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  • 【甲信越】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    【甲信越】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    また、今回は、厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる保健所など検査の問合せ先一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    甲信越地区で飲食店を開業するのに必要な保健所の検査内容とは

    甲信越地区で飲食店を開業する場合、保健所の検査内容は以下のようなものが一般的ですが、地域によって若干の違いがある場合もあります。具体的な要件については、開業を予定している市区町村の保健所に直接確認することをおすすめします。

    1.衛生管理計画の提出

    飲食店の経営者は、衛生管理計画書を作成し、保健所に提出する必要があります。この計画書には、食品の取り扱い方法、食品の保存・調理・提供方法、従業員の衛生管理などが含まれます。

    2.衛生状態の確認

    保健所の職員が飲食店を訪れ、施設の衛生状態を確認します。清潔な厨房や調理器具、食品の保存方法、ゴミの処理方法などがチェックされます。

    3.食品衛生の知識や従業員の衛生管理

    飲食店の従業員は、食品衛生に関する基本的な知識を持っている必要があります。保健所では、従業員の衛生管理や衛生教育の実施状況を確認します。

    4.食品の衛生状態の確認

    提供される食品の衛生状態も検査の対象となります。食材の購入元の管理状況や保存方法、食材の表示・表示期限の確認などがチェックされます。

    5.排水・廃棄物の処理

    飲食店は、排水や廃棄物の処理方法についても規定を守る必要があります。保健所では、これらの処理方法が衛生基準に適合しているかどうかを確認します。

    6.営業許可の取得

    検査が合格した場合、保健所から営業許可が交付されます。営業許可を受けることで、飲食店の営業を開始することができます。

    これらは一般的な検査項目ですが、地域や業態によって要件が異なる場合もあります。開業を予定している市区町村の保健所に直接相談して、具体的な検査内容や手続きについて詳細な情報を入手することが重要です。保健所のウェブサイトや窓口に問い合わせるか、直接面談して相談することをおすすめします。

    また、飲食店の開業には他にも以下のような要件が一般的に求められます。

    飲食店の開業に求められる5つの要件

    1.営業許可申請書の提出

    営業許可を取得するためには、市区町村の保健所に営業許可申請書を提出する必要があります。申請書には、店舗の所在地や営業形態、営業時間などの情報が含まれます。

    2.食品衛生責任者の指定

    飲食店では、食品衛生に関する責任者を指定する必要があります。食品衛生責任者は、食品の衛生管理や従業員の教育などを担当します。

    3.消防設備や安全対策の確認

    東海地区では、消防法に基づく消防設備や安全対策の確認も求められます。消防署との連絡や検査が必要な場合もあります。

    4.売上申告や税金の手続き

    飲食店の経営には、売上申告や税金の手続きも必要です。地方自治体や税務署の規定に従って申告や納税手続きを行う必要があります。

    5.契約や商業登記の手続き

    開業にあたっては、賃貸契約や商業登記の手続きも必要です。店舗の賃貸契約を取り交わしたり、商業登記を行ったりすることで、法的な形式を整えることができます

    これらは一般的な開業手続きの一部です。具体的な要件や手続きは、地域や業態によって異なる場合があります。開業を予定している地域の市区町村役場や関連する機関に相談し、詳細な情報を入手してください。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    検査の問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【甲信越地区】保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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    大手飲食店や飲食店以外の教育施設や温浴施設の厨房設計・販売の実績多数のグループ会社「キッチンテクノ」からのご案内も可能です。

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    他の厨房機器のメンテナンス・厨房選びの関連記事はこちら

    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/select/2680/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2338/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2597/
  • 【東海】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    【東海】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    また、今回は、厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる保健所など検査の問合せ先一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    東海地区で飲食店を開業するのに必要な保健所の検査内容とは

    東海地区で飲食店を開業する場合、保健所の検査内容は以下のようなものが一般的ですが、地域によって若干の違いがある場合もあります。具体的な要件については、開業を予定している市区町村の保健所に直接確認することをおすすめします。

    1.衛生管理計画の提出

    飲食店の経営者は、衛生管理計画書を作成し、保健所に提出する必要があります。この計画書には、食品の取り扱い方法、食品の保存・調理・提供方法、従業員の衛生管理などが含まれます。

    2.衛生状態の確認

    保健所の職員が飲食店を訪れ、施設の衛生状態を確認します。清潔な厨房や調理器具、食品の保存方法、ゴミの処理方法などがチェックされます。

    3.食品衛生の知識や従業員の衛生管理

    飲食店の従業員は、食品衛生に関する基本的な知識を持っている必要があります。保健所では、従業員の衛生管理や衛生教育の実施状況を確認します。

    4.食品の衛生状態の確認

    提供される食品の衛生状態も検査の対象となります。食材の購入元の管理状況や保存方法、食材の表示・表示期限の確認などがチェックされます。

    5.排水・廃棄物の処理

    飲食店は、排水や廃棄物の処理方法についても規定を守る必要があります。保健所では、これらの処理方法が衛生基準に適合しているかどうかを確認します。

    6.営業許可の取得

    検査が合格した場合、保健所から営業許可が交付されます。営業許可を受けることで、飲食店の営業を開始することができます。

    これらは一般的な検査項目ですが、地域や業態によって要件が異なる場合もあります。開業を予定している市区町村の保健所に直接相談して、具体的な検査内容や手続きについて詳細な情報を入手することが重要です。保健所のウェブサイトや窓口に問い合わせるか、直接面談して相談することをおすすめします。

    また、飲食店の開業には他にも以下のような要件が一般的に求められます。

    飲食店の開業に求められる5つの要件

    1.営業許可申請書の提出

    営業許可を取得するためには、市区町村の保健所に営業許可申請書を提出する必要があります。申請書には、店舗の所在地や営業形態、営業時間などの情報が含まれます。

    2.食品衛生責任者の指定

    飲食店では、食品衛生に関する責任者を指定する必要があります。食品衛生責任者は、食品の衛生管理や従業員の教育などを担当します。

    3.消防設備や安全対策の確認

    東海地区では、消防法に基づく消防設備や安全対策の確認も求められます。消防署との連絡や検査が必要な場合もあります。

    4.売上申告や税金の手続き

    飲食店の経営には、売上申告や税金の手続きも必要です。地方自治体や税務署の規定に従って申告や納税手続きを行う必要があります。

    5.契約や商業登記の手続き

    開業にあたっては、賃貸契約や商業登記の手続きも必要です。店舗の賃貸契約を取り交わしたり、商業登記を行ったりすることで、法的な形式を整えることができます

    これらは一般的な開業手続きの一部です。具体的な要件や手続きは、地域や業態によって異なる場合があります。開業を予定している地域の市区町村役場や関連する機関に相談し、詳細な情報を入手してください。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    検査の問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【東海地区】保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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    他の厨房機器のメンテナンス・厨房選びの関連記事はこちら

    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/select/2680/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2338/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2597/
  • 【九州・沖縄】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    【九州・沖縄】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    また、今回は、厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる保健所など検査の問合せ先一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    九州・沖縄地区で飲食店を開業するのに必要な保健所の検査内容とは

    九州・沖縄地区で飲食店を開業する場合、保健所の検査内容は以下のようなものが一般的ですが、地域によって若干の違いがある場合もあります。具体的な要件については、開業を予定している市区町村の保健所に直接確認することをおすすめします。

    1.衛生管理計画の提出

    飲食店の経営者は、衛生管理計画書を作成し、保健所に提出する必要があります。この計画書には、食品の取り扱い方法、食品の保存・調理・提供方法、従業員の衛生管理などが含まれます。

    2.衛生状態の確認

    保健所の職員が飲食店を訪れ、施設の衛生状態を確認します。清潔な厨房や調理器具、食品の保存方法、ゴミの処理方法などがチェックされます。

    3.食品衛生の知識や従業員の衛生管理

    飲食店の従業員は、食品衛生に関する基本的な知識を持っている必要があります。保健所では、従業員の衛生管理や衛生教育の実施状況を確認します。

    4.食品の衛生状態の確認

    提供される食品の衛生状態も検査の対象となります。食材の購入元の管理状況や保存方法、食材の表示・表示期限の確認などがチェックされます。

    5.排水・廃棄物の処理

    飲食店は、排水や廃棄物の処理方法についても規定を守る必要があります。保健所では、これらの処理方法が衛生基準に適合しているかどうかを確認します。

    6.営業許可の取得

    検査が合格した場合、保健所から営業許可が交付されます。営業許可を受けることで、飲食店の営業を開始することができます。

    これらは一般的な検査項目ですが、地域や業態によって要件が異なる場合もあります。開業を予定している市区町村の保健所に直接相談して、具体的な検査内容や手続きについて詳細な情報を入手することが重要です。保健所のウェブサイトや窓口に問い合わせるか、直接面談して相談することをおすすめします。

    また、飲食店の開業には他にも以下のような要件が一般的に求められます。

    飲食店の開業に求められる5つの要件

    1.営業許可申請書の提出

    営業許可を取得するためには、市区町村の保健所に営業許可申請書を提出する必要があります。申請書には、店舗の所在地や営業形態、営業時間などの情報が含まれます。

    2.食品衛生責任者の指定

    飲食店では、食品衛生に関する責任者を指定する必要があります。食品衛生責任者は、食品の衛生管理や従業員の教育などを担当します。

    3.消防設備や安全対策の確認

    九州・沖縄地区では、消防法に基づく消防設備や安全対策の確認も求められます。消防署との連絡や検査が必要な場合もあります。

    4.売上申告や税金の手続き

    飲食店の経営には、売上申告や税金の手続きも必要です。地方自治体や税務署の規定に従って申告や納税手続きを行う必要があります。

    5.契約や商業登記の手続き

    開業にあたっては、賃貸契約や商業登記の手続きも必要です。店舗の賃貸契約を取り交わしたり、商業登記を行ったりすることで、法的な形式を整えることができます

    これらは一般的な開業手続きの一部です。具体的な要件や手続きは、地域や業態によって異なる場合があります。開業を予定している地域の市区町村役場や関連する機関に相談し、詳細な情報を入手してください。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    検査の問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【九州・沖縄地区】保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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    他の厨房機器のメンテナンス・厨房選びの関連記事はこちら

    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/select/2680/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2338/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2597/
  • 【近畿】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    【近畿】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    また、今回は、厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる保健所など検査の問合せ先一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    近畿地区で飲食店を開業するのに必要な保健所の検査内容とは

    近畿地区で飲食店を開業する場合、保健所の検査内容は以下のようなものが一般的ですが、地域によって若干の違いがある場合もあります。具体的な要件については、開業を予定している市区町村の保健所に直接確認することをおすすめします。

    1.衛生管理計画の提出

    飲食店の経営者は、衛生管理計画書を作成し、保健所に提出する必要があります。この計画書には、食品の取り扱い方法、食品の保存・調理・提供方法、従業員の衛生管理などが含まれます。

    2.衛生状態の確認

    保健所の職員が飲食店を訪れ、施設の衛生状態を確認します。清潔な厨房や調理器具、食品の保存方法、ゴミの処理方法などがチェックされます。

    3.食品衛生の知識や従業員の衛生管理

    飲食店の従業員は、食品衛生に関する基本的な知識を持っている必要があります。保健所では、従業員の衛生管理や衛生教育の実施状況を確認します。

    4.食品の衛生状態の確認

    提供される食品の衛生状態も検査の対象となります。食材の購入元の管理状況や保存方法、食材の表示・表示期限の確認などがチェックされます。

    5.排水・廃棄物の処理

    飲食店は、排水や廃棄物の処理方法についても規定を守る必要があります。保健所では、これらの処理方法が衛生基準に適合しているかどうかを確認します。

    6.営業許可の取得

    検査が合格した場合、保健所から営業許可が交付されます。営業許可を受けることで、飲食店の営業を開始することができます。

    これらは一般的な検査項目ですが、地域や業態によって要件が異なる場合もあります。開業を予定している市区町村の保健所に直接相談して、具体的な検査内容や手続きについて詳細な情報を入手することが重要です。保健所のウェブサイトや窓口に問い合わせるか、直接面談して相談することをおすすめします。

    また、飲食店の開業には他にも以下のような要件が一般的に求められます。

    飲食店の開業に求められる5つの要件

    1.営業許可申請書の提出

    営業許可を取得するためには、市区町村の保健所に営業許可申請書を提出する必要があります。申請書には、店舗の所在地や営業形態、営業時間などの情報が含まれます。

    2.食品衛生責任者の指定

    飲食店では、食品衛生に関する責任者を指定する必要があります。食品衛生責任者は、食品の衛生管理や従業員の教育などを担当します。

    3.消防設備や安全対策の確認

    近畿地区では、消防法に基づく消防設備や安全対策の確認も求められます。消防署との連絡や検査が必要な場合もあります。

    4.売上申告や税金の手続き

    飲食店の経営には、売上申告や税金の手続きも必要です。地方自治体や税務署の規定に従って申告や納税手続きを行う必要があります。

    5.契約や商業登記の手続き

    開業にあたっては、賃貸契約や商業登記の手続きも必要です。店舗の賃貸契約を取り交わしたり、商業登記を行ったりすることで、法的な形式を整えることができます

    これらは一般的な開業手続きの一部です。具体的な要件や手続きは、地域や業態によって異なる場合があります。開業を予定している地域の市区町村役場や関連する機関に相談し、詳細な情報を入手してください。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    検査の問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【近畿地区】保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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    内装工事や厨房機器の購入のご相談は、是非テンポスにお任せください。

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    大手飲食店や飲食店以外の教育施設や温浴施設の厨房設計・販売の実績多数のグループ会社「キッチンテクノ」からのご案内も可能です。

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    他の厨房機器のメンテナンス・厨房選びの関連記事はこちら

    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/select/2680/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2338/
    https://test-tenpos.tenposfoodplace.jp/foodmedia/management/2597/
  • 【関東】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    【関東】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    また、今回は、厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器について深堀し、最後に、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる保健所など検査の問合せ先一覧をダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。

    関東地区で飲食店を開業するのに必要な保健所の検査内容とは

    関東地区で飲食店を開業する場合、保健所の検査内容は以下のようなものが一般的ですが、地域によって若干の違いがある場合もあります。具体的な要件については、開業を予定している市区町村の保健所に直接確認することをおすすめします。

    1.衛生管理計画の提出

    飲食店の経営者は、衛生管理計画書を作成し、保健所に提出する必要があります。この計画書には、食品の取り扱い方法、食品の保存・調理・提供方法、従業員の衛生管理などが含まれます。

    2.衛生状態の確認

    保健所の職員が飲食店を訪れ、施設の衛生状態を確認します。清潔な厨房や調理器具、食品の保存方法、ゴミの処理方法などがチェックされます。

    3.食品衛生の知識や従業員の衛生管理

    飲食店の従業員は、食品衛生に関する基本的な知識を持っている必要があります。保健所では、従業員の衛生管理や衛生教育の実施状況を確認します。

    4.食品の衛生状態の確認

    提供される食品の衛生状態も検査の対象となります。食材の購入元の管理状況や保存方法、食材の表示・表示期限の確認などがチェックされます。

    5.排水・廃棄物の処理

    飲食店は、排水や廃棄物の処理方法についても規定を守る必要があります。保健所では、これらの処理方法が衛生基準に適合しているかどうかを確認します。

    6.営業許可の取得

    検査が合格した場合、保健所から営業許可が交付されます。営業許可を受けることで、飲食店の営業を開始することができます。

    これらは一般的な検査項目ですが、地域や業態によって要件が異なる場合もあります。開業を予定している市区町村の保健所に直接相談して、具体的な検査内容や手続きについて詳細な情報を入手することが重要です。保健所のウェブサイトや窓口に問い合わせるか、直接面談して相談することをおすすめします。

    また、飲食店の開業には他にも以下のような要件が一般的に求められます。

    飲食店の開業に求められる5つの要件

    1.営業許可申請書の提出

    営業許可を取得するためには、市区町村の保健所に営業許可申請書を提出する必要があります。申請書には、店舗の所在地や営業形態、営業時間などの情報が含まれます。

    2.食品衛生責任者の指定

    飲食店では、食品衛生に関する責任者を指定する必要があります。食品衛生責任者は、食品の衛生管理や従業員の教育などを担当します。

    3.消防設備や安全対策の確認

    関東地区では、消防法に基づく消防設備や安全対策の確認も求められます。消防署との連絡や検査が必要な場合もあります。

    4.売上申告や税金の手続き

    飲食店の経営には、売上申告や税金の手続きも必要です。地方自治体や税務署の規定に従って申告や納税手続きを行う必要があります。

    5.契約や商業登記の手続き

    開業にあたっては、賃貸契約や商業登記の手続きも必要です。店舗の賃貸契約を取り交わしたり、商業登記を行ったりすることで、法的な形式を整えることができます

    これらは一般的な開業手続きの一部です。具体的な要件や手続きは、地域や業態によって異なる場合があります。開業を予定している地域の市区町村役場や関連する機関に相談し、詳細な情報を入手してください。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
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    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    検査の問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!「【関東地区】保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

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  • 【まとめ】飲食店が「儲かる」いちばんの近道!集客成功のヒケツ8選

    【まとめ】飲食店が「儲かる」いちばんの近道!集客成功のヒケツ8選

    皆さんは、いろいろな目標や夢を描いて飲食店を開業されたと思います。開業された後は、想像していた以上に大変なことが多く苦労されている方も多いのではないでしょうか?

    飲食店を開業された皆さんが、しっかりと収益を上げて安定経営を保っていただくために、多岐にわたりますが、しっかりと儲けていただくためのいくつかの重要な要素に関して、今回は、飲食店の方々に飲食店が「儲かる」いちばんの近道!「集客成功のヒケツ」に関して8つの記事をピックアップして紹介します。

    【人気の記事】飲食店のTikTok活用術~メリットや集客に効果的な動画の撮影・編集・配信方法について紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    飲食店の集客成功に必要な販促ツールや配慮とは?

    飲食店開業の際、また開業後の集客成功には多種多様な販促物が必要となります。飲食店にとって販促物はなくてはならないものです。とくに重要な7項目を紹介しますので、こちらを参考にして優先度をつけて準備を進めましょう。

    飲食店の集客に必要な販促物7選!費用を抑えて用意するためには?

    また、配慮する点として「子ども連れファミリーの心をつかむこと」は、集客の際に重要な要素のひとつです。小さな子どもを持つ親にとって外食のハードルは高く、子どもの年齢によっては選べる店も限られます。親も子どもも楽しく、安心して食事ができるように工夫し、集客や満足度アップにつなげている飲食店の事例をご紹介します。

    子ども連れファミリーの心をつかむ! 空間、サービス、メニューの配慮で集客アップ
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    集客につなげる「客数・客単価アップ」の考え方、具体的な対策は?

    飲食店を経営する中で「いかに売上をアップさせるか」は、目まぐるしく経営環境が変わる厳しい時代を生き残るための至上命題です。直近では、ほとんどの店舗が、コロナ禍での営業自粛や時短営業で思うような集客が出来ず苦労されたはずです。ここでは、改めて「客数・客単価アップ」の基本的な考え方を紹介します。

    飲食店が売上を上げるには?~客数・客単価アップの考え方、具体的な対策を紹介
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    また、飲食店にとって、集客の目玉になる看板メニューや名物料理があることは繁盛店になるための重要な要素で、多店舗との差別化を図る重要な要素のひとつです。ここでは、食材や調理法、盛り付け、提供方法など、様々な工夫で独自性を打ち出している事例を8つ紹介します。

    【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~       ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    集客につなげる「客数・客単価アップ」のためには、基本的な考え方を理解し、集客の目玉になる看板メニューや名物料理で差別化を図っていきましょう。

    集客にはイベント実施も大事!成功につながる実施ポイントとは?

    様々な手を打っても完璧な答えはない飲食店の経営は難しいものです。どんなに美味しい料理を用意してもお店に来店してくれるきっかけを作らないとお客様は来店してくれません。集客のための取り組みはたくさんありますが、「イベント」を開催することもその取り組みのひとつです。

    しかし、「飲食店でイベントを開こう!」と思っても、実際に何をしたらいいかを考えるのは大変です。
    そこで、今回は飲食店でできる「イベント」の参考例をいくつか紹介します。

    飲食店の集客につながるイベント開催のポイント!

    イベント開催が決定したら、ぜひ、ポスターやチラシでお客さんに宣伝して、来店促進・リピート促進につなげましょう!

    今や主流!話題の「TikTok」や「SNS」、昔から根強い「チラシ」の効果とは?

    飲食店の集客アップに効果的なSNSやチラシ、看板などの情報発信ツール。それぞれの強みや弱み、特徴、活用ポイントなどを紹介するとともに、集客アップに必要な基礎知識も紹介します。15秒から1分ほどの短尺動画を投稿できる「TikTok」についてもこれを機に理解を深めてみましょう。

    飲食店の集客アップにはこれが効く!~チラシからSNSまでコストや強みを紹介
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    TikTokでは、「まだお店を使ったことのないユーザーが行ったつもりになれる体験」ができる動画を投稿することが大切です。そのためには、店舗アカウントとしてTikTokを始めるより、「お店のアンバサダー」としてアカウントを運用することをおすすめします。アンバサダーとは「コアなファン」のことです。自分のお店を一消費者として体験して、魅力が伝わる動画を作成してみてください。

    今、集客に力を入れるなら「TikTok」が最適!TikTokの効果的な活用方法とは?

    TikTokは集客の新常識となってきています。この波に乗り遅れないよう、今のうちに動画型集客を始めてみませんか?

    集客にはイベント実施も大事!成功につながる実施ポイントとは?

    様々な集客方法を説明させていただきましたが、「自分たちで集客を行うのは難しそうだし、大変そうだな。」という方も多いのではないでしょうか?

    最後に、「インターネット集客を始めてみたい。グルメサイトにお店を掲載したいけどたくさんあってどのサイトに掲載したらいいのか決められない。」という方はこちらをお読みください。

    テンポスがグルメサイトへの掲載をおすすめする理由と各グルメサイトの違いをお教えします!

    グルメサイト徹底比較!これを見れば違いが分かる。あなたのお店にあった集客方法とは?

    グルメサイトと言ってもそれぞれ特徴があり、自分のお店に合うサイトを選んで掲載することが大切です。より集客効果を高める為にも、販促にかけられる予算を検討し、ぜひこの記事でグルメサイトを比較してください。

    とめ

    ここまで、8つの記事内で集客成功のヒケツをご紹介しました。ポイントを抑えながら、質の高い商品とサービスを提供し、顧客の信頼を得ることができれば、集客の成功につながるでしょう。

    以下に「おさらい」として5つのポイントをまとめましたので、ぜひ自分たちのお店で実践できているか確認をしてみましょう。

    1.高品質な料理とサービス

    おいしい料理と素晴らしいサービスは、顧客の満足度を高め、リピーターを増やすために欠かせません。メニューのバラエティや食材の品質にも注意を払い、スタッフのトレーニングや接客マナーの向上にも力を入れましょう。

    2.独自のコンセプトや特徴

    競争の激しい飲食業界で成功するためには、独自のコンセプトや特徴を持つことが重要です。例えば、特定の料理の専門店や、地元の食材を使用したメニューなど、他店との差別化を図ることができます。

    3.マーケティングと宣伝

    お店の存在や特徴を広く知ってもらうためには、効果的なマーケティングと宣伝が必要です。SNSやウェブサイト、口コミなど、様々な手段を活用して集客効果を高めましょう。

    4.コスト管理と効率性

    収益を最大化するためには、コスト管理と効率性の向上が重要です。原材料の仕入れやストック管理、労働力の最適化など、経営の側面にも目を向けて効果的な取り組みを行いましょう。

    5.顧客の声を大切にする

    顧客の意見やフィードバックを真摯に受け止めることは、お店の改善と成長につながります。定期的なアンケートやフィードバックの収集、顧客との対話を通じて、顧客満足度を向上させる努力を続けましょう。

    これらは一般的な秘訣ですが、地域や業態によっても異なる要素が存在するかもしれません。したがって、自身のビジネスに適した戦略を見つけるためには、市場調査や競合分析などを行い、独自のアプローチを模索することが重要です。

    「おさらい」として5つのポイントは、いかがでしたでしょうか。
    テンポスドットコムでは、様々な視点から飲食店の集客成功を全力で応援します。
    自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

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  • 飲食店で必須の保健所検査!チェックすべき基準と合格のポイントとは?

    飲食店で必須の保健所検査!チェックすべき基準と合格のポイントとは?

    飲食店にとって、開業時に様々な検査が必要となりますが、特に保健所検査は、公衆衛生や安全性を確保するために非常に重要な要素です。以下に、チェックすべき基準と合格するための一般的な8つのポイントについて分かりやすく説明します。

    ただし、地域によってルールや要件が異なる場合もあるため、地元の保健所のガイドラインに従うことが最も重要ですので、必ず確認をしましょう。

    チェックすべき基準と合格するための一般的な8つのポイント

    1. 食品の保管と衛生管理

    ・食品の保管場所が清潔で、適切な温度で保管されているか確認します。
    ・食品の衛生管理が行われており、交差汚染を防ぐために異なる食材が分離されているか確認します。
    ・期限切れの食品がないか、食材のラベリングが適切に行われているか確認します。

    2.厨房の衛生状態食品の保管と衛生管理

    ・厨房が清潔に保たれ、定期的な清掃が行われているか確認します。
    ・調理器具やカウンターなどの作業スペースが適切に衛生管理されているか確認します。
    ・廃棄物やゴミの処理が適切に行われ、衛生的な状態に保たれているか確認します。

    3.従業員の衛生管理

    ・従業員が手を適切に洗っているか、手指消毒を行っているか確認します。
    ・飲食物の調理や接客に従事する従業員が、咳やくしゃみをする場合にはマスクを着用しているか確認します。
    ・従業員が病気や感染症の症状を示す場合には、飲食業務から離れるよう指導されているか確認します。

    4.衛生教育と訓練

    ・従業員が食品衛生に関する基本的な知識を持っているか確認します。
    ・飲食店が従業員に対して定期的な衛生教育や訓練を実施しているか確認します。
    これらは一般的な基準ですが、保健所の検査ではさまざまな要素が評価されます。

    飲食店が検査に合格するためには、以下のポイントにも注意する必要があります。

    5.食品の調理と加熱

    ・食材の調理が適切に行われ、食品が適切な温度で加熱されているか確認します。食中毒を引き起こす可能性のある菌が除去されるような適切な加熱が行われていることが求められます。

    6.飲食物の衛生管理

    ・サニタイズされた飲料水が提供されているか確認します。
    ・食品の包装や取り扱いが衛生的に行われているか確認します。

    7.客席とトイレの衛生状態

    ・店内の客席やテーブルが清潔に保たれているか確認します。
    ・トイレが清潔に保たれ、手洗い設備やトイレットペーパーなどの必要なアイテムが充足されているか確認します。

    8.安全対策と衛生管理の文書化

    ・飲食店が安全対策や衛生管理に関する適切な文書や記録を保持しているか確認します。これには食材の仕入れ元の情報、衛生教育や訓練の実施記録、定期的な清掃のスケジュールなどが含まれます。

    これらの基準とポイントを満たすことが、保健所検査に合格するために重要です。飲食店は定期的な検査を受け、衛生管理の向上と食品の安全性を確保するために努力する必要があります。

    飲食店の資格・許認可についてはこちら

    さらに、飲食店の開業時に必要な厨房機器を、専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
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    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    内装工事や厨房機器購入のご相談は、是非テンポスドットコムにお任せください。

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    まとめ

    飲食店開業時には、様々な検査が必要となりますが、特に保健所検査は、公衆衛生や安全性を確保するために非常に重要な要素です。

    チェックすべき基準と合格するための一般的な8つのポイントをしっかりチェックし、保健所の検査に必要な厨房機器が揃っているかを確認しましょう。

    また、保健所検査以外にも衛生管理に必要となる資格・許可がいくつかあります。

    下記URLでは、飲食店開業にあたり、重要な資格のひとつ、これがないと開業できない「保健所検査」について深堀し、「これはありがたい。」と思っていただける、各エリアごとに異なる連絡先窓口などをダウンロードできる便利な「コンテンツ」をご紹介します。
    合わせてチェックしてみてください。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!全国10地区版の「保健所検査や衛生管理に関する参照リンク集」を「無料」でダウンロードできます。

    ダウンロードは下記10地区のご希望の記事リンクをクリックし、該当記事上部からダウンロードしてください。

    【北海道】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8331/

    【東北】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8343/

    【関東】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8192/

    【甲信越】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8327/

    【北陸】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8347/

    【東海】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8322/

    【近畿】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8222/

    【中国】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8335/

    【四国】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8339/

    【九州・沖縄】飲食店の保健所検査でチェックされる内容とは?
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/8316/

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  • 最大1000万円補助!「外食産業事業成長支援補助金」

    最大1000万円補助!「外食産業事業成長支援補助金」

    公募期間は2023年5月31日まで。中・小規模の飲食店の事業に最大1000万円補助

    農林水産省は、外食産業の事業成長に向けた前向きな取り組み等を支援することを目的として、「外食産業事業成長支援補助金」を公募することを発表しました。

    応募期間は2023年4月17日から5月31日まで、最大1000万円が補助される内容となっています。

    マスクや出入国の緩和がされ、人出が多くなり外食の機会が多くなってきている今、この補助金を使ってお店をパワーアップするチャンスなのではないでしょうか。店舗改装から機械導入、広告宣伝費など、補助対象となる取り組みは多岐に渡っていることに注目です。

    応募期間

    2023年4月17日(月)~5月31日(水)17:00 までにWebフォームより応募書類を提出
    ※実施期間は交付決定日~2024年2月15日(木)
    ※公募要領、記入様式などが後日公開される予定とのことです。

    ▼【公募のご案内】外食産業事業継続緊急支援対策事業の公募を行います

    https://jmac-foods.com/adopted/1346/

    応募対象者

    中小・中規模の飲食店
    ※応募は、共同事業者(コンサル・金融機関・ベンダー等)と共同申請が必要。

    前提として、2021年度から22年度の売上伸長が115%以下であること。
    ※売上伸長率は、決算資料(または確定申告等)での証明が必要です。

    補助金額

    補助上限は1000万円、補助率は1/2以内

    補助対象となる取り組み

    飲食店における売上拡大、収益増加を目的とした業態転換や事業成長の取り組み等が補助対象となります。補助対象経費は以下が挙げられています。

    建物費
    補助事業のために使用される事務所、生産施設、加工施設、販売施設、検査施設、共同作業場、倉庫など建物の建設・改修に要する経費  など

    機械装置・システム構築費
    専ら補助事業のために使用される機械装置、工具・器具(測定工具・検査工具等)の購入、製作、借用に要する経費  など

    技術導入費
    本事業遂行のために必要な知的財産権等の導入に要する経費  など

    運搬費
    運搬料、宅配便・郵送料等に要する経費  など

    広告宣伝・販売促進費
    本事業で開発又は提供する製品・サービスに係る広告(パンフレット、動画、写真等)の作成及び媒体掲載、展示会出展(海外展示会を含む)、セミナー開催、市場調査、営業代行利用、マーケティングツール活用等に係る経費  など

    研修費
    本事業の遂行のために必要な教育訓練や講座受講等に係る経費  など

    その他の経費
    本事業を行うために必要と認められる、上記に含まれない経費

    委託費
    本事業を遂行する上で、特殊な知識・技術等を必要とする場合に、事業の一部を、能力を有する第三者に委託する経費 など

    補助内容の取り組み例として、パンフレットには以下のようなことが挙げられています。

    【現在扱っている商品・サービスの内容を変える】
    ・居酒屋から焼肉店に転換する
    ・テイクアウト・デリバリー用のメニューを開発する
    ・新しい食材とメニューで新たな顧客を獲得する
    ・飲料の計量自販機を設置し、お客様自身で受け取る仕組みをつくる
    ・お客様のスマホを活用した多言語セルフオーダーシステムを導入する

    【商品・サービスの提供方法を変える】
    ・イートインからテイクアウトを拡大するため販売窓口を設置する
    ・キッチンカーを改装し、店舗外での販売を強化する
    ・店舗での人気商品をECサイトで全国に販売する
    ・半加工品の冷凍保存による、調理時間の短縮と業務効率化を計る

    例えば居酒屋から焼肉店へ業態変更する場合、テンポスでどんな相談ができそう?

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    店内レイアウトの変更、厨房機器、焼肉用テーブル・ダクト管の設置など

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    セルフオーダーシステムの導入

    セルフオーダーやセルフレジを組み合わせるシステム構築費など

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    POS+selfregi

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    通信販売による販路拡大

    通販をする商品を真空、冷凍保存する調理道具の導入、ECサイトの構築や、SNSなどを使った広告宣伝
    飲食店向けホームページ制作

    飲食店向けホームページ制作はこちら

    冷凍自動販売機【ど冷えもん】

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    テイクアウト ・デリバリーを始める

    テイクアウト・デリバリーについてはこちら

    キッチンカー

    キッチンカーについてはこちら

    例えば、店舗改装やデリバリーの準備などで一式3000万円かかるとした場合、補助率は1/2ですが上限金額が1000万円になるため、最大で1000万円が補助されることになります。ただし、事業計画内容などによって補助金額が確定されるため、必ずしも1000万円補助されるわけではないため、注意が必要です。

    また、応募時点で既に発注していたり購入した設備については補助の対象とならないので、補助金が出る見込みで前もって準備してしまうことのないように注意しましょう。

    また、2021年度から22年度の売上伸長が115%以上であっても、2019年度比で100%以下の事業者は対象となる旨が「外食産業事業成長支援の告知チラシ」のよくある質問に挙がっていますので、コロナ禍以降から頑張って売上を伸ばしてるよ!という方もぜひ確認をしてみてください。

  • 【まとめ】カフェ開業成功のヒケツ8選~ポイントと成功事例~

    【まとめ】カフェ開業成功のヒケツ8選~ポイントと成功事例~

    カフェを開業するには、いくつかの成功のためのヒントがあります。以下にいくつかの重要なポイントを紹介します。

    ビジネスプランの策定:開業前に、ビジネスプランを作成し、費用、収益、人件費、設備購入費などを考慮して財務計画を立てることが重要です。

    顧客を知る:自分たちが提供する製品やサービスを必要とする顧客層を知ることが重要です。場所、人口統計、ライフスタイル、嗜好などを考慮して、ターゲット市場を明確にし、顧客のニーズに応える商品を提供しましょう。

    場所の選定:成功するためには、人通りが多く、アクセスしやすい場所に喫茶店を開業することが大切です。また、競合他社の存在や、周辺環境も考慮することが重要です。

    メニューの開発:顧客のニーズに応えるように、美味しい飲み物や食べ物のメニューを開発することが重要です。また、定期的にメニューを更新し、季節やトレンドに合わせた新しいアイデアを取り入れることも重要です。

    スタッフの育成:顧客満足度を高めるために、経験豊富なスタッフを採用し、十分なトレーニングを行うことが重要です。また、スタッフのコミュニケーション能力を向上させ、親切で丁寧な接客を心がけることも大切です。

    マーケティング戦略の実行:顧客のニーズを満たし、競合他社と差別化するために、インターネットやSNSを活用したマーケティング戦略を実行することが重要です。また、地域のコミュニティに積極的に参加し、宣伝効果を高めることも大切です。

    これらのポイントを抑えながら、質の高い商品とサービスを提供し、顧客の信頼を得ることができれば、カフェ・喫茶店開業の成功につながるでしょう。

    今回は、カフェ開業を検討中の方々に「新規開業前に要チェック」すべき「成功のヒケツ」に関して8つの記事をピックアップして紹介します。

    カフェを開業するのに必要な厨房機器は?

    カフェを開業しようとすると様々な物が必要になります。
    これからカフェを開業しようとしている方、開業しようか検討されている方は、必要になる機械や設備を把握し、準備することから始めましょう。
    まずは、何を揃えたらいいかわからない、全部揃えたら金額はいくらくらいになるのか知りたい、さらに初期費用を抑えたい未来のカフェオーナーの方向けに、カフェの厨房機器はどういうものが良いのか、初期費用を抑えるための費用シミュレーションなどを踏まえて説明いたします。

    カフェ・喫茶店を開業するのに必要なものは?カフェ・喫茶店開業前厨房機器リスト

    カフェや喫茶店を開業する場合には、様々な物を用意しなければなりません。
    それぞれの機器にメーカーが複数存在するので、決めるのはとても時間がかかり大変な作業になるかもしれません。
    しかし、そこで悩んで決めた機器がそのお店の個性となり、お客様に美味しい一杯やくつろぎのひとときを提供します。
    一人ですべてを決めるのが大変な場合は、すぐに飲食店のプロに相談しましょう。

    カフェを開業し経営するために必要となる資格や申請は?

    資格、申請というとほとんどの方が苦手意識をもたれるのではないでしょうか?これからカフェを開業し経営しようと計画中のみなさんのために一つ一つの資格の注意点や申請方法をご紹介します。

    カフェを開業し経営するために必要となる資格や申請は?

    また、カフェを開業する際に、営業許可証を取得するためには、「調理師」、「栄養士」、「食品衛生責任者」などいずれかの資格が必要になりますが、「食品衛生責任者」がもっとも簡単に取得できます。

    食品衛生責任者は、カフェ開業には必要になる資格です。
    1日で取得できる資格ではありますが、東京都や大阪など人口の多い地域では1~3ヶ月先の予約が埋まっている場合がある為、早めに予約しましょう。

    食品衛生責任者の取得方法を解説!飲食店開業に向けた重要な資格!

    また、出店へのハードルが低いカフェや喫茶店。一方で客単価は低く競合店も多いため、しっかりコンセプトを練って開業が必要です。カフェや喫茶店を開業するにはどんな資格・申請が必要で、資金はどれくらい用意すればよいのか。コンセプトやメニュー設計など、どんな店づくりをすることが成功への近道なのかを紹介します。

    【人気の記事】カフェ&喫茶店開業に必要な基礎知識~資金や資格から必要な準備、店づくりのポイントまで紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    他の飲食店より参入しやすいカフェや喫茶店ですが、経営を成功させるには明確なコンセプトづくりと集客のための積極的な宣伝活動は欠かせません。メリットやデメリットを考慮しながら、ぜひ自身に合った開業方法を検討しましょう。

    せっかく開業するなら繁盛店にしたい!注意点とポイントとは?

    食後に楽しめるスイーツやカフェメニューがあれば、売上アップにもつながる可能性が高くなります。カフェメニューを充実させて売上アップやSNSで情報が拡散されるなど、効果を出している事例を紹介します。

    【人気の記事】【事例】カフェメニューでプラスの売上づくり!SNSでの拡散で認知度もアップ
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    また、昨今「昭和レトロ」が注目を集めブームになっています。アイスクリームと真っ赤なチェリーをのせた「クリームソーダ」などのドリンクや食事メニュー、スイーツを充実させ、幅広い年齢層を獲得している、東京・千歳船橋にあるレトロな喫茶店「喫茶パオーン」の事例をご紹介します。

    【人気の記事】懐かしさと新しさが融合し、幅広い客層をつかむ喫茶店とは
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    いざ開業したなら、カフェにとって「何度も足を運んでもらうこと」がファン作りの近道です。ユーザーにとって「通いたい店」にしていくために、あえて、年間500件の閉店サポートをしてきた男が教える注意点とポイントもチェックしておきましょう。

    カフェ・喫茶店の年間500件の閉店サポートをしてきた男が教える注意点とポイント

    例えば、カフェ業態で1~2人で営業することを前提にすれば、「目標月商は100万円」と言われており、売上アップを狙うにはスイーツやカフェメニューの充実が不可欠です。食事を提供する店であれば、スイーツとセットにできるメニューを提案すれば、売上アップにつながる可能性が高いので、ぜひ検討してみましょう。

    意外と盲点が多い!?フランチャイズ展開について詳しく知っておこう

    成功すればチャンスも大きいフランチャイズ(FC)ビジネス。自店をFC化させたいと思う経営者も少なくないはずです。しかし、利益が出やすいビジネスでないと成立しないなど、FC化にはさまざまな危険がありますので、注意すべき点をご紹介します。

    【人気の記事】フランチャイズは危険がいっぱい
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    本部に資産処分権も人事権もないビジネスが、フランチャイズ(FC)ビジネスです。記事内では難しい用語も出て気ますが、フランチャイズ展開を考えている方は、しっかり理解したうえで行うかどうかの判断をしてください。

    とめ

    いかがでしたでしょうか。
    カフェを開業するには様々な対応が必要になりますので、抜け漏れが無いよう、事前にチェックをして準備をしていきましょう。
    また、法改正により、必要な届け出や書類、提出先が変更する可能性もありますので、随時チェックをするようにしましょう。

    テンポスドットコムでは、様々な視点からカフェ・喫茶店の開業成功を全力で応援します。
    自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

    カフェ開業支援の詳細を知る

  • 厨房三種の神器~人手不足解消・効率化・売上UP~

    厨房三種の神器~人手不足解消・効率化・売上UP~

    皆さんは、三種の神器ってご存じですか?

    三種の神器は日本神話において、天孫降臨の際に天照大神がニニギノミコトに授けた三種類の宝物で八咫鏡・天叢雲剣(草薙剣)・八尺瓊勾玉の総称となります。

    そんな、皇位継承のシンボルになぞらえ、新しい生活・習慣を表す、豊かさや憧れの象徴として1950年代にテレビ・洗濯機・冷蔵庫が喧伝されました。その後1960年代半ばには、カラーテレビ・クーラー・自動車が新・三種の神器として喧伝されたそうです。

    では、実生活では豊かさや憧れの象徴として扱われ、ゲームや創作物では、能力を何倍にも向上させる便利アイテムとして扱われる、“三種の神器”ですが、飲食店における三種の神器とは何になるのでしょうか?

    ①スチームコンベクションオーブン

    まず、一つ目の神器はこちら、スチームコンベクションオーブンです。
    コンベクションオーブン(熱した空気をファンで循環させて加熱調理するオーブン)に蒸気発生装置を加え、熱と蒸気をコントロールすることによって1台で複数の調理法を可能にした多機能の加熱調理機器です。

    これ1台で「焼く」「蒸す」「煮る」「炒める」「炊く」「揚げる」などのさまざまな調理ができる、まさに万能調理機器です。

    最大のメリットは、誰でも簡単にボタン操作だけで、複数の料理を同時に大量調理できる点です。
    しかも、時間の節約、業務の効率化だけでなく、調理経験のない方でもシェフに負けないクオリティの味を再現できる、まさに「神器」と呼ぶにふさわしい調理器具です。

    個人的にはこれ1台導入するだけで、劇的に環境が変わるのではないかと考えております。

    ▼よくわかる業務用「スチコン」の選び方 | 飲食店開業の基礎知識
    https://tenposbusters.co.jp/news/1014

    ▼スチームコンベクション特集
    https://www.tenpos.com/c/special-contents1/steam-convection-oven

    ▼新品スチームコンベクションオーブン
    https://www.tenpos.com/c/warmer-all/steam-convection

    ②ブラストチラー

    二つ目は、ブラストチラーです。
    ブラストチラーとは、調理したてで、高温状態の食品を、粗熱とり・急速冷却するための機器です。

    加熱したての熱々の食品を入れることができるので、水分・香り・色などを封印し、食材の風味を逃さずジューシーに仕上げます。

    冷やすというと冷凍冷蔵庫を使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、冷凍冷蔵庫は、既に冷えている食材を保管するための機器です。その為「冷やす」「凍らせる」ために使用してしまうと機器に負担をかけてしまうことになります。

    それに対して、ブラストチラーは「冷やす」「凍らせる」ための加工機器なのです。
    どうしても、加熱工程に注目してしまいがちですが、食品の安全のためには「冷却」の工程も重要です。

    加熱した食品に菌が付着するのを防ぎながら冷却を行う、急速冷却や急速凍結で安全に温度管理を行う事で食品の安全性・美味しさ・品質のアップが図れます。

    再加熱しても作りたての食感、味わいが再現できます。 作り置き保存ができるので、食品のムダも軽減、調理作業が計画的、効率的に行えます。

    なので、スチームコンベクションオーブンで大量に調理した、料理をブラストチラーで急速冷却するイメージが強く、スチームコンベクションオーブンと一緒あるいは、既にスチームコンベクションオーブンを持っている方が追加で購入する印象が強いです。

    ▼ブラストチラーの選び方
    https://www.tenpos.com/c/freezer1/blast-chiller

    ③真空包装機

    最後の三つ目の神器は、真空包装機です。
    3種の中で一番導入障壁が低く、どんな業態のお店でも活躍しやすい機器ではないでしょうか。
    真空包装機はその名の通り、真空でパックするための機械です。

    真空パックすることにより鮮度はもちろん、美味しさを保ったまま保存期間を大幅に延ばすなどの効果があり、商品の価値を高めることができます。

    その為、調理の仕込み時間の短縮はもちろん、そのまま調理し、テイクアウトやデリバリー商品として販売する事も出来ます。

    ▼真空包装機の選び方
    https://www.tenpos.com/c/sealer/vacuum-packaging1

    ▼人気の真空包装機の性能徹底比較
    https://www.tenpos.com/c/special-contents1/comp-machine/comp-vacuum-packaging

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    どの機器も、便利でお店の可能性とビジネスチャンスを広げる物ばかりだったのではないでしょうか?

    三種の神器ですので、勿論3つ全て揃っているのに越した事はないですが、一番大切なのはこの3種の神ががり的な便利さを持った調理機器を使いこなすことですし、その為の仕組みづくりです。

    お店の規模は勿論、立地、今後の展開等、お店ごとにそれぞれ課題や目標・目指す姿も異なっているはずで、まずは自分のお店に必要な物を見つけてみてはいかがでしょうか?

  • 【冷蔵機器編】中・小規模飲食店の厨房機器の選び方

    【冷蔵機器編】中・小規模飲食店の厨房機器の選び方

    飲食店を開業するときに揃える冷蔵機器。いざ、お店を開いてから「冷蔵スペースが足りない」「使い勝手が悪い」「想定していない事が起こった」…なんてトラブルとの直面は避けたいところです。

    スケルトンの状態からお店をつくる場合でない居抜き物件では、冷蔵庫などが備えつけられている場合もありますが、かなり古い製品の場合、あたらしく購入する必要もあると思います。

    今回はそんな冷蔵機器の選定についてまとめました。

    サイズ・容量

    食材を保存するための冷凍冷蔵庫は、飲食店には欠かせないアイテムです。仕入れ頻度を考慮し、どれくらいの量の食材をストックするかを考え、それらをすべて収納できる容量のものを選びましょう。

    連休やお盆、年末年始など仕入れられない期間のストックが出来るかも考える必要があります。冷蔵品が多いのか、冷凍品が多いのかによっても、選ぶタイプは変わります。

    計算目安

    一般的なお店における冷蔵、冷凍容量の計算目安です。
    ストックが多いお店や冷凍保存品が多いお店などは目安より大きい機器を購入しましょう。

    冷蔵容量の計算方法(目安)

    (1人当たりの食材ストック:3L)×(客数)×(3日分)
    ・1日の客数が100名のお店だと・・・
    3L×100人×3日=900L

    冷凍容量の計算方法(目安)(h4)

    冷凍庫容量は冷蔵庫容量の1/3程度が基本です。
    ・先ほどの例のお店だと・・・
    900L÷3=300L

    種類

    冷凍冷蔵庫は、厨房機器のなかでもサイズのバリエーションが豊富です。設置スペースの寸法をはかり、そこに収まるサイズのものを選ぶだけでなく、通路幅や壁の状況なども考慮しないと開け閉めするたびに物にぶつかったり、扉が通路をふさいだりしてストレスになります。

    庫内内装の違い

    ○樹脂(プラスチック)
    価格が安価ですが、劣化により5~7年でひび割れが起こります。

    ○ステンレス
    値段は1.15倍ですが、樹脂と比較して劣化が少ないので長持ちします。

    仕様の違い

    型番の少しの違いで仕様が異なりますので注意しましょう。

    センターピラーレスタイプ

    扉と扉の間の柱が無いため、大きい食材や番重などスムーズに入ります。

    インバーター仕様

    電力の調整を行い、省エネ運転ができるタイプです。電気代の節約になります。

    電気代目安単価:単相100V 27円/kWh

    例:URD-42PM1 年間消費電力量 2,650kWh/年
        2,650kWh/年×27円=71,550円

    例:GRD-122PM(インバーター) 年間消費電力量 1,310kWh/年
        1,310kWh/年×27円=35,370円

    冷却の仕方

    ○強制対流式式(業務用機器の大半)
    庫内にファンがあり、強制的に冷機を循環させるので冷却能力が高い。 

    ○自然対流式
    ファンを使わず、運転音が静か。貯蔵品が乾燥しにくい。

    冷却能力が低いため、ドアの開閉を頻繁に行うと庫内温度が下がりにくい。
    バー・スナックなどにオススメ! 肉・魚の保管や頻繁に開け閉めする使い方はお勧めしません。

    恒温高湿庫

    庫内温度が一定で、直接冷風を当てない為、庫内の湿度が高くなり、食材の劣化を防げます。通常の冷蔵庫より庫内容量が少ない。

    食材を新鮮なまま保存できるので、お寿司屋さんや焼肉屋さんなどにおすすめ!

    電源について

    良く分からない方も多い電源。ポイントを確認しましょう。ご不明点は電気工事業者に確認しましょう。

    電源の種類

    単相100V(家庭と同じ)と三相200V(動力)タイプがあります。
    動力タイプの製品を使用した方が電気代は安くなる傾向があります。

    電気代目安単価:単相100V 27円/kWh :三相200V 16円/kWh

    例:GRD-122PM(100V) 年間消費電力量 1,310kWh/年
        1,310kWh/年×27円=35,370円

    例:GRD-122PMD(動力) 年間消費電力量 1,410kWh/年
        1,410kWh/年×16円=22,560円

    コンセントの種類

    ○単相100V
    コンセント形状は、大きく二種類あります。
    アース端子が付いた三本端子が出ているタイプは、建物側の差込口が対応していなければ二端子に変更するコネクターを使用してください。

    ○三相200V
    動力のコンセントは種類がたくさんありますので、内装工事業者と前もって打ち合わせをしてください。

    その他注意点

    設置時

    近くに排水が取れる場所がベストです。
    機械下部にあるトラップからホースを使って排水溝へ流します。
    排水溝が近くにない場合は排水工事が必要となる場合もあります。

    排水設備がない場合は、オプションの強制蒸発皿を付ける、もしくは、ドバドバと水が流れるわけではないのでバットなどの受け皿で対処できます。

    でもバットで受ける方法は衛生的ではありませんのでご注意ください。
    必ず一日に一回程度受け皿の確認をするようにしてください。

    お手入れ方法

    フィルター掃除を週一回行ってください。
    コンデンサーフィルターを取り外し、たわしなどで水洗いしてください。
    油ものの多い厨房では中性洗剤を使用して洗いましょう。

    洗ったフィルターは布で水分をよく拭き取り、完全に乾かし、元の位置に設置してください。
    ※フィルターがない状態で長時間稼働させると、ホコリなどが内部へ進入し、トラブルの原因となります。

    保守契約

    契約日(納品日)から2年間で2回無料点検をおこないます。
    出張費・工賃は何度でも無料、部品代金のみお客様のご負担です。

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    保健所検査

    飲食店の営業許可を受けるためには、冷凍冷蔵庫の外に温度計がついていなければなりません。業務用のものであれば基本的に温度計はついていますが、家庭用の冷蔵庫を使う場合には、1,000円前後で手に入る隔測温度計を外部から見やすい位置に取り付けておきましょう。

    まとめ

    飲食店の厨房機器で一番重要な冷蔵機器についてお分かりいただけましたでしょうか。
    ご不明点ございましたらお気軽にお問合せ下さい。

    業務用冷蔵庫・冷凍庫はこちら

  • 【まとめ】ラーメン店開業成功のヒケツ7選~ポイントと成功事例~

    【まとめ】ラーメン店開業成功のヒケツ7選~ポイントと成功事例~

    ラーメンは消費者人気が高く、メディアでも頻繁に取り扱われる人気業態です。
    需要の高さに加え、初期投資が他業態に比べて少なく済むため、新規開店が盛んな業態で、どこの町にも必ずと言っていいほどラーメンを扱う店舗はあります。しかし、ラーメン屋を開業するメリットは大いにあります。
    今回は、ラーメン店開業を検討中の方々に「新規開業前に要チェック」すべき「成功のヒケツ」に関して7つの記事をピックアップして紹介します。

    そもそもラーメン屋の厨房にはどういった機器が必要なの?

    ラーメン店で必要なものは、まずはどういったコンセプトのお店にしていくのかということですが、それによって必要な機器が異なってきますので、まずはそこを決めてから次に物件・資金繰り・内装工事・厨房機器と選んでいただければと思います。

    まずは、ラーメン屋の厨房機器はどういうものが良いのか、事前に準備することはあるのかなどポイントを踏まえて説明いたします。

    ラーメン屋の厨房にはどういった機器があるの?おすすめ厨房機器を紹介!

    ラーメン店は他の飲食店と比べても油の量や、店内外の匂いなど周囲への影響が出やすい業態でもあります。ラーメン屋を営業するにあたって、まずは事前に確認しておく必要があるのが借りられる物件が、重飲食可能かどうかも重要ですのでこちらも忘れず確認してください。

    ラーメン屋開業時の機器・什器・備品に関しておすすめの選びかたは?

    ラーメンづくりのかなめとなる麺とスープ。
    いうまでもなくラーメンはシンプルなメニューです。シンプルだからこそそれぞれが非常に重要になります。
    ここでは自家製麺による麺づくりと圧力寸胴鍋によるスープづくり、また、お店の差別化にあたって重要なポイントのひとつでもある「ラーメン丼や箸、レンゲ」などについて整理分類し、提供されるラーメンに合う食器探しについて詳しく解説していきます。

    ラーメン屋開業の機器・什器・備品の選びかた~製麺機と圧力寸胴編

    1日当たりの売上数100食とした場合、仕入れ麺より年間で約83万円も節約できる「テンポスオリジナルの製麺機」情報も必見です!

    ラーメン屋開業の機器・什器・備品の選びかた ラーメン丼と箸、レンゲ編

    メニューの数が少ないラーメン屋だからこそひとつひとつのアイテムが重要な役割を担います。是非他の繁盛店などで使われている食器類を調べて導入のヒントにしてください。

    せっかく開業するなら繁盛店にしたい!ファン作りのヒミツとは?

    いざ開業したなら、ラーメン店にとって「何度も足を運んでもらうこと」がファン作りの近道です。ユーザーにとって「通いたい店」とはどんな店なのでしょうか。2店舗の事例から、通いたくなる仕掛けやファン獲得の取り組みを紹介します。

    商品と接客の改善で繁盛店に成長したラーメン店とは

    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    辛さの中にも旨みやコクのある旨辛スープと、独特の弾力のある麺をベースに、様々なアレンジが可能な「旨辛ラーメン表裏(ひょうり)」は、学生など若い世代を中心に、固定ファンを増やしています。

    斬新な商品で新市場を開拓するフレンチ×ラーメンとは

    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    2022年1月にオープンした東京・神楽坂にある「サーモンnoodle3.0」は、フランス料理の技法を生かし、サーモンを丸ごと使った独特のラーメンを提供。1日平均200人が来店しており、その約半数を女性が占めています。

    飲食店にとっては「何度も足を運んでもらうこと」「リピーターを獲得すること」が肝になっていますが、ユーザーにとって「通いたい店」はどんな店なのか?事例を見れば必ずヒントがあるはずです!

    コンセプトと価格設定は念入りに!原価率をしっかり抑えて利益を生もう!!

    いざ開業となると、原価率をしっかり抑えて利益を生むことがラーメン店を長く続けられるポイントになります。

    メニュー制作、構成、価格の設定など、メニュー作成は、売り上げに直結する「売上の要」ですので、時間をかけて決めておきましょう。
    ここではラーメン屋開業のメニュー作成時に大事なポイントを紹介します。

    ラーメン屋開業メニュー作成時に大事な、コンセプトと価格設定方法とは?

    メニューの価格は、「目玉商品」と「利益が出やすい商品」の2つから考えます。
    目玉となるラーメンの原価率は、平均で30%~35%程度と少し高めです。他の料理と比べると材料費がかかるため、ラーメンと合わせて、利益が出る原価率の低いメニューを組合せ、適切な原価率を出しましょう。

    意外と知らない!?「コスパ」や「お得感」がカギ~2022年外食の振り返りと2023年の展望~

    2022年はコロナの影響が徐々に弱まり、経済活動や消費行動などに回復の兆しが見えてきました。では、2023年の外食動向はどのようになるのか。専門家が徹底解説します。

    2023年、外食は本格的に回復へ。「コスパ」や「お得感」がカギ~2022年外食の振り返りと2023年の展望~

    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    いよいよGW後の5月8日に、飲食業界に大打撃を与えた要因のひとつである「新型コロナウイルス」の感染法上の分類が、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へとの引き下げが行われます。
    これを機に一気に飲食店の反転攻勢が始まる可能性が高いので、出遅れないよう準備していきましょう。

    とめ

    いかがでしたでしょうか。
    ラーメン店を開業するには様々な対応が必要になりますので、抜け漏れが無いよう、事前にチェックをして準備をしていきましょう。
    また、法改正により、必要な届け出や書類、提出先が変更する可能性もありますので、随時チェックをするようにしましょう。

    テンポスドットコムでは、様々な視点からラーメン店の開業成功を全力で応援します。
    自分のお店の業態に合わせて必要なものは何があるのか、詳細を確認することができますので是非ご覧ください!

    ラーメン店開業支援の詳細を知る

  • 業務用食洗器、便利なのはわかるけど…で、家庭用と何が違うの!?

    業務用食洗器、便利なのはわかるけど…で、家庭用と何が違うの!?

    飲食店はやる事が多くて忙しい、時間を上手に使える人じゃないと、とてもじゃないけどお店はまわせない…今さら、言葉にしなくても周知の事実ですよね。

    調理や接客、清掃、メニュー開発はもちろん、スタッフ管理や広告宣伝等、やらなければならない事は多岐に渡って、本当に大忙しです。

    中でも厄介なのが、洗い物。よく、飲食店を舞台としたTVドラマで描かれる、新人さんの代表的な仕事のワンシーンで登場する、飲食店において欠かせない業務のひとつです。とはいえ、現実には、洗い場専門のスタッフを常時雇っているお店は稀だと思います。

    ピーク時は、調理や接客で手一杯。気づけば、汚れた食器がシンクに山積み洗い物でヘトヘトになっていては、他の業務に注ぐパワーがなくなってしまいます。そこで、あると便利なのが、業務用食洗器。でも、業務用って家庭用と何がどう違うの?そんな疑問を少しでも解消できればと思います。

    メリット

    最初に、食洗器導入のメリットを軽くおさらいしたいと思います。

    業務の効率化

    大量の食器類を人の手ですべて洗浄しようとすれば、かなりの手間や時間を要します。
    忙しい時間帯には人手が足りなくなり、作業が追いつかなくなる可能性もあります。

    しかし食洗機があれば、汚れた食器をどんどん入れてスイッチを押すだけ。大量の食器を時間をかけずに洗うことができ、「洗い物が追いつかなくて、食器が足りない!」という事態も起きません。

    また、食洗機は、「洗い→すすぎ→乾燥」までスイッチ1つで完了できます。そのため、洗い”ながら”、他の作業ができます。本来やるべき大切な業務に集中できるようになります。
    これは忙しい飲食店には何よりも大切な事ですよね。

    人件費の削減

    人の動く季節の変わり目、新メニューの開発も大変ですが、それよりも多くの飲食店を悩ませるのがスタッフの確保ではないでしょうか?

    仮に、洗い物専属のアルバイトを時給1,000円で雇い、1日4時間、月に20日働いてもらうとします。すると、かかる人件費はひと月に1,000円×4時間×20日=80,000円。

    年間で96万円以上の人件費がかかる計算ですが、食洗機の導入によってこれがカットされます。
    慢性的な人手不足が叫ばれる、飲食業界、それこそ人的資源は調理や接客に活用したいですよね。

    衛生的

    食洗機は、強い水圧と高温、そして洗浄力の強い洗剤で一気に食器を洗い上げます。
    そのため食中毒の原因となる菌を除去することができ、食器の清潔さを保つ事ができます。

    そのため衛生面においては、手洗いとは比較にならないほどの安心感があります。
    また、洗浄に加えて、乾燥も食洗機でおこなえるため、食器を拭く手間も省けます。

    業務用と家庭用の違い

    それでは本題の、家庭用と業務用食器洗浄機の違いを説明しましょう。

    洗浄時間

    大きく違うのは洗浄時間です。家庭用の食器洗浄機は1回の洗浄時間が20~30分ほどに対して、業務用の食器洗浄機は1分~1分半ほどで終わります。
    食器洗浄機の洗浄1サイクルはおよそ1分から1分半です。

    手洗いですと1時間で洗える食器が200枚程度なのに対し食器洗浄機を使用するとその5倍、1000枚程度洗うことが出来ると言われています。

    洗剤の種類

    上記でもふれましたが、家庭用に比べて洗浄時間が大きく違うのは使用している洗剤が異なるからです。

    手洗いの場合は、中性~弱アルカリ性の洗剤を使用し、家庭用食器洗浄機ですと弱アルカリ性のものを使用します。これに対して業務用の洗剤は強アルカリ性です。強い洗浄力を持った洗浄液を直接食器に噴射し、化学的な力で汚れを分解するので、あっという間に洗浄してしまいます。

    洗い物というと、シンクで泡を立てゴシゴシ洗う姿を想像しますが、業務用食器洗浄機の場合は、泡が洗浄の邪魔になる為、無起泡性の洗剤を使用します。

    業務用食器洗浄機購入時の注意点

    業務用食器洗浄機を導入する際に、忘れがちな注意点があります。
    安くない買い物だからこそ、お店の環境や設備を確認した上で必要な物を選ぶ必要があります。

    給湯器は必須

    業務用の食器洗浄機は、ほとんどのメーカーですすぎに60℃~80℃の高温を使用するため、そのお湯を用意する必要があります。給湯器から80℃のお湯を繋ぐ、または40℃程度のお湯を洗浄機のブースターや内蔵タンクで加温して80℃にするなどやり方は様々です。

    また給湯器から食器洗浄機と一緒にシンクにも繋ぐ場合は、給湯能力・設定温度・水栓にも注意が必要です。

    給湯能力が足りない場合、温度が設定温度まで上がらず汚れがきちんと落ちない場合があります。 理想は、食洗機専用の給湯器を増設することですが、導入前に現在お使いの給湯器の号数を確認することが必要です。食器洗浄機によって必要な給湯器の能力(号数)が変わりますのでご注意ください。

    食器洗浄機に合わせた給湯器の温度設定をすると、一緒に繋いでいるシンクにもとても触れられない熱湯が出てきてしまいます。そういった場合はお湯と水を混ぜ合わせる混合水栓をご使用ください。

    給湯能力・設定温度・水栓の都合で、洗浄機とシンクそれぞれに給湯器を設置したほうがよい場合もありますので、詳しくは店舗販売スタッフにご相談ください。

    電気・ガス

    食器洗浄機そのものを動かす為の電気と、お湯(または水)を加温するのにも電気またはガスを使用します。消費電力は様々ですが、給湯温度が低い仕様のものほど基本的には消費電力(またはガス)が大きくなります。

    食器洗浄機か給湯器、どちらかで加温することになりますので、店舗全体でみればどこに割り振るかが違うだけで必要な総量は変わりません。

    専用の洗剤の取付

    初めて導入する方に取って、一番盲点となるのが実は専用の洗剤の取付だったりします。

    先にご紹介したとおり、業務用食洗器は、強い洗浄力を持った強アルカリ性の洗浄液を直接食器に噴射し、化学的な力で汚れを分解します。その為、専用の洗剤の取付を業者に依頼する事が必要となります。

    基本的には機器設置後、洗剤メーカーの方が訪問にて設置取付の流れになりますが、メーカーや導入場所によっては機器の出荷前に予め、設定を行った上で機器を出荷する場合もあります。

    もちろん、洗剤メーカーのご紹介も可能ですので、お気軽にご相談下さい。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    業務用食器洗浄機の導入には作業時間の短縮、衛生面の向上、コスト削減など様々なメリットがあります。一方で、開業時はできるだけ初期投資をおさえたいものです。

    経営が軌道にのるまでは、手洗いで頑張り、お店が繁盛してきたら洗浄機を導入される飲食店さんもいらっしゃいます。

    ただ、皆さん口を揃えておっしゃるのは、
    「すごい便利。もっと早くに導入すれば良かった」
    しっかりお店の環境に合わせ、今後の運営計画に合わせ必要な機器を選んでいきましょう。

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  • キッチンカーで最近人気のベビーカステラ屋をオープンするには

    キッチンカーで最近人気のベビーカステラ屋をオープンするには

    夏祭りの屋台などで見かけたベビーカステラ。
    甘い香りとエモい雰囲気に釣られてついつい手を伸ばしてしまう人も多いですよね。

    最近では、屋台だけではなく専門店やキッチンカーで素材や提供方法にこだわった店がじわじわと増えてきています。
    今回は、キッチンカーでのベビーカステラ屋開業についてお役立ち情報を紹介していきます。

    キッチンカーでベビーカステラを売る際の良い点

    キッチンカーの作業スペースは、約1坪程度です。
    シンプルな作業と効率の良い工程で提供したいところです。

    ベビーカステラは、シンプル調理なので一人でも商品の提供ができキッチンカーでの販売に向いているメニューと言えます。

    また、甘く香ばしい香りでお客様の購買意欲を誘えますし冷めてもおいしく食べられるためイベントなどの出店にも適しています。

    キッチンカーでベビーカステラを売る際の気になる点

    ベビーカステラは軽食のため、お食事メニューではありません。平日ランチタイムでの出店は難しいと考えましょう。

    商業施設や公園などファミリー層の需要を狙える出店や、休日のイベント出店場所で売上を確保できるようにしましょう。

    ベビーカステラに限らずキッチンカーでの商売に関わることですが、天気などの事情でイベントが中止になる場合や、季節の影響を大きく受ける場合があります。

    キッチンカーでのベビーカステラ屋開業までの流れ

    ベビーカステラ屋の開業までには、いくつかの大切なステップがあります。

    予算を立てる

    ・キッチンカーを購入もしくはレンタルにするか決める。
    ・キッチンカーの内装や設備を専門業者に依頼もしくはDIYにするか決める。
    ・調理や提供に必要なものを書き出す。

    ※キッチンカーの設備に関しては各自治体ごとの保健所で必ず確認しましょう。

    予算をどこから出すか

    予算の確保に悩まれる方も多いと思います。[貯金][家族や知人に借りる][ローン]など方法は様々ありますが、個人事業利用ができる融資で「日本政策金融公庫」もあります。
    キッチンカーを始める人の利用も多いので、話を聞いてみることをお勧めします。

    資格と許可

    キッチンカーで開業するためには「食品衛生責任者」の資格取得が必須です。講習を1日受けることで取得が可能です。また、営業する地域の「営業許可」が必要です。

    キッチンカー内でベビーカステラの調理をするため、[食品営業自動車]の[菓子製造業]の許可が必要となりますが、もしドリンクメニューも販売する場合は、[喫茶店営業]の営業許可も必要です。
    該当地域の保健所に確認しましょう。

    出店準備

    イベント情報やサイトから良い出店先を探すことも重要ですが同業者の輪に入ることで、情報交換や助け合うことができ心強いです。

    【人気の記事】パート・アルバイトをキッチンの戦力にするための大原則
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    ベビーカステラの調理に必要な設備

    ベビーカステラの焼き機選びが最重要です。その他にも、台下冷蔵庫、換気扇、シンクなども必要となります。

    ベビーカステラ焼き機

    ベビーカステラを焼くためには、専用のベビーカステラ焼き機が必要になります。
    ベビーカステラ焼き機にはプロパンガスタイプと電気タイプのものがあります。

    【サンテック】マルチベーカー PRO MSP-100-DX 電気タイプ(単相100V / 単相200V)
    本体購入でお好きなプレートを1種えらび、そちらが付いてきます。

    ベビーカステラのプレートは2種類あり、通常の32個タイプと、丸型の40個タイプからえらべます。

    プレートは簡単に外せ、洗うこともできます。
    追加のプレートを購入し別のメニュー(ワッフル、たい焼き、大判焼きなど)も可能です。

    テンポスドットコム
    マルチベーカーページはこちら

    保温ケースもしくは保温型ショーケース

    焼きあがったベビーカステラを温かいまま保管する場合は準備しましょう。

    ベビーカステラの販売に適した車種

    少ないスペースでも作業のできるベビーカステラには、コンパクトな軽トラックのキッチンカーを選ぶ人が多いそうです。

    車体がコンパクトだと、人通りが多い場所や営業スペースが狭いところでも、気にせず積極的に販売場所として開拓することができます。

    スズキ [CARRY]
    軽バン [エブリィ]
    ダイハツ [ミラウォークスルーバン]

    などの人気が高いそうです。

    べ―ビーカステラの材料仕入れ先

    ベビーカステラの材料を仕入れる先として[業務スーパー]などの大型業務用食品取扱ディスカウントストアを利用している人が多いそうです。

    ベビーカステラを作るための材料のほとんどが常温保存ができる材料ですので、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。

    成功のポイント(他店との差別化)

    参入しやすいジャンルなので、卵やバターなどの素材にこだわったり
    他店と違ったアレンジやSNSでの拡散を意識したバズりやすい映える提供方法が大切です。

    弱点であるランチ時間帯を意識した食事メニュー

    ・生地を甘くせずバジルを混ぜ込んで作ったベビーカステラにベーコンを巻き
    ミニトマトやチーズと一緒に串に刺したイタリアン風ベビーカステラ串。

    ・ベビーカステラにメイプルシロップを沁み込ませ
    ソーセージと一緒に串に刺したモーニング風ベビーカステラ串。

    インスタ映えを意識したメニュー

    ・串に刺したベビーカステラに、生クリームやあんこ、モンブランなどをのせ
    その上に果物などをトッピングしたスイーツメニュー。

    ・プラカップにベビーカステラ、生クリーム、アイス、フルーツなどを入れて
    ミニパフェスタイルで提供するメニュー。

    まとめ

    ・ベビーカステラはシンプル調理なのでキッチンカーでの販売に向いています。
    ・イベントなど軽食が好まれる立地での出店先を確保することが大切です。
    ・開業には「食品衛生責任者」の資格取得と営業する地域の「営業許可」が必須です。
    ・ベビーカステラは”焼き機選びが最重要”です。
    ・キッチンカーは軽トラックがお勧めです。
    ・ほとんどの材料が常温保存が可能なため、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。
    ・他店との差別化を意識したメニュー開発もしていきましょう。

  • 理想的なお店の広さとは!?営む店舗の広さにまつわる必要なお金を解説!【教えてふ~みん!】

    理想的なお店の広さとは!?営む店舗の広さにまつわる必要なお金を解説!【教えてふ~みん!】

    みなさまあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。ブログ執筆者の自称ふーみんです。

    今回はテンポスからの提案のひとつとして、飲食店の物件はこのくらいの広さならどうですか!?という内容の記事を記載いたします。

    お店の広さによって、当然に月々の売上や経費、開業準備費用も異なりますし、全員が全員に当てはまる訳でもないですが、1つの参考としてふむふむ・・・とご覧いただければ幸いです。

    理想的な飲食店物件の広さとは!?

    特に初めて飲食店を開業しようとしている方向けに、このくらいの広さでいかがでしょうか!?という内容の記事を記載します。理由も併せて記載しますので、ご確認ください。

    お店探しの難易度は意外と高い

    みなさん、お店を探すにあたり、まずはどのくらいの広さがいいだろうか?といの一番に考えるかと思われます。何の根拠もなく、30坪?20坪?くらいかなーと、今まで勤めていた飲食店がそのくらいの広さだったから、自分がお店をやるときもそのくらいかな?と10人中8人くらいの方は思うところです。

    じゃあ、正解の広さは!?は、正直存在しません。
    8坪のお店で繁盛しているところもあれば、個人店でも100坪くらいの大箱で辣腕を振るっているお店もあります。

    ただ、お店探しの難易度という観点においては、20坪~40坪くらいの幅は、難易度が非常に高いです。
    理由は、大手チェーン系がこのくらいの広さでこぞって探しているからです。大手チェーンは、コロナ前は自社の従業員雇用の兼ね合いもあり、経営が成り立つならば広いお店、50坪とか70坪とかのお店で探していました。しかし、コロナの影響を受け、あまり大箱だと大箱を維持する体力が必要であると改めて気づき、1店舗当たりの広さをコンパクトにしていく傾向が強くでています。その分、ドミナント戦略として1つのエリアに多くの店を出店していく流れです。

    この結果、割を食らうのは個人でお店を探している方々です。従来、20坪くらいのお店は個人店舗の主戦場でしたが、大手チェーン系が流れてきてしまい、店舗探しの難易度が悪化してしまう現象が発生しております。

    当然、大家の立場からすると、未来は明るい『かもしれない、何の根拠もないけど・・・』の個人店と、看板も実績もある大手チェーン系が同時に出店申込書を出してきた時に、どちらを大家が選ぶかは、自明の理かと思います。
    という意味においては、個人の方がお店を探す広さは、十分に熟慮の上で決める必要があります。

    このくらいの広さでどうでしょうか?

    上記の記事の通り、従来個人店の主戦場だった20坪~40坪くらいの広さのお店は、個人店の方が探すには難易度が上昇傾向です。では、テンポスとして正解はないですがそれでもお勧めの広さはどのくらい?と伝えないことには、何も始まらないかと思いますので、ずばりお伝えします。

    特に個別の事情等が無いならば、【10坪~15坪くらい】が個人でお店を始めるにはお勧めかと思います。以下、その理由を記載します。

    お店を経営するにまつわるお金

    過去の記事でも何度か記載しておりますが、改めてお店を開業し、維持するのに必要なお金について記載します。

    開業準備における必要資金

    お店を開業するにあたり、初期投下の費用は多額の金額が必要となります。

    • 物件取得費用(前払い賃料、保証金、不動産会社へ払う手数料等)
    • 内装工事費用
    • 当面の運転資金の準備

    大きく上記3点が必要となります。
    物件取得費用については、例えば賃料が40万円だとすると、
    『前払い賃料40万円+保証金10ヶ月で400万+不動産会社へ払う手数料40万円=480万円』
    がざっと必要となります。もちろん交渉次第で増減する金額になりますが、極端に0円になる金額でもないので、元の賃料次第では、どちらにしても数百万単位のお金が動きます。

    内装工事費用については、スケルトン物件か居抜き譲渡物件かで状況はことなります。もちろんスケルトンから始めるならば、自分の理想とする内装工事を行えますが、その分工事費用は大きな金額が動きます。ざっと、坪あたり30万~50万円くらいはなんだかんだ見ておいた方が賢明です。

    一方、居抜き譲渡物件は、内装が既に存在するので、その分費用は少なく済みます。しかし、程度の良い居抜き譲渡物件の場合、そもそも譲渡対価が発生する場合が多いです。内装の内容次第ですが、200万や300万とかの値段が付くケースも多いです。

    また、譲り受けた内装が100%そのまま使える内装かは別の話です。
    どうしても自分が使いたいスチコンを入れるために、元あった冷蔵庫をコンパクトサイズの冷蔵庫に入れ替えるなど、大なり小なり追加内装工事は発生します。気づいたらこれだけで100万、200万は動きます。結果、スケルトンとたいして変わらないじゃん!?ってこともザラです。いずれにしても、内装工事は0円では無理なので、数百万単位での用意が必要です。

    次に、当面の運転資金の準備です。当たり前ですが、いきなりお店の経営が軌道に乗る保証はどこにもありません。自分の生活費も必要です。少なくても向こう半年分くらいの自分の生活費と店舗の運転資金として、こちらも数百万単位で手元資金を用意しておく必要があります。
    全部足し合わせると、1000万くらいの軍資金が必要となります。

    店舗の運営中における必要資金

    次に実際にお店を開業して、その後の経営中における必要な資金です。大きくは以下の項目が必要経費として考えられます。

    • 食材仕入れ費用
    • 人件費
    • 賃料
    • 販促費用
    • その他費用

    『食材仕入れ費用+人件費+賃料』は過去の記事にも記載の通り、『FLR指標』として飲食店舗を経営するにあたり、重要な数字です。

    ▼『FLR指標』について記載している過去の記事はこちら

    FLRの数字が店舗の売上に対して常に7割以下でないと、お店の経営的には黄色信号が点滅してしまいます。もちろん、そのほかに集客のための販促費用や、何か機材をリースで入れていればリース費用、通信費も当然に発生します。諸々の経費関連で店舗売上の8割くらいに留めるのが理想です。

    この経費を支払う元手となる、売上も当然にノルマとして発生します。大箱であればあるほど、固定費として重くのしかかる経費を賄うだけの月商が必要となります。仮に40坪の店舗で賃料が80万円(坪2万円)ならば、月商で800万円くらいをアベレージで稼ぐ必要があります。月商800万円を個人店で叩き出すには、かなりの労力が必要なのは自明の理です。

    テンポス提案の広さならば!?

    上記を踏まえ、テンポスが提案の広さならばどうなるか、について記載します。

    開業準備費用における必要資金

    仮に10坪のお店だったとします。賃料は坪2万円で20万円です。
    物件取得費用は、ざっくり『前払い賃料20万円+保証金10ヶ月で200万+不動産会社へ払う手数料20万円=240万円』となります。これでも多額の費用ですが、頑張って蓄えおけば払えない金額ではないかと思います。20坪のお店ですと2倍、30坪のお店ですと3倍、と単純計算ですが必要となります。そんなに必要な資金ならば、もっと他の項目で振り分けた方が絶対に賢明です。

    次に内装費用です。仮に内装費用が坪30万円ならば、ざっと300万円の必要資金です。居抜き譲渡物件ならば、うまくすれば規模が小さい分100万くらいの追加工事費用で済むかもしれません。一方、大手チェーン系は30坪の箱で数千万円の内装費用を掛けます。どうあがいても資金面で太刀打ちできません。大手チェーン系がまだ入って来ていない小さめのお店で開業準備をするのが、現実的かと思われます。

    最後に、当面の運転資金の準備です。10坪くらいの広さなら、ワンオペないし夫婦2人の切り盛りで十分なはずです。お店の運転資金自体も最小で済みます。こちらも大きく数百万も用意する必要はないはずです。トータルで500万円前後あれば、なんとかお店の開業はできるかなと思います。

    店舗の運営中における必要資金

    ざっくり10坪くらいのお店で賃料が20万円の場合、必要な月商は200万円くらいです。
    営業日数が毎月25日だとすると、1日の必要売上は8万円平均となります。お店の席数や客単価等で数字の計算式は色々と異なりますが、ご夫婦2人で初めてお店を営むには現実的なラインではないでしょうか。

    ここからFLR指標によると、月の必要経費として140万以内に収める必要がありますが、人件費については、従業員を雇わない前提ならば、だいぶ軽くなるはずです。販促費用や通信費等が発生したとしても、最終手残りキャシュフローとしては、それなりの金額が残るかと思われます。これが30坪や40坪の大箱ですと、必要な売上が重たくなり、人件費がなによりキツイです。最終手残りキャシュフローは雀の涙かもしれません・・・

    まとめ

    今回は、お店の広さに注目して記事を書いてみました。

    冒頭にも記載しましたが、お店の広さに正解はありません。一方で、飲食店の開業後5年生存率は20%(80%廃業)と言われています。この原因の1つが身の丈に合わない規模でお店を開業してしまうことにあります。

    飲食店に限らず、どんな業種業態でも、今は大企業であっても創業時は吹けば飛んで行ってしまうような規模で始めた規模で始めています。地道にコツコツと成功の階段を昇り始めることが大事です。

    いきなり3段ぬかしで階段をジャンプすると着地に失敗して骨折してしまいます。お店を始めるにあたり、規模感をどうしよう?とか、悩んでも相談できる人がいなければ前に進めません。その時は、お気軽にテンポスまでお問い合わせください。親身に対応します。

    テンポスは、飲食店の開業にあたり、事業計画の策定方法、効果的な不動産物件の探し方など、厨房機器等以外のソフト面でも、全力で飲食店の開業をサポートします。詳しくは下記までお問合せください。お問合せ、心よりお待ち申し上げます。

    飲食店の物件探しのご相談はこちら

    ふ~みん過去ブログはこちら

  • 入口を工夫して客足増加!思わず入りたくなってしまう店舗とは?

    入口を工夫して客足増加!思わず入りたくなってしまう店舗とは?

    皆さんは飲食店を探しているとき、”入口”に惹かれて入店を決めたことはありますか?
    また、料理に期待して行ったけれど、入りづらい雰囲気で入店を諦めたことはありますか?

    入口は、飲食店がお客様を呼び込むための要素の1つともなれば、
    お客様を手放してしまう要素の1つにもなります。

    工夫次第では、客足の増加も見込める大切な部分です。

    今回は、入店を促す入口とはどんなデザインなのか。
    また、入口の装飾に使える商品をご紹介していきます。

    入口はお店の第一印象を決める

    冒頭でもお伝えした通り、お店の入口はお客様が入店を決断するきっかけになります。
    どれだけ料理にこだわっていても、丁寧な接客に力を入れていたとしても、来店されなければ意味がありません。

    分かりにくい入口は避けられる

    何よりも先に、お店のイメージを伝える”入口”。
    お店の個性を伝えつつ、好印象を与えたいものですよね。

    お客様を逃してしまう入口の特徴として、
    「何のお店なのか想像がつかない、分かりにくい入口」
    というものがあります。

    最低限、「どういうお店なのか」という情報は分かるようにしておきましょう。

    思わず入りたくなる入口とは?

    では、入店のきっかけとなるくらい魅力的な入口にするにはどうしたらいいのでしょうか。

    「このお店入りたい!」と思えるお店の条件

    ここでは、理想的な入口にするために必要な3つの条件をご紹介します。

    清潔感がある

    飲食店に清潔感は必須です。
    清潔感の無いお店は、お客様に不快感を与えるだけでなく、衛生管理の部分においても不安視されてしまいます。
    飲食店では食中毒等といった問題もあるため、お客様を不安にさせてしまうような外観は絶対に避けましょう。

    清潔感を保つためには、定期的な清掃が必要になります。
    店内の清掃は習慣化していても、入口や外の清掃はおざなりになってしまっている…なんてこともあるのではないでしょうか。

    入口には思いがけないうちにゴミが溜まってしまうものです。
    チェックシートに店内・店外の項目を設け、それをもとに清掃を行うなどして
    定期的に綺麗にする習慣を付けましょう。

    また、毎日外観の写真を撮り、客観的に見てみることもオススメです。
    意外なところの汚れやごみに気付けるかもしれません。

    明るい

    2つ目は「明るさ」です。
    入口が暗すぎると、お店の存在に気付いてもらうことが難しくなります。

    夜はもちろん、昼間でも明るさは意識しましょう。暗いことで営業中なのか判断がつかず、せっかくお店の近くまで来たお客様を逃してしまうかもしれません。

    逆に明るすぎると、浮いて見えてしまう可能性もあります。

    お店のコンセプトに合った照明を用意し、入口だけでお店の雰囲気を伝えられるよう工夫しましょう。

    中が良く見える

    3つ目は店内の様子がよく見えることです。

    先にも述べた通り、飲食店の入口には「分かりやすさ」が必須です。
    外での情報と、実際に来店してからの情報にギャップがあると、悪い印象を持たれてしまう可能性も。

    そうならないためにも、お店を一目見ただけで「どんなお店なのか」が分かる外観にしましょう。

    ドアを常時開けておくことで、店内の様子を誰もが見られるようにすると、偶然通りかかったお客様も不安を抱くことなく来店できます。

    また入口に看板を設置し、取り扱っているメニューや価格帯をオープンにしたり、実際にメニュー表を誰でも見られる場所に置いたりするなど、
    「入店しなければ分からない情報」を開示することもオススメです。

    お客様の不安を少しでも減らし、安心して来店していただける工夫をたくさんしていきましょう。

    トレンドに沿った工夫も大切

    そのお店ならではの色を打ち出していくことも大切ではありますが、「トレンド感」もまた、飲食店を運営していく上では大切な要素になります。

    飲食業界は流行の移り変わりが激しい業界でもあります。

    トレンドを取り入れた外観にすることで、多くの方の目に留まるようなお店を目指していきましょう。

    入口を彩るのにオススメの商品

    「お店の入口をもっと工夫して、お客さんをたくさん呼び込みたい…」
    そんな時、どのような手を使ったらいいのか悩んでしまいますよね。

    そこで、お店の集客を助け、入口をより魅力的にしてくれる商品をご紹介します。

    メニュー看板

    メニュー看板をうまく活用することで、お店のアピールポイントを打ち出すことができます。

    例えば、そのお店特有の看板メニューを大きくアピールしたり、
    お昼の時間帯はランチ、夜の時間帯はディナーのメニューを記載することで、時間ごとに適切な宣伝ができたりします。

    書き方によっては、お店の個性を出すこともできるので、ぜひ活用してみてください。

    メニュー看板一覧はこちら

    マット

    店内に入って一番最初に目につくものとして、「玄関マット」があります。
    このマットもこだわることで、お客様に歓迎の気持ちを示すことができます。
    お店の玄関を彩ってくれることもあり、1つあると便利な商品です。

    ただ、お店の入口に置くということもあり、マットが汚くてはお店全体の評価を下げてしまう恐れも。
    頻繁に掃除をするなど、手入れは徹底するようにしましょう。

    マット一覧はこちら

    のぼり

    のぼりは、お店の存在感を強めてくれるアイテムです。

    主要なメニューや期間限定商品など、売り出したい内容をのぼりにすることで
    簡単にお店をアピールすることができます。

    同じデザインののぼりを複数本立てることで、より効果が出ると言われています。

    歩行者やドライバーが店舗の前を通り過ぎてしまう数秒~数分の間に、同じのぼり旗を複数見せることで、メッセージが記憶に残りやすくなるのです。

    のぼり一覧はこちら

    プレート

    プレートがあると、一目で営業中かどうかを把握することができます。

    お客様からすると、営業中か否かという情報は可視化されているととてもありがたいもの。
    お店を見ただけでは、営業しているのか分からないこともあります。

    入口にプレートを用意することで、その迷いを払拭することができ、
    良い気持ちで入店することができるでしょう。

    風が強い日はプレートが裏返ってしまうことがあるので、充分に注意しましょう。

    プレート一覧はこちら

    提灯

    提灯はお店の存在感を出すのに適した商品です。

    特に赤色の提灯は、より存在感を引き立て、遠くからでもお店を認識できるようになります。
    また、赤色は「食欲増進の色」とも言われているため、思わず立ち寄りたくなるきっかけを作ってくれるでしょう。

    馴染みのあるデザインと、あたたかみのある雰囲気は、庶民的なコンセプトのお店にぴったりです。

    提灯一覧はこちら

    のれん

    のれんはプレートと同じように、お店が営業中か否かを一目で判断できる材料になります。

    プレートよりも存在感があったり、特に和食等のお店には雰囲気づくりにも使えたりと、とても使いやすく便利なものです。

    のれんをくぐりながら入店する時、どこかワクワクした気持ちになりませんか?
    そのような心理的な部分でも、入店を誘い込む力がのれんにはあります。

    お店に興味を持たせるためにも、ぜひ設置してみてください。

    のれん一覧はこちら

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    入口を工夫し、「どんなお店なのか」を一目でわかる仕様にすることで、より多くのお客様を呼び込むことができます。

    紹介した商品を活用し、効果的に入店を促す入口を作りましょう!

    テンポスドットコム

  • 食中毒が起きた?!飲食店をピンチから救ってくれる保険はこれ!

    食中毒が起きた?!飲食店をピンチから救ってくれる保険はこれ!

    飲食店を経営していると、必ずついて回るリスクが『食中毒』。
    できることなら食中毒を起こさず、常に発生を防ぐことでお店もお客様も守りたいですよね。

    今回の記事では
    そんな時、まずどのようなことに気を付けなければいけないのか!
    どうすれば防げるのか!をご紹介していきます。

    食中毒が何か本当に知ってる?

    『食中毒』テレビのニュースや、雑誌、SNS上で目にすることが多い言葉だと思います。

    ですが、どこか他人の出来事のように感じて、
    自分達達は大丈夫だろうと考えている方がほとんどではないでしょうか?

    しかし、実際に食中毒の事故が起きている以上、
    自分の身の周りで起きてもおかしくはないはずです。

    食中毒は他人事じゃない

    『食中毒』の発生件数は過去10年を比較してもあまり減っている様子はありません。

    特に、発生場所で飲食店が占める割合は高止まりの傾向にあるので、
    飲食店を経営する方・飲食店を開業される方は食中毒の問題が、より一層身近なものと言えます。

    食中毒発生の推移

    厚生労働省の調べを元に、

    令和元年から令和4年(2019-2022年)の4年間の発生数をご紹介します。
    令和元年(2019年)の発生数は1,061件、患者数13,018名、死者4名
    令和2年(2020年)の発生数は887件、患者数14,613名、死者3名
    令和3年(2021年)の発生数は717件、患者数11,080名、死者2名
    令和4年(2022年 4月現在)の発生数は86件、1,112名、死者0名

    (参考サイト)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html

    毎年必ず飲食店で食中毒の事故が発生しています。

    そして、件数と患者数の数値の関係から、食中毒事故は一度の発生からたくさんの方が被害に遭うことがわかります。

    また、このデータは医師が食中毒と判断した患者の人数から算出されています。ですので、実際には医者に行かなかった軽度の食中毒患者がいたことが予想されます。

    食中毒が起きた時の店舗への影響は?

    自分のお店で食中毒が発生した場合、どのようなダメージがあるのでしょうか。

    考えられるダメージは3点あります。

    損害賠償

    お店が提供した料理を食べたことによって食中毒が発生した場合は、お客様に損害賠償金を支払わなければいけません。損害賠償金は、どの程度お客様に被害が及んだのかによって支払額が大きく変わってくるものになります。

    また、ニュースとして取り上げられることも少なくありません。

    大きな食中毒として取り上げられたものでは、平均的な損害賠償金額は3000万円〜5000万円ほどが発生しているとも言われています。

    営業停止

    食中毒が出た店舗は営業停止処分が下され、一時的に営業をすることが不可能になります。

    もちろんその間の収入は0になります。さらに被害者の方へ払う損害賠償金と併せて考えただけでも、相当な出費になることが容易に想像されます。

    評判の低下

    「食中毒が出た」というお店への信用度は下がります。

    食中毒が発生した飲食店では保健所による検査や指導があります。そしてどこから食中毒の患者が出たかを公表します。その結果、多くの人に食中毒が出たことが知られることになります。

    そうすると、お客様の数が大幅に減ることも考えられます。つまり、収入が極端に減ることが懸念されます。

    食中毒が起きた時に助けてくれる保険!

    では、実際に食中毒が起きた際に助けてくれる保険は何があるのでしょうか。
    実際に食中毒が起きてしまう前に、お店を守る予防線を張っておくことが大切になります。

    生産物賠償責任の補償

    生産物賠償責任の保証では、店舗で提供した料理によってお客様が食中毒になった際に、お店にかかる賠償金を保証してくれるものになります。

    生産物賠償責任の補償は、飲食店が提供した料理でお客様が食中毒になった時に、損害賠償責任が問われた際に補償してくれる特約です。そのため、多額の賠償金を補うことができます。

    しかし、全額を生産物賠償責任の補償で補えるわけではありません。一部は自己負担となるので、十分な資金を蓄えておくことも大切です。

    他にも、料理にガラス片が入っていて、誤ってお客様が食べて口内を切ってしまった時にも補償として活用することができます。

    生産物賠償責任の補償は、食事がきっかけでお客様に被害が及んだ時に補償の対象となるものなので、いざという時に安心できます。

    食中毒見舞保険金

    飲食店で食中毒が発生してしまった時、店舗は一時的に休業状態にならざるをえません。

    休業をするということは収入が全くなくなってしまうため、生活が苦しくなることが予想されます。

    食中毒見舞保険金は、食中毒によるトラブルで休業になった日数分、補償することができます。食中毒見舞保険金は生計を立てるために使えるだけでなく、店舗を再建する時の資金としても使うことができます。

    起きてからでは遅いので、事前に加入しておくことをお勧めします。

    食中毒を防ぐためには

    ここまで食中毒の恐ろしさや、食中毒が起きた時に補償してくれる保険についてお話してきました。

    ですが、何よりも願うのは
    「食中毒が起きない事」ですよね。

    ここからは、食中毒を防ぐためにはどうしたらいいのかについてお話していきます。

    7個のチェックポイント

    早速7つのポイントをお伝えします。

    □  1. 食材や調理済み料理を常温放置していないか

    □  2. 保存温度は適切か

    □  3. 十分に加熱をしているか

    □  4. 生肉料理は提供していないか

    □  5. 食材ごとに調理器具はしっかりと使い分けているか

    □  6. 手指や調理器具はしっかりと洗浄・除菌できているか

    □  7. 毎日決められた箇所を決められた手順で清掃しているか

    なぜ上記7つのポイントが大事なのかというと、食中毒の発生原因にあります。

    「刺身以外は常温で置いておいても問題がないだろう。」
    「さすがに牛肉や豚肉の生肉は提供しないけど、鶏肉は規制が無いからありがたいな。」
    「トングを使わずに、ご自分の箸で焼肉を焼いているようだけど、自己責任だから仕方がないな。」
    のように、食中毒に対しての危機感が薄まった時に、食中毒は発生します。  

    ですので、いつでも7つのチェックポイントを意識して、安全においしい料理をお客様に届けましょう。

    予防3原則

    食中毒を予防する時の3原則をみなさんはご存じですか?
    この3原則を守って食中毒発生を予防していきましょう。

    食中毒予防の3原則
    『つけない・増やさない・やっつける』

    ・つけない

    主に手や調理器具、汚染した食材を食べ物につけない事を指します。
    少量のウイルスでもノロウイルス等は発生します。ですので基本となるのは「手洗い」です。

    ポイント:まな板などの調理器具の洗浄・消毒からトイレの洗浄・消毒まで抜かりなく行い、交差汚染や二次汚染を防ぐこと。

    ・ふやさない

    食材を保存した際に微生物などが増殖しないようにする事を指します。

    食中毒の原因となる菌の中には、魚介類に付着しているものもあり、刺身などで温度管理が悪いと爆発的に増殖します。そのほかにも、50度くらいの温度が一定の時間続くと一気に菌が増加することが分かっています。例えば、寸胴に入れたままのカレーから事故を起こす事があります。

    ポイント:適切な温度管理をする(60度以上)、保存する場合は小分けにしてすぐに冷やす(10度)こと。

    ・やっつける

    加熱処理の事を指します。
    メニュー開発の時から、中心温度計等を使用して、大体どれくらいの火力で何分ほど加熱すると中まで火が通っているのかを把握しておくことが、おおよその目安を知ることに繋がります。

    ポイント:75度以上で1分以上加熱することにより、獣畜や家きんの生肉や内臓に存在している可能性のある微生物は死滅します。

    まとめ

    現在、SNSの普及により飲食店の情報も瞬く間に多くの人に知られる世の中です。

    もちろんお店にとっていい情報であればより多くの方に知ってもらいたいですが、食中毒のようなマイナスな情報も一瞬で拡散されます。

    食中毒発生は、飲食店を一気に閉店に追い込むほどのマイナスのパワーを持っているので、オーナー様だけではなく従業員の方とも食中毒について話しておくことが大変重要な分岐点になります。

    お店に対してマイナスが印象が1度ついてしまうと、その後払拭することが大変困難になります。

    ですので、今回お伝えした、7個のチェックポイントと予防3原則をいつも頭の中に入れておくようにしましょう。
    そうすることによって、安全安心で美味しいお店の料理をお客様に届けましょう!

    テンポスでは飲食店専用の保険のご案内もしております。
    ぜひ、この機会にご確認ください!

    飲食店専用保険

     

  • 1人で始める小さい飲食店開業のメリットとデメリットは?おすすめ厨房機器も紹介!

    1人で始める小さい飲食店開業のメリットとデメリットは?おすすめ厨房機器も紹介!

    1人で小さな飲食店を開業したいけど、実際のところどうなの?とお悩みの方必見!
    テンポスは小さな飲食店の開業を多数支援させていただいておりますので、今までの傾向から小さな飲食店を開業するときのメリットとデメリット、また1人で経営する上であると便利な厨房機器をご紹介いたします。

    1人で飲食店を開業する上でのメリット

    最近では1人で飲食店を開業する方も増えてきています。

    今までずっと飲食店に勤めていたという方はもちろん、飲食店とは関係のない会社員の方が会社を退職して開業するケースや、子育てがやっと落ち着いて何か新しいことに挑戦しようという主婦の方など、さまざまな背景を持った方々が飲食店を開業する時代になっています。

    このように飲食店を開業すること自体の敷居はそこまで高くはありません。
    しかし、何も知らず勉強もせずにはじめてしまっては、後からもっとこうしたらよかった、などと後悔するようなことも考えられます。

    そうならないように、今回は1人で飲食店を開業することでどんなメリットがあるのか、逆にデメリットはどんなものがあるのかを簡単にご紹介していきます。

    人件費がかからない

    まず自分1人で経営をするので人件費がかからないというのは誰でもわかると思います。
    これがどれくらい飲食店を経営する上で大事なのか、ということですが、皆さんはFLコストという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

    食材(Food)と、労働(Labor)の頭文字をとった言葉で、飲食店を経営する上では、この二つのコストをどう押さえるかが成功のカギとなります。

    飲食店を経営していく中で、売り上げをどう上げていくかということは、非常に大事な要素ではありますが、それ以上にどうコストを下げて利益を残すか、ということが大事になります。

    なぜなら、商品の値段を上げることや、それまで以上に集客することはすぐに改善することが難しいからです。

    家賃が安く済む

    こちらの考え方としては、1人で切り盛りできるお店の席数は限られているため、必然的に小さな物件を選ぶことになり、家賃が手頃になりやすいということです。

    これも誰にでもわかることかもしれませんが、飲食店を経営する上で、
    「どこに出店するか」
    ということが最も重要なポイントと言っても過言ではありません。

    当然良い物件は家賃も高いです。
    しかし、坪単価が月3万円を超えるような好立地な物件であっても、8坪の店であれば月24万で借りることができます。

    最近ではデリバリーやテイクアウトの需要も増えています。

    小さいスペースでお店を出すということは、工夫次第では大きいお店よりも利益を残せる可能性が十分にあります。

    自分の個性が出しやすい

    これも1人で店を出すのであれば当然のことだと思うかもしれません。

    ただ、内装やメニュー構成など一つ一つを自分1人で考えてお店を作り、いざオープンしてもお客様があまり足を運んでくれない、というケースは残念ながら少なくありません。

    実際にコロナウイルスの流行により、多くの飲食店が業態変更をしたり、メニューを変更したりと、素早い対応を求められることになりました。
    そこに対応しきれず閉店を余儀なくされたというお店も少なくありません。

    一つの物事を決めるのに、何人もの承認をえなければならないという経営体系だと、スピード感はどうしても落ちてしまいます。

    しかし、自分が1人で切り盛りする店であれば、内装や動線の変更、メニュー変更、金額変更など、状況やニーズに合わせて素早く対応していくことができます。

    これはとても大きなメリットとして挙げられます。

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    1人で飲食店を開業する上でのデメリット

    ここまではメリットを紹介しましたが、当然デメリットもあります。
    簡単に3つに分けて解説していきます。

    なんでも自分で解決しなければならない

    飲食店を経営する上で、「集客が難しい」「売上が伸び悩んでいる」など、あらゆる悩み事が出てくると思います。
    わからないことは自分で勉強し、一つ一つ解決策を導き出さなければ、長く経営をしていくことは困難だと言えます。

    初めて飲食店を経営するという方は特に、飲食店の経営に関する本を読んだり、色んなお店に行って研究をしたり、意欲的に行動をしていく必要があります。

    そのため、お店を開業する前に、是非自分のお店をどうしたいのか、どんなお店にしたいのかというイメージを具体的に持って、それを実現するために何をするかを明確にしていただければと思います。

    店舗運営が軌道に乗り始めれば、そこから人を増やしていくということも可能になりますので、そうなるまでは地道にこなしていくことが求められます。

    食材の仕入れ値が高い

    FLコストの話を前章でお話ししましたが、その一つである食材(Food)の仕入れに関しては、業者から大量に仕入れる場合よりも、少量で仕入れる場合の方が割高になります。

    そのため、食材を効率的に使い、ロスを最小限に抑える工夫が必要です。

    具体的には、前日のディナーで使いきれなかった食材を日替わりのランチメニューとして提供したり、事前に20品限定で販売することでそれ以上の食材を頼まないようにするなどが挙げられます。

    売り上げを増やすには限度がある

    1人で切り盛りをするとなると、調理して提供すること以外にも、会計や接客、事前の仕込み作業、集客のための宣伝活動や、経理処理など、とにかくやることがたくさんあります。

    そのため、定休日を設けたり、日中のランチだけの営業にしたりと、営業できる時間がどうしても限られてきます。

    逆に、毎日ランチとディナーを両方営業し続けるなんてことはとても難しいです。
    できたとしても体を壊してしまい、継続して営業を続けることは難しくなります。

    そういった制約がある中で、バランスをとって営業していく必要があるので、どうしてもそれに見合った売り上げしか稼げないということです。

    【こちらもチェック】低コストで開業できる!小さな飲食店のメリットと準備のポイント
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    1人で小さな飲食店を経営するのにあると便利な厨房機器

    前章ではデメリットを紹介しましたが、とにかく1人で飲食店を経営するのは労力がかかります。

    そんな中、スタッフ一人分、いや二人分の役割を担ってくれるような、優れた厨房機器がありますので、その中から3つ紹介します。

    券売機

    「お客様が商品を選んで券を発行する」という機能だけで良ければ、全ての機種が対応しています。この機能だけに絞るのであれば、価格重視で選択できます。

    集計機能については券売機でできる集計は主に以下の4つです。

    1, 日計・累計・グループ別集計機能
    2, 時間帯別・時間帯別グループ売上集計
    3, 入出金集計
    4, 硬貨回収合計集計

    こういったことも券売機でできる機種があります。日々の集計までやってくれると1人で経営している場合は相当助かりますよね。

    食器洗浄機

    アンダーカウンタータイプと呼ばれる業務用食器洗浄機は、数ある食器洗浄機の中で一番小型のタイプで、シンクなど厨房内の機器と高さが揃う800mm前後の高さの食器洗浄機です

    カウンターの下にも設置可能なタイプのためアンダーカウンタータイプと呼ばれます。
    特に狭いスペースで調理をしなければならない厨房では活躍しています。

    ウォータークーラー

    最後はウォータークーラーです。

    聞き慣れない方もいるかもしれませんが、これがあると、店員がお水を出す手間を省き、お客様が自分でお水を取りに行くオペレーションを組むことができます。ラーメン屋さんなどカウンターのお店で少ない人数で切り盛りするところでは多く見られます。

    大きく分けてタンク式と水道直結式というタイプに分かれています。

    客席側に設置するのに、水道管を引ける場合は補充する手間が省けるので直結式がおすすめです。

    タンク式は補充しなければ使えませんが、水以外のお茶など別のドリンクも機種によっては使用できるというメリットがあります。

    最後に

    開業前に、中古で買った厨房機器がきちんと動作するか確認してほしい!と行った際は、テンポスにて無料で厨房機器の初期点検を行っております。

    もし居抜きで飲食店をオープンする際や、調子が悪くなった厨房機器がありましたら、メーカーさんに修理点検を依頼する前に、一度ご相談いただければ、無料で診断できます。
    (対応できる機械は限られていますので、事前にご相談ください。)

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  • 厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器とは?

    厨房レイアウト作成時の基本とポイント!保健所の検査に必要な厨房機器とは?

    飲食店の開業時に必要な厨房機器を、テンポスバスターズの専門スタッフがご紹介!厨房レイアウト作成時のポイントも紹介します。

    保健所の検査に必要な厨房機器は揃っているかが大切

    飲食店を開業する場合には、必ず保健所の検査が必要です。

    最近では、スケルトン状態の物件を取得して1から内装工事をするよりも、もともと飲食店だった居抜き物件を取得し、必要な機材が揃っている状態でスタートするという飲食オーナーさんも多くいらっしゃいます。

    もともと営業していた店の機材が残っているのだから、保健所の検査はすぐに通ると考えるオーナーさんもいるかもしれませんが、それは危険です。

    厨房に関しては、食品を衛生的に保つための必要最低限の設備があるのか?という観点で保健所のOKが出なければお店を開けることができません。

    保健所の検査基準について、ポイントを絞って解説していきます。

    下記URLでは、検査をするために必要となる保健所、警察署、消防署、での手続き、税務署での手続き、従業員を雇用する時に必要な諸手続きや、申請のために必要な資格などの解説しています。
    合わせてチェックしてみてください。

    ※問い合わせ先が一目瞭然!すぐに分かる!!全国10地区版の「保健所など検査の問合せ先一覧」を「無料」でダウンロードできます。

    ダウンロードは下記10地区のご希望の記事リンクをクリックし、該当記事下部からダウンロードしてください。

    【北海道】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7540/

    【東北】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7554/

    【関東】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7428/

    【甲信越】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7535/

    【北陸】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7558/

    【東海】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7502/

    【近畿】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7472/

    【中国】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7544/

    【四国】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7549/

    【九州・沖縄】保健所の厨房検査ポイント・保健所検査問い合わせ先ダウンロード
    https://test-cms-foodmedia.tenposfoodplace-hp.com/management/7501/

    【こちらもチェック】【まとめ】繁盛店の売れてるメニュー事例8選~集客アップにつながる看板&名物料理などを紹介~
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。 

    冷蔵庫、冷凍庫の選び方

    飲食店を営業する上で、冷蔵庫、冷凍庫の役割は食材の鮮度を保つだけではなく、食品の安全面、衛生面においても必要不可欠なものになり、設置義務があります。

    具体的には以下の基準があります。

    1. 営業時間内で使用する冷蔵庫、冷凍庫は厨房の区画内に設置しなければならない。

    冷蔵庫、冷凍庫の機能は主に、食材を冷やして保管することですが、使用する用途に応じてサイズや設置場所は変わります。

    食材を保管して仕込みの段階でしか使用しない場合や、蓋付きのドリンク保管のみであれば、厨房区画外に設置しても問題はありません。

    しかし、営業時間内に食材を取り出すことがある場合は、厨房区画内に設置していなければ保健所の検査基準違反となります。

    合わせて読み取れることは、明確にここからが厨房区画で、ここからが客席であるということがわかるような作りになっていなければならないということが言えます。

    2. 温度計がついていなければならない。

    また、冷蔵庫、冷凍庫がただ設置されていても、冷えていなければ意味がありません。

    冷えているかを常に確認できる状態として「冷蔵庫、冷凍庫に温度計がついているかどうか」が検査基準となります。

    業務用の冷蔵庫、冷凍庫は温度がデジタル表示で見れるものが一般的ですので、温度表示のランプなどが壊れていなければ問題ありません。

    ただ、小型の冷凍ストッカーや家庭用冷蔵庫には温度計がついていないケースもあるので、その場合は温度計だけ別で購入しなければなりません

    居抜きで入居した場合には、冷蔵庫、冷凍庫がちゃんと冷えるのかを確認したら、その温度計がついているかもしっかり確認しましょう。

    シンクの選び方について

    飲食店の厨房で冷蔵庫と同様に、必要不可欠なものといえばシンクです。
    保健所の検査基準としては以下の通りです。

    1. 厨房に最低2槽以上のシンクがないといけない

    シンクの用途は主に二つあります。
    食材を洗うため、食器や調理道具を洗うための2パターンになります。

    原則として2槽必要なのはそれぞれの用途に対して1槽ずつ必要ということになります。

    なぜ同じシンクではダメなのかというと、食材を洗った汚水で食器や調理道具が汚れてしまい、不衛生になってしまうことを防ぐという意味があります。

    シンクのサイズは指定があり、1槽あたり幅45cm以上、深さ18cm以上、奥行36cm以上でなければなりません。

    また消毒や洗浄のために温水を使えるということも、保健所の検査を通すためには必要になります。

    一つ例外として、食器洗浄機を設置している場合は、それで1槽分とみなされます

    2. 厨房に従業員の手洗用シンクが必要

    いくら食材や食器の衛生面に気をつけていても、厨房で働くスタッフの手が汚れていては元も子もありません。

    そのため消毒設備がついた手洗用のシンクが厨房内に1つ必要になります

    こちらもサイズの指定があります。

    手洗用は食材用、食器用に比べて小さく幅36cm、奥行28cm以上あれば検査は通ります。

    最近では保健所の新基準として手動の蛇口式ではなく、自動センサー付の手洗器を設置することが義務付けられています手動では衛生面で基準違反と見なされますので、居抜き物件の際は特に注意が必要です。

    食器棚の選び方について

    1. 食器は戸付の棚に収納する必要がある

    食器に埃や油がついてしまうことを防ぐために、戸付の棚に収納することが義務付けられています。

    効率を考えて、扉を外して使用している飲食店をよく見かけますが、保健所の基準によれば、食器を保管するための棚には扉がついていることが必須になります

    2. 埃が溜まりにくく、掃除がしやすい場所に設置

    吊り下げ式の戸棚に食器を収納する場合には、天井と吊戸棚の間にスペースがある場合、埃が溜まりやすい設計ということで基準違反となります
    置き型の食器棚を使用する場合には、極端に背が高く、手が届かない場合も、掃除がしづらいという点で基準違反とみなされます

    厨房レイアウトの基本!大事なのはオペレーション

    ここまでは、開業するために最低限必要な厨房設備について述べてきましたが、ここからは最適なレイアウトを作成するために抑えておきたいポイントをお伝えしていきます。

    1. メニュー構成は決まっているか?

    その店の武器となる主力メニューが何になるのかによって、必要な厨房設備が決まります。

    ラーメン屋なら茹で麺機が必要になりますし、寿司屋ならネタケースが必要になるということは誰でもわかります。

    ただ、主力メニューがあるということはサイドメニューもあるわけです。

    ラーメンと一緒に半チャーハンを出すのか、寿司と一緒にお酒を出すのか、というところを深くまで考えていくと、必要な厨房設備が複数あがってきます。

    そうなると、必然的にどこに何を配置するかを考えなければいけません
    そのため、まずメニュー構成をしっかり考える必要があります。

    2. スタッフの人数は決まっているか?

    メニュー構成が決まったからといって、レイアウトの作成に着手するのはまだ早いです。

    厨房を何人で回すのか、ホールは何人で回すのか、というスタッフの配置ついても先に決めておく必要があります

    なぜなら、全く同じ広さの店であっても、一人で回すのか、二人で回すのかで動線が全く変わってくるからです。

    3. オープンキッチンにするかクローズドキッチンにするか?

    スタッフの配置を決めることと同時に、カウンターから厨房内を見れるようなオープンキッチンにするか、逆にクローズドキッチンにするかも決める必要があります。

    先ほど例に挙げた、ラーメン屋や寿司屋ではオープンキッチンにした方が人気が出そうですよね。

    ここは席数や業態によって向き不向きがありますのでよく考える必要があります。一般的にはオープンキッチンの方が、厨房で作業しながらお客様を見ることができたり、お客様とコミュニケーションが取れるので、少ない人数でお店を回すオペレーションに向いています

    クローズドキッチンの場合は、調理に特化した設計にしやすく、シェフが集中して調理したり、大量調理が必要なオペレーションのお店に向いています

    ここまでオペレーションが決まってから、厨房レイアウトを設計することで、やっとそのお店に合った厨房レイアウトを設計することができます。

    内装工事や厨房機器の購入のご相談は、是非テンポスバスターズにお任せください。

    テンポスバスターズ店舗一覧

    大手飲食店や飲食店以外の教育施設や温浴施設の厨房設計・販売の実績多数のグループ会社「キッチンテクノ」からのご案内も可能です。

    キッチンテクノ公式サイトを見る

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  • 飲食店にカウンター席は必要?カウンター席の役割やポイントをご紹介!

    飲食店にカウンター席は必要?カウンター席の役割やポイントをご紹介!

    飲食店に来店されたお客様に、テーブル席かカウンター席どちらがいいか聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

    飲食店のレイアウトを決めるときに多くの方が悩むのがこのカウンター席。
    広さや高さに気をつけないとお客様に居心地が悪いと判断され、再来店に繋がりません。

    本記事では飲食店にカウンター席は必要なのか、その役割やメリットをご紹介致します。お客様に気持ちよく食事を楽しんでいただけるよう、しっかりとポイントをおさえましょう。

    カウンター席の役割

    近年のコロナ情勢により、人数制限や「黙食」を推奨する飲食店が増えました。少人数または一人で食事を楽しむ方も増えたことで、カウンター席を選ぶ方も今ではたくさんいます。

    また、カウンター席は来店されたお客様の目に留まりやすい位置にあることが多いので、お店の印象を左右する重要な要素です。

    以下ではそんなカウンター席のメリット・デメリットについて説明します。

    カウンター席のメリット

    ・お客様とのコミュニケーションが増える
    ほとんどのカウンター席は厨房が見える仕様になっているので、お客様が調理工程を見ることができます。
    そのパフォーマンスを見る中でお店とお客様の会話が増え、貴重な意見を直接いただける席でもあります。

    ・効率的な営業ができる
    お客様の料理やドリンクの確認を目の前で行えるため、次の料理を出すタイミングや食器の片づけをスムーズに行うことができます。

    カウンター席のデメリット

    ・隣の席との距離が近い
    特にコロナ禍においては隣との距離を気にするお客様が多いでしょう。
    隣の人の会話が気になったり、荷物を置くスペースが無かったり、お客様が不便に感じてしまう場合もあります。

    ・厨房が丸見え
    カウンター席からは厨房内がよく見える場所ですので、を清潔にきれいに保っていないと不衛生なお店という認識をされてしまいます。
    洗い場やゴミの処理などもお客様が見たらどう思われるかを考えて工夫しましょう。

    カウンター席の種類

    カウンター席といっても、お店によって形や高さなど様々です。
    自分のお店に合う雰囲気のカウンター席を作るようにしましょう。

    ここからはカウンター席の種類について「形」と「高さ」に分けてそれぞれ説明致します。

    カウンター席の形は大きく分けて3つに分かれます。

    I字型

    I字型のカウンターはお客様全員がと厨房が向き合う主流な形のため、スタッフとのコミュニケーションが取りやすいです。
    スペースの確保がしやすく、費用も抑えることができます。

    コの字型

    文字通りコの字型にカウンター席が設けられ、へこみ部分に厨房があるタイプです。
    スタッフはお客様全体の様子を見ることが可能です。

    お客様同士が向き合う形になり、活気のある賑やかな雰囲気を作ることができるため、居酒屋などのカジュアルなお店に向いています。

    L字型

    I字型に加えて厨房のサイドにも席を設けた形のカウンター席です。

    鉄板料理や寿司屋など調理工程のパフォーマンスを売りにしているお店に向いています。
    落ち着いた雰囲気を演出することができますが、I字型と比べるとスペースの確保が難しいです。

    高さ

    カウンター席の高さは3つに分かれます。

    ローカウンター

    高さが一般的な家庭のダイニングテーブルと同じの約70cmで、多くのお店で使われています。
    足が床にしっかり着く高さでゆったりと座ることができるため、お客様に料理やお酒を楽しんでいただけます。

    ミドルカウンター

    高さが厨房のシンクと同じくらいの約95cmで、つま先が床にギリギリ着くくらいの高さですで、あまり使われない高さです。
    ミドルカウンターに対応するイスが少ないため、選ぶ際には注意しましょう。

    ハイカウンター

    高さが立ち飲みカウンターと同じくらいの約1050cmで、バーなどでよく使われています。

    スタッフと同等の目線になるので、コミュニケーションが取りやすいです。

    足が床に着かないため、不安定で長時間座るのには適していません。
    お客様にゆったりとした時間を提供したい場合は、足が掛けられるイスを選ぶようにしましょう。

    カウンター席作りのポイント

    スペースの節約や回転率だけを考えてカウンターを作ってしまうと、居心地の悪い席になってしまいお客様のリピートに繋がりません。
    カウンター席を作るうえでのポイントをしっかりと抑えて、自分のお店に合うカウンター設置しましょう。

    ここからはカウンター席作りのポイントをご紹介致します。

    縦幅と横幅

    カウンター席作りで大切なのが縦幅と横幅です。
    縦幅が狭いと料理やお酒を置くスペースが無くなり、置けなくなるから追加注文はやめておこうと考えるお客様もいるため客単価UPに繋がりません。

    また、横幅と席数間違えると席同士が近くなり、居心地が悪いと感じてしまうお客様もいるでしょう。
    客数を入れることばかり考えて席いっぱいにお客様を案内するのは、絶対にやめましょう。

    付け台

    付け台とはカウンター席と厨房を隔てる棚のことです。
    この付け台に食器や料理を置くお店も多いです。

    付け台の位置が低いと衛生上良くないため、お客様の目線より少し高い位置に設置しましょう。

    荷物入れ

    カウンター席はテーブル席と比べると、どうしてもスペースが狭くなってしまいます。

    荷物の置き場所に困るお客様は多いので、荷物を入れられるカゴの準備や、カウンターテーブルの下に収納スペースやフックの設置をしましょう。
    寒い季節はコートをかけられるハンガーを用意しておくと親切です。

    目線

    カウンターの高さの種類によってはお客様を上から見下ろす状態になり、圧迫感を与えてしまう可能性があります。

    スタッフ側がそんな気がなくとも、上から覗きこまれている感覚や会話を聞かれているという不安感が芽生えてしまうため、上から見下ろす構図になるカウンター席の作り方はできる限り避けましょう。

    まとめ

    いかがでしょうか。

    一口にカウンター席と言っても、形や高さの種類が様々だったり、メリット・デメリットがそれぞれあったりします。
    カウンター席を作るうえで大切なのはお客様目線に立つことです。

    テーブル席と比べるとどうしても居心地の良さが減ってしまうカンター席で、いかにお客様に満足していただけるかをしっかり考えましょう。
    実際に他の飲食店のカウンター席に座って、居心地が良い部分と悪い部分を参考にするのもいいですね。

    お客様の立場になってカウンター作りをし、喜んでいただけるお店を目指しましょう。

    カウンターイスはこちら