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  • 販売されているシンクや作業台のサイズが合わないお客様へ

    販売されているシンクや作業台のサイズが合わないお客様へ

    図面が上がり、寸法を確認したところ、「テンポスドットコムで販売されている商品だと、サイズが合わないな…」、「実際置いてみるとみると隙間が開いてしまいそうだな」、「レイアウトに合う作業台やレンジフードが欲しいな」と思ったことはありませんか。

    開業前に購入し、実際に搬入設置をしてみて、”ぴったり合うサイズ”の作業台等を知ることも少なくありません。テンポスドットコムではオーダーメイドで作業台やシンク、吊戸棚などの板金類を製作できることはご存じですか?

    今回は、お店の規模やレイアウト、作業スペース別に合わせてオーダーできる特注板金についてご紹介いたします。ネット価格ならではの価格で提供可能ですので、ぜひ参考にしてみてください!

    特注例1 作業台

    テンポスドットコムで販売されている作業台は規格サイズと言われ、販売されている作業台のサイズは以下の物がほとんどです。

    ・奥行450mm~奥行900mm
    ・幅300mm~1800mm
    ・高さ800mm

    図面を見たら、規格品の物ではスペースに納まらない、隙間が開いてしまうというお話も良く聞きます。やっぱり、きちんと厨房に収まる作業台を導入して、スマートな厨房を作り上げていきたいですよね。

    そこでテンポスドットコムでは、お客様の厨房に合わせてオーダーメードで作業台を製作することが可能です。しかも、シンクやほかの厨房機器と合わせて注文すると結構高価になってしまいますが、ネット通販ならではの価格でご提案が可能です。

    特注の作業台製作では、間口、奥行、高さ、バックガードサイズの変更の他にも、補強三方枠や四方枠仕様と足の位置の変更、足数の変更、架台としても利用できるように天板補強なども可能です。

    特注作業台の製作ではこんなことができます。

    ・スノコ位置の高さ変更、中板位置、引き出しタイプは引き出しの個数変更が可能です!
    ・キャスター仕様はキャスターの径の変更も可能です!
    ・サーバー台の場合、パンチングで天板に穴を開けることも可能です。

    特注で厨房にあった作業台を製作したい方は以下からお気軽にお問い合わせください。

    特注板金制作
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    特注例2 吊戸棚

    吊戸棚をつけたいけど、規格品だとサイズが小さいな、または大きいな、追加で取り付けたいけど、空いたスペースに収まるサイズが規格品にはないな、といったことはありませんか?

    テンポスドットコムでは吊戸棚も特注で製作することが可能です。

    厨房図面を見ながら、設置したいスペースにあった吊戸棚を作成することも可能です。

    また既製品にはない、両面開き仕様や、開き戸使用、扉収納仕様など様々な仕様で製作することが可能です。形も相談に乗れますので、ぜひ既製品では取り付けが困難なお客様には一度以下ページよりお気軽にご相談ください!

    特注板金制作
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    特注例3 シンク

    規格品のシンクだと、大きさが合わない、またほかの厨房機器よりも高さが低いので、高さを上げたい、手洗い用のシンクがほしい、また油物を調理した食器や調理器具を頻繁に洗うから、グリーストラップを取り付けられるシンクがほしい…。

    そんな要望はありませんか。テンポスドットコムでは規格品の新品のほかに中古品で様々なタイプのシンクを取り扱っておりますが、設置するスペースはお店によってまちまちですし、スペースの形も様々ですよね。

    テンポスドットコムではお客様のご要望に合わせた特注シンクも製作可能です。
    間口、奥行、高さ、バックガードといったサイズ変更のほかにも、槽の深さやトラップの位置、種類もお好みに合わせて製作可能です。

    特注シンク製作ではこんなことができます!

    ・バックガードの変更はご利用の水栓のサイズに合わせて調整することが可能です。調整することにより、混合水栓の取り付けも可能になります。

    ・床置きグリーストラップのメーカー、型式などから設置可能なシンクを製作することも可能です。※お問い合わせ時にご指定のメーカーをお知らせください!

    ・ドアタイプ、リターンタイプの食器洗浄機に噛み合わせてラックをスライドできるソイルドシンク、クリーンテーブルもご利用のメーカーと型式が分かれば、食器洗浄機に合わせたシンクを製作することもできます!

    ・長尺物の洗浄に合わせ、槽の深さを深くすることもできます。

    規格品や中古品でお店の厨房スペースにあったシンクが見つからなかった場合は、ぜひ、以下のページよりお気軽にお問い合わせください。

    特注板金制作
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    テンポスドットコムの特注板金では作業台や吊戸棚、シンク以外にも棚やレンジフードなども製作可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

    特注板金制作
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    テンポスドットコムでは、中古の商品もたくさん掲載しています。

    少しでもコストを抑えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

    https://www.tenpos.com/

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    テンポスドットコムでは、2万点以上の商品を掲載しております。
    この記事を参考に、「自分のお店に本当に必要なもの」を見つけてみてください。

  • 飲食店でテイクアウト・デリバリー始める為の必要機器【真空包装器】

    飲食店でテイクアウト・デリバリー始める為の必要機器【真空包装器】

    世界中で感染が拡大した新型コロナウイルスの影響も徐々に少なくなってきていますが、まだ外食産業は非常に厳しい状況であることは変わらない。厳しい状況でも売上アップさせるために、今飲食店では、店内飲食だけでなくテイクアウトやデリバリー、通販をおこなっているお店が多くある。

    そこで今回はテイクアウトやデリバリー、通販などを取り入れる時に飲食店で活躍する、真空包装器のご紹介をさせて頂きます。

    真空包装器って何?

    「巣ごもり」、「お家時間」がキーワードとなるなか、経営を安定させるため、飲食店の商品配送サービスも多様化し、飲食店の本格的な味わいを家庭で楽しむスタイルが浸透してきた。そのようなお店のテイクアウト、デリバリーを利用されたこともあるのではないでしょうか。

    一方で、いままで店内で提供していた商品を、安心、安全に、そして見た目もきれいな状態でお客様に届けるための工夫も必要になっている。その1つが、真空包装器を使った真空パック(真空包装)の活用だ。

    真空包装器とは

    真空包装(真空パック)とは、真空包装器を使って内部の空気を抜き、真空にすることで密封する包装方法である。専用パックはそのまま湯煎できるので、手軽なテイクアウト食品として売りに出すことができる。

    活用方法

    スープやカレーなどの汁物を提供する場合、カップ型の容器に蓋をするだけでは、配達の途中やお客さまが持ち帰る途中で、汁がこぼれてしまう可能性がある。また、複数の料理が入っているお弁当を提供する場合では、蓋がゆるくて食材が混ざってしまうこともある。

    このような状態になってしまっては、料理がいくらおいしくてもリピートしてもらえないばかりか、クレームにつながる可能性もある。

    こうした問題を軽減できるのが、真空パックです。真空包装器を使って密封パックすることで中身を固定でき、フタがずれて中身がこぼれてしまうことを防ぎます。運ぶ途中での異物混入さえ防ぐこともでき、お客様に衛生的な印象を与えることが可能です。

    真空パックにした食材や食品は、そのままお客様に提供しても良いですし、注文が入ったときに手早く湯煎調理して提供することもできるので、お店の形態に合った方法でテイクアウト事業を展開できる。

    真空包装機の種類

    真空包装器にはパックにノズルを差し込んで脱気する「ノズル式」

    https://www.tenpos.com/c/sealer/vacuum-packaging1/iy1-nl-302s-5wa

    ボックス内で脱気する「チャンバー式」

    https://www.tenpos.com/c/sealer/vacuum-packaging1/t032-00375584-0

    の2タイプがあります。本体価格が安いのはノズル式ですが、チャンバー式は液体も真空包装できるうえ、誰でも簡単に使用できるので、テイクアウトをはじめるにはチャンバー式がおすすめです。

    真空包装器のメリットと気になる点

    次に導入することによる飲食店のメリットと気になる点を考えてみます。

    メリット

    まずはメリットからご紹介します。

    さまざまな提供スタイルを実現できる

    真空包装(真空パック)することで、デリバリー、テイクアウトさらには通販まで、さまざまなスタイルで、お客様においしい商品とともに満足を届けることが可能になります。

    調理にかかるコストカットにつながる

    食品を真空パック(真空包装)して保存することで、通常の2〜3倍の日持ちを実現できると言われています。冷凍することでさらに長期保存も可能です。食品が冷凍焼けしたり、臭い移りや霜が付いたりといった心配もなく、これまで冷凍保存がしにくかった商品も、つくりたてを新鮮にパックできます。

    あわせて、売り切れによる機会損失を減らすとともに、廃棄する食品の量を減らすことができ、食品ロスの削減にも貢献できます。加えて、一括で仕入れて一括で調理するまとめ調理や、前倒し調理が可能になります。調理にかかる手間や時間を削減でき、結果的に人件費削減にもなります。

    真空調理ができる

    真空パック(真空包装)を活用して、マリネや煮物などの真空調理にも活用できます。食材の中からも空気を抜くことで、食材に味をしっかり染みこませることが可能。お肉もジューシーに仕上がり、再加熱をしたい場合もおいしさをキープできます。

    気になる点

    次に気になる点を確認していきます。

    導入コスト

    業務用真空包装機は家庭用に比べるとかなり高額になります。ただ、補助金の対象になる可能性もございますのでお近くの自治体にご確認ください。

    設置場所

    卓上に置けるコンパクトな製品が主流です。使わないときはしまっておくこともできます。

    おすすめの真空包装器

    おすすめは、TOSEIの卓上型標準タイプクリアドーム「V-282」です。コンパクトな卓上タイプでありながら、効率よく真空パックにできるので、食材や食品の衛生管理に役立ちます。

    初めて使用される方でも使いやすいタッチパネルタイプになっており、メーカーの方の取扱レクチャーもございます。

    https://www.tenpos.com/c/sealer/vacuum-packaging1/hc1-v-282-t

    まとめ

    先が見えない状況が続きますが、飲食店にとって、デリバリーやテイクアウト、通信販売への参入は、新しい顧客を獲得し、売上アップのチャンスと言えます。ただし、食事をするお客様自身が飲食する時間帯・場所を決めるという性質上、店内で飲食するイートインに比べて衛生管理が非常に難しいといわれています。

    食品は基本的に、時間が経つほど鮮度や味が落ちるうえ、細菌が繁殖しやすくなりますので、店内で調理・提供する際よりもより衛生面の配慮が必要です。

    とくに細菌の繁殖は食中毒の発生につながりますので、真空包装器や冷蔵ショーケース、スチコンなどの厨房機器を上手に活用し、安全でおいしいテイクアウト料理を提供できる環境を整えましょう。

    今回ご紹介した真空包装器等の厨房機器は、業務用厨房機器の販売を行っているテンポスドットコムの通販サイトにて取り扱っております。包材も色々取り揃えております!新品機器のほか、中古品も多数販売しておりますので、コストを抑えながらテイクアウト事業をスタートしたい!とお考えの方はぜひご利用ください!

  • 業務用食洗器、便利なのはわかるけど…で、家庭用と何が違うの!?

    業務用食洗器、便利なのはわかるけど…で、家庭用と何が違うの!?

    飲食店はやる事が多くて忙しい、時間を上手に使える人じゃないと、とてもじゃないけどお店はまわせない…今さら、言葉にしなくても周知の事実ですよね。

    調理や接客、清掃、メニュー開発はもちろん、スタッフ管理や広告宣伝等、やらなければならない事は多岐に渡って、本当に大忙しです。

    中でも厄介なのが、洗い物。よく、飲食店を舞台としたTVドラマで描かれる、新人さんの代表的な仕事のワンシーンで登場する、飲食店において欠かせない業務のひとつです。とはいえ、現実には、洗い場専門のスタッフを常時雇っているお店は稀だと思います。

    ピーク時は、調理や接客で手一杯。気づけば、汚れた食器がシンクに山積み洗い物でヘトヘトになっていては、他の業務に注ぐパワーがなくなってしまいます。そこで、あると便利なのが、業務用食洗器。でも、業務用って家庭用と何がどう違うの?そんな疑問を少しでも解消できればと思います。

    メリット

    最初に、食洗器導入のメリットを軽くおさらいしたいと思います。

    業務の効率化

    大量の食器類を人の手ですべて洗浄しようとすれば、かなりの手間や時間を要します。
    忙しい時間帯には人手が足りなくなり、作業が追いつかなくなる可能性もあります。

    しかし食洗機があれば、汚れた食器をどんどん入れてスイッチを押すだけ。大量の食器を時間をかけずに洗うことができ、「洗い物が追いつかなくて、食器が足りない!」という事態も起きません。

    また、食洗機は、「洗い→すすぎ→乾燥」までスイッチ1つで完了できます。そのため、洗い”ながら”、他の作業ができます。本来やるべき大切な業務に集中できるようになります。
    これは忙しい飲食店には何よりも大切な事ですよね。

    人件費の削減

    人の動く季節の変わり目、新メニューの開発も大変ですが、それよりも多くの飲食店を悩ませるのがスタッフの確保ではないでしょうか?

    仮に、洗い物専属のアルバイトを時給1,000円で雇い、1日4時間、月に20日働いてもらうとします。すると、かかる人件費はひと月に1,000円×4時間×20日=80,000円。

    年間で96万円以上の人件費がかかる計算ですが、食洗機の導入によってこれがカットされます。
    慢性的な人手不足が叫ばれる、飲食業界、それこそ人的資源は調理や接客に活用したいですよね。

    衛生的

    食洗機は、強い水圧と高温、そして洗浄力の強い洗剤で一気に食器を洗い上げます。
    そのため食中毒の原因となる菌を除去することができ、食器の清潔さを保つ事ができます。

    そのため衛生面においては、手洗いとは比較にならないほどの安心感があります。
    また、洗浄に加えて、乾燥も食洗機でおこなえるため、食器を拭く手間も省けます。

    業務用と家庭用の違い

    それでは本題の、家庭用と業務用食器洗浄機の違いを説明しましょう。

    洗浄時間

    大きく違うのは洗浄時間です。家庭用の食器洗浄機は1回の洗浄時間が20~30分ほどに対して、業務用の食器洗浄機は1分~1分半ほどで終わります。
    食器洗浄機の洗浄1サイクルはおよそ1分から1分半です。

    手洗いですと1時間で洗える食器が200枚程度なのに対し食器洗浄機を使用するとその5倍、1000枚程度洗うことが出来ると言われています。

    洗剤の種類

    上記でもふれましたが、家庭用に比べて洗浄時間が大きく違うのは使用している洗剤が異なるからです。

    手洗いの場合は、中性~弱アルカリ性の洗剤を使用し、家庭用食器洗浄機ですと弱アルカリ性のものを使用します。これに対して業務用の洗剤は強アルカリ性です。強い洗浄力を持った洗浄液を直接食器に噴射し、化学的な力で汚れを分解するので、あっという間に洗浄してしまいます。

    洗い物というと、シンクで泡を立てゴシゴシ洗う姿を想像しますが、業務用食器洗浄機の場合は、泡が洗浄の邪魔になる為、無起泡性の洗剤を使用します。

    業務用食器洗浄機購入時の注意点

    業務用食器洗浄機を導入する際に、忘れがちな注意点があります。
    安くない買い物だからこそ、お店の環境や設備を確認した上で必要な物を選ぶ必要があります。

    給湯器は必須

    業務用の食器洗浄機は、ほとんどのメーカーですすぎに60℃~80℃の高温を使用するため、そのお湯を用意する必要があります。給湯器から80℃のお湯を繋ぐ、または40℃程度のお湯を洗浄機のブースターや内蔵タンクで加温して80℃にするなどやり方は様々です。

    また給湯器から食器洗浄機と一緒にシンクにも繋ぐ場合は、給湯能力・設定温度・水栓にも注意が必要です。

    給湯能力が足りない場合、温度が設定温度まで上がらず汚れがきちんと落ちない場合があります。 理想は、食洗機専用の給湯器を増設することですが、導入前に現在お使いの給湯器の号数を確認することが必要です。食器洗浄機によって必要な給湯器の能力(号数)が変わりますのでご注意ください。

    食器洗浄機に合わせた給湯器の温度設定をすると、一緒に繋いでいるシンクにもとても触れられない熱湯が出てきてしまいます。そういった場合はお湯と水を混ぜ合わせる混合水栓をご使用ください。

    給湯能力・設定温度・水栓の都合で、洗浄機とシンクそれぞれに給湯器を設置したほうがよい場合もありますので、詳しくは店舗販売スタッフにご相談ください。

    電気・ガス

    食器洗浄機そのものを動かす為の電気と、お湯(または水)を加温するのにも電気またはガスを使用します。消費電力は様々ですが、給湯温度が低い仕様のものほど基本的には消費電力(またはガス)が大きくなります。

    食器洗浄機か給湯器、どちらかで加温することになりますので、店舗全体でみればどこに割り振るかが違うだけで必要な総量は変わりません。

    専用の洗剤の取付

    初めて導入する方に取って、一番盲点となるのが実は専用の洗剤の取付だったりします。

    先にご紹介したとおり、業務用食洗器は、強い洗浄力を持った強アルカリ性の洗浄液を直接食器に噴射し、化学的な力で汚れを分解します。その為、専用の洗剤の取付を業者に依頼する事が必要となります。

    基本的には機器設置後、洗剤メーカーの方が訪問にて設置取付の流れになりますが、メーカーや導入場所によっては機器の出荷前に予め、設定を行った上で機器を出荷する場合もあります。

    もちろん、洗剤メーカーのご紹介も可能ですので、お気軽にご相談下さい。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    業務用食器洗浄機の導入には作業時間の短縮、衛生面の向上、コスト削減など様々なメリットがあります。一方で、開業時はできるだけ初期投資をおさえたいものです。

    経営が軌道にのるまでは、手洗いで頑張り、お店が繁盛してきたら洗浄機を導入される飲食店さんもいらっしゃいます。

    ただ、皆さん口を揃えておっしゃるのは、
    「すごい便利。もっと早くに導入すれば良かった」
    しっかりお店の環境に合わせ、今後の運営計画に合わせ必要な機器を選んでいきましょう。

    テンポスドットコム
    食洗器ページはこちら

  • キッチンカーで最近人気のベビーカステラ屋をオープンするには

    キッチンカーで最近人気のベビーカステラ屋をオープンするには

    夏祭りの屋台などで見かけたベビーカステラ。
    甘い香りとエモい雰囲気に釣られてついつい手を伸ばしてしまう人も多いですよね。

    最近では、屋台だけではなく専門店やキッチンカーで素材や提供方法にこだわった店がじわじわと増えてきています。
    今回は、キッチンカーでのベビーカステラ屋開業についてお役立ち情報を紹介していきます。

    キッチンカーでベビーカステラを売る際の良い点

    キッチンカーの作業スペースは、約1坪程度です。
    シンプルな作業と効率の良い工程で提供したいところです。

    ベビーカステラは、シンプル調理なので一人でも商品の提供ができキッチンカーでの販売に向いているメニューと言えます。

    また、甘く香ばしい香りでお客様の購買意欲を誘えますし冷めてもおいしく食べられるためイベントなどの出店にも適しています。

    キッチンカーでベビーカステラを売る際の気になる点

    ベビーカステラは軽食のため、お食事メニューではありません。平日ランチタイムでの出店は難しいと考えましょう。

    商業施設や公園などファミリー層の需要を狙える出店や、休日のイベント出店場所で売上を確保できるようにしましょう。

    ベビーカステラに限らずキッチンカーでの商売に関わることですが、天気などの事情でイベントが中止になる場合や、季節の影響を大きく受ける場合があります。

    キッチンカーでのベビーカステラ屋開業までの流れ

    ベビーカステラ屋の開業までには、いくつかの大切なステップがあります。

    予算を立てる

    ・キッチンカーを購入もしくはレンタルにするか決める。
    ・キッチンカーの内装や設備を専門業者に依頼もしくはDIYにするか決める。
    ・調理や提供に必要なものを書き出す。

    ※キッチンカーの設備に関しては各自治体ごとの保健所で必ず確認しましょう。

    予算をどこから出すか

    予算の確保に悩まれる方も多いと思います。[貯金][家族や知人に借りる][ローン]など方法は様々ありますが、個人事業利用ができる融資で「日本政策金融公庫」もあります。
    キッチンカーを始める人の利用も多いので、話を聞いてみることをお勧めします。

    資格と許可

    キッチンカーで開業するためには「食品衛生責任者」の資格取得が必須です。講習を1日受けることで取得が可能です。また、営業する地域の「営業許可」が必要です。

    キッチンカー内でベビーカステラの調理をするため、[食品営業自動車]の[菓子製造業]の許可が必要となりますが、もしドリンクメニューも販売する場合は、[喫茶店営業]の営業許可も必要です。
    該当地域の保健所に確認しましょう。

    出店準備

    イベント情報やサイトから良い出店先を探すことも重要ですが同業者の輪に入ることで、情報交換や助け合うことができ心強いです。

    【人気の記事】パート・アルバイトをキッチンの戦力にするための大原則
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    ベビーカステラの調理に必要な設備

    ベビーカステラの焼き機選びが最重要です。その他にも、台下冷蔵庫、換気扇、シンクなども必要となります。

    ベビーカステラ焼き機

    ベビーカステラを焼くためには、専用のベビーカステラ焼き機が必要になります。
    ベビーカステラ焼き機にはプロパンガスタイプと電気タイプのものがあります。

    【サンテック】マルチベーカー PRO MSP-100-DX 電気タイプ(単相100V / 単相200V)
    本体購入でお好きなプレートを1種えらび、そちらが付いてきます。

    ベビーカステラのプレートは2種類あり、通常の32個タイプと、丸型の40個タイプからえらべます。

    プレートは簡単に外せ、洗うこともできます。
    追加のプレートを購入し別のメニュー(ワッフル、たい焼き、大判焼きなど)も可能です。

    テンポスドットコム
    マルチベーカーページはこちら

    保温ケースもしくは保温型ショーケース

    焼きあがったベビーカステラを温かいまま保管する場合は準備しましょう。

    ベビーカステラの販売に適した車種

    少ないスペースでも作業のできるベビーカステラには、コンパクトな軽トラックのキッチンカーを選ぶ人が多いそうです。

    車体がコンパクトだと、人通りが多い場所や営業スペースが狭いところでも、気にせず積極的に販売場所として開拓することができます。

    スズキ [CARRY]
    軽バン [エブリィ]
    ダイハツ [ミラウォークスルーバン]

    などの人気が高いそうです。

    べ―ビーカステラの材料仕入れ先

    ベビーカステラの材料を仕入れる先として[業務スーパー]などの大型業務用食品取扱ディスカウントストアを利用している人が多いそうです。

    ベビーカステラを作るための材料のほとんどが常温保存ができる材料ですので、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。

    成功のポイント(他店との差別化)

    参入しやすいジャンルなので、卵やバターなどの素材にこだわったり
    他店と違ったアレンジやSNSでの拡散を意識したバズりやすい映える提供方法が大切です。

    弱点であるランチ時間帯を意識した食事メニュー

    ・生地を甘くせずバジルを混ぜ込んで作ったベビーカステラにベーコンを巻き
    ミニトマトやチーズと一緒に串に刺したイタリアン風ベビーカステラ串。

    ・ベビーカステラにメイプルシロップを沁み込ませ
    ソーセージと一緒に串に刺したモーニング風ベビーカステラ串。

    インスタ映えを意識したメニュー

    ・串に刺したベビーカステラに、生クリームやあんこ、モンブランなどをのせ
    その上に果物などをトッピングしたスイーツメニュー。

    ・プラカップにベビーカステラ、生クリーム、アイス、フルーツなどを入れて
    ミニパフェスタイルで提供するメニュー。

    まとめ

    ・ベビーカステラはシンプル調理なのでキッチンカーでの販売に向いています。
    ・イベントなど軽食が好まれる立地での出店先を確保することが大切です。
    ・開業には「食品衛生責任者」の資格取得と営業する地域の「営業許可」が必須です。
    ・ベビーカステラは”焼き機選びが最重要”です。
    ・キッチンカーは軽トラックがお勧めです。
    ・ほとんどの材料が常温保存が可能なため、大量購入での割引交渉もしやすいそうです。
    ・他店との差別化を意識したメニュー開発もしていきましょう。

  • 繁盛飲食店への第一歩!ABC分析を活用してメニューの見直しを

    繁盛飲食店への第一歩!ABC分析を活用してメニューの見直しを

    飲食店を繁盛させるためには、どうしたらよいのでしょうか?

    飲食店を経営されている方にとっては、尽きない悩みであると思います。

    そこで今回は、メニューはどう見直したらいいのか、分析はどういった方法で行うのか、といった内容をご紹介していきます。

    繁盛飲食店を目指すうえで欠かせないステップなので、ぜひ参考にしてみてください!

    メニューの見直しはなぜ必要?

    「飲食店の顔」とも言われるメニュー。

    メニューは、売上や集客に大きな影響を与える存在であり、飲食店において重要な役割を担っています。

    そのため、メニューを見直したり分析したりすることは、繁盛店づくりにおいて必須なのです。

    メニューの見直しによるメリット

    それでは、メニューを見直すことで得られるメリットには、具体的にどういったものがあるのでしょうか。

    お客様の来店動機づくり・来店頻度の向上

    飲食店における売上の60%は、20%のお得意様、または常連客で作られています。

    お店の売上を成長させるためには、この20%のお客様に継続して来店してもらわなければなりません。

    そのためにも、季節ごとなどのある期間で新しいメニューを投入し、お店を飽きさせないようにしたり、新しいメニューを試そうという来店動機に繋げたりすることが大切です。

    客単価を上げることが可能に

    一品料理などでのメニュー見直しは、新メニューをぜひとも食べてみたい、試してみたいというお客様の心理を呼び込みます。

    結果、客単価がUPする効果があるのです。

    人は『新商品』や『新メニュー』といった言葉に良く反応してしまいます。

    既存のメニューを見直し、お客様をたくさん呼び込める新メニューを作成することが大切です。

    廃棄ロスの削減

    メニューの見直しや分析によって、仕入れ量をどう調節すれば無駄のない商品管理ができるようになるのかを知ることができます。

    メニューの種類や価格に幅がありすぎると、お店のコンセプトがぼやけてしまいます。

    軸であるコンセプトに沿って、提供するメニューを厳選するようなかたちでメニューを考えていきましょう。

    メニューを絞ることで、ストックしておかなければならない食材の種類を減らすことができ、廃棄ロスの削減に繋がるのです。

    メニューを分析する方法

    飲食店のメニューを分析したいという時によく用いられるのが、『ABC分析』です。

    この分析は利益を改善するための策として、多くの飲食店で一般的に活用されています。

    飲食店を経営する場合に欠かせないABC分析。

    その概要と方法をご紹介します。

    ABC分析とは何か

    ABC分析とは、売上高や販売個数、粗利率などのある特定の指標からメニューをランク分けする分析です。

    メニューの開発や在庫管理といった場面において、販売をするうえで優先するべきアイテムは何かを洗い出す方法で、店舗の販売促進や利益率の改善を図る手法でもあります。

    この分析を使うと、そのメニューが売上全体の中でどれほど貢献しているのか、影響力をひと目で把握することができます。

    お店で今売れている商品や、改善が必要なメニューが分かるため、対策も立てやすくなるのです。

    分析を使って現状を可視化することで、注力すべきメニューをすぐさま確認し、増産やコストコントロール、在庫管理に生かしていきましょう。

    ABC分析のやり方

    ABC分析は、以下の手順で進めていきます。

    (1)調べたい商品の1か月分の売上金額を用意する

    まず、メニューひとつひとつの単価や販売個数、売上高のデータを用意します。POS(=販売時点情報管理)の販売データを活用して、エクセルなどを使うと作りやすいです。

    メニューごとの単価と販売個数のデータが揃ったら、メニューごとの売上の金額を計算していきます。

    メニューごとの売上金額は、〈メニューごとの単価×メニューごとの販売数〉で求めることができます。

    その後、〈メニューごとの売上金額÷全体の売上金額〉で「売上の構成比」を算出します。

    (2)売上高の高い順に並び替える 

    売上金額を「降順」にソートし、売上の金額が高い順に並べ替えます。

    (3)売上累計と売上累積構成比を計算する

    売上累計、売上累積構成比はそれぞれ、

    〈売上累計=当該メニューの売上高+当該メニューよりも上位のメニュー全ての売上高〉

    〈売上累積構成比=売上累計÷全体の売上金額〉

    といった式で算出します。

    売上累積構成比とは、その累計が売上の全体に対し、どのくらいの割合を占めているのかを表したものです。影響度が低くなるごとに数値は多くなります。

    (4)売上累積構成比をもとにABCにランク分けする 

    ABC分析では、『パレートの法則』が使われています。

    パレートの法則とは、「商品の売上高の80%は、全商品のうちの20%の品目が生み出す」といった考え方です。

    商品の売上高によって、「A」「B」「C」のランクに分けることで、売上に大きく貢献している商品、または売上にあまり貢献していない商品を明確化させることができます。

    Aグループ:累積売上割合70%までの商品

    Bグループ:70%~90%の商品

    Cグループ:90%~100%の商品

    上記のように分類し、ランクによって分けていきます。

    ABC分析の活用方法とその影響

    ここまで、ABC分析の概要や分析方法について述べてきました。

    では、分析結果を具体的にどのように活用していけばいいのか。

    また、活用することでお店にどのような影響が及ぶのかについてご説明します。

    それぞれのランクごとの対応

    Aランク商品

    極めて総売上への貢献度が大きい商品、いわゆる「売れ筋商品」です。

    さらに売上を向上させるためにも、メニューの中で大きく目立たせ、存在感を出すことが必要です。

    また、Aランクは中枢となるメニューなので、販売する個数を増やすと良いでしょう。在庫管理では十分な保管場所を確保し、品切れが起きることのないように発注を行うことが大切です。

    さらに、スタッフが積極的に薦めたり、POPを店内の目につきやすいところに飾るなどして、大々的に宣伝していくことをオススメします。

    Bランク商品

    Aランクまでには及ばないですが、それなりに売上を出している商品といえます。

    適切に販売管理を行ったり、定期的に、もしくは在庫切れを見計らって発注を行ったりするのが一般的です。

    販売個数が多いのであれば、在庫管理をしっかり行い原価率を下げましょう。原価率を下げることで利益率が上がり、Aランクに昇格するかもしれません。

    また、Aランク商品と関連性の高いBランク商品を、メニューの同じページに記載することで、売り上げ増加を狙うこともできます。このような工夫を施し、Bランク商品をAランクへと押し上げるようにしましょう。

    Cランク商品

    売上の貢献度が低い商品であり、「死筋商品」とも呼ばれます。

    場合によってはメニューから外し、新しいメニューに入れ替えることも検討する必要があります。

    その際には、「メニューからなくした場合、不都合があるか」をよく考えましょう。

    メニューの入れ替えまではいかないという場合には、クーポンの配布などといった施策を考え、実行していくことが大切です。

    販売における優先順位が分かる

    ABC分析を行うことで、販売する際の優先順位を知ることができます。

    「ランクごとの対応」から、Aランク商品が最も重要であり、優先すべき商品だということが分かりました。

    このように、メニューの優先順位を理解することが、分析の目的の一つでもあります。自店の強みを知ったうえで、どう活かしていくのかをよく考え、他店との差をつけていきましょう。

    在庫管理にもメリットが

    優先順位が分かる=売れ筋商品が把握できる ということでもあります。

    優先度の高いAランク商品の在庫を沢山確保し、優先度の低いCランク商品をできるだけ少ない量で抑えると、売れ筋に合わせた無駄がなく適切な在庫管理を実現することができます。

    ABC分析の注意点

    メニューを見直す際、とても利便性が高いとされるABC分析。

    ですが、注意しなければいけない点もあります。

    ロングテール理論

    ロングテールとは、「人気商品の売上総額よりも、ニッチ商品の売上総額のほうが上回る現象」のことをいいます。

    メニューにおいては、「細く長く売れる商品」のことを指します。

    このようなロングテールの商品では、分析によってCランクに分類された商品に関しても、慎重に施策を検討しなければなりません。

    売上が低い商品だからといって、すぐに新しいメニューに入れ替えることは避けたほうが良いでしょう。

    一過性の人気商品や季節限定メニュー

    分析するメニューの中には、季節限定のものや、話題性のあるメニューが含まれていることを念頭に置かなければなりません。これらは、ある一定の期間にのみ収益が増す商品です。

    このような商品の中で、Bランク、Cランクに該当するものもあります。

    これらは、一定の期間以外では一時的にAグループに入ることがあります。

    そのため、在庫管理をしっかり行うことが必要です。

    また、分析をしている時点では一時的な人気と思われる商品であっても、人気が続くことで定番商品となる可能性も充分にあります。

    以上の点から、分析を行う場合には、「全体の分析」と「一過性の分析」の2通りの分析を行うとよいでしょう。

    粗利にも注目する

    人気メニューの中には、売上が大きくとも原価率が悪く、利益への貢献が難しいメニューが紛れていることもあります。

    売上高が大きいからといって、必ずしも利益を稼いでいるとは限りません。

    もし、粗利の低いメニューを看板メニューとして売ってしまうと、「売上をあげているのに、利益が少なくなる」という事態に発展してしまいます。

    このようなことを防ぐ為にも、ABC分析は『売上』だけではなく『粗利』でも行いましょう。

    まとめ

    今回は、メニューの見直し、分析方法についてご紹介しました。

    飲食店にとって、メニューの改善は売上の向上に直結します。

    定期的にABC分析を行い、繁盛店を目指しましょう。

    考案したメニューは素敵なメニューブックに載せて、お客様のもとへ届けてみてはいかがでしょうか?

    メニューブック一覧はこちら

    テンポスではメニュー開発についてもご紹介しております。

    ぜひあわせてご覧ください!

    メニュー開発について

  • そば・うどん屋を開業、メニュー作成はどこに注意すればいい?

    そば・うどん屋を開業、メニュー作成はどこに注意すればいい?

    短時間で調理でき食べることのできるそば・うどんは昼食メニューとして大人気です。昼食や夕食、お酒の締めにも人気のメニューです。

    蕎麦やうどんはメニュー数が限られていますので、ターゲット層や立地条件をしっかり考えましょう。

    メニュー考案、構成のしかた、価格の設定方法など、メニュー作成は売上の要になりますので、物件を決める前から時間をかけてじっくり決めることが大切です。

    コンセプトに基づいて

    大事なのはコンセプトに沿っているかどうかです。
    開業のコンセプトで設定したターゲットの客層からそば・うどんの味、量、器、盛り付け方を決めていきます。

    ターゲット別:例

    女性向け
    ・健康志向や美容を意識したメニュー構成・・・有機野菜使用・野菜をたっぷり・コラーゲンたっぷり・十割そばなど
    ・量は少なめに設定
    ・彩りのよいおしゃれな盛り付けや器で興味をひく
    ・低カロリーメニュー提案やカロリー表示を打ち出し

    ファミリー向け

    ・広い客層に受け入れられる最大公約数的なおいしさ
    ・メインメニュー、サイドメニューやデザート品を用意してメニュー数多めにする
    ・お子様向けメニューの提案

    若い男性向け

    ・安価な料金設定
    ・ボリューム満点、分厚いチャーシューなど高カロリーメニュー
    ・丼ものメニューと「麺+丼」セット

    サラリーマン

    昼・・・すぐに食べられる・回転率を優先・セットメニュー
    夜・・・お酒の後にも食べたくなるあっさりした蕎麦やうどん・お酒やおつまみも用意する

    フリーク(愛好家)

    うどんやそば一本で勝負

    などターゲットにより準備するメニュー構成が変わってきます。

    ターゲットは「20~40代の働いてる女性」、「子育て中のお母さんと幼児」、「男子学生と食欲旺盛な男性」「近隣の会社の30~50代のサラリーマン」など細かく設定し行動傾向を調査してください。そうすることで、何を提供すべきか、どのようなサービスが必要かが見えてきます。

    最初から幅広い層をターゲットにするのは危険です。メニューの数が増えてしまい、手が回らなくなってしまう恐れがあります。メニューの数が多いと必要な食材が増えますので、食材のロスもその分増えてしまうというデメリットがあります。

    また、厨房のスペースによっては、設置できるコンロ数や機器に制限があるため、考え通りのメニュー数に対応できない場合があります。
    そうした場合は、トッピング等で差別化するなど工夫をしてください。

    立地別

    駅前・繁華街などのお店

    ・インパクトのあるメニューを打ち出す
    ・品数は少なめにし回転率を上げる
    ・「おすすめ商品」など、注文メニューの種類を集中させて効率を上げる
    ・デザートなど滞在時間が長くなるメニューの提供はピーク営業時間帯控える
    ・夜の飲み客も期待できる場合は、お酒の品揃えを増やしたり、おつまみを用意したりする

    ロードサイドなどの郊外店

    ・広い客層に受け入れられる最大公約数的な美味しさを狙う(やさしい味)
    ・刺身や寿司、天ぷらのセットなど高めの価格設定帯の商品を用意し顧客満足度を上げる
    ・サイドメニューやデザート類で、客単価UPを狙う

    メニュー作り

    そば・うどん

    こだわり

    味が良くなくてはいけないのは当然といえます。しかし、感激度の高すぎる味というのは毎日食べるには重すぎ(インパクトがありすぎ)、飽きられやすいものです。「毎日食べても飽きの来ない味付け」でなければ、お客様のリピート回数を増やしていくことは難しくなります。もちろん「こだわり」がなければ足を運んでいただくことができません。こだわりと、普遍的な味のとのさじ加減が重要になってきます。

    また、顧客ニーズというものはその時代時代によって変わってくるものです。しかし、味を変えてしまうと、常連客離れにもつながりかねません。

    何度でも足を運びたくなる、オリジナリティ溢れる蕎麦を、日々追求し続けていく姿勢が必要といえます。

    つゆと麺のバランス

    基本は「濃いそばつゆには冷たい麺」「薄いそばつゆには温かい麺」という組み合わせです。

    絶対的な決まりがあるわけではないので、独自の組み合わせを研究することで既成概念を覆すような味にたどり着けるかもしれません。実際に讃岐うどんの全国ブームにより「ひやあつ」などの組合せも市民権を得ています。

    地域性

    日本全国には多種多様の「ご当地そば」や「ご当地うどん」あり、その地域に受け入れられやすい味というものがあります。事前の調査を行うことは、エリアごとの「好まれる味」を知る重要な手がかりとなります。使用する醤油などはもっとも地域性が出やすいと思われます。

    流行

    爽やかな「すだち蕎麦」、どっさり肉を盛った「肉うどん」、見た目が真っ白な「白いカレーうどん」など、その時々のトレンドが存在しています。トレンドを取り入れた期間限定メニューを扱うなどお客様を飽きさせない工夫も必要となります。

    独創性

    最近の健康志向の中で、塩分の摂りすぎや、カロリー制限、栄養バランスの偏りといった点での関心が高まっており、オーガニックやグルテンフリー、ビーガン(ヴィーガン)、低糖質、無化調など、新しい視点での商品づくりが求められています。

    盛り付け

    昨今はSNSでの拡散効果が大きな集客を生むことから、見た目のインパクトは意識したほうがよいでしょう。トッピング・薬味の色味や配置に気を配り、トッピングに特徴がある場合は、主役となる食材が引き立てる盛り付けをしましょう。

    温度

    出来上がったらすぐに提供するということは大前提です。器の温度にも注意し、最も美味しい状態で食べられる温度で提供してください。

    見た目

    盛り付けや色合いは、食指を動かすきっかけとなります。また、近年ではソーシャルメディアへの投稿が盛んですので、お客様自身がカメラマンとなりご自店の宣伝をしてくれますので、見た目のインパクトや彩りはとても重要です。店名の入った丼なども効果があります。

    限定メニュー

    看板メニューとは別に、流行や季節感を取り入れた「季節限定メニュー」や「数量限定メニュー」を据えることで、顧客動向を追っていくことができます。

    つゆ(だし)

    つゆ(だし)

    つゆの味は地域によって好まれる味や風味が異なります。
    関東では、だしに濃口しょうゆなどで味付けしたものを「つゆ」と呼び、関西では、だしに薄口しょうゆなどで味付けし「だし」と呼びます。

    つゆは、味の決め手となる「かえし」と「出汁」を合わせて作ります。
    そばつゆは、そばの強い風味に負けないよう、醤油の味わいがしっかり利いているのが特徴です。
    『甘口で濃厚』『しっかり辛め』 など、そばの特徴に合ったゆつに仕上げます。

    うどんには麺自体に塩分が含まれていているため、そばのつゆよりも出汁の割合を高めて薄めに作ります。
    味のキーとなるつゆ(だし)は、地域差が大きいのものでその地域の好みにあった味付けが必要です。
    顧客の反応や市場傾向に注視して作る必要があります。

    出汁

    関東のうどんつゆは、鰹節のだしを主な原料として、昆布や煮干等は補助的に使います。関西のうどんだしは、鰹節、煮干、イリコ等の魚系の材料と昆布の両方を使う特徴の違いがあります。
    節の種類として鰹節、鯖節、宗田節などがあります。一般的に厚削り節を使用します。一緒に昆布の出汁をとる店が多いようです。
    「うま味」と「香り」がそばつゆの決め手となります。

    かえし

    かえしには醤油を加熱する「本がえし」と、醤油を加熱しない「生がえし」があります。
    本がえし・・・醤油の角が取れ、まろやかな味わい
    生がえし・・・醤油を加熱しないため、醤油の味が引き立つ

    基本は醤油、砂糖、みりんで作ります。砂糖とみりんの使用量は店によって大きく異なります。
    砂糖の種類も上白糖やザラメなど、どのような味わいにしたいのかによって異なります。

    うどん、蕎麦の中心となるのが麺です。シンプルな分非常に奥が深いものです。

    そば

    一般的に「蕎麦」とは「そば粉」を原料とした麺のことを指します。
    「そば粉」「小麦粉」「水」を使用して作ることが多いですが、そば粉の種類やつなぎの配合などによって、色も香りも異なるそばになります。
    「そば粉」には一番粉、二番粉、三番粉、四番粉の4つの種類があります。それぞれ蕎麦の実を製粉した回数によって呼び名が変わってきます。

    そば粉の種類

    一番粉・・・そばの実を製粉して一番初めの粉で、実の中心部分の胚乳のさらに中心部分です。でんぷんが主体で更科粉とも呼ばれています。
    二番粉・・・胚乳と胚芽で構成され、香り高く風味も栄養価も高いです。
    三番粉・・・暗い青緑色で甘皮も含まれています。栄養価が高く、香りも強いです。繊維質が多いため、食感は荒くなります。
    四番粉・・・風味や色が強いが、食感が悪いため、乾麺の製造に使用されることが多いです。

    麺の種類

    二八そば・・・そば粉8割、小麦粉2割の配合。蕎麦屋のメニューに載っている一般的な蕎麦がこのタイプです。
    田舎そば・・・そば粉をそば殻をつけたまま使用するため、麺の色が濃く太い麺が特徴です。蕎麦の香りも強いです。後述します更科そばの対極の位置づけとなります。
    十割そば・・・そば粉100%で打ったもの。強い蕎麦の香りと風味が特徴ですが、つなぎを一切使わないため麺が切れやすいです。
    更科そば・・・一番粉を使用したそばで、でんぷんを多く含みます。蕎麦の香りは少ないですが、ほのかな甘みと白いことが特徴です。
    変わりそば・・・一番粉と小麦とは別に、他の材料を混ぜ込んで打ったものです。茶、柚子、ゴマ、桜など、季節を楽しめる蕎麦になっています。

    他にも全国にご当地そばがあり、食べ方やつなぎの種類によって呼び名が変わってきます。

    麺の量

    1人前の量は、150g~200gが平均的です。麺の種類によって茹で上がり後の数値が異なりますので、それを考慮した上で決めてください。

    うどんは小麦粉を練って麺状にしたものの総称で、形状についてはある程度の幅や太さがあれば良く、明確に定義されているわけではありません。元々米があまり取れない時の代用として食べられており、古来より日本全国で親しまれている食品です。

    うどん

    うどんの麺は、基本的に「水」、「小麦粉」、「食塩」で作ります。生地に食塩を加えるのは、麺にコシを与えてくれるグルテンの形成を、促進させるためです。
    麺を選ぶ時には、つゆとの相性や地域特性を考慮する必要があります。
    麺を決めていくには、「太さ」、「水の分量」、「1玉の量」、「麺は自家製か仕入か」を決めなければなりません。

    項目ごとに説明していきます。

    麺の太さ

    切刃番手 (きりはばんて)
    幅30mmのめん帯から何本の麺を切り出すかの基準を日本工業規格(JIS)で定められています。
    うどん 7番(4.29mm)~16番(1.88mm)
    きしめん 4番(7.5mm)~6番(5mm)
    そば 18番(1.67mm)~24番(0.94mm)

    水の分量

    うどんの麺は、塩水と小麦粉の配分量によっても違いがでてきます。麺に含まれる塩水の重量が多いものを「多加水」、少ないものを「低加水」と言います。加水率は45%前後が一般的です。

    多加水麺
    多加水麺は、弾力がありもちもちした食感、喉越しの良さが特徴です。
    また、水分を多く含んでいるためのびにくい反面、つゆが絡みにくいと言えます。

    低加水麺
    低加水麺は、弾力は低めになり硬めの食感となりますが、その分小麦粉の風味を感じやすいのが特徴です。 加水率が低いほどのびやすくなりますが、つゆ絡みはとても良いです。

    麺の量
    1人前の量は、150g~200gが平均的です。麺の種類によって茹で上がり後の数値が異なりますので、それを考慮した上で決めてください。

    トッピング

    トッピングには、海苔、温泉卵、おろし、とろろ、肉などがあり、その店の特徴を出しやすいアイテムとなります。
    活用の仕方次第で売上UPにつながります。ご自身のお店のコンセプトをよく見つめ直し、マッチするものを選んでください。

    トッピングのもたらす効果は以下のようなものがあります。

    1.見た目
    蕎麦のトッピングはビジュアルのインパクトを高めるだけでなく、その蕎麦のコンセプトを分かりやすく伝えられるアイテムともいえます。トッピングや薬味の選び方次第で、味も見た目もグレードアップしてくれます。一見ボリュームが無さそうに見えるラインナップも肉系を追加するとボリューム感が出ます。

    2.オリジナリティを出しやすい
    トッピングをアレンジするのは、オリジナリティを加えるには一番簡単です。
    変わり種の蕎麦は話題になりやすいため、オリジナリティ溢れるものを考案してみるのもよいでしょう。

    3.客単価UP
    蕎麦という単品商品に彩りをつける大事な商品であると同時に、客単価を上げる手段でもあります。
    特に天ぷらや肉系は強めの価格設定しやすいアイテムです。

    サイドメニュー

    顧客満足度UP・客単価UPを目指すなら一品メニュー
    「お客様満足度UP」「客単価UP」を目指せるのが一品メニューです。うまく活用すれば、強い武器となるでしょう。
    一品メニューとしておすすめのメニューを以下にご紹介します。ご紹介するメニュー以外でも、名物となるような一品メニューの開発をなさってみてください。

    おススメのサイドメニュー

    そばがき
    蕎麦屋でしかなかなか食べられないということで人気のメニューです。素朴な味でヘルシーな一品です。

    だし巻き玉子
    そばつゆにも使用するだしで作るふわふわのだし巻きは女性にもお子様にも人気の高いメニューです。

    ミニ丼
    その店独自の食材を使ったミニ丼が多数存在します。ミニ丼に秘められた可能性は無限大です。すでに用意したメニューの組み合わせで、知る人ぞ知る美味いオリジナルミニ丼が生まれるかもしれません。蕎麦とセットメニューにしてみてもいいですね。

    鴨焼き
    柔らかくジューシーな鴨は、お酒のつまみにもぴったりの一品です。

    天ぷら盛り合わせ
    蕎麦と天ぷらは相性抜群です。春夏秋冬、それぞれの季節の食材を提供するのも良いですね。

    デザート類
    住宅街やロードサイド、ショップインショップなどの立地や、ファミリー層や女性をターゲットとした店舗では、デザートを用意しておくと、食後の追加注文やアイドルタイム時間帯での集客が期待でき、客単価UPにつながります。

    アルコール類
    繁華街や近隣に居酒屋があるなど、立地によっては夜のメニューにお酒をおくと、客単価UP・集客を狙えます。
    一緒に、おつまみも用意できるとなおよいでしょう。

    注意の必要なサイドメニュー
    デザートやアルコールなどは、滞在時間が長くなり回転率を落としてしまうため、導入する場合は提供時間帯を区切ったり客単価との兼ね合いを考えて扱うようにしてください。

    セットメニュー
    『おそばと天ぷら』や『おそばと丼』、立地や店舗規模によっては『刺身』や『寿司』などのセットメニューを作り、顧客満足度のUP・客単価UPにつなげましょう。

    限定メニュー
    旬の食材を使った季節限定メニューや、トレンドを取り入れた期間限定メニューを用意し、顧客を飽きさせない工夫をしましょう。

    テイクアウト・デリバリー
    テイクアウトやデリバリーは売上UPの材料となります。特にターゲットが周辺州民や周辺勤務者の場合は、デリバリー需要が大きい場合がありますので、顧客獲得が見込まれる場合は導入を検討してください。

    玉子焼きや唐揚げなどはテイクアウトメニューとしても展開しやすく、顧客の幅も広げることができます。
    また、蕎麦は乾麺などを、お土産や贈答用として店頭販売やネット販売することも可能です。
    乾麺は長期保存ができ、非常食や保存食としても利用できます。

    生麺の場合、保存はききませんが、お店でのクオリティをご家庭で感じたいというお客様もいらっしゃいます。 客単価のUPや新規顧客の獲得にもなりますのでご検討してみてはいかがでしょうか。

    価格

    300円程の立ち食い店から、1000円以上の専門店まで、販売価格には幅があります。
    1000円を超える価格で提供する店舗もありますが、1000円以上の値を付けて勝負できる店舗はほんの一部にすぎません。
    有名店の価格はだいたい800円前後、格安のチェーン店で500円前後、口コミサイトでの人気店での相場も800円前後です。

    価格設定のポイント1

    価格の設定は、「業態」の相場、「周辺エリア」の相場を元に決定

    「業態」の相場
    ご自身のお店の業態と立地・雰囲気・サービスなどが近い同業態の飲食店の相場を調査しましょう。

    「周辺エリア」の相場
    出店エリアでの周辺店舗やライバル店となりそうな店舗の数と質、量、サービス、価格帯、入店状況などをチェックしましょう。

    その上で、地域に受け入れられる価格を考える必要があります。

    価格設定のポイント2

    トータルの客単価から考える
    メニュー価格を決定する際は、単品価格と併せて、総額の客単価も検討する必要があります。
    トータルの客単価を考慮せず、メニュー単品の価格を決めていくだけでは、トータルの客単価がコンセプトから大きく外れてしまうこともあります。
    トータルの客単価が原価率30%前後なるように設定するのが理想的です。
    メニュー価格は『目玉商品』『利益がでやすい商品』の両面から考えます。

    お客様に喜んでもらえる原価率の高いメニューと、利益を生み出す原価率の低いメニュー、この両方の商品を組み合わせ、適切な原価率をはじき出しましょう。

    自店の看板商品にはこだわりを持ち、競合店との差をつけたいところです。

    しかし、粗利率の高いメニューへの注文が予想以上に集中してしまい、トータル原価率が40%に近くなってしまうと経営を圧迫し、立ち行かなくなってしまう可能性もあります。安易に原価率を下げると、蕎麦の質の低下へとつながりお客様離れを招きかねません。

    原価率を高く設定した場合は、原価率を抑えた他のメニューを一緒に注文してもらえるような仕組みやメニュー構成を考え、トータルの原価率を30%程にできるようにしましょう。

    価格設定のポイント3

    価格はそろえてわかりやすく
    商品価格がバラバラで統一感がない場合、お客様は選ぶのに悩んで時間がかかってしまいます。悩むほどに注文点数は下がる傾向にあるといわれています。
    『シンプルにわかりやすく』を念頭に、価格をそろえたり、下2ケタを統一したりと見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。

    ※端数価格効果の利用

    端数価格効果とは消費者心理に基づいた価格設定で、末尾を『8』に揃えるテクニックです。
    90円と88円、1000円と980円など末尾を『8』にすると、価格差以上に安いイメージを持ってもらう心理的効果があります。

    まとめ

    いかがでしょうか。うどんと蕎麦のメニュー作りについてまとめてみました。是非ヒントを参考に売れて儲かるメニューを開発してください。

  • 焼肉屋オーナー必見!焼肉屋開業時のお客様から求められる 定番メニューの作り方と準備

    焼肉屋オーナー必見!焼肉屋開業時のお客様から求められる 定番メニューの作り方と準備

    焼肉屋開業の準備で立地、内装、厨房、人材そして忘れてはいけないのがお客様に提供するメニューです。お客様にとって提供される料理は営業する飲食店にとって一番重要ともいえます。ここでは『どうやってメニューを作ればいいの?』『メニュー作りって何から取り組めばいいの?』などの、メニュー作りの基本をなど、オーナーなら誰しもが悩むメニュー作りの問題を解決していきます。

    焼肉屋メニュー作りで大事なのはコンセプト!?

    開業時、オーナーなら誰しもが悩むメニュー。修行元のお店のメニューを真似してみたり、人気店の内容を勉強したり、インターネットで流行りの料理を取り入れてみたりする方は多いのではないでしょうか?その考えは間違えではありませんが、ターゲットや、年齢層、利用するお客様の立地や、シチュエーションなど考えたメニューにしないとリピーターになってくれるお客様は少ないかも・・・。ここではそんな再来店してくれるメニュー作りの基礎を教えていきます。

    【人気の記事】好調!焼肉業態に見る これからの飲食業界 6つの成功キーワード&成功事例
    ※ぐるなびの飲食店向けサイト「ぐるなび通信」へジャンプします。

    焼肉屋のターゲットは誰なのか??

    自店の料理を食べる人がどんな人なのかを把握する

    ターゲットによって用意するメニューが変わってきます。

    例えばターゲットは「30~40代の働く女性」、「子育て中の女性と幼児」、「男子大学生と食欲旺盛な男性」、など細かくターゲットを設定し行動傾向を調べることが重要です。調査をすることで、何を提供すべきか、どのようなサービスが必要か見えてきます。ここではその例を一部紹介します。

    ■女性向け

    今時女子は健康志向や美容を意識したものを選ぶ傾向があります。例えば有機野菜使用、野菜をたっぷり、コラーゲンたっぷり、グルテンフリーなどを意識した者を口にしています。また、ダイエットを意識している女性も多いことから、量は少なめにしてあげるとなお良いでしょう。インスタや、ツイッター、TikTokなどのSNSの投稿も多いので、彩りのよいおしゃれな盛り付けや食器、ニンニクや煙の臭いが残らないように心がけましょう。

    ■ファミリー向け

    広い客層に受け入れられる基準以上のおいしさのお店を選ばれることが多い。アレルギーなどに気を付けたメニューや、キャラクター模した料理などを作るなど来店されたお子さんが喜んでくれます。お子様ランチや、選んだ子供用のメニューなどでちょっとしたおもちゃをあげるなど、子供からあのお店にまた行きたいと言わせるメニュー作りが必要です。

    ■若い男性向け

    一般的に広い客層に選ばれるおいしさで、安価な料金設定のお店を選んでいる傾向があります。

    ボリューム満点、高カロリーメニュー、こってりとした味などおなかがいっぱいになり、味の濃いものをたくさん食べれるようなメニューを作りましょう。

    ■サラリーマン

    サラリーマンは会社帰りなどに立ち寄ることが考えられ、メニューの構成としては飲みながら食べられ、すぐ食べれるようなサイドメニューなど用意しているとよいでしょう。お小遣い制のサラリーマンも多いことから高単価なこだわったメニューを用意するとリピータが見込めなくなるので注意しましょう。

    立地によってメニューの内容が変わる??

    出店した立地によって提供するメニュー内容を検討する必要があります。悪い例でいうと、出店した立地が「子供の多い住宅立地」だとしましょう。しかし、大人向けの高いお酒が多い店や、激辛料理ばかり用意している店など、子供が食べれないものばかりのお店に親は連れて行かないように、立地によって求められるニーズも変わってきます。

    「子供の多い住宅立地」であれば子供が楽しめるメニューを取り入れたり、お子様ランチなどのメニューを用意する。「若者が集まる立地」であればトレンドを取り入れた料理や、SNS映えするメニューなどを取り入れる。「人が住んでいないオフィス立地」であれば、サラリーマンや、OLがランチ時、会社終わりに利用できるメニューにしていくことが重要です。

    ■駅前・繁華街などのお店

    個性、インパクトのある強い美味しさとボリューム感をだし、回転率を上げる。「おすすめ商品」など、注文メニューの種類を集中させて効率を上げるデザートなどを提供する。滞在時間が長くなるメニューや、回転率を上げたい営業時間帯には提供を控える。夜の飲み客も期待できる場合は、お酒の品揃えを増やす

    ■ロードサイドなどの郊外店

    広い客層に受け入れられる美味しさのメニュー作りを行う。品数を多めにし、幅広い客層を取り入れ、サイドメニューやデザート類で、客単価UPを狙う。

    お客様の使用するシチュエーションでも内容が変わる??

    来店されるお客様にはいろんなシチュエーションで来店される方がいます。例えば誕生日のお祝いで利用するお客様ならケーキを用意したり、バースデイプレートなどをデザート時に出してあげる。また、誕生日コースなどサービスに基づいたメニュー作成をしてみましょう。

    ママ友の集まりなら子供と来店して食事をすることも多いので、子供向けのメニューを用意したり、デザートの種類を多くメニューに入れておくなど、会社帰りや、デートなどのシチュエーションに対応しメニューを用意しておくことも重要です。

    焼肉屋での定番メニューの作り方と重要なポイント

    開業前にメニューの内容を作っていくときに「あれ?他に何が必要なんだろう?」「このメニューの内容であっているのかな?」と感じたことはありませんか?メニュー作りをしていく上で基本の構成というものがあります。こちらではメニュー作りの構成や、ポイント、注意点を紹介していきます。

    基本的な焼肉メニューの構成

    メインメニュー

    お肉によってパフォーマンスを取り入れたメニュー作りや、タレの種類を数種類用意したり、おすすめの食べ方を記載するなどお客様に新たなお肉の魅力や、美味しさを発見してもらいましょう。

    ■メニュー作り

    高価な希少部位やホルモンなど、多様な肉の種類、タレ食べ方を変える。肉の種類を増やすことも大事ですが、『低カロリーの部位』や『高タンパク』、など狙ったターゲット層に響く品揃えが必要です。

    一人前の量は男性の場合、肉だけを食べる場合は400~500g程度、女性の場合は300~400g程度の量が目安です。焼肉は複数人で来店されることが多く、みんなでシェアしたり、様々な種類の肉を頼んだりと、複数の皿を食べることをがあります。一人前(一皿)の量は80g~100g程度に設定していくようにしましょう。

    ■メインメニューの例

    目玉商品
    例:熟成肉や希少部位などの高額メニュー
    日本では「柔らかさ」、「脂の質」、「臭み」が重要視される傾向中で、国産牛の人気は高く、A5ランクなど上位ランクの肉やカイノミやミスジなどの希少部位を求めて来店されるお客様も数多くいらっしゃいます。

    牛肉
    例:国産牛、カルビ、タン、ロース、ハラミなど

    豚肉・鶏肉
    例:トントロ、豚カルビ、鶏カルビ、ソーセージ 味噌や塩だれから選べる

    ホルモン
    例:牛ホルモン、牛レバー

    海鮮
    例:海老、イカ、ホタテなど

    野菜
    例:ピーマン、しいたけ、エリンギ、玉ねぎ、にんにく、じゃがバター、きのこバター、野菜盛り合わせなど

    セット
    3人前や6人前など数種類の肉がセットになっているものも用意しましょう。お客様の選ぶ時間の手間も省け、配膳の手間も削減でき、複数のお肉を食べたいお客様にはなくてはならないメニューとも言えます。

    サイドメニュー

    焼肉屋ではイチオシメニューを赤字覚悟で提供することもあり、そのような中で重要になってくるのがサイドメニューです。サイドメニューの役目全体の原価率をおさえる、幅広い客層の集客、顧客満足度を上げるなどのメリットがあります。

    また、サイドメニューを充実させることで、ほかの焼肉屋との差別化をしていくことができます。競合にはない自店だけの、人気メニューができることで安定して集客ができるようになります。

    サイドメニューの例
    おつまみ・スピードメニュー
    キムチ、チャンジャ、ナムル、枝豆、韓国のり

    刺し類
    ユッケ、馬刺しなど

    サラダ類
    店名の付いたオリジナルサラダ、サンチュ、シーザーサラダ、チョレギサラダ、ざく切りキャベツなど

    単品
    チヂミ、唐揚げ、ポテトフライ、ホイル焼き、など

    スープ・麺類
    チゲスープ、ユッケジャンスープ、コムタンスープ、テールスープ、ワカメスープ、卵スープなど

    麺類
    各スープを利用したラーメン、醤油ラーメン、味噌ラーメン、冷麺、トッピングなど

    ご飯類
    ごはん、ビビンパ、クッパ、おにぎり、卵かけごはん、丼物など

    キッズメニュー
    お子様セット、お子様ランチ、お子様ドリンクなど

    デザートメニュー

    女性と食事をすると、「甘いものは別腹」とよく言われますよね。女性はデザートを不思議と食べられちゃうものなのです。こういった機会に客単価UPのチャンスを狙いましょう。どの年代でも好かれるアイスクリームや、シャーベットは、用意も簡単でおすすめです。ただデザートは、独自のメニューを提供している店舗が多いで要注意。

    デザートの例
    アイス、シャーベット、プリン、パフェ、杏仁豆腐、ティラミス、ケーキなど

    ドリンクメニュー

    ドリンクは、粗利率が高いメニューです。原価率を下げるためにはドリンクを多く提供することが必須と言えますが、ドリンクの注文率を上げるためには工夫が必要です。例えばドリンクメニュー数を他社の数より多く取り扱う。「早割」や「ハッピーアワー」などのセットメニューを作る、他には自店だけのオリジナルドリンクの開発するなどで集客を見込めることもできます。

    時間帯でお客様の求めるものが変わる!

    来店するお客様でも時間帯によって求めてくるものが変わります。例えば昼食時には休憩が1時間で単価が安いものが出てくるランチメニューを作成する。ディナーメニューはボリューム満点のメニューや、お酒などがあうメニューを用意するとよいでしょう。

    あなたのお店は大丈夫??焼肉屋のメニューの価格設定と見直し方

    飲食店では、経営していく上で、「原価率は30%以下に抑える」べきだと言われることがあります。しかし、焼肉店の原価率は30~40%程と、他の外食産業に比べても高めの焼肉業態では、価格の設定が非常に重要です。ここでは価格設定のポイントを紹介していきます。

    誰もが悩む価格の設定方法

    価格の設定には様々な要素が含まれます。食材の原価率や、オーダーの取り方、出店したお店の立地、提供するサービスなどで提供される料理の雁が変わってくるのです。冒頭にも記載したコンセプトもとに提供する食材の原価率などのポイントを押さえることが重要です。

    価格設定の3つのポイント

    あなたのお店の価格の設定は、「業態」、「周辺エリア」の相場で決まる?

    あなたの「業態」の相場ってご存じですか?自店の業態と立地・雰囲気・サービス、客層などが近い同じような業態の競合の相場を調査してみましょう。

    また、「周辺エリア」は出店エリアでの周辺店舗やライバル店となりそうな競合の数と質、量、サービス、価格帯、入店状況、坪数などをチェックし、出店エリアに受け入れられる価格を考えていかなければなりません。

    客単価をもとに価格の設定をする

    メニュー価格を決定する際は、単品価格と併せて、総額の客単価からも算出するのが重要です。客単価を考慮せず、メニュー単品の価格を決めていっては、客単価がコンセプトから大きく外れてしまうなんてことも。基本要素として単価が原価率30%前後なるように設定するのが理想的と言われています。

    「目玉商品」「利益がでやすい商品」など考慮したうえでのメニュー価格の設定、来店されるお客様が来店しやすい原価率の高いメニュー、利益を出しやすい原価率の低いメニューを考えて価格の設定をしていきましょう。自店の利点やサービスを売りにメニュー構成を考え、トータルの原価率を30%程にできるようにしましょう。

    価格はそろえてわかりやすく

    提供する料理の価格がバラバラだと、お客様は料理を選ぶのに時間がかかってしまいます。悩む時間が長ければ長いほど注文点数は下がる傾向といわれてます。ここで重要なのが『シンプルにわかりやすく』ということ。一定の価格に揃えたり、端数は取り除いたり、揃えたりなど見やすくわかりやすい価格設定を心がけましょう。

    食材の仕入れ方であなたのお店の命運が分かれる!?

    焼肉屋では、提供する肉の良し悪しでお客様の来店数が変わったり、悪い肉を提供してしまうと悪い評判を流されて客足が減るなど仕入れる肉によって大きく作用します。しかし、食材を仕入れるといっても簡単なことではありません。良い肉を安く仕入れるためには、肉に関しての知識が必要です。ここでは肉の仕入れ方などのポイントを押さえていきます。

    肉に関する知識は焼肉屋には必須条件!

    焼肉屋に行ったときによく店員さんが肉に関する知識を教えてくれたり、部位の説明、食べ方などを教えてくれます。肉の部位名はもちろん、和牛の定義、食肉専用の4品種名、和牛の格付け、時期による旬の部位などの知識と共に、手切りの方法などの知識をつけ、マニュアル化をするなどの準備をしておきましょう。

    インターネットや書籍を使って学ぶ

    焼肉の知識について書かれた本やサイトは多数存在しています。今はインターネットでなんでも探すことのできる時代です。焼肉の知識に関した投稿などをチェックしてみましょう。また、図や写真が多く、わかりやすいものを1冊でも持っておくと何度も復習ができます。

    食肉センターに見学に行く

    食肉センターに行き勉強をするのも不可欠です。食肉の加工方法や肉の切り方など目で見て感じ、勉強することができます。ただし食肉センターで勉強したからと言って簡単に仕入れさせてもらえるわけではありません。熱意を持って通い続けましょう。

    牧場へ見学に行く

    飼育されている牛や、豚などを見ておくことも牛肉、豚肉の勉強や、知識になります。酪農家の方に良い牛の見分け方、その上質な肉になる秘訣、肉質の違いなどについて教えてもらうとメニューに記載する小ネタなどになるでしょう。

    焼肉屋を開業する上での仕入先の選び方

    焼肉屋で開業するうえで仕入先は必要不可欠。良い肉や、鮮度のいいものを定期的に仕入れなければ焼肉屋を経営していくことができません。ここではその仕入先の選び方や、調べ方などを紹介していきます。

    卸業者

    卸業者からの仕入れ方は、欲しい部位別に欲しい量だけ仕入が可能な卸業者がほとんどです。卸業者から仕入れるためには様々ありますが、その中でも代表的な3つの方法を紹介します。

    今まで付き合いのあった取引先に紹介してもらう

    修行していた焼肉店や精肉店のるながりや、知り合いに飲食店の方がいる場合には取引先を紹介してもらうのが一番良い方法でしょう。

    特に、希少な部位などに関しては流通量の少ないので、人脈が必要となるため、同業者や畜産業者とのつながりは大事にしましょう。

    インターネットで卸売業者を探す

    今では、インターネットで注文することができます。また、全国配送可能な精肉卸業者は多数存在しており、松坂牛や、飛騨牛、鹿児島黒豚などもインターネットで仕入れることができます。

    通常、取引量によって見積価格は変わりますが、少量の購入の場合は取引ができない業者もありますので注意しましょう。

    生産者から直接

    酪農家から直接契約を行って直接仕入れる方法などもあります。酪農家との間に様々な仲介業者が入らない為、仕入れコスト少なくいことがメリットです。しかし、欲しい部位だけを仕入れるということは難しく卸業者を通した法が楽という酪農家もいるので要注意。この他にも、食肉センターなどから仕入れる方法もあります。

    良い肉をお客様へ提供するための秘訣

    一定の味をお客様に提供し続けるのは難しいといわれています。取り扱う食材の保存状況や状態、従業員一人一人のカットの方法などで食材の味が変わってしまうこともあります。このようなことがないように安定して提供できるようにしなければいけません。

    カットの腕

    肉の仕入れは、少なくとも10~13キロ単位での仕入れが一般的です。肉はできるだけ塊で仕入れましょう。カットの仕方次第で、見た目や味も大きく変わります。そのため、カッティングには細心の注意をし、従業員にお店を任せる時にはマニュアル作成などの用意をしておきましょう。

    卸業者との信頼関係

    良質な肉を仕入れるためには、目利きも必要ですが、それ以上に卸業者との信頼関係を築くことが大切です。日頃からコミュニケーションを取って信頼関係を築いていれば、良質な肉を優先して卸してくれたり、希少部位の仕入れ情報や、お得な情報などもらえますので仕入先業者は大事にしていきましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?以上が、焼肉屋開業時のメニュー作成のポイントや、そのメリット、重要性などのまとめでした。このように焼肉屋開業時のメニュー作成で立地やターゲットによりメニュー設計や価格の設定方法が決まったりします。なかなか客単価が上がらないお店やリピーターなどが定着しないなどの悩みがある店舗は一度メニューから見直してみてはいかがでしょうか?

    あなたのお店にあったメニュー作りをしてみましょう。

    ▼テンポスではフランチャイズでの開業支援も行っております。まずはお気軽にご相談ください