タグ: 内装・デザイン

  • バーの内装をおしゃれなデザインにしたい!開業前に抑えておきたいポイントとは?

    バーの内装をおしゃれなデザインにしたい!開業前に抑えておきたいポイントとは?

    「お酒が好きでいつかは自分でバーを開業させたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
    バーは他の飲食店と比較して、厨房機器などの投資金額が少なく開業をすることができ、競争が激しい業態でもあります。そこで重要なのが、コンセプトをはっきりと決めておくことやコンセプトに沿って店内の内装デザインを作っていくことです。バーの開業にあたって、他店との差別化を図るには客層、お店の雰囲気、提供するお酒の種類など差別化するポイントはたくさんあります。

    本記事ではコンセプトやターゲットの決め方、バーの種類やバーの内装デザインで抑えておくべきポイントについてご紹介いたします。

    コンセプト・ターゲット決め

    バーの内装デザインを決める前にコンセプトをしっかりと決めておきましょう。出店場所をどうするのか、どんなお客様に来てほしいかなど、コンセプト決めはオープン後のお店の売上げにもつながる重要な部分です。
    性別、年齢、趣味などターゲットを絞ることで、バーの種類やどんなコンセプトで進めていくのか、決めていきやすくなります。できる限りターゲット層を決めるときは、明確なものにしていくことが大切です。

    それによって、1人でゆったりできる雰囲気のバーにするのか、特定のジャンルに特化したコンセプトな雰囲気のバーにするのかが大きく変わります。

    立地からコンセプトを考える

    オフィス街であれば会社帰りのサラリーマンをターゲットに気軽に立ち寄れるスタンディングバー、
    同じようなバーが並びにあるのであれば、もう一件そのまま気軽に立ち寄れるバーにするなど、立地からコンセプトを考えてみるのもポイントです。

    物件探しのご相談はこちら

    バーの種類を決めていく

    バーと言っても、種類は様々です。どんな内装にしたいか、何を提供するのか、店舗の立地などから開業するのに適したバーの種類を考えてみましょう。

    オーセンティックバー

    オーセッティングバーは高級ホテルなど、格式高い印象のバースタイルです。カウンター越しに、バーテンダーがお酒を作ってくれますが、お酒を楽しむのがメインとなるので、気軽にお喋りを楽しむというよりは、いつもとは違った大人の時間を楽しむ空間作りを提供していくことが大切です。

    ショットバー

    バーの中でも比較的カジュアルなのがショットバーです。1杯ずつ注文するスタイルのバーです。精算方法も注文ごとに支払うタイプと後からまとめて支払うタイプがあります。

    スタンディングバー

    近年店舗数も増えてきている、立ち飲みのバーです。
    立ち飲みスタイルで回転率も高く、お客様同士が気軽にお酒を楽しめ、話せるのがメリットです。
    ショットバーよりもさらにカジュアルなスタイルのバーにされたい方におすすめです。

    ダイニングバー

    オーセンティックバーやショットバーとは違い、おつまみだけの提供ではなく「ダイニングバー」は料理人がいて、厨房スペースも確保された上で、食事も充実しているスタイルのバーです。
    食事メニューにも力を入れたいとお考えであれば、ダイニングバーがおすすめです。料理をメインに楽しむお客様も多く、幅広い層のターゲットが見込めます。

    コンセプトバー

    専門のジャンルに特化したバーです。日本酒やワインなどに特化したバーも同じです。
    中にはゲームや趣味の時間を楽しめるバーであったり、映画や小説などをイメージしたお酒を提供しているバーもあります。
    ターゲット層は絞られてしまいますが、そのジャンルのファンやお店の世界観を利用者に楽しんでもらえます。

    バーの内装デザインで抑えておくべきポイント

    バーはお酒の味を楽しむ場所です。またお酒を楽しむには、店自体にそれなりの雰囲気が必要にはなります。雰囲気作りが上手くいかないと、その後の集客やリピーターにも繋がらない可能性も考えられます。その中で重要なのが、店内の雰囲気を作る内装です。カウンターの高さやバックバー、照明の明るさなど考えていきましょう。

    コンセプトに沿ってデザインを決める

    お店のコンセプトが決まれば、それに合わせてデザインを考えていきましょう。バーは冒頭でも述べたようにお酒の味を楽しむ場所です。大人の空間作りも視野に入れつつ、デザインを考えていきましょう。

    カウンターの高さを決める

    バーカウンターには大きく分けて3種類あります。
    コンセプトやターゲット層を考慮して、バーカウンターの高さを決めていきましょう。

    ①ハイカウンター
    メリット:お客様との目線が同じ
    デメリット:長時間の飲食には向いていない

    ②ミドルカウンター
    メリット:飲食に向いている
    デメリット:適したイスの種類が少ない

    ③ローカウンター
    メリット:足が床に着くため座り心地が良く、長時間座れる
    デメリット:従業員がお客様を見下ろすようになってしまう

    バックバーを考える

    バーの内装を決めていく上でカウンターと同じくバックバーのデザインも重要なポイントになります。バックバーはカウンター越しから必ず視界に入る箇所なので、見栄えなども意識していきましょう。見栄えを良くするにはボトルの並べ方であったり、棚のデザインもコンセプトに沿って合わせてみたりするのも良いでしょう。

    照明の明るさを工夫する

    バーは落ち着いた空間を演出する上で、照明の明るさが店内の雰囲気を左右します。コンセプトに沿って照明の明るさは工夫しましょう。雰囲気なども考慮して照明はできる限り、明るすぎないようにしたり、ネオンカラーを取り入れたりするのもおすすめです。

    内装費用について

    バーの内装工事を依頼する際の内装会社の選定方法ですが、各内装会社によって、工事費用や得意不得意なデザインなども異なります。そこで予算内で工事をしてもらうか、費用は高くとも理想のデザインに近い内装会社にするのかは、事前にご自身で見極めることが重要です。

    また内装工事は店舗の状態によって、工事費用が大きく変わってきます。スケルトン物件・居抜き物件、それぞれの特徴について確認していきましょう。

    スケルトン・居抜き物件とは?

    スケルトン物件とは、前テナントが退居時に設備や内装をすべて取り除いて、建物の骨組みの状態になっている物件のことです。
    スケルトン物件の場合、1坪当たりおよそ30~60万というのが相場とされています。

    居抜き物件は、前テナントの内装や備品などが残った状態でそのまま借りることができる物件のことです。
    居抜き物件の場合、1坪当たりおよそ15~30万というのが相場とされています。
    居抜き物件は、ガスや電気などの設備工事が必要ないため、内装工事費用を大幅に削減することができ、工事する部分も少ないため、スケルトン物件より費用を安く抑えることができます。しかし、居抜き物件でも大幅に内装の変更をしたり、スケルトン状態に戻される場合などは、工事費用がかえって高くなることもあります。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?
    バーの内装デザインを決める前には必ずコンセプトを明確に決めておきましょう。
    バーには種類も多く、他店との差別化を図るにはコンセプトや客層、提供するお酒の種類など差別化するポイントを洗い出してみるのもおすすめです。
    テンポスドットコムでは、バー開業をお考えのお客様へ全国で内装会社をご紹介しております。
    内装工事だけでなく、厨房機器や家具一式などのご提案もしておりますので、まずはお気軽にお問合せ下さい。

    内装工事のお問合せはこちら

  • 飲食店にカウンター席は必要?カウンター席の役割やポイントをご紹介!

    飲食店にカウンター席は必要?カウンター席の役割やポイントをご紹介!

    飲食店に来店されたお客様に、テーブル席かカウンター席どちらがいいか聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

    飲食店のレイアウトを決めるときに多くの方が悩むのがこのカウンター席。
    広さや高さに気をつけないとお客様に居心地が悪いと判断され、再来店に繋がりません。

    本記事では飲食店にカウンター席は必要なのか、その役割やメリットをご紹介致します。お客様に気持ちよく食事を楽しんでいただけるよう、しっかりとポイントをおさえましょう。

    カウンター席の役割

    近年のコロナ情勢により、人数制限や「黙食」を推奨する飲食店が増えました。少人数または一人で食事を楽しむ方も増えたことで、カウンター席を選ぶ方も今ではたくさんいます。

    また、カウンター席は来店されたお客様の目に留まりやすい位置にあることが多いので、お店の印象を左右する重要な要素です。

    以下ではそんなカウンター席のメリット・デメリットについて説明します。

    カウンター席のメリット

    ・お客様とのコミュニケーションが増える
    ほとんどのカウンター席は厨房が見える仕様になっているので、お客様が調理工程を見ることができます。
    そのパフォーマンスを見る中でお店とお客様の会話が増え、貴重な意見を直接いただける席でもあります。

    ・効率的な営業ができる
    お客様の料理やドリンクの確認を目の前で行えるため、次の料理を出すタイミングや食器の片づけをスムーズに行うことができます。

    カウンター席のデメリット

    ・隣の席との距離が近い
    特にコロナ禍においては隣との距離を気にするお客様が多いでしょう。
    隣の人の会話が気になったり、荷物を置くスペースが無かったり、お客様が不便に感じてしまう場合もあります。

    ・厨房が丸見え
    カウンター席からは厨房内がよく見える場所ですので、を清潔にきれいに保っていないと不衛生なお店という認識をされてしまいます。
    洗い場やゴミの処理などもお客様が見たらどう思われるかを考えて工夫しましょう。

    カウンター席の種類

    カウンター席といっても、お店によって形や高さなど様々です。
    自分のお店に合う雰囲気のカウンター席を作るようにしましょう。

    ここからはカウンター席の種類について「形」と「高さ」に分けてそれぞれ説明致します。

    カウンター席の形は大きく分けて3つに分かれます。

    I字型

    I字型のカウンターはお客様全員がと厨房が向き合う主流な形のため、スタッフとのコミュニケーションが取りやすいです。
    スペースの確保がしやすく、費用も抑えることができます。

    コの字型

    文字通りコの字型にカウンター席が設けられ、へこみ部分に厨房があるタイプです。
    スタッフはお客様全体の様子を見ることが可能です。

    お客様同士が向き合う形になり、活気のある賑やかな雰囲気を作ることができるため、居酒屋などのカジュアルなお店に向いています。

    L字型

    I字型に加えて厨房のサイドにも席を設けた形のカウンター席です。

    鉄板料理や寿司屋など調理工程のパフォーマンスを売りにしているお店に向いています。
    落ち着いた雰囲気を演出することができますが、I字型と比べるとスペースの確保が難しいです。

    高さ

    カウンター席の高さは3つに分かれます。

    ローカウンター

    高さが一般的な家庭のダイニングテーブルと同じの約70cmで、多くのお店で使われています。
    足が床にしっかり着く高さでゆったりと座ることができるため、お客様に料理やお酒を楽しんでいただけます。

    ミドルカウンター

    高さが厨房のシンクと同じくらいの約95cmで、つま先が床にギリギリ着くくらいの高さですで、あまり使われない高さです。
    ミドルカウンターに対応するイスが少ないため、選ぶ際には注意しましょう。

    ハイカウンター

    高さが立ち飲みカウンターと同じくらいの約1050cmで、バーなどでよく使われています。

    スタッフと同等の目線になるので、コミュニケーションが取りやすいです。

    足が床に着かないため、不安定で長時間座るのには適していません。
    お客様にゆったりとした時間を提供したい場合は、足が掛けられるイスを選ぶようにしましょう。

    カウンター席作りのポイント

    スペースの節約や回転率だけを考えてカウンターを作ってしまうと、居心地の悪い席になってしまいお客様のリピートに繋がりません。
    カウンター席を作るうえでのポイントをしっかりと抑えて、自分のお店に合うカウンター設置しましょう。

    ここからはカウンター席作りのポイントをご紹介致します。

    縦幅と横幅

    カウンター席作りで大切なのが縦幅と横幅です。
    縦幅が狭いと料理やお酒を置くスペースが無くなり、置けなくなるから追加注文はやめておこうと考えるお客様もいるため客単価UPに繋がりません。

    また、横幅と席数間違えると席同士が近くなり、居心地が悪いと感じてしまうお客様もいるでしょう。
    客数を入れることばかり考えて席いっぱいにお客様を案内するのは、絶対にやめましょう。

    付け台

    付け台とはカウンター席と厨房を隔てる棚のことです。
    この付け台に食器や料理を置くお店も多いです。

    付け台の位置が低いと衛生上良くないため、お客様の目線より少し高い位置に設置しましょう。

    荷物入れ

    カウンター席はテーブル席と比べると、どうしてもスペースが狭くなってしまいます。

    荷物の置き場所に困るお客様は多いので、荷物を入れられるカゴの準備や、カウンターテーブルの下に収納スペースやフックの設置をしましょう。
    寒い季節はコートをかけられるハンガーを用意しておくと親切です。

    目線

    カウンターの高さの種類によってはお客様を上から見下ろす状態になり、圧迫感を与えてしまう可能性があります。

    スタッフ側がそんな気がなくとも、上から覗きこまれている感覚や会話を聞かれているという不安感が芽生えてしまうため、上から見下ろす構図になるカウンター席の作り方はできる限り避けましょう。

    まとめ

    いかがでしょうか。

    一口にカウンター席と言っても、形や高さの種類が様々だったり、メリット・デメリットがそれぞれあったりします。
    カウンター席を作るうえで大切なのはお客様目線に立つことです。

    テーブル席と比べるとどうしても居心地の良さが減ってしまうカンター席で、いかにお客様に満足していただけるかをしっかり考えましょう。
    実際に他の飲食店のカウンター席に座って、居心地が良い部分と悪い部分を参考にするのもいいですね。

    お客様の立場になってカウンター作りをし、喜んでいただけるお店を目指しましょう。

    カウンターイスはこちら