が破裂した場合は、中のチーズが溶けて油はねしやすいので早めに油から取り出してください。

    簡単に温度調整をするには

    家庭用なら鍋や深めのフライパンで調理する事も可能ですが、飲食店でチーズボールをメニュー化する場合は、フライヤーの導入がオススメです。

    特に、オートリフト機能や温度管理のプログラム設定が出来る機種だと、未経験のスタッフさんが多い店舗でも、一定のクオリティで提供することが可能です。

    オススメの機種

    【マルゼン】電気オートリフトフライヤー 3L MEF-3TALE

     幅262×奥行565×高さ180(mm)
     外形寸法:幅262×奥行565×高さ180(mm)
     電源:単相100V(50/60Hz):1Φ100V
     消費電力:1.4kW
     電源コード:2m プラグ付(接地アダプター)
     重量:15Kg
     付属品:フタ×1、仕切網×1、フライカゴ×1、カストリ網×1

    【マルゼン】電気オートリフトフライヤー
    3L MEF-3TALEはこちら

    オススメな理由1

    設定しておけば、カゴが自動的にリフトアップするので省力化にも効果あり。
    調理終了時間が近づくと電子音でお知らせ。揚げ上がりはメロディーで知らせてくれます。
    メロディーは7パターンあるので、複数台ご使用になる場合も揚げ上がり時の識別が容易。

    オススメな理由2

    調理のプログラム数は最大で99メニューまで登録が可能。
    油の温度、時間、二度揚げ調理も予めプログラム設定できます。
    10秒単位での延長調理もワンタッチで操作可能。

    オススメな理由3

    ECOスイッチがあり、設定の温度より低く維持できるエコモードに切り替わり、油の酸化を抑えられ、省エネにもなります。
    また調理をしない時間が一定時間経過した際には自動でエコモードに切り替わる設定も可能。

    オススメな理由4

    固形の油を徐々に融解するメルト機能(ラード加熱)も搭載。
    ラードなどの固形油を使用する際にとても便利です。

    オススメな理由5

    ヒーターをスイングアップすることができ、油の交換や油槽の掃除が簡単に行えます。
    油槽も取り外すことが可能なので、お手入れが簡単です。

    オススメな理由6

    油の温度が異常に上昇した場合に、自動的に回路を遮断するハイリミットスイッチを搭載。
    ハイリミット本体に異常が生じた場合にも回路を遮断するのでより安全です。

    まとめ

    ・チーズボールとは、チーズを甘いパン生地で包みカラッと揚げたおやつ感覚の揚げ物
    ・揚げるコツは細かな温度調整
    ・鍋やフライパンでも作れるが、できればフライヤーが望ましい

  • 密かなブーム到来!今「おにぎり」がアツい!!

    密かなブーム到来!今「おにぎり」がアツい!!

    テレビに雑誌にSNS。
    毎日様々なグルメ情報が流れてくる中依然高い人気で私たちを魅了する「映える」料理たち。
    派手な見た目やインパクトのある料理の数々はとても魅力的で食欲をそそられますよね。

    コロナも少しずつ落ち着きが見え始め、興味を持った料理をお目当てに実際にお店に来店される方も多いのではないでしょうか。

    そんな中、私たちの生活に身近な食べ物で一見映えとは無関係なある食べ物に、今密かなブームが来ていることをご存じでしょうか。

    その食べ物はずばり「おにぎり」!お弁当やちょっとした軽食で気軽に食べるイメージがあるおにぎりですが、実は今専門店も増えていて人気店には連日行列ができる程なんです。

    今回は、今後さらにブームが予想されるおにぎりについて紹介していきます。

     おにぎりの歴史

    日本のソウルフードともいえるおにぎり。一体いつ頃から食べられていたのでしょうか。

    現在のおにぎりの起源とされるのは平安時代に貴族が宴の際、蒸したもち米を握り固めて従者に振る舞った「屯食(とんじき)」と呼ばれるものとされています。この頃の「屯食」は大型の楕円形で1合半程のお米を固めたものだったそうです。

    鎌倉時代末期頃からは、うるち米が使われるようになりました。
    その後江戸時代後期頃には現在の形状に近い海苔を巻いたおにぎりが作られるようになり、海苔には栄養があることや米粒が手につかず携帯しやすくなったことで戦場への携行食(兵糧)としても活用されました。

    また第二次世界大戦後の復興期を経て高度経済成長期へ突入してゆく日本社会において、1952年(昭和27年)にスーパーマーケット、次いで1971年(昭和46年)にコンビニエンスストアが登場したことによりおにぎりは家庭で作るだけではなく買うものとしての認識が広く伝わり、種類も増えたことからより私たちにとって身近で愛される存在となってきました。

    みんなの好きなおにぎりは?おにぎりの具人気ランキング!


    定番から変わり種まで、いまや本当にたくさんの種類のおにぎりが販売されています。その中からみんなが好きなおにぎりの具トップ5をご紹介します。
    あなたの好きな具はランクインしているでしょうか。

    第5位

    「昆布」

    地味だけど、あるとやっぱり嬉しい。懐かしい安定の味、との意見が多く昆布が5位にランクインしました。
    佃煮にされているので味が濃く、昆布のうまみと塩気が絶妙にごはんに合う、毎日食べても飽きが来ないと高い評価が集まりました。

    第4位

    「梅干し」

    おにぎりの具の大定番、梅干しが第4位にランクイン。
    日本の味、王道で飽きない美味しさと評価されたことに加え、塩分補給ができる、疲労回復やお弁当として持参する場合の傷み防止効果など梅干しがもたらす効果が高い評価を得た理由となりました。

    第3位

    「明太子(たらこ)」

    プチプチした食感、絶妙な辛さと旨味でごはんが進む!と高評価を得た明太子(たらこ)が第3位。ごはんが進みすぎることから「赤い悪魔」と呼ばれることもあるのだとか。
    辛味があるので大人からの支持が高い明太子(たらこ)ですが、昆布や梅干しといった安心感のある具に対して、少し高級感があり贅沢な気分になれるのも人気の理由です。

    第2位

    「ツナマヨ」

    コンビニおにぎりの大定番!みんな大好きツナマヨが惜しくも第2位!
    安くてボリューミー、マヨネーズとツナが奏でる絶妙なハーモニーが最高!など、子どもから大人まで幅広い層で強い人気を誇りました。間違いなく美味しい、納得の一品です。

    第1位

    「鮭」

    定番、安定、栄養の3拍子揃った鮭が第1位を獲得!
    塩鮭とごはんの組み合わせは日本の食卓を連想させ、鮭の絶妙な塩加減とごはんとの相性は言うまでもなく、それだけでご馳走になります。

    また栄養も豊富で、たんぱく質やビタミンなどを摂取できるのも嬉しいですよね。
    海苔との相性も抜群でシンプルながら完成された味わいで根強い人気となりました。

    ランキングを見てみると、やはり定番の食材が今も変わらぬ人気を誇っていることが分かります。おにぎりには派手さやインパクトではなく、安心感や懐かしさを求めている人が多いのでしょう。

    おにぎりを美味しく作るコツ

    専門店やコンビニのおにぎりはもちろん美味しい。
    しかしおにぎりのいいところは自分でも簡単に作ることができるところにもあります。

    せっかくなので美味しく作るコツを覚えて、普段のおにぎりを格上げしてみましょう。
    コツはごはんの炊き方と握り方それぞれにあります。

    【炊き方】

    ・とぎ時間は2分以内ですばやく
    ・吸水時間は短すぎず長すぎず。30分~1時間半が理想
    ・水加減は少し硬め。普段の5%程少ない水量が理想
    ・炊き上がったら全体をしっかり混ぜて空気にふれさせる

    【握り方】

    ポイントはとことん軽く!
    ・ごはんの半量を手のひらに乗せる
    ・具をできるだけ全体に広げるように置く
    ・残りのごはんをふんわり乗せる
    ・2~3回、形を整える程度にごく軽く握る

    お好みの塩加減(すぐに食べる時は控えめ、時間をおいてから食べる時はしっかりめ)で完成です。
    たったこれだけで専門店のような極上のおにぎりが味わえますよ。

    まとめ

    いかがでしたか?たかがおにぎり、されどおにぎり。

    古くから日本人に愛され、今なお私たちを魅了し続けるおにぎりは、これからも変わらず私たちの生活に欠かせない存在となるでしょう。

    ぜひ、お好みの具材でお店の味、ご家庭の味を楽しんでくださいね。
    またテンポスドットコムではおにぎりを美味しく楽しく作るための調理道具なども多数取り揃えております。
    楽しいおにぎりライフにぜひご活用ください。

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  • 今さら聞けない!人気の大鶏排とは?

    今さら聞けない!人気の大鶏排とは?

    漢字から大きな鶏肉を使ったメニューだということはイメージできますよね。
    みなさんは、ご存じでしたか?2019年くらいから人気がじわじわ出てきており2021年には各種メディアでも大きく取り上げられ人気が急上昇した【大鶏排】

    今回はそんな大鶏排を徹底解説していきます。

    大鶏排って何て読む?

    大鶏排は「ダージーパイ」と読み、台湾の夜市では屋台グルメとして定番メニューで、簡単に言い表すと【台湾風唐揚げ】のことです。
    【鶏排(チーパイ)】や【炸鶏排(ザージーパイ)】とも呼ばれる場合もあります。

    普通の唐揚げとは何が違う?

    1)カリカリの食感
    2)スパイシーな風味
    3)大人の顔以上はありそうなサイズ感

    こちらの3点が大きな特徴で、
    再現するには作り方にいくつかのコツがあるそうです。

    1)カリカリの食感

    大鶏排がカリカリな秘訣は、揚げ衣(ころも)に、タピオカの原料と同じキャッサバ芋を粗くひいた粉を使用しているからです。

    専門店でないと手に入らないと心配される方もいるかもしれませんがネット通販でも購入可能ですし、白玉粉に片栗粉をプラスしたもので代用もできます。

    2)スパイシーな風味

    スパイシーな独特の香りの秘密は、【五香粉(ウーシャンフェン)】という名のスパイスです。

    五香粉(ウーシャンフェン)とは…
    ・クローブ
    ・シナモン
    ・花椒(中国の山椒)
    ・フェンネル
    ・陳皮(干したみかんの皮)

    などが入った中華料理に使用するミックススパイスです。
    特徴的な甘い香りは異国感があり、こちらも手に入らない印象がありますがスーパーなどにも置いてある調味料なのでご安心ください。

    3)大人の顔以上はありそうなサイズ感

    初めて見た人は必ずビックリするほど大きいそのサイズの秘密は、鶏肉をひたすら叩き薄くすることです。
    鶏むね肉を一枚どんっとまな板にのせ、分厚いところからめん棒で叩いて伸ばしていきます。

    そのため手のひらサイズより大きく、場合によっては大人の顔以上ありそうなサイズ感となります。

    作り方

    本場の台湾では、鶏むね肉1枚をそのまま叩き広げて揚げる事が多いのです。
    調理しやすいように今回は半枚を広げて作るレシピにしています。

    材料

    鶏むね肉 1枚(約300g)

    【A】
     すりおろし生姜 大さじ1
     すりおろしニンニク 小さじ1
     酒         大さじ1
     醤油        大さじ1
     砂糖        小さじ1
     塩         小さじ1/4
     五香粉       小さじ1/4

    【B】
     白玉粉   50g
     水     大さじ1
     片栗粉   50g
     溶き卵   1個分
     揚げ油   適量

    手順1)

    鶏むね肉は、皮を取り縦に半分に切る。
    まな板に縦長に置き、横から包丁を寝かせて入れ、厚みを半分にして開く。
    上からラップをかぶせ、めん棒などで叩いて約1cmの厚さにする。

    手順2)

    バットやポリ袋に1)とAを入れてよくもむ。
    できるだけ空気を抜いて密閉し、冷蔵庫の中で約1時間おいて下味をつける。

    手順3)

    別のバットに白玉粉・水を入れて混ぜ、そのあと片栗粉を加えてさらに混ぜ合わせる。

    手順4)

    2)に溶き卵をまぶして3)をつけ、170~180℃
    (乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度)の
    揚げ油に入れて、途中で返しながら約4~5分揚げる。
    全体が色づくまで揚げて火を通し、油をきって完成。

    美味しく揚げるコツ

    先ほどのレシピでも美味しく作る事ができますが、さらに美味しく揚げるコツは、二度揚げをすることです。
    強火にして油を190~200℃に上げたら、さきほど引き上げた鶏肉を再び揚げましょう。
    2度揚げするのがカリッと仕上げるコツです。鶏肉が良いキツネ色になったら出来上がりです。

    簡単に温度調整や二度揚げをするには

    家庭用なら鍋や深めのフライパンで調理する事も可能ですが、飲食店でダージーパイをメニュー化する場合は、フライヤーの導入がオススメです。

    特に、オートリフト機能や二度揚げのプログラム設定が出来る機種だと、未経験のスタッフさんが多い店舗でも、一定のクオリティで提供することが可能です。

    おすすめの機種

    【マルゼン】電気オートリフトフライヤー 3L MEF-3TALE
    幅262×奥行565×高さ180(mm)
    外形寸法:幅262×奥行565×高さ180(mm)
    電源:単相100V(50/60Hz):1Φ100V
    消費電力:1.4kW
    電源コード:2m プラグ付(接地アダプター)
    重量:15Kg
    付属品:フタ×1、仕切網×1、フライカゴ×1、カストリ網×1

    【マルゼン】電気オートリフトフライヤー
    3L MEF-3TALE

    ポイント1

    あらかじめ設定しておけば、フライカゴが自動的にリフトアップするので省力化にも効果的です。
    調理の終了時間が近づくと、電子音でお知らせし、揚げ上がりはメロディーで知らせてくれます。

    メロディーは7パターンあるため、複数台ご使用になる場合でも揚げ上がり時の識別が容易です。

    ポイント2

    調理のプログラム数は最大99メニューまで登録可能です。
    油の温度、時間はもちろん、二度揚げ調理も予めプログラムできます。
    また、10秒単位での延長調理もワンタッチで行えます。

    ポイント3

    ECOスイッチを押すと、油の温度を設定の温度より低く維持できるエコモードに切り替わり、油の酸化を抑えるとともに省エネにもなります。
    また調理をしない時間が一定時間経過した際には自動でエコモードに切り替わる設定も可能です。

    ポイント4

    固形の油を徐々に融解するメルト機能(ラード加熱)も搭載しています。
    ラードなどの固形油を使用する際にとても便利です。

    ポイント5

    ヒーターをスイングアップすることができ、油の交換や油槽の掃除を簡単に行えます。
    油槽も取り外すことが可能なため、日々のお手入れが簡単です。

    ポイント6

    万一、油の温度が異常に上昇した場合に、自動的に回路を遮断するハイリミットスイッチを搭載しています。
    また、ハイリミット本体に異常が生じた場合にも回路を遮断するのでより安全です。

    まとめ

    ・大鶏排は「ダージーパイ」と読み、台湾の夜市では屋台グルメとして定番メニュー
    ・準備が大変そうな調味料等も、現在はスーパーやネットで簡単購入可能
    ・揚げるコツは温度と二度揚げ
    ・鍋やフライパンでも作れるが、できればフライヤーが望ましい

  • 【北陸地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【北陸地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の北陸地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。北陸地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。北陸地区においても、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されている場合があります。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、北陸地区の一部地域では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【北陸地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【東北地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【東北地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の東北地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。東北地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。東北地区においても、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されている場合があります。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、東北地区の一部地域では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

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    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【四国地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【四国地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の四国地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。四国地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。四国地区においても、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されている場合があります。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、四国地区の一部地域では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【四国地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【中国地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【中国地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の中国地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。しかし、屋外喫煙については、各自治体によって規制が異なります。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。中国地区においても、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されている場合があります。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、中国地区の一部地域では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
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    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【中国地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【北海道地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【北海道地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の北海道地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。北海道地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。札幌市など一部の自治体では、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されています。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、道内の一部地域では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    総じて言えることは、健康増進法により、屋内喫煙は禁止されており、屋外でも規制があるため、喫煙する場合には事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【北海道地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    【北海道地区】受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集はこちらからダウンロード

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    テンポスのECサイト、テンポスドットコムでも喫煙可能な飲食店様向けに、スタンド灰皿やタバコペールの販売をしております。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【甲信越地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【甲信越地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の甲信越地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。しかし、屋外喫煙については、各自治体によって規制が異なります。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。長野県など一部の自治体では、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されています。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、新潟県や山梨県などの自治体では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    総じて言えることは、健康増進法により、屋内喫煙は禁止されており、屋外でも規制があるため、喫煙する場合には事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【甲信越地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【東海地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【東海地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の東海地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。しかし、屋外喫煙については、各自治体によって規制が異なります。

    現在の日本では、健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。東海地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。愛知県など一部の自治体では、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されています。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、岐阜県や三重県などの自治体では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「「東海地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

  • 【九州・沖縄地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    【九州・沖縄地区】飲食店における喫煙対策・新ルールの詳細を無料でダウンロード

    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の九州・沖縄地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。しかし、屋外喫煙については、各自治体によって規制が異なります。

    九州・沖縄地区でも、日本全国と同様に、健康増進法によって屋内喫煙は原則禁止されています。また、屋外喫煙については、各自治体によって規制が異なります。

    福岡県や熊本県など一部の自治体では、公共の場所や商業施設周辺など屋外での喫煙が禁止されています。飲食店においても、一部の店舗では自主的に喫煙禁止を実施しているところがあります。

    一方、沖縄県などの一部の自治体では、屋外での喫煙規制は緩やかで、飲食店においても屋外での喫煙が認められている場合があります。

    ただし、規制内容は自治体によって異なるため、詳細な情報が知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが必要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

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    分煙の対策および許可の申請方法については、細かな決まりや専門知識が必要であり、自分だけで判断が難しいと感じた場合には、分煙の専門家や自治体の窓口などに問合せをしながら対策をしましょう。

    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。

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    昨今、健康意識の高まりによりたばこが吸える飲食店が少なくなってきました。

    望まない受動喫煙が問題とされ分煙化が進む中で、飲食店はどのような対策を取れば良いのでしょうか。

    飲食店における喫煙の現状や、たばこと集客の関係性、たばこの新ルールを抑えることにより、喫煙環境を整え、喫煙者・非喫煙者のどちらも集客できる飲食店運営を目指しましょう。

    現在の関東地区飲食店のたばこ事情は?

    現在の日本では、2018年に改正された健康増進法により、飲食店の屋内喫煙は原則禁止されています。近畿地区においても同様で、屋内での喫煙は認められていません。

    また、屋外での喫煙については、各自治体によって規制内容が異なります。大阪市など一部の自治体では、公共の場や商業施設周辺などの屋外での喫煙が禁止されています。そのため、飲食店の周辺でも喫煙ができない場合があります。

    一方で、京都府や兵庫県などの自治体では、屋外での喫煙規制が緩やかで、飲食店の周辺でも喫煙が認められる場合があります。ただし、店舗ごとに異なるため、事前に確認が必要です。

    総じて言えることは、健康増進法により、屋内喫煙は禁止されており、屋外でも規制があるため、喫煙する場合には事前に確認が必要です。

    ただし、これらの規制は自治体によって異なるため、具体的な情報を知りたい場合は、各自治体のホームページや、飲食店のホームページなどで確認することが重要です。

    今回は、飲食店の大きな悩みのひとつ「飲食店のたばこの許可申請方法」について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    飲食店での喫煙の現状

    「飲食店でたばこが吸えなくなった」と聞くことが多くなったものの、喫煙可能なお店もあるため、実際のところはどうなのか良く分からないという人も多くいると思います。飲食店の喫煙について現状をおさらいしましょう。

    2020年4月から原則屋内禁煙に

    2020年4月1日から、飲食店は原則屋内禁煙となりました。

    望まない受動喫煙をなくし、特に健康影響が大きな子どもや、疾患を持っている方に配慮し、多くの方が利用する飲食店などの施設では原則屋内での喫煙が禁止になりました。

    改正健康増進法

    飲食店での原則屋内禁煙を定めたのは、「改正健康増進法」です。
    改正前は努力義務だった屋内での喫煙対策が、今回の改正で義務となりました。

    飲食店をはじめとする様々な施設が対象となり、違反した場合の罰則や喫煙可能標識の掲示の義務化など、これまでになかった新たな規則が設けられました。

    飲食店とたばこの新ルール

    「原則屋内禁煙」ということは、一方で特定の条件や場所においては喫煙が可能ということです。

    2018年の調査では、日本の成人喫煙率は、男性で約30%、女性で約8%、男女計で約18%となっています。日本における喫煙者の数は少なくないため、飲食店においても喫煙者の集客は、手放したくないものです。

    しっかりと分煙対策を行うことで、喫煙者の集客はもちろん、非喫煙者の方も気持ちよく過ごせる対策を行うことができます。

    【こちらもチェック】飲食店×たばこの新ルール~健康増進法改正に合わせて要チェック!
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    たばこと集客

    喫煙に対する新ルールを守らないと、罰則規定があるのはもちろん、非喫煙者の方が快適に過ごせず、客離れに繋がります。一方で全面的に禁煙としてしまうことで、喫煙者の集客ができない状況にもなります。

    株式会社クロス・マーケティングの行った喫煙者向けに全面禁煙であった際に入店をやめた経験のアンケートによると、「居酒屋・ビアホール」、「バー・スナック」、「カフェ・喫茶」、「焼肉店」などの業態において「入店しないことがある」と回答した人は4割以上となっている。

    一方で、非喫煙者向けに行った喫煙ルール別の入店抵抗感のアンケートによると、ルーム分煙の場合に抵抗感があると回答した人は2割程度であり、非喫煙者も分煙であれば入店することに抵抗を感じる人は少なくなるという傾向がみられた。

    分煙対策ができていないと、喫煙者は「たばこが吸えないなら別の店にしようか」となり、非喫煙者は「たばこの匂いが嫌だから店を変えよう」となります。

    このようなことが起きないように対策することで、店への滞在時間が長くなり客単価アップや、リピート客の取りこぼし減少にもつながります。

    飲食を伴いながら席での喫煙が認められる飲食店

    一部の飲食店は、経過措置として一定の条件はあるものの席での喫煙が認められています。

    それは、下記の3つの条件を満たす飲食店です。
    (1)2020年3月31日時点で営業を開始している
    (2)資本金が5,000万円以下
    (3)客席の面積が100m²(約30坪)以下

    これらの飲食店は、全面喫煙可能である旨と二十歳未満の立入禁止の旨が明記された標識を掲示することで、飲食を伴いながら喫煙する事が認められています。

    今後も喫煙可能な飲食店の条件

    2020年4月1日以降に開業する飲食店は、資本金や客席面積などの規模に関係なく、禁煙および分煙化の義務対象になりますが、分煙対策をきちんと行えば喫煙可能な飲食店の運営は可能です。ここでは、飲食店を喫煙可能とするために必要な条件を見ていきましょう。

    喫煙室の設置

    禁煙および分煙化対策には主に4つの方法があります。

    (1)屋内全面禁煙
    (2)紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙できる喫煙専用室の設置
    (3)加熱式たばこ専用の喫煙室の設置
    (4)喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設
    (5)屋外敷地内における灰皿等喫煙場所の設置(配慮義務あり)

    1つ目は、分煙を行わず屋内全面を禁煙とする方法です。

    2つ目は、紙たばこと加熱式たばこのどちらも喫煙可能である喫煙専用室の設置です。専用室内は飲食不可で、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    3つ目は、加熱式たばこ専用の喫煙室の設置です。喫煙専用室とは異なり、室内での飲食が可能です。しかしながら、二十歳未満の人の入室は禁止です。

    4つ目は、喫煙専用室と加熱式たばこ専用喫煙室の併設です。2つ目と3つ目の併用です。

    5つ目は、敷地内の店舗の屋外(テラスや軒先等)において、灰皿を置く等して喫煙環境を整備する方法です。ただし、喫煙場所は入口の付近から遠ざける等の配慮義務に留意して設置する必要があります。

    いずれにしても、禁煙エリアの確保は必須です。

    喫煙エリアの技術的基準

    喫煙専用室ではたばこの煙が外に流出しないように、以下の3つの技術的基準をクリアする必要があります。

    (1)喫煙室の扉を全開にした状態で喫煙室の外から内側に向かって開口面風速0.2m/秒以上が取れている状態
    (2)壁や天井などにより、扉以外の部分が完全に他の空間と仕切られている
    (3)屋外または外部に煙を排気する機能を持っている

    既に喫煙室がある飲食店は、この基準を満たしているか確認が必要です。

    こうした技術的基準は、専門的な知識が必要なため、専門家に相談するのも方法のひとつです。

    喫煙エリアの年齢制限

    喫煙室の設置の項目でも記載しましたが、二十歳未満の人は喫煙専用室および加熱式たばこ専用喫煙室ともに入室が禁止されています。

    二十歳未満の来店客だけでなく、二十歳未満の従業員も対象となっています。

    掃除や接客などの業務も該当するため、二十歳未満の従業員がいる飲食店は、特にルールを徹底して共有する必要があります。

    喫煙ルールの標識掲示

    店内に喫煙可能な場所がある場合は、標識掲示の義務があります。
    掲示が必要な場所は、店の入口と喫煙室の入口です。店の入口は、店内に喫煙できる場所がある旨を記載する必要があり、喫煙室の入口は喫煙可能な場所である旨と二十歳未満は立ち入りが禁止されている旨を明記する必要があります。

    標識は、厚生労働省の特設ページから印刷用データが入手可能です。

    飲食店のたばこの許可申請

    一部の飲食店は、席での喫煙が認められていますが、届出の申請が必要となっています。ここでは申請について見ていきましょう。

    喫煙可能室設置施設届出書

    先ほど、3つの条件を満たす飲食店は、二十歳未満の立ち入り禁止また標識の掲示を行えば、席での喫煙が認められると紹介しました。

    これらの飲食店は「既存特定飲食提供施設」と呼ばれ、「喫煙可能室」として喫煙室を設けず店内で喫煙することが可能です。この場合、各自治体への届出が必要です。

    この届出は「喫煙可能室設置施設届出書」という届け出で、店舗名称や所在地の他に営業許可番号や営業許可日の記載などが必要になります。

    変更や廃止の際にも届出が必要

    届出後に、店舗名称や所在地、店舗の管理権原者の氏名や住所に変更が生じたときは、変更内容を記載し「喫煙可能室設置施設変更届出書」を提出する必要があります。

    また、届出後に喫煙可能室を廃止した場合は廃止理由や廃止日を記載し「喫煙可能室設置施設廃止届出書」を提出することが必要です。

    自治体により異なる申請内容

    届出書は、大枠の申請内容は同じですが自治体により申請内容が異なる場合があります。

    例えば、東京都の場合「喫煙可能室設置施設届出書」と合わせて、「喫煙可能室設置施設届出書(東京都)」という東京都独自の申請書も必要です。

    内容は、開業時期、資本金、客席面積に加え、従業員を雇用していない旨の確認となっています。

    このように自治体により申請書が異なる可能性があるため、ご自身の飲食店の所在地の申請書を確認してみてください。

    まとめ

    以上、飲食店とたばこの新ルールと許可申請についてのまとめでした。

    分煙に対する正しい知識と現状のルールを把握したうえで、喫煙者と非喫煙者のどちらにとっても居心地の良い空間にすることで、幅広いお客様をターゲットにできます。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【近畿地区」受動喫煙防止条例・ルール・届け出に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

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    ※自治体によっては独自の条例を制定している場合がありますので、店舗のある自治体の条例状況をご確認ください。